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尼崎市吹奏楽団

ニューイヤーコンサート 2000

2000年 1月30日(日) アルカイックホール

PROGRAM

西宮市吹奏楽団

指揮:鈴木 竹男

栄誉の日 (W.P.レイサム)
カウボーイ序曲 (J.ウィリアムス)
喜歌劇「メリーウィドウ」からヴィリアの歌 (F.レハール)
自由の精神万歳 (J.P. スーザ)
スーザに乾杯!

大津シンフォニックバンド

指揮:森島 洋一/中嶋 民男

逍遙 《大津シンフォニックバンド20周年記念委嘱作品》 (飯島 俊成)
ウクライナ・ラプソディー (F.チェザリーニ)
大序曲「1812年」 (P.I.チャイコフスキー)

尼崎市吹奏楽団

指揮:木村 吉宏

歌劇「リエンツィ」序曲
楽劇「トリスタンとイゾルデ」から前奏曲と愛の死
楽劇「神々の黄昏」から夜明けとジークフリートのラインの旅・ジークフリートの葬送行進曲
歌劇「タンホイザー」序曲 (以上四曲、R.ワーグナー)


おかげ様でアルカイックホールへも、もう迷わず行けるようになりました。わたしにとって愛着のあるホールになりつつあります。このホールでの思い出が増えてきたのが嬉しく思える今日この頃(^^)。今日はどんな演奏にめぐり合えるのでしょうか。

今回は尼崎市吹奏楽団の演奏会ですが、関西一般バンドBIG3・ジョイントコンサートと言い切ってしまってもよいでしょう。全国大会金賞レベルの非常に高水準な演奏を、コンクール以外の場所で、一度にたっぷり聴ける機会はそうないはずです。一粒で3度おいしい超豪華なプログラムを堪能してきました。

トップバッター西宮市吹奏楽団は、「この日の演奏会にお招きいただいたことは、私どもにとって、とても栄誉なことであります」という指揮者の先生のコメントで、「栄誉の日」から始まりました。
一曲ごとに先生の曲に対する想いや解説が入り、タップリ感情移入と心の準備が出来た所で演奏(^^)。このスタイルとってもすきです。常々思うのですが、吹奏楽の演奏会って吹奏楽(というかこのような形態の音楽)をあまり知らない人も聴きに来ることが意外と多いと思うのです。アマチュア主体の世界ですから「友達のみどりちゃんが出てるから」とか、「何やよくわからへんけど、ウチの娘が出てるので」とか、そういうお客さんも多いと思うのです。よくわからない人をどれだけ楽しませる事が出来るか。「来てよかった」と思って帰すことが出来るのか、が、吹奏楽の演奏会では大切な要素の一つなのではないかな〜って、わたしは思っているのです(超個人的意見です)。西宮市吹奏楽団はそこのツボ押さえが上手い!と思いました。暖かみを感じるやさしいサウンドで、わたしがとても好きな雰囲気でグー(^_^)vです。客席の雰囲気をうまくまとめて楽しいステージを作っているな、と好感を持ちました。
「スーザに乾杯」という曲はおもしろいと思いました。これ、カラオケの《松田聖子メドレー*〜渚のバルコニーで青い珊瑚礁はハートのイヤリング〜*》←(勝手に題名つけてます^^;)みたいなノリのスーザ版と思ってください(笑)。吹奏楽といえばやはりマーチ。わたしはマーチが大好きなので、こういうのがプログラムに入っていると本当に嬉しくなりますネ。

大津シンフォニックバンド……実はとても楽しみにしていました。昨年の全日本吹奏楽コンクールで金賞を受賞された超実力派吹奏楽団ですが、わたしは生で聴くのが初めてでした。一度じっくり聴いてみたいとずっと思っていたのです。だけど大津までは頻繁に行けないだろうな…、と思うとなおさら今日の機会は貴重に思えます。大序曲「1812年」はすごかったです!この吹奏楽団の実力を心底思い知らされました。元々ラストが盛り上がって感動的な曲なので、大抵聴くと感動するのですが、想像以上にワーッと心に響くものがありました。これは曲だけの力ではないのです。演奏の中に訴えかけるものがあるから、曲のドラマと相乗効果を発して「ワーッ☆」が込み上げてくるんじゃないかなって思うのですよね。「あぁ、やっぱり噂通りのすごい所だな…」と思いました。機会があったら大津まで足をのばして、またゆっくり聴いてみたいと心から思いました。

で、前述2団体の素晴らしい演奏の後に、今日の主役尼崎市吹奏楽団は何をやるのでしょうか?曲目を見て驚いてください!な、なんと☆ワーグナーぶっ続け四曲という濃厚プログラムです。一回通して練習したら、木管楽器のリードはペラペラに消耗してしまうのではないだろうか?と勝手な心配までしてしまいそうです。ハードなプログラムだと思いませんか?これをアマチュアの吹奏楽団が挑戦するのですから、興味津々どんな演奏なんだろ…って心は躍ります。
四曲の最初から最後まで緊張感が持続されていて、なんだか普段の吹奏楽の演奏会とは全く違った世界の空気を感じました。ピリっとした雰囲気のまま、ワーグナーの世界を思いっきり堪能させてくれた、という感じです。最後の「タンホイザー序曲」の途中で、なにかもう違う世界へ行ってしまった(わたしが)という気分になりました。大人の演奏で、すごくカッコよかったです。

ここまで濃いー曲目が続いて、アンコールは何だったのかな…と思うでしょう?わたしの予想はここまで来たら、「エルザの大聖堂への行列」あたりではないだろうか?と思っていたのですが、「ワルキューレの騎行」だったのですね。つ・ま・り!最後までワーグナーで統一されていたのですネ。すごかったですよー、これは。

それにしても関西一般吹奏楽団の水準って、ものすごく高い!!という事を思い知らされました。元々吹奏楽が盛んな地方ですし、ここに住むようになったのも何かの縁。マイペースでこれからも演奏会を楽しんでゆきたいと思っています。

前菜からデザートまで、肉・肉・肉! の連続のフランス料理のフルコース。もしくはお寿司屋さんで大トロばかりを食べまくったような、超豪華演奏会。いやぁ〜、おいしかったです、ご馳走さまでした。これはまたとない貴重な思い出となる事でしょう。帰り道で飲んだコーヒーも最高美味しく感じました。(*^_^*)