横田<miskij>萬や 奈良


R309 天川



motorcycles紀行より編集:

奈良県最長の新河合トンネル(2.7km 事業費60億円)につながる新笠木トンネルの上に笠木トンネルがあり、 その上には峠をこす旧道があるという。

笠木トンネル北側(黒滝村)に旧道がつながっており、進入すると1km弱で未舗装になる。 ちょうどここが西吉野村との村境らしい。さらにタイヤ筋が伸びる山道をたどって1kmで小さな転回場になり、 そこから先は全く往来がなく廃道同然。上空を杉が蔽っており薄暗いためか草はほとんど生えてない。 この辺だけ、谷側のガードレールが朽ち果てて残っているのが少し無気味。
再度、南側をよく見たところ、旧・谷地埋め立て現場に気を取られるところの反対側に旧道がつながっていた。

旧道の入り口

どうやら天川村内の区間、数百mは廃棄された模様である。
笠木トンネルもなかった頃は、この山道を往来していたのだろうか。
そう思うと、冷蔵庫が廃棄されたりしている廃道とは哀れでもある。

ここに来るのが4,5年くらい早かったら通行は可能だったのかもしれない。

このすぐ近くに河合トンネルがあり、これは新河合トンネルよりもずっと高い標高にある。
合わせて4本のトンネルがこの山を貫いているわけだ。
なお、河合トンネルがなかった頃の旧道、というのは全く見あたらなかった。

おまけ:行者還林道 24km

R309は、村役場近くの交差点から2km (ミタライ峡)より先、R169までが元・行者還林道。
ミタライ峡のすぐ先に幅の狭い短いトンネルがあるのが不思議。 無謀な大型車の進入をあえて防いでいると解釈しよう。渓谷の断崖をぐにぐに登っていく。
峠の行者還トンネルには照明がない。西側は、行者還岳への登山者らのクルマがいっぱい。
また時として崩れたりするようで日中通行止めになることもある。8時半〜16時まで掛かるが、 2回の休憩の時間だけ通行できる。なお12月15日〜4月5日まで冬期閉鎖。

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