CRMをキャストホイールにするために2001年の初冬にドック入りさせた。そのバイクに乗れない時間を有効に使ってしまおうということで、ボロボロだったメットを塗りなおしてみようという企みである。ネットを漁れば似たようなページは山ほどあるけれど、まぁ自己の記録とゆーことで。
実施日付 2001/12/02
まず日頃全く手入れしていない汚いメットを洗う。虫の死骸やタール、ピッチ、その他諸々を洗い流す。シールドなどの簡単に外せるモノは外す。元々貼ってあったステッカーなどもここで剥がす。お気に入りの七色リンゴシールも剥がさないといけないのは残念であったが仕方がない。念のため言っておくが最近このAppleステッカーは5年前に買ったMacintoshにオマケでついていたモノである。流行ってるから買った/貼ったのではない。とこんなトコくらいでしか言い訳できないのは悲しいがそもそも言い訳する事自体が恥ずかしいのである。流行ってようが流行っていまいが自分の好きなようにするだけである。今度はColdFusionのステッカーを探そう。と余談はさておいて、ここでキズなどの後の作業に影響を及ぼしそうな個所をチェキ。
塗装前の汚いメット
今回使用した塗料は缶スプレータイプの「マジョーラスプレーコンボ」というものであるが、これに限らず塗装する時には元々の塗装を完全に剥離出来ない場合であっても元の塗装の表面を粗くして塗装のノリを良くする作業は必要である。でないとすぐ剥がれたりしてしまう。お金や時間がたくさんあって、ホンキでやろうとするならば塗る色に合わせてこの表面処理をしっかりやった後でサーフェーサーを吹いたり、更に下地に別の色を塗ったりするのだが面倒なのと黒ベースのマジョーラなので省略。普通の塗装の場合はきちんとやれば結果は段違いなのは言うまでもない。
とにかく耐水ペーパーでこれでもかというくらい表面をペーパー掛けする。用意したのは300,600,800番だが結局使用したのは600番のみである。メットの表面にキズがあった場合はここでパテ埋めするか、表面が滑らかになるようにキズの周囲の塗装をなだらかになるようにして落とす。余り落としすぎるとメットの曲面がへこんでしまったりするので指で触って確認しながらやるとよい。削りすぎたらまたパテ埋めすればいいだけではあるのだが。
用意する品物の中で書いたサンディングブロックとは、サンドペーパーを立方体のスポンジに貼って作業を効率的に行う便利グッズであるが、なくても作業は問題なく行える。画像をよく見ると艶消しになっているのがお分かりだろうか。結構キレイになったからこのまま使おうと思ったくらいである。
表面をペーパー掛けした状態
マジョーラという塗料はベースとなる塗料(白
or 黒)の上にマジョーラ塗料自体を重ねて独特の色変化を起こす構造になっている。スプレーコンボの場合でも同様であり、ベースをまず塗る。これを塗らないとマジョーラに含有されるフレークが光を反射しないのでまったく意味がなくなってしまう。今回使用したアンドロメダという色は黒の下地である。一箇所にスプレーを止めず、手際よく塗っていく。一度に下地が見えなくなるまで塗る必要はないので、何度も重ねていくように薄く回数を重ねれば垂れずに塗れるはず。垂れてしまった場合は乾燥した後に再度ペーパー掛けを行って表面の凹凸を消した後に再度塗装すればよい。俺様と言えばお約束で垂れまくりなので今回の作業はここで中断となった。ここが表面をキレイにできる最後のチャンスなので慎重に。ちなみにマジョーラでもマッキンリーとかマッターホルンとかいうのは白ベースなので、今回のような白色のメットならペーパー掛けだけでいけそうだとは思ったが色の変化具合がおとなしめなので却下した。次回は一気にウレタンクリア塗装まで進む予定。
下地を塗った状態
CRMのキャスト化作業が長引いていたので使わないメットも放置したままでうっすら埃を被ってたが、CRM完成が間近になりやっと作業再開。ちなみに今日は2002/04/14である。ここまで来たら特に注意する点もないのだが、垂れないように素早く動かしながら数回に分けてマジョーラを塗装する。
マジョーラを塗った状態
勢いに乗ってウレタンクリアも同時に行う。ここで注意点。付属の説明書を読めばわかるのだが、ウレタンクリアは二液式である。いったん作業をはじめてしまうと24時間以内に塗料が硬化してしまうので再利用などできなくなるので注意。さらに、これまでと違ってこのウレタンクリアに関してはとにかく厚塗りする必要がある。下手にサッと吹き付けるだけでは艶がまったくでない。垂れてもいいくらいの心づもりでスプレーの移動速度を遅めにしてじっくり塗る。垂れてたカナと思ってもある程度は自己修復してくれるのであまり心配する必要はない。ガンガン塗ろう。余っても使いようがないのでひたすら吹き付ける。換気には注意。外でやってても溶剤で気持ち悪くなった…。
塗装の垂れと乾く前に転がして新聞紙にベッタリつけて見るも無残になった部分を誤魔化すためにステッカーを貼り付けて完成。
完成したメット
塗装もFRPパーツ作成も経験が全てである。最初の挑戦だったので残念なところも多々有ったが得るところも多かったので良しとする。元々寿命間近で捨てる予定だったメットなので練習には丁度良かった。次回はもう少しマシにできる自信もついた。今度からはメットは白か黒ソリッドになりそうだ。