サイパン旅日記2
4月2日(月)

いざマニャガハ島へ!
きのうツアーデスクにフリー(マニャガハ島の往復の搭乗)で申し込んでいたので、今日は朝から張り切っていた。
何しようかな?パラセイルとバナナボートが楽しそうだけど、混んでいたらできないし。。。

マニャガハ島は手近な離島
その昔、軍艦島として機能していたため、島内には大砲の朽ち果てたものが散らばっている。だけど今ではモニュメント化して、島のアクセントになっている。
そんな歴史をよそに、平和なマリンスポーツの島と化している。
当然日本人ばっかり!!

前置きはその辺にしておこう!
マニャガハ島はサイパンかの沖に位置するさんご礁でできた島のため、本島よりも海の透明度が断然いい!スキューバダイビング、アクアノーツ、シュノーケリング、そして予定しているパラセイルとバナナボートをやるにはもってこいなのだ。

恐怖のバナナボート!!
バナナボートがこんなにスリル満点の乗り物だったなんて!
最高時速80kmの乗り物も、所詮観光地で遊ぶものなんだから、たいしたことないさぁ〜♪
乗る前はまったく余裕だった。
尻込みする母親達に対して、このくらいできなくちゃね〜♪と、軽いノリでボートへ向かった。
見送る人達は、まるで永遠の別れのように、心細そうに手を振る。
私はこれから起きる、風を存分に浴びて、すべるように滑走する爽快感にワクワクし、“もぉ〜、臆病だなぁ〜♪”とみんなの心配をよそに浮かれていた。

乗船前に、ライフジャケットとボクシングの時に使うようなヘルメットを装着する。
やっぱり安全管理が行き届くように、このくらいやらなくちゃね〜〜♪ その程度にしか考えが及ばなかった。
(写真=大きな2基のエンジン搭載のバナナボート。左側のU字型のパイプの所が、運転席になっている。)

みんなでバナナボートの配置についた。このバナナボートは二艘式で、床に張り巡らされたロープに足の甲を突っ込み、ボートの側面についているロープを両手で持つようになっている。もちろん立って踏ん張るような仕組みだ。
私は船の最後尾のエンジン前に乗った。横には太ったクルーが座った。あのぉ〜、ちょっと狭いんですけど。。

それでも船は出る。
まず1/4の速度で走る。うん、楽勝!!
次に1/2の速度になる。ま、まぁ大丈夫よ。水飛沫が上がるけれどね。
向こうにパラセイルをやっている人達が見える。バナナボートはそこへ目指して行き、浮いている人になんとか片手を振って合図を送る。
でもさすがに時速40km早いっ!カーブに差し掛かると息を呑み、出てくる言葉は次第にうわぁ〜〜!とうぎゃぁ〜〜!!になってきた。
でもまだまだだ。こんなもんじゃない!
そして時速60kmになった。もう、誰もが会話をする余裕なんてない。となりの龍が足を私の方へ広げてくる。ちょっとぉ〜、私だって広げたいのよという気持ちを押さえつつ、子供だからを気持ちを大らかに持つようにして許してあげた。
でもそれが大変なことへの始まりだったのに私は気づかなかったのだ!

ボートはうねりながらついにMAXの80kmになった。すごい加速感。この辺の速度になると、振り落とされる人もいるだろうから、直線では進まない。大きな円を描いて走る。
そして私の重たげなお尻も浮いてくる。龍の足の上を踏めばこらえることはできるが、大人だもん、そんなことはできないわぁ。
お尻を浮かせながら、なんとか手で持ちこたえる。楽しいんだか、大変なんだかワケわからなくなってきたが、まさに今もう2度と味わうことができないかも知れないことを体感しているのかと思うと、その一瞬一瞬が尊いものに思えた。
相変わらずうわぁ〜〜という声が響いているが、それがめっちゃ楽しく思えてきた。
そして、約束の時間が過ぎ、ボートはマニャガハ島へ向かい出した。
はぁ〜、良かったぁ〜という安堵感と、もう終わりなのという残念さとで入り混じった奇妙な感覚だった。

島へ降り立った時は、妙に肩が凝り、ふらふらになっていたのだった。


ちょっと休憩
バナナボートは楽しかったけれど、ちょっぴり疲れたのです。
みんなの所へ戻ってからビールを飲み、ちょっとひと息。
乗らなかった人には、思いっきり良かった面をクローズアップして教えてあげました。そしたら、時速60kmというまたいで乗るタイプのバナナボートを乗ることにしたらしい。よし、よし、いいコだ。(^^)
(写真はそうめんを注文した息子。なんとおにぎり2個付きっ!)

この荷物を置いている場所には、一枚5ドルというウレタンのマットを人数分の30枚敷き詰めてある。
これは、“30人もいるんだからサービスしてよっ”と交渉してくれた人のおかげで無料レンタルになっている。駆け引き上手がいて良かったぁ〜。(^^)
景色はきれいだし、子供達は勝手に遊んでくれるし、もちろん何をやってもいい。
ああっ、ここは天国!まさにリゾート!!
(写真はマニャガハのきれいな海!!)

パラセイルはめっちゃいい気持ち!!
ついにいちばんやりたかったパラセイルに乗ることができるぅ〜〜!
パラシュートでの海上空中散歩だよっ。気持ちいいよね、きっと。
私達の組は、3家族同船で、母親+息子のペアでおのおのがパラシュートに乗る。
気持ち良さそうだけど、怖そうだわぁ〜。遊園地の一気に落ちるのと同じだったらどうしよぉ〜〜!!
誰もがそういう不安を抱えていた。

ついに船がパラセイル用のポイントで止まった。
残り二人の指名を受けて、いきなり私達から乗ることになった。
ライフジャケットを身につけ、6cm幅の太いロープで作った椅子型ハンモックに足を通した。
それを子供前側、大人後ろ側にして、パラシュートからぶら下げ、準備完了!いよいよ飛び立つだけだ。
(写真=飛び立つパラシュート!緊張気味でしたが、無理やり笑顔です♪)

巻いてあるロープが徐々に解かれ、パラシュートは少しずつ上昇しながら船から離れていった。
うん、怖くない!だけど足が宙吊りというのはなんとも落ち着かない。
と思ったら、ロープが全部解かれたみたいで、パラシュートが上昇してきた。
ふわぁぁぁ〜〜っ!
(写真=宙にふわふわ浮かぶパラシュート)

船が小さく見えてきて、心細くなってきた。でも思ったよりも怖くない。
遠くのサイパン島や、となりのテニアン島がよく見える。マニャガハ島のさんご礁もよく見える。
きっもちいい〜〜〜っ!!
でも足元を見ると、高度があるのに気づかされて、ドキッとする。海の中に広がる丸いコーラルリーフのコロニー、
その黒っぽい大きな斑点こそ、パラセイルをしなくては見ることができないものなんだ!
それがここあそこに見え、透明度の高い青い海との美しい相性がバツグンだった。(あやしい日本語。^^;)
(写真=上空から見た海。船が小さく見える。後ろはサイパン島。)

そうやって楽しんでいると、パラシュートは降下してきた。あれっ、大丈夫?との心配をよそに、足の先が海に付くくらいで下降をやめた。さすがプロ。スタッフはいいかげんそうでも、締める所はきちんと締める!
海の冷たさが気持ちいい〜〜!
と、その瞬間、パラシュートは一気に上昇した!
いけいけ、もっといけ〜〜!!この高揚感はクセにな・り・そ♪
ちょっぴりドキドキのパラセイルだったが、風を受けながらの空中散歩は開放感大アリで、またやる機会があったらゼヒやってみたい!!
(写真=クルーといっしょに。唯一公開する水着写真です。^^;)
なんだってこんなものが好きなんだぁ〜!
せっかくサイパン最後の夜だから、おいしいものでも食べようと思っていた。
この日は各自自由に行動する。私は息子と二人でおいしいものを食べようと思っていたが、試しに何が食べたいか聞いてみた。
“カップラーメン”(ぼそっ)
そ、そんなもの、どこでも食べられるじゃないの。しかも夕食がこれじゃ、あまりにもわびしいじゃないの!
それだけはなんとか阻止しようとしたが、根負けしてしまった。
わかった、わかった、近くのマーケットへ買いに行こうね。。と、マーケットへ行ってみたものの、息子のお目当ての「シーフードヌードル」は見当たらなかった。
友達が部屋で食べていて、見ていたらどうしようもなく食べたくなったらしい。他のカップめんじゃ絶対ダメなんだそう。

しょーがないな〜、ガラパンまで買いに行くか!
ってことで、タクシーに乗り、北上すること10分間!こないだのDFSにご到着!運転手さん、1ドルでごめんね、これで許して!
サイパンのガソリンは2ドル15セントもする理由を尋ねておきながら、チップはたったの1ドルってことに気が引ける。でもいいやぁ〜!

そして、ジョーテン・ショッピングセンターという、サイパンで1番大きいスーパーへ入った。
その入り口に、実弾射撃の看板があったのでやろうとしたが、18歳未満はできなかったのだ!いくらなんでも150cmの子供を18歳にするのは無理よね。
さて中へ入ると、「シーフードヌードル」はすぐに見つかった。それとケーキを買った。そんなのが今夜の夕飯なのだ。悲し〜〜〜(T_T)
(写真はシーフードヌードルをゲットしてご満悦の息子)
ラストナイト
確かこの日はきょーへいパパとゴルフの打ちっぱなしをいっしょにやる約束だったんだよね〜。
食事がすっかり遅くなっちゃって、今ごろ約束すっぽかしてってイカっているだろうなぁ〜と心配していた。
急いで食事を済ませると、打ちっぱなしへ直行!
いたよぉ〜〜!やっぱり!! でも子供達がなぜか6人くらいいる。
遅くなったことを謝って、さっさと打つことに。
きょーへいパパがさらっとしている人で良かったぁ〜。
でも天井が3mくらいしかなくて、9番アイアンが得意の私には不利!!
置いてあるクラブも、あとPWと6番と3番しかなくて、そりゃぁ3番なら浮かないからいいかも知れないけれど、使ったことがない。しょーがないなぁ〜!

そして、子供達と順番に打っているうちに、的に当てた人には1ドルあげることにしようってことになった。子供達の目の色がみるみる変わった!!
結局みんな1回は当たったから、楽しくできたんじゃないかな。
(写真は翌日しょーこりもなくまた打ったときのもの。その頃には天井の低さも慣れました。)


そうやって楽しんでいる間に、PICでは岡村(1日目参照)やスタッフのショーが行われていたらしい。
ゴルフが終わって行ってみたら、すっかり終わっていた。
でもそこにいつものメンバーがいたので、合流した。

Mさんの隣があいていたから座ったら、そのまた隣に22歳(若いっ!)のマイケルがいた。Mさんが気に入ったようなので、私はテキトーに会話をした。
いつもの単語羅列、ボディランゲージ付きのアクション会話!そんなのでもなんとかなっちゃうのだ。
来年のお正月過ぎに日本へ4日間遊びに来るのがわかった。ボン・ジョビが好きで、124曲ものいろんな曲の入ったCDを所有しているのもわかった。
そして写真をいっしょに撮り、メールで送ることを約束した。
(ホントにメールで送ったら、ちゃんと返事が来たのにびっくり!)
(写真はすっぴんのmassh!開き直って大公開!!えっ、いつもと変わらない??)

これでこの日も終わりと思いきや、さらに続いたらしい。
らしいというのは、私は12時を過ぎて寝てしまったからだ。
残った人達は、温泉卓球をし、3〜4時までおしゃべりをしたらしい。
私は打ちっぱなしのあまりのひどさに納得がいかず、明日9時になったらまたやるっ!と心に決めたのだった。(ムキになるなぁ〜〜!!^^;)