♪前のページに戻ります

         
大津シンフォニックバンド第40回定期演奏会

2000年5月14日(日)14:00〜
大津市民会館大ホール


-+*+-+*+- 第一部 -+*+-+*+-

アパラチアン序曲(J.バーンズ)
序曲「バラの謝肉祭」(J.オヂバドーティ)
海の歌(R.ミッチェル)
栄光のすべてに(J.スウェアリンジェン)
プロヴェナンス(R.W.スミス)
吹奏楽の為の序曲〜本年度吹奏楽コンクール課題曲〜(坂田雅弘)

指揮:森島 洋一

-+*+-+*+- 第二部 -+*+-+*+-

パガニーニの主題による幻想変奏曲(J.バーンズ)

指揮:中嶋 民男

バレエ音楽「白鳥の湖」作品20より(P.I.チャイコフスキー)

指揮:礒田 博


演奏会放浪…と言ってもわたしが行けるのは、せいぜい大阪と兵庫県くらいだよな〜と思っていたのですが、今回はついに滋賀県まで遠征してしまいました。 昨年度の全日本吹奏楽コンクール、一般の部で栄えある金賞を受賞された、たいへん演奏水準の高い吹奏楽団の演奏会。ぜひ一度聴いてみたいと思っていました。

それにしても土地勘の全くない滋賀県。あらかじめ会場をしっかり確認していなかったため、迷ってしまいました。(^^;ウロウロ歩いているうちに、琵琶湖遊覧船の乗り場 の前に出てきてしまい、大きな湖を見ていると「わーなんか、たまには旅行気分でいいな〜♪」と、気分はすっかり観光。でもお船に乗りたい気持ちをグっとこらえて(笑)、会場を 探すのに必死でした。
15分前ほどにホールに入ったのですが、もうすでに満席に近い状態で、この吹奏楽団の人気・期待の高さをうかがい知ることが出来ます。なんとか前の方の席を確保して開演時間を待ちました。

第一部は50名ほどの人数で、スクールバンドがよく演奏する曲目を中心にプログラムが組まれていました。こういうスタイルにした理由はフルメンバー(80人くらいはいるのかな?)で大曲ばかりをやっていると、 同じ吹奏楽とはいえ、中高生にとっては遠い存在に感じてしまうからなのだそうです。普段じぶんたちが演奏しているのと似た編成で身近な曲を聴いてもらいたい、という先生からのメッセージが一部の演出には込められていました。
「バラの謝肉祭」といえば、C編成…それもあまりトレーニングされていない中学生が、コンクールで必死に吹いているというイメージの曲なのですが(スミマセン^^;)、最初のハーモニーのピッチからきちんと計算して 演奏している、という裏話も聞かせてもらいました。曲と曲との合間の先生のお話が勉強になって、とてもおもしろかったです。

第二部はフルメンバーが登場して、ご自慢のOSBサウンドを充分に堪能させてもらえました。
この日一番よかった!と思ったのが「パガニーニの主題による幻想変奏曲」です。本当にこれはよかった、感動モノでした。「どの部分が?」と言われると書くのに困るのですが、感情移入が出来たって感じかなぁ…。誰が何と言っても今日のわたしからのオススメは、これ!!
で、わたしの隣の席に50才半ばと思われるおじさんが一人で聴いていたのですが、このおじさん、聴かせ所が来ると身を乗り出して目が光っているし、 わたしが心の中で唸っているのと同じ場所で「うぅ〜〜ん!!( ̄^ ̄;)」と声に出して唸るんです。知っている人が出ているのか、それともこの吹奏楽団の熱烈ファンなのかは知りませんが、他人と同じ部分で感動している事を 確かめられて、なんか嬉しくおもしろかったです。
最後の曲「白鳥の湖」は、さすが…と思わせる盛り上げ方がよかったし、ソロ・ソリも美しく決まっていました。木管がとてもきれいな音色で堪能することが出来ました。
全体的な印象として、音楽的に高度な世界を追求していて、アマチュア的な妥協を許さない練習熱心なバンドだなぁと思うことが出来ました。ひとつだけ残念に思えたことは、演奏中のアクシデントです。 練習通り完璧に出来なければいけない、という意味ではなく、「今のはじぶんたちの最高の演奏ではない」ということを、お客さんに気付かせないでいて欲しいな…ということを個人的に感じました。 演奏が素晴らしかっただけに、もったいなく感じた部分です。

それにしても上手かったです。「さすがだな…」この一言です。 今年の吹奏楽コンクールでは、ぜひ3年連続金賞の栄冠をつかんでいただきたいと思いますし、それだけの実力を十分に備えている素晴らしい吹奏楽団でした。これからの活躍を見守ってゆきたいと思います。