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阪急商業学園第41回定期演奏会

指揮:鈴木 竹男・西出 孝明・秦 和夫・川口 尚

第1部

フィエスタ!(P.スパーク作曲)

組曲惑星より木星 (G.ホルスト作曲)

交響曲第9番『新世界』より第4楽章 (A.ドヴォルザーク作曲)

『スラヴ舞曲』より 第8番・第9番 (A.ドヴォルザーク作曲)

第2部 阪急百貨店吹奏楽団による特別演奏

イギリス民謡組曲 (R.ヴォーン・ウィリアムズ作曲)

ナイルの守り (K.J.アルフォード作曲)

第3部

20世紀FOXファンファーレ (A.ニューマン作曲)

《マーチの20世紀》

……自由の精神万歳 ・ 木陰の散歩道 ・ ミスタータッチダウンU.S.A

《アニメの20世紀》

……ターザン (P.コリンズ作曲)

《叙情歌の20世紀》

……21世紀に残したい日本の叙情歌 (杉浦邦弘 編曲)

《ミュージカルの20世紀》

……マイ・フェア・レディ ・ メリーポピンズ ・ サウンドオブミュージック


常々大ファンであることを広言してはばからない阪急商業学園。定期演奏会に足を運ぶのは初めてだったので、以前からとても楽しみにしていました。今までマーチングでしか見た・聴いた事がなかったので「じっくり吹奏楽」に触れるのは初めてだったこと。そして会場のザ・シンフォニーホールは、クラシック音楽専門ホールで音響が素晴らしいので有名な所です。ここで吹奏楽を聴くのは初めてだったので、もう何から何まで期待でいっぱいの一日でした。

開演時間になり、楽器を持ってステージ上に登場した瞬間から目は釘付けでした。きちんと整列してパートごとに揃って着席。これは演奏とは直接関係ないこと…、とはわたしは思いません。舞台に出てきた時からすでに演奏は始まっていると思います。こういう時にダラっとしている団の演奏は、どうしても集中して聴く気持ちになれませんし、実際演奏もイマイチな事が多いような気がするのです。(超個人的意見です)「今日の演奏はよく練習してきました。どうぞ聴いてください。」という緊張感が、登場シーンからみなぎっていました。

プログラムを開いて真っ先に思ったことは「選曲がいいなー(^o^)」って事です。「木星」なんかホントいつ聴いてもいいですよネ。これはわたしが中学生時代にコンクールで流行っていた曲なのですが、大抵最初のクラリネットのピコピコピコ…の部分が合ってないというのが当時のパターンでした。宇宙の幻想をかもし出す最初の部分、とてもきれいにまとまっていて「さすがだな!」と思います。ドヴォルザークの二曲もとても難しい曲ですが、完璧とも言える仕上がりで、特に「新世界」のホルンの吠えるシーンも、自信タップリでノーミス。目をつぶったら高校生が演奏しているとは思えなく、プロのオーケストラを聴いているような余裕のある演奏に、うっとりしてしまいました。

第二部は先輩格、阪急百貨店吹奏楽団の特別演奏を楽しみました。
「イギリス民謡組曲」相変わらずいい選曲です。激しさや絶叫はないのですが、やさしさと暖かみのある曲です。「吹奏楽のための第一・第二組曲」と並ぶ吹奏楽曲の古典で、このほっこりした雰囲気をどう表現されるのかが楽しみでした。出だしからきれいな音で、ちょっと抑え目な表現がこの曲の雰囲気にピッタリで好感度大です。特に三曲めの行進曲のノリがすごく感じ良かったので、いいなーっ☆と思いました。
そしてお得意のマーチレパートリーから「ナイルの守り」。これもツボを押さえた大人のマーチという味わいで、個人的に大好きな曲ということもあって、足が自然と動き出してしまうほどです。「今日も素敵である」という事を当然のように期待して来る訳なのですが、じぶんが想像していた以上の演奏を聴かせていただき、すごく嬉しかったです。

第三部は見慣れた、赤いコスチュームでの登場。\(*^o^*)/ 阪急には赤がよく似合います!
マーチングで培った「見せる演奏」の要素をタップリ取り入れて、視覚にも訴える楽しいステージでした。合唱も演奏に取り入れてましたが、「わたしたち実は合唱部です!」と言ってもおかしくない位の本格的なハーモニーで多才さにビックリです。吹奏楽はもちろん歌って踊れる(マーチング)バラエティーに富んだ演出。でもこれって音楽的資質云々というよりも、やっぱり日々の努力・練習の賜物なんですよネ。心の底から敬服です。

アンコールの「バイバイ」は感動的でした。パートごとに趣向を凝らしてスタンドプレィのパフォーマンスを繰り広げていたのですが、本当に演奏会のために一生懸命練習した!という気持ちがビシビシ伝わってきて、たまらない気持ちになりました。そして吹奏楽とはチームワークが命である、ということを改めて実感させてくれます。今のメンバーで一緒に演奏出来るのも最後…という一抹の寂しさと、卒業生の最後の演奏に対する思い入れ。それを見送る下級生のはなむけの気持ち。この一曲に凝縮されたいたように感じました。

全ての演奏が終わった後、登場してきた時と同じようにキチンと整列して退場です。そうなんです!最後の一人がステージを去るまで、「演奏」は続いているのです。

ホールを出ると夜の部の開演を待つ人たちがすでに並んでいました。もう一度チケットを買って並びたい!と思う衝動にかられるほどです。
時間的に許されないのと、今の気持ちを大切にしたい思いから必死で我慢しました。こんな気持ちになったのは生まれで初めての事です。

*〜* 阪急商業学園様へのメッセージ *〜*

実は今年に入ってから『追っかけ状態』になっていました。ですから最近の演奏(マーチング)は、いつも客席でヒッソリと拝見していました。いつも前回よりも格段に良くなっているのがハッキリとわかって、努力の跡がしのばれます。最後のプログラム『ミュージカルの20世紀』を聴いている最中、神戸の体育館やアルカイックでのマーチングフェスでのシーンが頭をよぎってゆきました。あの時もいっぱい感動したのですが、さらにパワーアップしている今日の演奏。「もっといいものを」の一心で、この日に向けての努力を絶やさなかったのだろうな、という事が容易に想像出来ます。「ドレミのうた」で、チューブベルを一本ずつ持ちながら「ドミミ ミソソ レファファ ラシシ」と叩く所、ありますよね。ベルの音がワーンと反響して最高に素敵です、あの部分は特に好きなシーンでした。これも今日で見納めか…と思うと寂しさが込み上げてきます。でも演奏する人の方がずっと(今までの日々に対する)思い入れが強い訳で、もう最後はダーーーっと崩れても全然オッケィ☆みたいな感じで許されると思うのですが、最後の音がホールに吸い込まれて消えて行く瞬間まで、「お客さんを楽しませよう、いい演奏をしよう!」と張り詰めたものを持ち続けていた健気さ、ひたむきさに対して、心の底からの賞賛の気持ちを感じました。

3年生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。社会人になってもずっと音楽を楽しんでいってくださいネ!

阪急のマスコット☆ハチさんです〜♪

HANKYU WINDBAND