8月5日  対アントラーズ戦        国立競技場

  俊輔試合前練習風景
今日はアントラーズとの対戦だ。
人がかなり入っている。31000人以上。3万人を超えるのは、最近のJでは珍しい。それだけこのカードにJファンが関心をもっているという証拠だ。

ここまで、アントラーズは首位。マリノスはいまだ調子がつかめず、9位に甘んじている。
といっても、このカードは、マリノスにとってはAクラス入りを目指し、負けられない。アントラーズは、前節負けているので、首位を固めるためにも負けられない。
キックオフ。立ちあがりは、それぞれが様子を見ていて、これといった攻撃がなかった。
だけど、中盤の攻防はすごくて、相手がボールを持つと見るや、猛然とDFがアタックをし掛けて来た。
今日の俊輔のマークは中田浩二。チェックは早いが、それ以上に俊輔の動きが早かった。そのため、中田が足を出してしまって、前半から何回も俊輔を倒していた。そうなると、私は穏やかでいられない。お〜〜い、日本の宝を削らないでくれ〜〜!!

前半はどちらのボール支配ということがなく、中盤の激しいボールの奪い合いで内容の濃い試合をしていた。特に俊輔へのマークがすごくて、絶えず両側にDFを引きつれていた。
それで、マリノスはサイド攻撃を仕掛けた。右の安藤を使うことが多かった。今まで右サイドを使うことが少なかったから、効果的にボールが繋がっていた。
アントラーズは、時折、きれいなシュートをしてくる。あまりシュートをしないと思っていると打ってくるから、安心はしていられない。
前半は0-0で終わった。

  俊輔のフリーキック
後半は、前半よりもシュートが増え、流れがさらに速くなってきた。こんなに暑いのに選手達は大丈夫なのかと心配するが、ゲームはエキサイティングになってきている。
点は入らないが、フィニッシュまで行くようになり、いつしか点が入ると期待させられる。
そんな中、アントラーズがマリノスボールをインターセプトして、ヤナギにつなぎ、ヤナギがドリブルで持ち込んでから、右足でシュート性のキックをした。一瞬ミスキックかと思われたが、これは平瀬へのパスであって、ドンピシャのタイミングで平瀬がファインゴール。川口はそれにあわすことができなかった。
ああ〜〜、もう、どうしてこうなるの?先制されてしまいました。でも、あまりにも見事なゴールで、残念だったが、それほど悔しくならない。いっしょに行ったコなんて、「これが五輪代表でも出ればいいのにね。」アントも応援しているから、こうなっちゃう!

しかし、そのゴールシーンで川口は交錯したんだろうか、しばらくはプレーしていたが、やがてエノと交代してしまった。
エノは、Jの公式戦で初出場。(ナビスコカップでは出たけど)大丈夫かなぁ。
ファーストタッチをはじいちゃって、かなり不安。スリリングさが溢れ、シュートが来ると恐ろしい。心臓が止まりそうだ。
ああ〜〜、やめてくれ〜〜、シュート来るなぁ〜〜!!

そのあとは、マリノスイレブンは焦っているように思えた。でも、なんか負ける気はしない。きっと点を取ってくれるだろう。
そうしていると、ゴール前の混戦を制し、エジミウソンがボールを押し込んだ。
ゴ〜〜〜〜ル!!
何が何だかわからないけれども、とにかく同点!うれしい!!
エジはからだ全身で喜びを表している。

その後、マリノスが押し気味に試合を進めたが、決め手がない。FKもたくさんもらったけど、壁に当たったりした。
反対にアントラーズはカウンターになって、良いチャンスを作り出していた。でも、ヤナギと平瀬に代わり、DFの選手を投入してきて、狙いがよく分からなかった。

試合はそのまま延長戦へ。
選手の消耗度がすごそうだ。アントラーズは若い選手が多いからうらやましい。
でも、アルディラス監督のもと、猛練習を積んでいるマリノスだって、スタミナがあるはずだ!!
スポーツドリンクを飲んでいる。俊輔は、2缶飲んでいた。
試合はマリノスペースだが、いまいち決定的な場面がない。でも、選手達のがんばりがすごい。お互いに負けられない試合だというのがわかっている。
それに追い討ちをかけるようにものすごい雨が降ってきた。選手が霞んで見える。
たまらず席を移動した。ごめんね〜〜、選手達はがんばっているのにね。。。
そんなすごい雨の中、すべりながら選手達はプレーしている。疲れているはずなのに、闘志は衰えず感動した。

試合は最後までお互いに集中力を切らさず、120分を攻めあったが、決着がつかなかった。
アント相手に引き分けは、まぁまぁかな?
俊輔は前目でプレーし、攻撃に参加していた。ミスキックが少なく、サイドチェンジの正確さはさすがのものがあったアツは延長後半最後の方で交代してしまったが、ボールを持たせるとDFを引きつけながらセンタリングをし、貫禄を感じさせた。ただ、この二人はマークされていたので、もう少し右サイドの安藤の精度があがれば、おもしろいものになるだろう。
FC東京戦でメタクソだったユーリッチは、運動量が少ないものの、経験がモノを言っていて、読みが素晴らしかった。見直した。延長から登場の永井は、見せ場を作れなかったので、今度は頼むよ。
再三倒されて足を抑えていたユ・サンチョルが心配だったけど、なんとかなるでしょう。
次につながる試合だと思いました。

      横浜Fマリノス  ――  鹿島アントラーズ
               1      ―       1
                                  63分  平瀬
          73分  エジミウソン