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2003.2.15(sat)16:00〜 豊中市民会館大ホール


1.ハノーヴァーフェスティバル(P.スパーク)
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第50回全日本吹奏楽コンクールご報告
2.ミニシンフォニー変ホ長調 (原 博)
3.悪魔の踊り (J.ヘルメスベルガー/亀井光太郎編曲)
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4.交響組曲第3番<GR> (天野正道)
<特別出演>向陽台高等学校 阪急ウィンドバンド
マーチングファンタジー 「ビバ イタリア」
構成:鈴木竹男
編曲:杉浦邦弘
指揮:川口 尚
ドラムメジャー:大久保美里
1.マーチアルバム
バーナムとベイリーの愛好曲
オールドパナマ
海を越える握手
2.アメリカンサルート(M.グールド)
阪急百貨店吹奏楽団創立40周年記念委託作品
3.「三都市物語」 ☆世界初演
【京都】平安京幻影 (松尾善雄)
【大阪】船渡御絵巻 (杉浦邦弘)
【神戸】JAZZ UP KOBE (杉本幸一)





1999年11月に開催された第11回定期演奏会から、1つ回を重ねるのに3年3ヶ月が流れました。 この3年3ヶ月という長い年月が、今の職場バンドを取り巻く厳しさを無言で物語っているようです。

結論から先に書いてしまいますが、第11回のコンサートと比べて、今回は演奏者の意気込みと緊張感が格段に上回っていました。 「真面目にやってほしい。」と感じた部分も正直言って前回にはあったのですが、 気の抜けた個所は全くの皆無。 少ない練習時間の中で「少しでもいい演奏会にしたい」という想いが伝わってくる演奏会で後味がとてもさわやかでした。 選曲も意外性があってユニークでよかったと思います。

オープニングはスパークの曲という無難さでしたが、さわやかな雰囲気が前面に押し出ていて 「いい感じ」での始まりです。
第50回吹奏楽コンクールご報告コーナーは注目してました。 コンクールでやった課題曲・自由曲を後の演奏会で再演するというのはよくあるパターンですが、 聴くに耐えない…というか名演奏は見事に崩壊して……という状態のことが多いです。 それがコンクール曲の宿命であるとも思うのですが、 あえて挑戦して結果はいかに?と内心ちょっと意地の悪い聞き耳を立てていました。
結果、やはり『金賞の演奏』を維持している所が驚きでした。 国際会議場での感動がよみがえる思いで、特に自由曲はより大人数になっているのと、 あの強烈なプレッシャーから開放されたのびのび感があるので、 コンクールよりもいいなと感じたくらいです。この自由曲って本当に阪急の「ハマリ曲」だったようですね。 全国大会の音源は持っていますし、かなりの回数聴き込みましたから、コンクールとの違いはハッキリわかるつもりです。

交響組曲第3番<GR>は、最近大流行している天野正道氏の作品ですが、 オペラ物・序曲物のイメージが強い阪急が、この手のスタイルの現代音楽を演奏するというのがかなり意外で(大抵の人はそう感じると思うのですが)、 どんな感じに仕上がるのか大変興味がありました。 流行とは裏腹に、わたしこの曲あまり知らないんですけど(現代曲はあまり好まないので)、 ドラマチックな曲調を盛り上げまくっていたマリンバに圧倒という感じです。 ホント、すごかったです。

2部はお待ちかねの阪急ウィンドバンドのマーチングショー。 イタリアサンレモ音楽祭で堂々の1位を獲得して帰国してきたばかりとあって、 より一層ハクがついた感じします。 茨木市での壮行演奏会や、アマチュアトップコンサートでも見ましたが いつもひたむきな演奏演技にはつい引き込まれて、何度見ても新鮮な感動があります。 ふと感じたのですが、阪急のマーチングって起承転結がハッキリしてます。 そこが魅力です。 『感動』を呼び起こすためのエッセンスが計算され尽くされていて、必ずツボに埋め込められている所が宝塚のショーの演出パターンと一緒だな と思いました。

3部では委託作品の「三都市物語」が注目でした。 京都・大阪・神戸の三都をテーマにした組曲ですが、特筆すべきなのはそれぞれに作曲者が違うという所。 個性、作風、イメージの違いもひっくるめての組曲になっている部分が、珍しくおもしろかったです。
「平安京幻影」は十二単の人が静静と歩いているような雅な曲調がよかったです。 こういう日本の古典っぽい音楽って、意外と吹奏楽に合うなぁと不思議に感心してしまいました。
「船渡御絵巻」は「スローな大阪俗謡」という雰囲気で、美しいメロディーがふんだんに散りばめられていて、 聴きごたえがありました。
「JAZZ UP KOBE」は波の音とチューバの低音で汽笛を表現して、港をイメージした明るいイメージのポップス曲でした。

それにしても演奏も予想以上にすばらしかったのですが、 指揮者の鈴木竹男先生が3部を全て取り仕切り、かつアンコールを3曲も振っていらっしゃった元気なお姿は完全復活を感じさせ、嬉しかったです。 「星条旗よ永遠なれ」を振りながら、ラストで客席三方へ挨拶されている姿は「かっこいい!!」としか言いようがありませんでした。 やっぱり阪急のコンサートは、こうじゃなきゃな。。。と納得の〆です。

この感動を再び味わえるのなら、また3年でも4年でも待ってもいいとは思うのですが、 出来ることなら可能な限り定期的に開催して、あまりネタを溜め込まないで次々放出していってほしいなという思いが強くあります。
『客席の満足』という面でも、これだけ恵まれた編成と高い実力をお持ちならば、練習時間のハンディがあろうとまだまだ追求していけるはずだと思うのです。 13回目の演奏会が今から楽しみです。
これからもがんばって欲しいと切に望みます。