♪前のページに戻ります

プログラム♪出演された方々の紹介♪

一年前はお名前も存在も全く知らない方だった、岡本篤彦先生。
今やすっかり熱狂的ファンです。
個人的な事情でこのリサイタルの前後に激しく体調を崩していたのですが、ソロリサイタルはどうしても聴きたかった。 だから、このリサイタルの直前にあった外国のブラスバンドとのジョイントコンサートはあえて行かず、この日のために体力を温存させていたほどです。

岡本篤彦先生との出会いは、大阪ハーモニーブラス(以下、"OHB")のデビューコンサートでした。さっそうと指揮をする姿がかっこいいなぁ☆と思ったのと、 音楽を引きたてる楽しいおしゃべりに引き込まれてしまいました。「初めて見る人・初めて聞いた名前だけどなんて楽しい人なんだろう。絶対また見に来よう!」 と"再会"を堅く心に誓いました。

次にお会いしたのは、やはりOHBが千里中央のとあるお店の前で、野外演奏された時です。
やっぱりこの日もノリノリで楽しませてくれました。日曜日の午後、晴れ渡った秋空に響くブラスサウンドはとても素敵だったことをよく覚えています。 そしてこの時、初めて(先生が吹く)コルネットの演奏も聴くことが出来ました。ブラスバンドをバックに、超人的なパッセージをいとも軽々と吹いている。
「すごいよー!!」
「もっと、もっと聴きたい!」と心から思いました。

わたしはバンド形態の音楽がすき。
吹奏楽やブラスバンドなど、"合奏"を聴くのがすきです。
だから、個人のソロリサイタルに足を運んだのは今回が初めてです。
岡本先生は、「この人の演奏を、もっとじっくり聴いてみたいな!」と思った初めての人でした。
プログラムの中で一番印象が強かったのは、「アルバム・ブラット」です。
とてもしっとりした柔らかい雰囲気の曲で、初めて聴いたのに初めての気がしないのが不思議でしたけど、 それ以上に先生が吹くコルネットの音色は刺激的でした。

コルネットとはどういう音が出る楽器なのか

わかっていたつもりでいたけれど、本当は全然わかってなかったな!と、自覚しました。
ブラスバンド聴きに行って、CDも何枚か買った。コルネットの音ってこんな感じだな。
すっかりわかったつもりでいました。
でも、わたしが今まで聴いていたのは「バンドの音」だったのですね。 "合奏"が好きだから、例えコルネットのソロ曲があってもどうしても"合奏"として聴いてしまうのです。 だから、「この楽器の音は?」など考えながら聴いた事がなかったのです。

トランペットより柔らかい音のする楽器

コルネットを説明する時の常套句です。わたしも人にはそう説明します。
今回しみじみ思ったのは、トランペットとコルネットは形はよく似ているけれど全く違う楽器だな!と確信したこと。
ピアノの音と絡み合うコルネットの音を聴いていると、わたし自身が今までトランペットとコルネットを混同させていた部分があることを恥ずかしく思われます。
言葉では上手く説明出来ないけど、「コルネットの音ってこうなんだ!」と、一瞬のうちに理解することが出来ました。 それがわかった事がとても嬉しかったし、わたしはますますコルネットという楽器がすきになることが出来ました。

二部はOHBとの夢の共演が楽しかったです。
いつもは先生が指揮をしているバンドですから、呼吸もピッタリで楽しいステージでした。 「白銀の月よ」がよかったです。
この曲の冒頭はテナーホーン、バリトンホーン、ユーフォニウムで始まりましたが、パイプオルガンのような繊細な響きに驚きです。
金管バンドって使う楽器の種類少ないから、音色のバリエーション少なくてつまんないんじゃない?
みんなで吹くとガチャガチャうるさいだけかも…。
失礼ながら、昔持っていったブラスバンドに対してのイメージです。σ(^-^;;(ごめんなさい・・・)
もちろん今は「それは違う!」というのがよくわかります。 その理由は、時には鋭い響きがあっても、やさしく柔らかい繊細な面もしっかりと備わっているからで、ただやかましく鳴っているだけの合奏形態ならば、 ここまで心底すきになって、何度も演奏会に行く気持ちにはなれなかったでしょう。 この「白銀の月よ」は美しい演奏でとてもよかったです。

初めて出かけた個人リサイタル。
想像以上にいっぱい楽しめた!!というのが感想です。一部でじっくりコルネットの音色を堪能して、二部では大好きなブラスバンドも楽しめる。まさしく一粒で二度おいしいリサイタルでした。
最後に「次にお会い出来る時には、もっと練習してさらにパワーアップした"岡本"をお見せ出来るようにがんばります。」とおっしゃっていたのが印象的でした。 あれだけ上手くてさらに「努力」。高い演奏技術は決して魔法じゃないんだよなぁ〜・・・ということを教えられた気分です。

後日談ですがその後OHBのサマーコンサートに出かけた時、コルネットソロを吹いていた方の音色が岡本先生と全く同じだったのには驚きました。
以前は"合奏"を聴いて楽しんでいたけれど、楽器の音を考えながらバンドを聴けるようになったのは大きな収穫です。
楽器を吹くための技術は"魔法"で身につけることは出来ないけれど、聴いている人に"魔法"をかけることは出来ます。
わたしは去年の秋からずっと、ブラスバンドな"魔法"をかけられているのでしょう。