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| 11月も半ばに入るとすっかり寒くなりますね。 いよいよブラスバンドの『旬の季節』がやってきました。 ・・・って、わたし、ひとり勝手にBRASS BANDの旬は晩秋から冬と決めているのです。 マーチを聴いたとします。 それが吹奏楽なら5〜6月、新緑のシーズンが頭に浮かびます。 同じ曲を聴いたとして、なぜだかブラスバンドにはひんやりピリっとした冬景色。 もし、雪が降っていたら最高、なんてイメージを重ねてしまうのですね。 理由はただ単純に、わたしがそういう時期にブラスの演奏会に行くことが多いから…というだけなんですけど。 でも、一応ちゃんと根拠はありますよ。 やさしいサウンドは心をポカポカあたためてくれます。 吹奏楽があたためてくれないって訳じゃないのですが、ウインドバンドには青春の息吹。ペパーミントのさわやかさを感じてしまうのです。 金属だけで吹いているのに、なんであんなにやわらかい音が鳴るのかが不思議。 ライトにあたるとステージのあちこちで楽器がピカピカして、クリスマスのイルミネーションのようです。 ね、やっぱりブラスバンドは冬が素敵だと思いませんか?。(こじつけっぽいな^^;) さて、今回は関西を中心に活躍するプロフェッショナルのブラスバンド Breeze Brass Band(ブリーズブラスバンド)の演奏会へ行ってきました。 わたし、プロの演奏って、今まであまり感動したことなかったのです。 「プロなんだから上手くてあたりまえ」ってシビアに思ってしまうのです。 アマチュアが勉強や仕事の合間に練習して、なおかつ素敵な演奏を聴かせてくれると、心底すごいなって思います。その努力に対して感動します。でも、プロは上手い演奏するのがお仕事だしね って、つい思っちゃうのですよ。 だけど・・・今回のコンサートは思いっきり感動しました!心底楽しめました! 最大の理由は演奏している人達がイキイキしていて楽しそうだったから。これに尽きるかな? 毎度毎度、同じことばかり書いていますがやっぱりこれがキホンです。 コンサートで「たのしい!」って思える時って、やっている人達が楽しんでいる時。もう、本当にすごく単純なことなんですけれど、これに尽きると思うのです。 ライムライトコンサート 素敵なタイトルですよね。ライムグリーンの蝶ネクタイがさわやかなイメージでかっこいい!演奏されている方は若い人ばかりで、全体的にエネルギッシュな感じが伝わってくる所もよかったです。 ブラスバンドではコルネットが吹奏楽でのクラリネットの役割を担っています。 トップ奏者に特権がある所も吹奏楽と一緒なのですが、その特権・責任の重大指数はクラリネットの比ではないという所が、最近少しわかってきました。 トップのコルネット奏者がバンドの演奏全てを支配する!と言っても過言ではない重責を担っているみたいなのです。吹奏楽のクラリネットにはここまでのプレッシャーはかからないですものね。 この特権席につく人のことを「プリンシパル」と呼ぶそうな。 ブラスバンドの中では、指揮者の次にエライ人みたいです。 吹奏楽では団によってパートの並びは変わりますけれど、ブラスバンドでは全てキチっと決まっています。どのパートがどの席につくかというのは変わることはありません。 プリンシパルの後ろの席に、ソプラノコルネットが座るというのもブラスでの決まりごとです。 これは、エスクラのような役割と思えばズバリです。 ところがこちらも、エスクラとは比較にならない重責を背負っているパートです。 とにかくバリバリ目立つ、目立ち過ぎる、目立つのがお好きな方にとっては最高に美味しいパートですが、コケた時も悲惨だろうな…と思えるくらいの強烈な露出度になってます。 このバンドのソプラノコルネットは、今までいろいろ聴いた中でも少し控えめな音色を意識しているのかな?と思いました。合奏とよく溶け合っていたと思います。 全てのパートが隅々までキチンと鳴っているのも、気持ちよかったです。 伴奏パートの下の音符を吹いている人から、プリンシパルまで、みんな一緒に格差なく楽器が鳴ってました。 だから30人程度の編成でも、豪華な響きがして余裕たっぷりです。 プロだから・・・と言ってしまいえばそれまでなのですが、こういう醍醐味を味わえる所がプロフェッショナルな演奏を聴く楽しみですよね。 ブラスバンドの演奏会の特徴として、ソロを聴かせる曲をよくやる、というのも吹奏楽にはあまりない趣向かな?と思いました。 バンドのスタープレイヤー2〜3人が登場して、自慢の音色を披露するというのがセオリーみたいです。今まで行ったブラスの演奏会では、必ずソロ曲コーナーがありました。だからきっとそういう事になっているのだと思います。 それにしても、ここのユーフォニウムソロはすごかった! ハッキリ言って、今まで聴いたユーフォのイメージを根底からひっくり返してくれました。 プロなんだからと言ってしまえばそれまでなのですが、 甘く やわらかい音色 ↑と書いて、まさしく言葉通りの音といったら、もうこの方しかいない!? と思うくらいの甘くやわらかい音色でした。 音が甘い。とろけそう。ホントなんです! わたし、客席でとろけてました(笑)。 心が甘くなる要素は実は他にもあったのですが(^^;、この日"音で溶ける"を初体験(*^^*)。 家に帰って1枚だけ持っているブリーズブラスバンドのCDを見てみたら、この方のソロ曲が入っていたのを発見して超ラッキー♪ 思わず演奏していた姿を頭に思い浮かべて、スイ−トサウンドに酔いしれ、家でも溶けてる毎日です。 独断と偏見で決めつけるけれど、ブラスバンドは今がシーズン。 英国スタイルとは程遠い暮らしをしているわたしですが、たまにはウールのカーディガンをはおって、あたたかいお部屋で紅茶とスコーンを楽しみながらじっくりCDを聴いてみたいと思わせてくれます。 コンサートから一週間過ぎた今でも、思い出すと心がホカホカしてきます。 まさしくこれが心の贅沢ってことなんだろうなぁ…。 音で溶ける瞬間ってすっごく気持ちイイんですよぉ〜。 「プロの演奏にはあまり感動しません。」 なんてもう言いません。 ここまで出来るようになるために、たくさんの努力が必要なのは誰だって一緒。 高い水準にまでのぼり詰めた努力に敬意を表し、そのテクニックを思いっきり楽しませていただくことにします(^_-)。 ※客演指揮者にすごいゲストが来てたのですが、うまく紹介することの出来ない、まだまだブラスバンド初心者のわたしです。^^; |