キリンチャレンジカップ パラグアイ戦


                                        
    5/27  埼玉スタジアム


やっと俊輔が生で見られる!
友人にとってもらったチケットで、初埼玉スタジアム。
岡ちゃんの日本代表では、初融合ですが、俊輔の合宿期間が実質1日だけだったことと、俊輔自身の左太もも痛により、スタメンかどうかも危ぶまれ、どうなるか心配でいっぱいでした。

この日の国歌斉唱は、ゴスペラーズ。
豊田スタでは、地元のコーラス団だったというので、肩透かしをくらうのではと不安でしたが、ラッキー!!
厳かに重厚に、国家が鳴り響きました。
見事なコーラス。よぉし試合内容も、見事方向でまとめてくれっ!!
(写真の右にいるのは、パラグアイ国家を歌った人)

俊輔は、スタメンだった。
大丈夫なの?大丈夫なの?途中で交代させられるのでは?とは思ったけど、フル出場してくれた。
W杯予選のオマーン戦まで、残すとこ6日間。
どの布陣が俊輔に合うのかを見極めるため、あえてフルにしたのだと思った。
他のメンバーは、故障上がりの啓太、これまた故障上がりの巻、闘莉王だってケガの具合が怪しいもんだ。
阿部ちゃんだって、いつもの調子じゃない。
そんな危なっかしいメンバーで大丈夫だろうか?
でも、明大生の長友が左サイドバックなので期待が持てた。


俊輔がボールを持つと、会場が沸く。
俊輔ユニを着ている人をいっぱい見かけた。
パラグアイが予想を覆して攻めてこない。
日本はボールを持たされている感じだった。
ハーフウェーラインよりもゴール側でボールキープしていた。
が、ここからがパラグアイ。先へは行かせてくれない。
巻に合わせようとボールを放り込んだら、ヘッドで跳ね返される。
ならばと、サイドから攻めようとしても、きっちりマークがつく。
一度俊輔が右サイドへ流れて、クロスを狙おうとしたが、3人に付かれてしまい、あえなくバックパスをした。
また、マンマークが強いので、FWやMFの突破は許されなかった。

なんか攻撃が停滞してるな〜。
中盤でボールを回すばっかりで、ボールが前へ進まない〜。
しかし、これを打破したのが俊輔だった。
闘莉王へのピンポイントクロスは、惜しくもワクを捉えられなかったが、再三のサイドチェンジといい、攻撃のバリエーションを作り出していた。
今までの、ただ闇雲に目的なくボールを放り込んでの攻撃とは違っていた。
が、私は、俊輔が攻撃を組み立てるだけじゃ、俊輔が抑えられると機能しなくなるから、他に、例えば俊輔と逆の左サイドからドリブル突破をする選手も必要だと思っていた。
セルティックのマッギーディみたいに。
組み立てと突破、双方が揃ってこそ、バランスが取れ、お互いを引き立てると思っているので。

後半になると、ヤットに代わって松井が投入され、期待されたけど、何かチグハグだった。
松井にボールが集まり、個人能力で打破を試みるも、ボールを奪われがちだった。
さらに、山瀬が中央からドリブルを仕掛けるも、無謀な挑戦のように、あっさりとボールを奪われてしまった。
個人で突破をしようとしたので、バランスが悪いように思えた。
だったら、ワンツーで切り抜けるとか、周りを生かしたプレーで攻めればいいと思う。
個人プレーの守備なら、南米のチームは長けているから。
私の考える、個人での突破は、パス回しをしている上で、フリーになった瞬間に仕掛けてほしいのだ。初めから突破を狙ってるんじゃない。パスも突破もありますよと、守備の狙いを絞らせないようにしてほしい。
それができなかった日本代表チームは、その時点で勝利はなかった。連携を合わせる時間が短かった。

試合は、結局0-0で引き分けた。
むしろパラグアイに決定的な場面があったけど、外してくれて助かった。

う〜ん、むずかしいな。
誰にボールを預ければベストなのか。。
以前は中田がいた。
彼に預ければ、とりあえずボールは奪われなかった。ゲームの組み立ては別にして。
もちろん俊輔に預けても、ボールは奪われないだろう。
だけど、前を向くプレーになるかどうかというと。。
その辺が俊輔の課題だと思うが、これには俊輔と同様に試合を組み立てられるヤットかケンゴがいれば、克服できる。山瀬だと。。ちょっと無理だ。
その辺を、岡ちゃんがどう捉えるかが問題だ。山瀬は岡ちゃんのお気に入りだしぃ〜。

私は俊輔ファンだから、俊輔が生きる布陣を模索してしまう。
俊輔は、動き出しがいい選手をにボールを出したがる。従って、岡ちゃんの玉田の選択は悪くない。
だけど、時間的に間に合うのかな??

俊輔は、動いてボールをもらうようにしてほしいと希望した。
確かに、日本がゲームを支配するためには、足元でボールをもらうようじゃダメだ。
その点、オシムのサッカーはお手本となるだろう。
走り回らないことには、守備のほころびはできない。

これらの点を改善しつつ、6月2日の本番を迎える。
ホームでは、オマーンに負けるわけにはいかない!
この日も見られた決定力不足をどうするかだろう。
それには、俊輔の指摘する「守備網の裏を狙う攻撃」になるのだが。。

不安はあるが、私は勝利を信じる!

どんな点でもいいから、点を取ってほしい。オウンゴールでもいい。
もう、俊輔が戦犯にされるのはイヤだから。
いっそのこと、俊輔がFKで決めちゃえ!!


(写真:ケンゴと仲良く談笑中)

俊輔のプレーに対してだけ言えば、相手がボールを取りにくればかわし、パスは後ろ向きに反転してから出したり、中央を向いているのに、左サイドにパスを出したりと、ため息の出るプレーが多々ありました。
これで、味方の動きが手に取るように理解できれば、連動性が出てもっと楽しくなるんだろうなぁ〜と、期待が持てました。
マークはキツいと思うけど、決定的場面を演出するよう、がんばってほしいっ!!

後ろ向きの感想なのが残念です。すみましぇ〜〜ん。

      0-0 引き分け