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大阪ハーモニーブラス(OHB)サマーコンサート2004



大阪ハーモニーブラス


オリンピック・ファンファーレとテーマ
(ジョン・ウィリアムズ作曲/ピーター・グレイアム編曲)

『ハリー・ポッターと賢者の石』より‘ヘドウィッグのテーマ’
(ジョン・ウィリアムズ作曲/アンドルー・ダンカン編曲)

ジス・イズ・マイ・ストーリー
(クリスター・ルンドヴィスト作曲)
コルネット独奏 上田悦世

ミュージカル『レ・ミゼラブル』より‘オン・マイ・オウン’
(クロード・ミシェル・ショーンバーグ作曲/ダーロル・バリー)
テナーホーン独奏 村上 綾

カートゥーン・ヒーローズ
(クラウス・ノーリーン作曲/フランク・ベルナールトス編曲)

アメイジング・グレイス
(伝承曲/ウリアム・ハイムズ編曲)

ブラジリア
(ロビン・デューハースト作曲)
トロンボーン独奏 清水新也

フォー・ユア・アイズ・オンリー
(ビル・コンティ作曲/ダーロル・バリー編曲)

忘れし夢
(ルロイ・アンダーソン作曲/ジォフリー・ブランド編曲)
フリューゲルホーン独奏 宮崎和也

スタートレック・ファーストコンタクト
(ジェリー・ゴールドスミス作曲/ダーロル・バリー編曲)



夏だ!サザンだ。 チューブだ。 OHBだ!

真夏の音楽シーンをリードする、大阪ハーモニーブラス・サマーコンサートの季節がやってきました!
(とか言って『サマコン』行ったのも久しぶりです。^^;)

今回の大阪府立健康科学センターは、ミステリちっくな場所でした。
いかにも行政が管理する建物っぽく、地味な外観で保健所に近い感じ。コンサートの案内はどこにもないし、入り口には「プール1回700円」とか「血圧測定」の張り紙が...。
ここで本当にやっているの?と半信半疑で扉を開くと、ロビーのオープンスペースの一角に椅子が並べられ、そこだけ妙に熱い雰囲気が漂ってます。時間ギリギリに来た訳でもないのに既に人でいっぱいで、空席は全くありませんでした。
な。。。なんなんだ。妙にアツイじゃないか。
と思いつつも立ち見は嫌なので、ここは大阪のオバチャンに徹することに。別の所から椅子をもらって適当に置き、勝手に座って鑑賞スペースをキープしました。


何曲かやって、20分休憩(これがお約束)して、何曲かやって、おわり。
これがブラスバンドのコンサートというものだ、と刷り込まれていたじぶんにとって、この日のスタイルは斬新でした。
指揮者の軽いトークを挟みながらも、曲、曲、曲。のオンパレード。休憩なしで最後までぶっち切りです。
じぶんがまだコルネットを吹いていなかった頃、20分の休憩時間が手持ちぶさたで、嫌で、「早く次やってくれないかなぁ〜。」と思ったものですが、今ならその必要性は十分理解出来ますし、よくある「楽器紹介」のコーナーは実は奏者の唇回復のためにあるモノだと確信出来ます。
ところが今日は、休憩なしで、曲、曲、曲。
プレイヤーの端くれとしては「スタミナが〜。すごいな〜。」と余計な心配までしてしまいますが、聴衆の立場だけで言うと、これって最高☆聴くモンにとってはスペシャルHAPPY♪な時間を過ごすことが出来ました。


選曲は夏っぽい軽めティストで統一されていて、耳に心地よかったです。
コテコテな曲(暑苦しい曲?)はありませんでした。
公共施設のロビーなせいか、今回はソロ曲が多い目になっていたのも特徴のようです。
どのソリストも、指揮者からプレッシャートーク(笑)の洗礼を浴びせられての登場でしたが動じる様もなく、むしろプレッシャーを楽しんでいるかのよう。この余裕が見ていて気持ちいい。
テナーホーンやフリューゲルホーンはしっとり唄い込み系、コルネットとトロンボーンは夏だ☆サマーだ☆ノリノリ系のかっこいい曲。と、変化があって良かったです。
一番楽しみにしていたのはコルネットソロで、注目のシーンでした。
ビート溢れるノリのいい曲で、ソロコルネット奏者は女性なのですけど、とにかくめちゃくちゃカッコイイ!
あと、OHBはソプラノCorが美味しい。*^^* このプレイヤーの魅力は一度生で聴かないと絶対わからないでしょう。ちなみにソプラノ奏者も女性で、OHBには元気な女性コルネッターが多く魅力タップリなのです

それにしても、音楽ホールではない場所での演奏会って、なんだかそれだけで愉快ですね。
今回は壁側面に「心臓カテーテル検査云々…」のチラシや、心臓模型のイラスト、他にも健康・検査関連のチラシがペタペタ。どうもそれらが気になって仕方ありません。

だって、「心筋梗塞」とブラスバンド。 あまりにシュールです!

ドラムやベースのビートに合わせて、心臓のイラストが鼓動を打ち始めるのじゃないかしら?と思えるくらい、不思議な取り合わせ。
お世辞に広いと言えないスペースで、鈴なりのお客さんと、アツイ演奏。
ステージがないから演奏者の姿もほとんど見えないし、なんかよくわからないんだけど、メチャクチャ楽しい!!
健康っていいな。健康じゃなくても人生は楽しいんだけど、健康ならば尚楽しいな。
楽器を演奏する楽しみを享受すること。これは健康ならではの特権なんだよな。大事にしなくちゃ。と、ホロっと考えさせられたりもしました。


これだけソリストが登場しているというのに、今日はユーフォのお兄さんはやらないんだなぁ…と思っていたら、アンコールでしっかりやってくれました。しかも、オーストラリアのブラスバンドコンテストに出場した時、誰か(?)からもらってきた本邦初演の貴重なユーフォソロ曲だそうです。「すわっ、難しい曲か?!」と身構えてしまったのですが、初めてでも心地よさを感じられるいい雰囲気のでした。今までこのお兄さんのソロは何度も聴きましたけれど、こういう系統(ライトな系統とでもいうのでしょうか?)のは初めてだったので興味深かったです。年輪を重ねたプレイヤーだからこそ出せる味、『大人の夏』気分満載でした。

もう一曲、何かインパクトの強いやつでアンコールを締めてくれるだろうと期待してましたが、期待以上に「威風堂々」をやってくれました。カットしていない全部のやつです。すごすぎる〜〜〜〜。
休みなしで吹き続けて、最後の最後でこれか〜〜〜〜というインパクトが強烈です。しかもアンコールでよくありがちな浮ついた演奏じゃなく、しっかり、どっしり。「今日はライトテイストで楽しんでもらいましたが、これがブリティッシュの神髄です♪」というメッセージも込められていたかな?なんて想像しました。


健康を保つ秘訣は、栄養・休養・運動・そして音楽!
("お酒"と"異性"もアリと思いますが、これは過ぎると寿命を縮めてしまうのでアブナイ(笑))
健康科学センターで心も体もすっかり健康になり、今とてもヘルシーです。血がサラサラになった気分です。
今度来る時は、開演前と終演後に血圧測定して比較してみようかしら(笑)。