キリンカップの感想     

スロバキア戦  6/11                 宮城スタジアム

俊輔司令塔!!!
インターネットのスポーツ紙には、こう書かれていました。
「背の高い相手には、ピンポイントで低く早いボールを出していけば、点は取れる。」

もう、期待しちゃうじゃないですか・・・・・。やってやるという意気込みが伝わってきます。
試合開始。宮城スタジアムのこけら落とし。
応援がすごいです。
立ちあがりは、良好。落ち着いて球さばきをしているし、緊張感もなく、リラックスしているように見える。ただ、相手はとにかくデカい。190cm台が3人いる。日本じゃ、キーパーだってそんなにないよーーっ。
それを劣等感に感じたんだろうか、コーナーキックは上ばかり気にしているようだ。
スロバキアは、制空権を巧みに生かそうとして、コーナーをたくさん取りにいく。
そして、前半7分、コーナーをヘッドで落とした所を、低い弾道のクロスのキックで入れられてしまった。一瞬のちょっとした空間に、うまく反応されてしまった。いいコースに決まった。
でも、その選手の前にDFが2人いたんだよね。シュートコースを消せなかったかなぁ?
久しぶりに先制された。大丈夫か、ニッポン!!

しっかしーーー、やってくれました!!♪
その2分後の9分、奥が倒されてもらった、ゴール正面より少し右のFK。FKだーー、チャーーンス!!行け――、入れろー―!!
右だから、アツじゃなくて、俊輔よね〜〜〜、
でも、たまに裏切られるしーーと期待と心配が入り混じって見てみると、
やっぱり俊輔!!いつも通り、体は左向き、左足は右へ鋭く振りぬいた。
ボールは、1番背の高い選手の頭上をかすめるようにして飛んでいき、そこから少しいった所から落ち、なおかつ右へ曲がるきれいな弧を描き、ゴールポストの内側をたたいて、ゴ〜〜〜〜〜ル!!!
俊輔、ガッツポーズ!駆け寄ったイナと抱き合います。
あ〜〜〜〜〜、カッコいい!!
ため息でちゃう、うっとり。*^^*♪
ガッツポーズも、抱き合うシーンも絵になるなぁ。
テレビでは、ゴールシーンが何回も映される。もっと、何回でもやってくれ〜〜〜!!

その後も、アツと俊輔が再三いいパスをゴール前に出すけれども、FWと合わなくてゴールを割れない。スロバキアは、シュートを打っても、精度が悪い。
どちらも決定的なシーンがなく、前半終了。

後半も、前半と同じような展開。あまり見せ場がなかったような。
ハッサン2世杯で大活躍した、西沢とモリシはどうしちゃったんだろう。消えていた。
時差があるから、疲れているのかな?
日本のDFは、身長差をものともせず、今日もがんばっていた。森岡クン、なかなかいいんじゃないの。

後半は、交替枠が6もあるので、少し替えてきた。
でも、なんで俊輔下げちゃうの?しかも中西と。わけわかんないよ。トルシエは勝負を捨てたの?まだ動いているし、疲れてなんかいないよ!

そこで、なぜ交替なのか考えてみた
まず、フィジカル面。1番可能性があるけれど、今日はまだやれる!!
俊輔替えるのなら、他に替える人がいるはずだ。
替えるのなら、伊東テルだと思っていた。
彼は明らかに疲れている様に見えた。
それに今日は、俊輔の代わりはいないのだから・・・・。

次に考えたのが、今回はまだテストだということ。
でも、俊輔の代わりに、司令塔として、誰をテストするんだぁ〜〜〜〜!
テストなら、FWをやるべきでしょう。
なんか納得できないよ―――。

そして、3番目に考えたのが、某掲示板に書いてあった、
「俊輔はあまり相手に見せたくない」ということ。
なんか引っ込めさせられた理由が思い当たらなくて、
この理由なら自分を納得させられる。

うん、五輪であたるんだよね。――。スロバキアと。
どういうチームかという探り合いがあったんだな、きっと。
それで、俊輔を見せてはもったいないと、引っ込めてしまったのね。
おかげで、バックラインでの球回しばっかりで、前線に出たとしても、サイドからなんとなくセンタリングを上げて、それをつめていたFWが蹴り込むといった、シンプルかつわかりやすいサッカーをやって、つかみどころのないチームになってしまった。
スロバキアも同じ。これといった特徴のない、大味な試合になった。
両チームとも、負けなければいいやと思ったんだろうか?そんなに五輪が大切か?(大切でしょう、トルシエには)
やっぱり、外国人の監督は違うよ。ハッサン2世杯のフランスだって、調整試合で臨んだんでしょ。それも堂々と公言して。
ただ、日本で行われたゲームだから、そんなんじゃ、まずいんじゃないの。ゲームはゲームで、その試合の意図するものを見せて欲しい!!!

こんなところで、トルシエ批判してもしょうがないかな。私はトルシエ派なんだけどね。
つい、サッカーのことになると、アツくなる。


この交替については、余談があります。
この観戦記を書いた勢いで、このことをなおこさんの掲示板に書いてみました。
ものすごく舌足らずでしたが。
でも、それはありえない、もしそうなら、始めから俊輔をはずす。
これは五輪代表中心の試合だから、そんなことはしない・・・・・。
とのお返事がもらえました。
そういうことですね、冷静に考えれば。ちょっと冷静さを欠いていました。
でも、そう考えたくなるほど、不可解な交替でした。
後味わる〜〜〜。


翌日、会社の人にもらった日刊スポーツの、写真は、すっご〜〜く、ナイス!!
イナと抱き合っている写真の、表情といい、角度といい、パーフェクト!!
もう、これだけあれば、交替のことは、どーでもいいや。

日本    1―1    スロバキア
   
9分  俊輔        7分  ズリク
     (24メートル)

    




ボリビア戦  6/18(日)     横浜国際競技場

 

晴天の超満員の中、ボリビア戦が始まった。
出だしは、ボール回しとボールの奪い合いで、両方とも決定的なチャンスがない。
俊輔も消えてしまっている。あんまりボールが来ない。
ボリビアは、ビデオによるチェックをして、要注意選手のマークを徹底したようで、俊輔もその中のひとりなんだろう。仕事をさせてもらえない。
ボールは、真中を避けて,サイドから前線へ送られる。
そんな中、日本はFKをもらう。左よりだから、キッカーはアツだろう。
そのアツがゴール前真中のぽっかりあいたスペースへ、ナイスキック!それにヤナギがあわせてゴ〜〜〜〜ル!!
ヤナギ、左を向いていたのに、そこから足をうまく回転させて、右へねらいすましてキックした。うまいなぁ〜〜。キーパーが逆をとられて、対応できなかった。こないだの、タナボタ得点でふっきれて、肩の力を抜いてシュートできるようになんたんだと勝手に思った。きっかけはどうあれ、ストライカーは、得点してナンボ。いいぞ〜〜〜!その調子だぁ!!

そして、ボリビアが攻め込んできて,マツがペナルティエリアのぎりぎり外でファウル!!
あ〜〜、困った、またマツやってくれたか。レッドかなぁ?やだ〜〜!やめて!!
でも、イエローで済んだ。あー、良かった。これがマリノスなら、レッドとられちゃうよ。
しかも、そのFKのロハトのキックがあと1m内側に飛んでいたら、ゴールだった。あぶない、あぶない。

その後も、得点して勢いに乗るのかと思ったが、そうではなくて、またもパッとしない。
そうこうしているうちに、なんと俊輔が交代だぁ〜〜〜〜!!
なんでぇ〜〜、また!
確かにボール触っていないけれど、そんなに悪かったの???
その交代がモリシ。スロバキア戦と同じじゃん。その後メロメロになったのに、また同じ事やるの??
も〜〜〜う、分けわかんないっっっ!!
こーなったら、その替えたモリシがどういうプレーをして、チームのためにどう作用するか、見てやる。
それで、チームが盛り上がれば、やっぱり俊輔は調子悪かったと納得できるし、モリシがだめだったら、俊輔にしとかないからだと、俊輔を引っ込めたトルシエがバカだと思うことができる!!
日本にがんばってほしいけど、モリシが活躍するのはちょっとコワイ。変なことになったけど、これが正直な感想。

しかし、またもヤナギが西沢から縦パスをもらい、ポストプレーかなと思ったら、くるっと反転し、ゴールの方を向いた。そのまままっすぐシュートすると右側へ蹴ることになるが、インサイドで蹴って、今度は左サイドネットへゴーーール!!
キーパーの逆をまたもついた。あれも、DFがついていなかったし、決定的な場面を落ち着いて決めた―――
いいねーー、ヤナギ!これで2得点。キリンカップ優勝の条件の2点を早くもクリアした。

その後は、司令塔がいなくなった今、どーいう攻撃をするのかに、私の興味は移った。
ゲーム自体にも興味が薄れたけど、俊輔を替えてまで、トルシエが何をしたいのかを知りたかった。
ボランチやバックスがボールを持つと、サイドへ出し,サイドはそれを縦に突破して、センタリングし、FWはそれを蹴り込むという、パターンになった気がする。

今までは,中央からボールを散らすか、決定的なスルーパスを出して、FWが決めるというパターンだったと思うから,随分変わったものだ。
今日のゲームの狙いはそれ??
だったら俊輔が目立たなかったのも理由がつく。中盤をはぶいていたものね。
俊輔は、ゴールを狙うよりも、ゲームの組み立てをやっていたから、だったらモリシの方が、点を取る確率は高い!
今日は、それで交代したということで納得することにしよう。

でも、それが効果をなしたかというと、そんなことはないと申し上げておきましょう。モリシも消えちゃったね。
おまけに、再三チャンスをつくっていたアツまで交代しちゃって!!フリーキッカーはどーなるんだ!!またわかんないよっっ!

フリーキックといえば、俊輔の得意な位置でのが2本あった。ああ、ここに俊輔がいれば。。。。

一応キリンカップはスロバキアとの同時優勝だった。
結果が出たというのかな??そうも思えないんだけど。

今日は、まず感想だけ。後日更新します。