制定居合

 全日本剣道連盟は居合道を学ぶことで、刀の操法を知り手の内を修得して剣道の技にそれを生かせるようにと、剣道家にも習いやすい居合道の形を作ろうと昭和三十年代に企画し、

四十一年に当時の大谷一雄理事長が中心となって、吉沢一喜(伯耆流)・政岡壹實

(無双直伝英信流)・武藤秀三(長谷川英信流)・末次留蔵(夢想神伝流)・山本晴介

(無双直伝英信流)・紙本栄一(長谷川英信流)・檀崎友彰(夢想神伝流)・山蔦重吉

(夢想神伝流)・寺井知高(長谷川英信流)・額田長(夢想神伝流)・大村唯次ぐ(夢想

神伝流)・沢山収蔵(伯耆流)の十二名によって研究会が作られた。

 そして、昭和四十四年三月、「全日本剣道連盟居合」(制定居合)が制定された。

当時は七本目までであったが、昭和五十五年三月に三本追加され、平成十三年四月に新た

に二本追加され、現在は十二本となっている。

  •  一本目  前
  •  二本目  後ろ
  •  三本目  受け流し
  •  四本目  柄当て
  •  五本目  袈裟切り
  •  六本目  諸手突き
  •  七本目  三方切り
  •  八本目  顔面当て
  •  九本目  添え手突き
  •  十本目  四方切り
  • 十一本目  総切り
  • 十二本目  抜き打ち