
|
|
|||
**Cornet Solo 瀬野康二さん |
|||
|
*"*Flugel Solo 松本誠次さん *"*BassTrombone Solo 川口 篤さん |
|||
HBBの定期演奏会に出かけるのもこれで3回めになりました。電車が阪急曽根駅のホームに到着する寸前、ふと会場の方に目をやってみると、ホール前にやけに長い行列が出来ているのにビックリ!「アレ何?」と目をこらしてみると、人があふれ返っていて警備員もついているのが遠くからでもハッキリとわかるほどです。 つ・つ・ついに!HBBが大ブレイクしたか?!☆と嬉しさが込み上げる反面、「早めに来たのに、わたしの席がないんちゃう?(^^;」と焦ってしまいます。ダイエーでジュースでも飲もうと思っていたですがやめて、あわててかけつけてみると大行列は隣接する市民会館の方へと流れていってました。警備員に聞いてみた所チャリティミュージカルのような催しがあるそうな。目的のアクア文化ホールの方は落ち着いていたので、「立ち見は免れそう」とホッと胸をなでおろしました。 立ち見は免れましたが、こちらのホールにもたくさんのお客さんが詰めかけていました。 この日の大阪は雨降りで、しかも湿気が多く蒸し暑い天候。 巷はワールドカップの3位決定戦で、しかも共催国の韓国VS日本を下した因縁のトルコ というゴールドカード。クーラーのきいたお部屋で「テーハンミングッツ☆チャチャッチャチャ」と、日本中が中継に熱中しそうなものか?と思うのですが、ところがどうして、どうして。たくさんのブラスファンが豊中に集結していました。 それにしても、HBBのコンサートっていつも客層がバラエティ豊かです。 *小学生。 *小学校の先生っぽい人。 *中高生。 *「ブラスバンド聴くのは今日が初めて…寝ちゃわないかしら?」と心配しているおばちゃん。 *そのおばちゃんに「大丈夫、こういうのはきっとウルサイだろうから寝てられないよー。」と解説してるおじちゃん。 *ブラスにはちょっとコダワリありますよ♪という雰囲気がみなぎっている若者。 *そして、わたしのようなビューティフルなレディ (^o^;;;☆\(−_−;ベキ☆バキ ホンキで書いてないちゅーにー HBBというのは、阪急(H)百貨店ブラス(B)バンド(B)の略で、今は諸般のご事情から「阪急」を前面に出してはいらっしゃらないようですが、中身は変わらず『阪急のブラスバンド』です。 吹奏楽団を含む阪急バンドの特徴として、指揮は必ず内部の方がされているという事を第一にあげられるでしょう。 鈴木竹男先生を始めとする素晴らしいコンダクターが阪急にはたくさんいらっしゃいますが、全て内部の方と思われます。だからこそ家族的で温かみのあるサウンドを創ることが出来るのでしょうし、そこの部分にわたしを含めた根強い「阪急ファン」がギッチリついている理由だと思います。他団体では簡単に真似することが出来ないあの味は、ここから出ているはずなのです。 HBBの歴代指揮者を振り返ってみましょう。 これら歴代指揮者の方達は、みなさん内部の方でいらっしゃいます。 指揮者が変わりながらも、着実に成長を遂げてきたHBB。 今回は結成5周年を記念して、日本のブラスバンド界の神様とも言える、かの岡本篤彦先生をゲスト指揮にお迎えするとのこと。その事を知った時、次回はさぞかし素晴らしい演奏会になることだろうと確信し、絶対聞き逃せないな!と思ったと同時に、外部の人が『阪急』を指揮する事で、今までHBBに感じていた魅力が薄くなってしまうのではないだろうか?という一抹の不安もあったことを正直に記しておきたいと思います。 しかし、そんな不安は一曲めの「マーキュリー」を聴いた瞬間、杞憂に終わった事を悟りました。 これは大変重たい演奏でした。 「重たい」というのは重苦しい・悪い意味での「重い」じゃなくて、ズッシリとした重量感、厚みのあるという意味で。 ここぞ!という場面で浮き出るように響いてくるソプラノコルネットの精彩のある音が最高です。この一曲、しかも冒頭を聴いただけで、「今日のコンサートはすばらしい!大成功に終わる」というシナリオが見えてしまいました。 吹奏楽コンクールで課題曲の頭の一発、「パーン☆」を聴いただけで「金賞」!「代表」!とわかってしまう、あの感覚に似ていると思います。(相変わらず無粋な例えやね。。。他にもっと上手く言えんかい。。。<じぶん(^o^;ゞ) 続く「サマーナイト」はいかにも涼しげなムードが、今の季節に嬉しい一曲。 3拍子のやさしい雰囲気がバンドのカラーにもよく似合ってます。コルネットのベルトーンが美しく、音で表現するガラス細工のよう。ここの部分は特にウットリと聴かせてもらいました。知らない曲ではありましたが、今回の演奏会で曲的には一番よかったと思いました。 「シャリバリ」は個人的に大変楽しみにしていたコルネットソロです。いろんな要素の音楽が混じっていて結構長めの大曲でした。ソリストはこのバンドの"プリンシパル"という、TOPの座に就いている方でしたが、前に出て来た時の目を見た瞬間、この方が"プリンシパル"な理由が納得出来る気がしました。 なんというか…、こういう熱い目をして楽器を吹く人を久しぶりに見たって感じなんです。 結構長い曲だったのに、最後まで前へ・前へ!という積極的な姿勢が崩れなくて、強い気持ちで吹いている事が伝わってくる所が素晴らしいなぁと思いました。音楽に限らず、人前で何かを表現しようとする時の姿勢を教えられる思いです。 最近ではじぶん自身でも楽器を吹くようになって、繰り返し先生に注意されても出来ない部分は大体決まってきています。この方はそれらの全てがキチンと出来ていました。「だからTOPになれるんだよ。」と言ってしまえばそれまでなのですが、単純に「わーすごいよー、かっこいいよー。」です。 大変学ぶべき部分の多いソリストでした。 1部ラストには「ケルトの叫び」。 前にブリーズブラスバンドで聴いたことあったはずなんだけど、正直言ってほとんど覚えてないです...。(^^; いや、「なんか長いなー」と思ったくらいは記憶にあるかな....。(^^; 今日は飽きずに、最後までしっかり楽しんで聴けました。たぶん曲の背景みたいなのが、その後の人生体験で(^^;わたしも少し理解出来るようになっているからだと思うのです。 「アイリッシュダンス」。土着的な匂いの強いアクの強い音楽って感じ。 ドラム・パーカッションパートがそこの所の味付けに重要な位置を占めていて、いい味作りに大活躍されていました。時々ソロで登場するソプラノコルネットがやっぱりいいです。 このソプラノのお兄さん、気分は「今夜は最高!」。ノーミスでビシバシ決まっていてとても気持ちいいです。音もきれいだし、自信があるせいでしょう、態度が堂々としていてかっこよかったです。 |
2部に入って「10番街の殺人」。タイトルだけ見ると「殺人?」んんんっ?さわやか阪急が殺人だなんてイヤ〜!という感じですが、ミュージカル音楽らしくて、楽しいメロディーがふんだんに散りばめられている華やかな一品で満足しました。タイトルと曲の内容が一致しない点では「大仏と鹿」級のインパクトがあったです。 「ミスティ」はさすがにわたしでも知っているスタンダードジャズ。 フリューゲラーせいやん(←岡本先生が何度もイントネーション変えながらせいやん、せいやんを繰り返してたので客席の小学生も本名を覚えられなくても"せいやん"は覚えて帰ったことでしょう) 後半にさしかかった場面で、フリューゲラーせいやんをフューチャーしてくるあたり 「お客さま、ここらあたりで全員堕ちていただきます。」 という意図的な作戦、"口説き"を感じてしまいました(笑)。甘くてムーディーな音色・・・・あれを聴いたら普通誰でも堕ちるやろって感じの大変美味しい役どころでした。 「ナイルの守り」を聴かせていただくのは2回目です。 忘れもしない、会社の講堂みたいな所で初めてHBBを知ったあの時にもやっていました。もう一度演奏してくれたのが嬉しかった。 このマーチ一曲比べただけでも、あの頃と今のサウンドでは充実度が全然違うの点がハッキリとわかります。 演奏が変化したのはもちろんのこと、わたし自身も変わったのですよっ。(・_・)/キッパリ あの当時、「ナイルの守り」は「懐かしい!」という気持ちだけでしか聴くことが出来ませんでした。今はそれなりに頭でイメージしたブラスバンドの音を求めようとしています。 じゃ、みどりんがイメージしてるブラスの音ってどんなのさ?って聞かれても、それはまだ上手く答えられないです。ただ、今までブラスを聴きつづけてきた中で心地よく思ったサウンドやら、持っているCDで「いいな」っと思った部分、それらを全部合わせて同じ数で割ったような音。それがわたしの心の中での「ブラスバンドの音」の理想形になっていました。 例えば「ナイルの守り」だったら、この後すごいppになって、レースのようなビブラートをかけたソプラノコルネットが鈴の音にように歌うはず・・・・・と思っていたら、まさしくその通りの演奏になったのには心底驚きました。思っていたイメージと実際の演奏がその通りになった瞬間の嬉しさって、すごく感動するものなんですねぇ。こんな体験初めてかも。わたし自身、いつもそこまで考えて聴いてなかったのですよね(^^;オハズカシイ。いつもの"阪急マーチ"とは違っていたけど、本格的なブラスバンドのマーチってこういうのなんだな、きっと。って思えました。 「ウェイダウンブルース」は、またまたジャズっぽいムードで攻めてきましたが、先ほどのせいやんがムード派としたら、こちらのバストロンボーンのソリストは、理知的な雰囲気でちょっとクール。余裕タップリで、演奏後の感想を求められて「気持ちいい」っておっしゃっていたけれど、聴いている方も気持ちよかった(^^)。 そして本日のメインディッシュ「運命の力」。 この演奏があの日、客席の涙を誘っていた理由は、ものすごく制御がきいている演奏だったからじゃないのかなーって思います。『制御』というのは無理に押さえ込むとか、抑えるとか、そういうんじゃなくて...。 なんというのかな、完璧な「運命の力」を表現するために、あえてじぶんを殺す。最後の曲で気持ち的に熱くなりたい所だけど、わざとそうはしない。歌劇を演じるオペラ役者のように、最後の最後までソレになりきって演じ切っていた所が素晴らしかったです。アマチュアのコンサートでよくありがちな、最後の曲で〜す♪ってノリで押しているだけの演奏とは全く違っていました。 だから、最後に自然にあれだけの拍手がわき上がって来たのだと思います。今、心の中で思い出してみて...やっぱりあの「運命の力」は本当にすごかった。出来ることならもう一度聴きたい!と強く思うほどです。 「途中で寝ちゃわないかしら?」とあんなに心配していたおばちゃんも、しっかり起きてるv(^^)。みんな笑顔で拍手!拍手!拍手! 今までのHBBの魅力は充分キープしつつ、かつ、神様・岡本先生の指導を受けて、ブラスバンドとして一流の表現方法を身につけられたことをアピールした、記念すべき5周年の演奏会だったなと感じました。 最後にひとつ、これだけは声を大にして言わせてください! |

| わたしはいつも、ここ、じぶんのHPで演奏会の感想などを好き勝手書いています。 じぶん以外のアクセスがほとんどない頃、 BBSに吹奏楽の話題が全くなかった頃、 誰も見てないならかえって気が楽だ、と、本当に好き放題やってきました。 個人の楽しみだけで持っている場所ですから、お世辞の類は一切ナシ。 思ったことだけ正直に書いてきました。 だって、知らない人にお世辞言ってみたって何かもらえる訳じゃないもんね(笑)。 月日は流れここもだいぶ変わりました。 演奏された方の"視線"があることを、ハッキリ意識して作らなくてはいけない時があります。 まさしく今回もそう。 ご関係の方が見ているとわかっているから、NETでおともだちになった人が見ているから、例え良くなくても、そうは正直に書けないだろうと思われる方もいらっしゃるかも知れません。 でも、誰が見てようが、見てまいが、変えたくないって思ってます。 "視線"を意識して前と変えた部分は、ソリストのお名前に"さん"をつけたことくらいかな。 すばらしい所は惜しみなくすばらしいと書きたいし、 ヘンテコリンな表現があったら、個人の感想なのでごめんなさいって感じです。^人^; HBBさんのためではなく、わたしの思い出を記すためにこのページを作りました。 * みどり * |