2006ドイツW杯最終予選

バーレーン戦(アウエー) 2005.6.3 

直後の感想(BBSに書いた感想)

勝ちました!!
うれしいというより、ほっとしました。
もう、最後の15分が長くて、心臓バクバクでした!!
だってね〜、バーレーンの選手たちの足が止まっていたように見えたんですが、実は“演技”で、最後の最後で息を吹き返して、あっさりとカウンターを仕掛けられてしまうんじゃないかと、ずっと疑っていたんです。
日本はロスタイムが弱いというデータは当然入手しているはずだろうから。
だけど、見た目通り、最後まで疲れてて良かったです。(なんて感想だ^^;)
小野が疲労骨折のリアイア下で意気消沈していたんですが、選手たちはしたたかに闘ってくれました!!

得点は小笠原。
ちょっと距離があったんですが、左サイドネットを揺らす素晴らしいコースに見事決めてくれました。
相変わらずワクへ行かないシュートが多かったですが、このシュートは角度といい、タイミングといい、ナイスでした。

今日は前半が特に集中していました。
ボールへの寄せが早く、バーレーンに自由にボールを持たせませんでした。
数回マークが重なった部分がありましたが、フリーにさせることはなく、中澤の気迫の1対1ではことごとく競り勝ち、存在感の強さを感じましたよ〜。
ああ、良かった。

最後まで安心できずにハラハラしっぱなし。
ロスタイムなんか、生きた心地しませんでした。
川口のゴールポスト直撃キャッチプレーなんてものも飛び出しましたが、今夜は勝利の女神がついていたわ。
キリンカップで逆運を使い果たしたとか、逆ツケがまわってきたとか、巡り合わせを感じてしまいました。
やっぱりジーコは強運かも。

選手たちは集中を切らさずに最後までよく闘ったと思います。
ただ、交代の時期をもっと早くしても良かったわ。
ただし、これ、俊輔以外ね。今日は守りを固める意味においても、仕方なかったとあきらめてますが。

ヒデは驚きの運動量と粘りです。
福西もよくカバーしてました。
バーレーンは中央からの攻撃が多かったから、二人が強力な効果を発揮してました。最終ラインも守りやすそうでした。

イエローがなぁ〜。
俊輔は食らったんだろうか?それが心配です。
インタビューで出られないと言っているし。あれはないよ!!

うれしいんだけど、次の試合のこと考えると別の不安が出てくるし、それ以上にほっとしてます。
とにかく、勝ち点3ゲット、おめでとうなのです。

上記に付け足すのは、ヤナギの動きが素晴らしかっことです。
ワントップという、マークされて潰されがちなポジションにありながら、ボールを奪われるシーンが少なく、きちっとポストプレーできてました。

ゴールシーンを見返してみますと、ヒデが俊輔に預け、それをヒールでオガサにダイレクトパス、さらに俊輔がオガサのボールを受けようと右に開き、ヤナギは左からパスを受けようと突進してきたタイミングでのシュートでした。
バーレーンのDFは「日本のことだからきっとパスする」と読み、俊輔やヤナギが目に入ったはず。
その一瞬のスキを突いての、見事なゴールでした。
オガサの試合後インタビューの「みんなのおかげでゴールできた」は、マークを引き付けてくれた俊輔とヤナギ、それまでの組み立てをしてくれたヒデ、さらに確実な守備で盛り立ててくれたDF達に向けられているのでしょう。
動きの連動性、個人プレーに見られがちですが、実は組織立った動きの中での得点に歓喜してます、masshは。
もちろん、パス出さずに、自分でシュートしたオガサが素晴らしかったのは言うまでもありません。
本当に、DFを躊躇させた、絶妙のタイミングと絶妙のコースでした。

俊輔にも注文をひとつ。
もっと
ダイレクトでパスを出してほしい〜〜!!
インタビューで「ボールを持った時に、サイドの選手が走ってなかった」と言ってました。
そのためにバックパスが多かったんだと思いますが、自分で突破できるシーンやシュートできるシーンもあったと思うよ。
サイドに展開した時は、もっと早くはたいてくれてもと思ってました。
密着マークがキツかったですが(特に前半は削られるプレーばかりで気の毒でした)、セリエで磨いてきた当たりの強さの向上を考えると、もっとやれるはず。
味方の走り出しを見て取ってパスを出すのだけでなく、ヒデのように、「オレのイメージするのはこんなパス」とばかりに、強引に先にパスを出しちゃって、味方を(特に加地とアレックス)無理やり走らせちゃっていいと思うんです。
でないと足元へのパスばかりになっちゃう。加地とアレックスのムダ走りに期待するためにも、3回くらいサイドのキツい所に出していいんですよ、俊輔は。
パスの精度が高いんですから、あとは強引さを身につけることです。
ということで、加地にアレックス、覚悟しなさい。(^^)
んで、俊輔は、そうやってサイドをコキ使うわけですから、(罪ほろぼしに?)自分でも突進しましょう。
サイドからのクロスを、FWが打ち切れず、それでは誰が??って時に登場する、第3のストライカー“俊輔”登場!!
くぅ〜〜、カッコいいっ!!(期待と妄想が暴走中^^;)


あと勝ち点1を上積みすれば自力でドイツへ行けます!!
バーレーンが引き分けるか負けた時点で、自動的に日本がドイツ行きを決定できるんですが、こうなったら北朝鮮戦で決めちゃえ!!

問題は、バーレーン戦でイエローをもらい、累積警告で北朝鮮戦が出場できなくなった俊輔、ヒデ、アレックス、シンジのいない布陣をどうするかです。
勝手にmasshが予想してみます。

   大黒       ヤナギ   

アツ      オガサ       加地

  福西      イナ  

 中澤     宮本     田中

  川口        


普通に考えると、こんなもんでしょう。(ジーコの采配はわかりやすい)
大黒はスーパーサブで、玉田か鈴木がスタメンかも知れませんが。
イナでなく中田浩二がスタメンだったら怒るよ!

ここで心配なのは、オガサの司令塔です。
密着マークがつくと、何も仕事をさせてもらえないでしょう。特にバーレーン戦で得点したから、要マークになるのは間違いないです。
なので、オガサにはマークの引き付け役になってもらう必要があるのです。
それなら、誰が司令塔に??ってことですが、私はアツに期待しています。ヴェルディでは左サイドでなく、トップ下に入ってますので。
アツのキープ力、展開力を考えたら、左からのゲームメイクも可でしょう。
さもなければ、本山をトップ下に持ってくるのもおもしろいですね。その場合は、バーレーン戦と同様1トップです。
うん、むしろ大黒でなく本山の方がドリブル突破があってかき回してくれるかも知れない。
これまでの、国内組で闘ってきたペルー戦、北朝鮮戦(第1戦)を見ると、
絶対第2の司令塔が必要なのです。オガサにかかる負担を軽減させるためにも。
また、イナの攻撃参加も楽しいでしょう。

もはや消化試合となってしまった北朝鮮は、対日感情だけで試合してくるようでイヤだなぁ〜。
自分たちが犯した暴動を棚に上げ、なおも「日本が金払ったから第3国開催になったんじゃないか」と言いがかりをつける態度は、サッカーで北朝鮮民族の優位性を認めさせるウラがあるみたいで不気味です。
選手達は、きっといいヤツばかりだと思うのに、国家が意固地だとイメージが悪いです。
ケガしてくれるなよ〜〜!!
誰が出ようと、きっちり勝ってほしいものです。北朝鮮もベストメンバーじゃないみたいですね。監督も出場停止です。

多分、今日よりもハードな試合になるでしょう。
バーレーンに勝ったために、調子こいてますが、危機的な状態ではあります。
気を引き締めてがんばってくれぇぇぇ〜〜!!


オマケ
弾丸ツアーの様子を書いたサイトみっけ♪
勝手にリンクしちゃいます。→こちら
すっごく楽しそう。バーレーンの人たちって親切なのね。お金とヒマがあったら参加したくなりました。

追加
バーレーン戦を見返してみたら、俊輔はペナルティエリア内ではダイレクトパスが多い。
クロスを入れる時が、そのまま上げずに上げられるポイントを探しているようだ。
これらのことから、攻撃に緩急をつけていると考えられる。
だけど、シュートチャンスがわずかでもあったら打ってほしいのよね。俊輔だからこそワクへ飛ぶに違いないと思ってるから。