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第46回北海道吹奏楽コンクール 旭川地区予選

2001年8月5日(日)15:00開演
旭川市民文化会館大ホール

ずいぶんと、まぁ、誤植の多いプログラムですこと(;^_^A

【やっぱり今年もノスタルジーに浸る夏】

昨年、20年ぶりに北海道大会を聴きに出かけて、なつかしくて、嬉しくて、興奮してレポートを書いてから早一年。去年の楽しさに味をしめて今年も行こうと張り切ってコンクールの予定をチェックしていました。しかし、今年の全道大会はお盆過ぎの開催で、どうにも予定が合いません。それならば旭川地区大会に行ってやるぞ!と考え直し、今回の帰省はこの大会に間に合うようにと交通手段を組んだのでした(執念!)。昔と違い、きれいなコンサートホールでオシャレに開催されている全道大会と違って、わたしが現役時代のまま、あの文化会館の大ホールで時を刻み続けている地区大会……。もぅ、想像するだけでも、涙がじんわりにじんでくるような思いが込み上げてきます。

「即興曲」と「スラブ行進曲」を、初めてここで演奏したあの日、あれからいろんな事があって、またここに帰ってきた訳ですが、客席に座っているわたしの頭の中は、結果発表を待ちながら聴いている中学生のままのようでもありました。20数年の月日なんて、一体なんだろう。それは昨日の事のように思えるのです。

・・・とまぁ、お約束のノスタルジータイム(笑)があって、久しぶりに文化会館の内へ入ったのですが、怖いくらい、嬉しいくらい、全く何も変わっていませんでした。プログラムに目を落としながら、「どれどれ、今日はどんなのが聴けるのかな」とチェックしていると、「携帯電話の電源を落としてください」とか「演奏中の出入りや私語はつつしんでください」と注意を促している人の声が、どこか聞き覚えのあるなつかしい物を感じ。ふと顔を上げてみると、それは高校時代の顧問の先生がしゃべっていたのでした。あぁ!少し太ったけれど、全然変ってないじゃない!なつかしい声もそのまんまだ!本当になんて故郷という所はいいんだと思います。都会の生活を一瞬にして忘れさせてくれます。まるでわたし、ずっとここに住んでいたんじゃないかと錯覚させるくらい、スっと心に馴染む感触。

【高校C編成】

昨年の全道大会で感じた事なのですが、最近のC編成は25名フルで出場する正統派小編成と、10名前後でがんばって出て来る超ミニミニ編成に二極分化されているなと思います。昔は25名でやっていても「こんな少ない人数で……」とバカにされる事もあったのですが、ミニミニバンドの中に混じると、25名、なんと大人数なと思えるほどです。しかし、このミニミニバンドがいい味出していて、すごくいいんです。ミニミニの特徴として、選曲がいい!とにかくこれに尽きます。吹奏楽の限界に挑戦ともいえるチャレンジですが、どのバンドも工夫の跡が見えていて、聴いていてとても楽しいのです。

南富良野高校はプログラムには13名と書かれていますが、実際は9名で演奏していました。内訳は打楽器3、弦バス1、フルート1、クラリネット1、トランペット1でした。さて、どんな演奏を想像しますか?(*^_^*) とてもさわやかな好演でしたヨ♪。

ただ、コンクールとして代表を選ぶとなると、どうしても規定人数に近いサウンドが充実している所からというのが現実です。ここはミニミニバンドの活躍の場をもっと増やすという意味でも、15名以下のD編成を新たに作ってはどうだろうか?と思うのです。B編成8分、C編成7分、D編成6分以内の時間制限でどうでしょう。これ、結構いいアイディアだと思うんですケド…f^^;

旭川実業高校が出場辞退していましたので、代表枠は富良野緑峰高校と旭川竜谷高校の一騎打ち状態でした。このホームページを作った当初から「じぶんの母校ばかりをベタベタほめるような事を書くのはやめよう(笑)」と思っていたものですから、あまりそういう話には積極的に触れないで来たつもりだったのですが、本当に久しぶりに聴いた母校の演奏に、正直言って胸が高まりました。せっかく久しぶりに聴きに来たんだから、代表になって嬉しい思いをさせて!と願う反面、富良野緑峰高校の演奏もすばらしかったです。わたしの好きな小編成らしい無理のない演奏に「上手い!」と素直に思えました。結果的に旭川竜谷高が代表に選ばれましたが、クラリネットの音色がよく1st、2nd、3rd、ときれいに揃っていたのが印象的でした。わたしは昔クラリネットを吹いていて、1st〜3rdを揃えるのが大変だった事が忘れられないので、そういう部分に気を配っている演奏を聴くと「よし、よし、ちゃんとわかってるな」と嬉しくなってしまうのです(笑)。

【高校B編成】

個性派揃いで一番おもしろかったのは高校B編成でした。4団体どこが代表に選ばれても納得の高水準に驚きです。思わずロビーでカセットを注文しちゃいました。昨年A編成で全道大会に出場し、ていねいな演奏を聴かせてくれた旭川北高校。今年はB編成での出場で「ルーマニア民族舞曲」です。C編成で代表になった旭川竜谷高と同じ曲で、比較しながら聴けたのが興味深かったですが、さすがこちらの方が人数に余裕のある分だけ落ち着いていました。ただ、少しあっさりしてたかな?という思いが残ります。もう少し土着的なドロっとした雰囲気を出してもよかったのでは?とも思いましたが、上品な演奏は北高の伝統かと思います(昔からそうだったので)。

土着的といえば、旭川農業高校の個性がすごかったです。ハッキリ言って一番「濃い」演奏でした。好き嫌いは分かれる所かと思いますが、このインパクトはちょっと他に真似出来ないモノを感じます。代表に選ばれたのはバスクラの濃厚ソロもポイント高かったのではないかと思います。

個人的に富良野高校の演奏も忘れられません。音的には一番「生っぽい」感じ。上手く説明出来ませんが、他の3団体が(表現が少し悪いですが)
化粧が上手い(もちろんバンドの個性を際立たせるために"化粧"は必要です)ならば、ここはスッピンのまんま出てきたみたいな、なんともいえない懐かしい響きがしていました。「わたし、こういう演奏すきだなぁ〜〜!」と思わず声に出して言ってしまったほどです。一緒に聴きに来た隣の席の人が「そう思う気持ち、よくわかる。」と理解してくれました。料理の鉄人の中に、炊き立てホカホカごはんのおにぎりが登場してきたとも言えるかも知れません、とにかく理屈抜きで「いい!」と思えました。またこういう演奏を「すき!」と思える感性は、生涯失いたくないものだととも、強く感じます。みどりぱん的審査では、旭川西高校の流れるような優美なサウンドに一等賞を差し上げることにします!テクニックも雰囲気も最高だ☆と感激しました。代表を逃したのがすごく残念……。心情的にはここに行ってもらいたいなと思っていたのですが……。

【高校A編成】

注目の高校A編成は、今や全国レベルの名門校になった旭川商業高校を筆頭に、どこのバンドが代表枠に食い込んで来るか?!が注目でした。その旭川商業高の演奏は、次のステージ、札幌コンサートホールkitaraの響きを明らかに意識していると思わせる、非常に抑えのきいた所が印象的でした。昨年、全道大会ではあまりにも響き過ぎるホールで、多少鳴り過ぎか?と感じてしまったほどの迫力迫るサウンドでしたが、その点はかなり注意深くバランスを調整してきたという感じ。昨年東海大四高校がやっていたスタイルと似ていると思いましたが、A編成バンドがkitaraでやろうと思ったらバランス調整は必修項目ですし、確実に"次"を視点に入れている演奏は余裕しゃくしゃく、貫禄タップリでした。もう一校の栄冠は、近年メキメキと力を上げている旭川凌雲高に輝きましたが、こちらもkitaraでの演奏をかなり意識していると思わせるサウンドです。惜しくも代表にははずれましたが、第33回全日本吹奏楽コンクールに学生指揮で初出場し、当時話題になった輝かしい歴史を持つ、旭川東高校も健在でした。

【一般B・A編成】

昔から旭川地区の一般の部は高水準で、コンクールに出ていない団体でも、もし出たとしたら全国レベルなのでは?と思うくらいのバンドがゴロゴロしている所です。旭川市青少年吹奏楽団の「展覧会の絵」。旭川交響吹奏楽団の「タンホイザー序曲」。歴史に残る名演奏がなつかしいです。せせらぎウインドアンサンブルというのは初めて聞く名前でした。わたしが旭川を出てから結成されたバントと思われますが、いい意味の社会人らしい落ち着いた演奏で、こういう所で吹いてみたいと思わせる雰囲気もいいと思います。注目のA編成は、創価学会旭川と往年の伝統バンド、旭川市青少年吹奏楽団の一騎打ち。本日のメインデッシュです!! もう、両団体の演奏が終わるまで呼吸の音さえ立てられないという緊迫したムードの中ではじまりました。

創価学会の演奏は、最近流行のスタイル(?)と思われるシンフォニック路線の王道という感じでした。サウンドの重厚さや音色の豊かさがすごかったです。対する旭川市青少年の演奏は、わたしが一番すきなタイプ、聴いている人の心に訴えるまごころ路線の王道でした。細かい部分までとても丁寧に仕上げられていて、課題曲が短めのせいかゆったりしたテンポでたっぷりと「ローマの松」を歌い、聴かせてくれたのが嬉しかったです。伝統のサウンドはひとつも衰えず健在!!結果的に創価学会のシンフォニック路線の演奏が代表に選ばれましたが、旭川市青少年の心の込められた演奏は、この日の大トリに相応しいすばらしい名演奏で、大満足して帰路につくことが出来ました。

【結局・・・・・・・・】

最近のコンクールをレポートしても、ノスタルジーと昔の思い出話しが多いのがこのホームページの特徴ですね(笑)。

でも、また、来年も行くぞっ!!o(^▽^)○