1 |
The Course Of Nature |
エドゥとキコの作品。前作の最終曲“Gate]V”の延長のような、クラシカルな導入から、中南米の民俗音楽のようなリズムが続き、本編が始まる。
低音のリフの上に重なるギターソロは、キコ、ラファエルの順であろうと想像できて楽しい。
エドゥの低音ヴォイスは、そのうちに上がると思ったが、最後まで上がらず。が、慣れればこれもいい。 |
2 |
The Voice Commanding You |
ラファエル作の疾走曲。テクニカルなイントロ、慌しいまでの変化に富むスピーディで高度なリフは、Angraならでは。
アキレスのドラミングが冴え渡る。
途中にクワイアが挿入され、荘厳さが加わっている。ツインギターやギターソロがテクニカルだ。
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3 |
Ego Painted Grey |
エドゥの低音と低音のアルペジオから始まるシリアスな曲。キコ作。
徐々に盛り上がり、エドゥは雄々しく豪快に歌い上げる。
プログレがかっている。ギターソロとキーボードソロ(?)の掛け合いにスリルがあってカッコいい! |
4 |
Breaking Ties |
Wishing Wellのような、明るめのキャッチーな曲。エドゥ作。
エドゥは高音で歌っているせいか、心地良く聴ける。
このようなPOPめの曲にさえ、高度なセンスを感じる。好きな曲だ。 |
5 |
Salvation : Suiside |
Nova EraやTemple Of Hate系の疾走曲。もう、イントロを聴いただけでAngraとわかる。
ツインギターがうなり、ライブで盛り上がること請け合い。ギターソロがこれでもかと速い。 |
6 |
Window To Nowhere |
これも、ギターオリエンティッドな曲。ちょっとマニアックか。
もともとAngraは、ギターだけだとマニアックになるきらいがあった。それがエドゥのボーカルが入ることによってリスナーに近づいていた。それを思い出させる。
ギターソロは、キコのソロアルバムのようにフュージョンがかってて高度で難解だ。早弾きは当然で、速いのに音のひとつひとつにチョーキングを施しているような、叙情性と表情を与えているのが驚愕だ。
いえ、キコのギターソロには、ほとんどこの表情を感じる。アグレッシヴなラファエルのギターソロとの区別は、これとリバーヴ感でつけているのだ。 |
7 |
So Near So Far |
民俗音楽をイントロに使った、静かな曲。キコ作。
歌メロの部分はサルサか。
キコがインバビューで答えていたが、民俗音楽を減らすようにと周りから言われているらしいが、ブラジルのバンドとして、民俗音楽を取り入れることにプライドを持っているという。今後も使用していくようだ。
私も民族音楽はこの半分にしても。。と思っていたが、インタビューを読んで気が変わった。というのは、彼らのオリジナリティもさることながら、Angraの役割や周りに与える影響を考えているのだろう。後世に名を残すバンドとしては。
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8 |
Passing By |
Bのフェリッペ作。初提供だ。
イントロからベースがリードを取っているのがおもしろい。
サビが印象的で、ライブで合唱できそう。
重低音の強力なリフに乗って、プログレ風なギターソロが自由に華麗に舞う。 |
9 |
Scream Your Heart Out |
私には、この曲のメッセージがAurora Consurgensのメッセージに思える。
Scream your heart out! Dig your soul in it (心を外に出してそこに魂を入れろ!)
Time to fly again and left your mind go free (飛躍の時 精神を解き放て)
マイナー調からメジャーになるギターソロがいい。
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10 |
Abandoned Fate |
アコースティックな作品。
途中、ビートルズのような曲が挿入される(曲名がわかりましぇ〜〜ん) |
11 |
Out Of This World |
日本のみのボーナストラック。ラファエルが歌っている。
それが、スティーブ・ペリーにも似て、かなりうまい。
高音でシンプルなHMがほしくなってきた時だから、素直に真っ直ぐに突き抜けるような歌い方が気持ちいい。
肩の力を抜いたように、のびのび演奏している姿に好感が持てる。 |