3回戦と準々決勝
2月11日 於 八潮北小学校
鮫浜 VS 源氏前
さぁ、今度は3回戦!
先週は楽に勝たせてもらえなかったが、今週はもっと大変だろう。相手は源氏前。水島さん率いる戦術のしっかりしたBリーグのチームだ。過去2回当たったが、すべて勝っている。こちらが強いというわけではないが、相性というものだろう。だから向こうは3度目の正直で真っ向から臨んでくるはずだ。
お膳立ては整った。あとは全力を出し尽くすだけ!!
ピィィィィ〜〜。キックオフの笛が鳴り響く。
八潮北小学校は変則的な形の校庭なので、一部が斜めに切れている。こんなところで区長杯になってしまった、天候がうらめしい。が、そうも言ってられない。今日はこれでやるしかないのだ。
先にゲームの支配権を握ったのは、源氏前だ。ボールを前線に送り、シュートを打ってくる。
ワクへ向かって、強いシュートが何本かM目掛けて飛んでくる。が、距離があるし、正面だから、マサヒコは難なくキャッチできる。キャッチしているとは言え、イヤなムードだ。
鮫浜は足が止まっている。ひとりがボールを持ってもフォローに行かない。また、ゴール前の陽平にボールを集めてしまうので、戦術が単純で、陽平に二人マークをつけているので、さすがの陽平もボールを奪われてしまう。
この二人マークの分、どこかに人が余っているはずだが、ポジショニングが重なっているのか、スペースがなければ、ボールの出しどころも見つからない。ならば突破を試みるのかというと、それもしない。
お〜〜い、声を出して呼べよぉ〜〜!顔を上げずにボールを出す方向がわかるじゃない!一瞬早くボールが蹴れるじゃない!
それから、スペースがあったら、どんどん走って行って!それができる子達なんだから。
そういう願いもむなしく、前半は両者とも点が入らずに終わってしまった。
ハーフタイム。ベンチは動きの悪さ、もっと走りまわることばかり言っていた。
ここまで来たら、戦術じゃない。どのくらい勝ちたいという強い気持ちを持って、集中できるかどうかなのだ。
やってくれぃ〜!!
あっという間にハーフタイムが終わり、すぐに後半になった。気持ちが高まってきただろうか?
しかし、先取点は源氏前の方だった。
DFがボールのクリアを一瞬躊躇して、ルーズボールになったのをすぐに反撃に転じ、左のサイドネットにシュート、ゴール。マサヒコが飛びついたが、追いつかなかった。源氏前の大応援団が狂喜している。くそぉ、こっちだって決めてくれ〜。チャンスをつかみつつあるんだから。
そして、コーナーキックを得た。
この試合のそれまでのコーナーキックは、人が真中に集まり過ぎていて、ボールが抜けたあとのフォローがいないのだ。それを感じたのか、ふいに笹子がファーポストの向こう、ペナルティエリアラインくらいまで下がった。何をするのかと見ていると、Yがコーナーキックを蹴る瞬間にSは鋭くゴール前に突進し、ほとんどゴール前でボールを受け取り、ヘッドで右角に決めた!!
ゴォォォォ〜〜〜ル!!きゃぁ〜、見事なサインプレー!
決めた笹子がすごければ、そのキックを蹴った陽平もすごかった。
当たりは「しぶい」くらいのものだったが、フリーだったことと、コースが良かったことで、源氏前は反応できなかった。
こうなるとペースはすっかり鮫浜!!ボールを支配し、シュートを狙っていく。よぉ〜し、この調子なら勝てる!
なのに、ボールが源氏前に渡った時、マークのずれがあったのか、あっという間にゴール前に持ち込まれ、まずいと思っているうちに1点目と同じコースにシュートを決められてしまった。
この時、残り5分。ま、ま、まずいよぉ〜。
源氏前のこの守りを相手に点が取れるのかなぁ?でも応援がここであきらめてはいけない。なんとしても点を取るんだ!走れ〜! 気合だぁ〜! 死ぬ気でやれ〜っ!! 最後まであきらめるなぁ〜!!
どの親もこれまでにない必死の形相で声を限りに叫びまくった。この気持ちが届けといわんばかりに。
そうしたら、マークに相変わらずつかれていた陽平から、ゴール前の強兵に向かって一直線にボールが来た。
強兵はDFより一瞬早くボールに足を合わせた。コースは甘かったが、タイミングがばっちりで、きれいにゴールに吸い込まれた。やったぁぁぁ〜〜、これで負けない!!そして1分後にタイムアップの笛の音がした。
試合はPK戦で決着をつける。
あの子達はPK戦の練習をしているのかなぁ?ちゃんとボールを足にミートさせて、ワクへ飛ばせられるのかなぁ?もしはずしたら、どうやって声を掛けてあげればいいんだろう。。。
心配は尽きない。
PK戦が始まった。源氏前からPKをすることになった。鮫浜は後攻か。。少しホッとする。
が、源氏前は落ち着いて決めてくる。こちらも決めていく。なんかすごく緊迫している。その中で落ち着いて決めていく子供たちがたくましく見える。でも見ている方は心臓バクバクだ。
一球ずつ息が止まり、心臓まで止まりそうだ。
そうしていくうちに、源氏前の正面へのPKをMが止めた。よしっ、これで失敗さえなければ勝てる!
けれど、鮫浜の4人目はキーパーに止められてしまった。残念だけど振り出しだ。
大丈夫かな?緊張の糸が切れずに、集中力が途切れずにいられるだろうか?でも今日のマサヒコはキレまくっている。なんとかなるだろう。
源氏前の5人目はキーパーの子だった。おおっ、そう来るか。でも平気だ、こっちにはマサヒコがいるんだから。。マサヒコ頼むよ〜!
彼のキックはミートしなくて、ワクをそれてしまった。対戦相手とはいえ、ああ、かわいそう。。
そして5人目のキッカーはマサヒコだ。自ら決めて歓喜の勝利とするのか!?マサヒコはボールを置くと、あっさりするくらいすぐにキックした。するとものすごく早いキックが容赦なく相手ゴールに突き刺さった!!
やったぁ〜〜!!勝利だ!!何回このゲームをあきらめただろう。慰めの言葉さえ考えたりもしたのに、よく勝ってくれたよぉ〜。偉い!! よくがんばったよっ!!最後まであきらめなくて、ホントにホントに良かったね。
うれしいさと、一生懸命さに感動した気持ちと、安堵感と、子供たちを誇りに思う気持ちで、胸がいっぱいになり、Mさんが泣いているのを見たら、いっしょにうるうるしてきてしまった。
こんなに感動したサッカーの試合があっただろうか。マリノス優勝より感動的だったよぉ!!
試合内容は、球への食らいつきが悪いとかいろいろ言うことがあるだろうけれど、しばし感動に酔いしれていたかった。
by massh
手の内が分かっている同士の互角のレベルの対戦。鮫浜はMF司令塔を中心とした攻撃スタイル。一方源氏前はDFMからつなぎトップのFWSの突破とバランスのとれた組織的スタイル。
フォーメーションを2通りを考えていた。Aパターンは陽平につくマンマーク対策。Yをボランチに下げて起用、笹子をトップ下で起用、そして太一のワントップ。相手の作戦の裏を読みチャンスがあ
れば2列目、3列目からのトッパで得点Get!!!、堅い守りで無失点で30分を戦い、残り10分で勝負、陽平をトップにスイッチし攻撃スタイルに変えて2点目3点目をGetする方法。Bパターンはマンマークを承知の上で、エースにプレスをかけられても、八潮戦に備えて4−5−1のいつものポジションで挑むかを2日がかりでOBの龍平と論議し、しかし鮫浜最強軍団はBパターンを選択して試合に挑んだ。
作戦は最初の5分は緊張をとり、ゲームを支配しながれを維持するように。ラスト5分は油断せず笛が鳴るまであきらめずにプレーを続けるように指示し、ホイッスルが鳴り試合開始。
マンマークがダブルで徹底的に陽平をマーク。鮫浜コーチ陣は源氏前の封じ込み作戦に驚きあの、韓国の徹底したマンマークシステムで挑んでくるとは思いもせず、90年代の日韓戦を思い出してしまった。開始3分最初のシュートは太一であった。しかし徹底されたダブルマンマークに抑えられて中々シュートで終われずベンチも頭を抱えていた。だが12分に決定的なチャンス、笹子がらパスをもらってすぐに前を向きシュートしたが惜しくも左にそれたがダブルマークでプレスを掛ける前に、敏速な動きであれば鮫浜のエースストライカーはダブルでもトリプルでも突破してしまう実力が出来、自覚と自身が更に身につけば鬼に金棒であろう。しかし、太一の戻りが遅くボランチの機能がされず、度重なるピンチを4枚のDFとGKが必死に防いでいた。ハーフタイムに「太一に下がりめで守備を重視するように指示。将太にいつもの動きがなく、先にボールに触りチャンスをつくるように指示。あとはさらに具体的なアドバイスなので........................」
後半開始、ロングスローのモガも見破られていたが作戦は続行された。25分、鮫浜がオフサイドをしセットプレーの指示をベンチが躊躇、その結果選手が迷いボールはDFモガの頭上を越え、モガのつめが甘くもたついている間にゴール前にナイスパス、ワンタッチで押し込まれ流れは一気に源氏前。しかし、27分、左サイドからの陽平のシュートもまたもや左にそれた。29分、スローイングがモガにドンピシャリ、しかし無情にもクロスバーに当たり無得点。30分、CKのセットプレー、笹子の頭にドンピシャのボール、ここはお手本どおりの同点ゴール。一気に突き放したいところ。ベンチより「ここからが勝負だぞぉ」と名将西塚監督のアドバイスが響き、精彩を欠いてた将太も動きが良くなり、オフサイドトラップも作戦どおりきまり鮫浜ボールが続く中、35分、左サイドからの攻撃、DF陣がプレスの掛けミスのすきにシュート!GKのポジショニングも悪く、厳しい時間帯に突き放されてしまった。残り5分、西塚監督「ここからが勝負だぞ、最後まで諦めずにやるんだぞぉ
わかったかぁ!!」 2度目のアドバイス。38分、陽平のシュートはGK正面、「まだいける、まだ点は入るから気合を入ろ!」
Aコーチからのアドバイス。しかし、残り45秒、鮫浜軍団は崖から這い上がってきた。ゴール前に詰め込んだ陽平に3人がかりのプレスをかけられ、エースのポストプレーで強兵にバックパス、痛めていた左足で蹴ったボールはGKの右隅に決まり同点!!その時、時計は残り40秒。まさにミラクルシュート、源氏前の応援団は放心状態に成っていた。ここで試合終了。一度は地獄を見たが勝運は鮫浜軍団にあることを確信していた。
私の記憶では残り40秒で追いついたゲームは体験しておらず子供達に改めて、ホイッスルが鳴るまでは諦めてはいけない事を本当に教えられました。湘北高校の安西先生の言葉を思い出しました。「ゲームを諦めたらそこで試合終了ですよ」。。。。。。。(スラム
ダンクより) ミッチーの口癖です。
PK合戦。鮫浜軍団はPK特訓を先週右足が抜ける程やって来ていたので勝算有り!!
PK4対2で鮫浜軍団の勝ち やったぁー!!!!!
選手が並んで礼をしている時にAコーチはサングラスの中は涙でいっぱいであった。これほどまでの劇的な勝ち方は区長杯の名勝負として語り継がれる事とと思います。ヤッター鮫浜最強軍団!!
Best 8!!
by Tommy
鮫浜 2-2 源氏前
(PK戦 5-4)