1999年 11月5日(金) アルカイックホール
ステージ.1 |
| ★ DYNAMICA (J.バン=デル=ロースト作曲) ★ 吹奏楽のための第一組曲 (G.ホルスト作曲) …指揮 秦 和夫氏 ★ マーチ・グリーン・フォレスト (内藤淳一作曲) ★ 組曲第3番「劇的風景」マクベス終幕の情景 (J.マスネ作曲) …指揮 鈴木 竹男氏(and ステージ.3) |
ステージ.2 |
| ★ミュージカル・スコープ・パートU 〜 タカラヅカ・フォーエバー 〜 【特別出演】阪急商業学園 ウインドバンド …指揮 川口 尚氏 |
ステージ.3 |
| ★ マーチアルバム (会場のお客様からのリクエストにより、★アメリカ ★ヨーロッパ ★サーカスマーチ のジャンルより、それぞれ最高票を集めた曲を演奏) ★ 20世紀FOXファンファーレ ★ コーラスラインスペクタキュラー (M.ハムリッシュ作曲) ★ スターウォーズ (J.ウィリアムス作曲) |
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前回このコーナーで紹介させていただきました、HANKYU BRASS BAND と同じく、阪急百貨店の社員さんで構成されている、職場吹奏楽団のコンサートへ行ってきました。 1960年に結成された伝統のある吹奏楽団で、吹奏楽コンクールでは常に上位入賞を果たされています。演奏の技術や雰囲気がいつも素晴らしいので、楽しみにして出掛けました。 オープニングの「DYNAMICA」は、NEC玉川吹奏楽団の創立40周年を記念して作られた曲ですが、電気の会社にふさわしい、エネルギッシュな題名がつけられているそうです。ピカピカっと七色のネオンが灯されたような、華やかなファンファーレで始まり、幕開けにふさわしいとても明るい曲でした。 「吹奏楽のための第一組曲」は一転して、オリジナル曲(※1)の古典とも言える、名曲中の名曲です。雑誌で「21世紀に伝える吹奏楽曲」の第一位に選ばれた、と会場で紹介がありましたが、じつはわたしも吹奏楽曲の中では一番好きな、思い出の深い曲なのです。 今日のわたしの楽しみf^_^;は、マーチの部分のバスドラムの叩き方をチェックすることでした。・・・といいますのも、高校3年生、最後のコンクールの曲にわたしもこの曲を演奏したことがあるのですが、「(前略)…尚、大太鼓がマーチでバランスをこわしていたのは残念ですね!!」と審査員に書かれてしまいました。でも、じぶんでは特におかしいとは思わなく、バスドラムの人に「これくらいで叩けば良いのでは?」とアドバイスした記憶もあるので、なんとなく責任を感じていました。もちろん、正解がわかったからと言って、もう一度時間を戻してコンクールに出られるという訳ではないのですが、長い間疑問に思っていた部分を確かめてみたい、と思っていたのです。力強さの中にやさしさが秘められているような、厚みのあるバスドラムの音、2回ソロで叩く部分も特に気負わず、低くていい音が響いていました。「あぁ…やっぱり、こうでなくてはいけないのか」と、納得です。わたしたちのマーチは少し荒く、強すぎたのだということが、ようやく体で納得することが出来たのが嬉しかったです。 それにしてもこれだけの大人数で演奏する、ラストのマーチは壮観でした。思いっきりffで、「この後にもう一回クレッシェンドする部分は大丈夫かな?」と思っていたら、ちゃんとfffまで音が広がったのにはぶったまげました。f^_^; 小さい音から、最大に大きい音への変化の幅がものすごく広くて、表現力豊かなバンドであることを、まざまざと見せ付けられた思いです。"シャコンヌ""インテルメッツオ"の部分まで語り始めると、終わらなくなってしまうので、またの機会にでも…。 「マーチ・グリーン・フォレスト」「劇的風景」は、今年の吹奏楽コンクールでこちらの団が演奏された、課題曲と自由曲です。さすがに全国大会で金賞を受賞されてきただけのことはあって、とてもていねいに演奏されていたのが嬉しかったです。課題曲の最後の方に、ゆったりと堂々とした雰囲気の所から、急にテンポが早くなって軽快に走る部分があるのですが、その気分の盛り上がりと流れが素敵で、うっとりして聴いていました。こういうエレガンスなコンサートマーチは、ここのバンドの独壇場という感じがしますね。 自由曲の方は、金賞の貫禄を十分見せつける余裕のある演奏で、もう何も言うことはない!!というくらい、音楽の世界に浸らせてもらうことが出来ました。全国大会の余韻が新しいうちに、コンクールの曲を聴かせてもらえるというのは嬉しいと思います。。
阪急少年音楽隊という名前で、何度かステージを拝見したことがあるのですが、学校が男子校から女子校へと変わられたそうなので、音楽隊のみなさんは全員女の子になったとのこと…。どんな演技が見られるのか、とても楽しみでした。 しかし・・・。真っ赤なコスチュームに身を包み、さっそうと登場した音楽隊のみなさんは、以前見た「少年」の頃のイメージと全く変わりがなく、面食らってしまいました。足取りやステップがキビキビしていますし、演奏のサウンドも迫力が素晴らしいです。動きがカッコ良くて帽子を目深にかぶっているせいか、「本当に女の子なの?(;^_^A 」と信じられない気持ちでした。しかし、可愛い白のブラウスとつりスカートで、お店で実習している姿を見たこともありますし、長年の音楽隊マーチングの伝統は、女子校になっても変わらないのでしょうね。 打楽器と少数の金管楽器を残し、帽子と楽器を置いて、チアリーディング(※3)の演技を見せてくれた時に、やっとかわいいお顔を拝見することが出来て、「やっぱり女の子が演奏していたんだなぁ…」と納得することが出来ました。それと阪急といえば、あの宝塚歌劇のゴージャスなステージを忘れてはいけませんが、一本芯の通ったキリっとした緊張感のある演技は、タカラジェンヌにも共通するような、格調高い雰囲気を感じました。 ステージ.3 「マーチアルバム」は、とても盛り上がる企画で楽しかったです。これは会場に入場する時に、投票用紙を渡されて、書かれている曲の中からじぶんの好きな曲をリクエスト出来るという趣向です。 最初は最高票の入った曲を「○○が選ばれました」と演奏するのかな?くらいにしか思っていなかったのですが、全ての曲の票数を発表して、一位になった楽譜をステージ上で配るという懲りようで、客席は一気に盛り上がりをみせました。やっぱりじぶんの入れた曲が選ばれるか…どの程度の票が集まるのか…って、ドキドキしちゃうじゃないですか。(*^^*) しかも、ステージ上の団員のみなさんにも結果は知らされていないそうで、客席と一緒に発表を聞く一体感・緊張感が、なんともいえなく良かったです。 コンクールの課題曲でもマーチ物をよく選ばれる団ですし、「砂丘の曙」「朝をたたえて」など、数々の輝かしい名演奏を残されていますから、言うまでもなく行進曲は十八番のご様子で、阪急サウンドを思いっきり堪能することが出来ました。難しい曲もいいのですが、やっぱりマーチをキッチリやってくれると、吹奏楽を聴いている〜♪という充実感に満ちてきますね。 ラストは映画音楽で楽しませてくれました。映画音楽というと、少し軽いイメージもありますけれど、「ONEのテーマ」とスターウォーズの「メインテーマ」を、お手軽なポップス調の編曲で…というのではなく、どちらも大変な大曲でした。コンクールが終わって間も無いというのに、いったいいつ練習してきたのかと、心配になってしまいますが、演奏の方は堂々としていて聞きごたえがありました。練習時間が短いとはいえ、やはり底力が違うのでしょう。 とても盛り上がりましたし、演奏はどれも素晴らしかったですのが・・・。 きれいな旋律をきれいに演奏できること。 わたしがこの吹奏楽団をすきになった最大の理由で、素晴らしい!と思っている所です。機会がありましたら、こういう系統の曲を、またじっくり・たっぷりと聴かせていただけたら嬉しいです。 2曲めのアンコールは〜日本の情景「秋」 〜 虫のこえ・里の秋・まっかな秋・村祭り・旅愁・故郷の空・紅葉 〜 の豪華メドレーで、しかも会場のお客さんも一緒に歌いましょう!という超サービス企画!!かの阪急百貨店吹奏楽団様の伴奏で歌えるという豪華プランは、滅多にあるものではありません。この日会場に足を運んだ人だけが味わうことの出来る至福の時…。(わたしは歌わずに演奏に聴き入っていましたがf^_^;)さらに、阪急商業学園の一年生の生徒さんが一緒にコーラスしてくれるという華やかさ。キチンと整列していっしょうけんめいに歌っている姿は本当に可愛らしいですネ。(#^_^#) 拍手は鳴り止まず、フィナーレはやっぱりマーチで締めてくれるのでしょう!と思っていたら、ドンピシャリ★で、「星条旗よ永遠なれ」。お約束の展開ですが、やっぱりこうでなくては盛り上がりません。ピッコロソロは、音楽隊・吹奏楽団、3名づつのスタンドプレイ。そして、ラストは阪急商業学園ウインドバンドのみなさんが、舞台上手・下手の両方からマーチングで登場して、大合奏へと展開しました。最後はトランペット・トロンボーンのスタンドプレイも加わり、もうこれ以上ないという迫力と感動のフィナーレで、楽しい演奏会は、大満足で幕を閉じました。 やはりわたしなどが心配する必要はなく、名店は、お客さまにフルコースをキッチリ提供するまで、帰すようなことはしないのです。(^_-)-☆ (※1)オリジナル曲…吹奏楽ではいろいろなジャンルの名曲を、編曲して演奏することが多いのですが、「オリジナル」というのは、吹奏楽で演奏するために専用に作られた曲のことです。 *〜* 阪急百貨店吹奏楽団様へのメッセージ *〜* 「伝統」を守り、維持してゆくことのプレッシャーってどんなだろうと、持ったことのないわたしはいつも思います。 しかし、今日も当たり前のように「伝統のサウンド」を期待してしまいます。それを創り出すためには陰にどんなご苦労があるのか頭ではわかっていても、また聴きたいがために、無邪気に「がんばってください」を繰り返してしまいます。 素敵な演奏は創り出している方たちだけのものではなく、それは聴いている者にとっても「思い出を心に刻んでもらう」という、大切な宝物になっています。 宝物がずっと光り輝き続けてくれることを願うからこそ、また無邪気に「がんばってください」と、書き残してしまいます。 ---------------------------------------------- 吹奏楽をあまり知らない方がお読みくださっているので、ご存知の方にとりましては、説明がくどくなっている部分があります。<(_ _)> |