阪神電車の風景

魚崎地上区間の記録

阪神電車魚崎駅から大阪寄りの横屋踏切付近の地上区間は筆者のなじみの深い区間である。

神戸市内連続立体交差工事の開始によりこの区間も変貌しようとしている。

2003年、本格的に工事が始まる直前の地上区間の記録写真である。

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写真は2003年7月、9月に撮影したものです

魚崎駅から梅田方向へ駆け降りる5500系ジェットカーです。

これから高架工事で、ホームの高さからほぼフラットになるようです。加速するにはこの下り坂がちょうどよいと思いますが、フラットになったら逆に遅くなったりして。

逆に梅田からの電車は上り坂ですが、最近は日中ほとんどの電車が魚崎駅停車なので、運行速度への影響は少ないと思うのですが。

工事で仮線が建設される山側の道路。

筆者にとって歩き慣れた道も工事が始まっていました。

このガード下は道路が凹んでいます。ここはバスが通るため桁下高さを稼ぐためです。

以前は阪神のガードがさらに低く、道路ももっと凹んでいたため、雨水はたまるし、大型トラックはつっかえるし、大変でした。昭和40年頃の話ですが。

このガードも高架工事でさらに上に上がるようですから、道路がフラットになるかも知れません。

魚崎駅から梅田目指して駆け下りる直通特急。

8000系改造車。

同じく直通特急、山陽5000系。

このときは阪神リーグ優勝の記念塗装電車だった。

各停のすれ違い。

ジェットカーは駅からわずかの距離の間に、最高速度まで加速します。

夏の盛り。

サルスベリも咲いていました。

この日も暑かった。

「地蔵前溝橋」

このガード下は1.4m。

自転車に乗ったままくぐり抜けるのはさすが地元。

「地蔵前溝橋」 から見上げる形になるこの構図は金網の隙間から。

電車の大きさ、重量を肌に感じる。

横屋踏切から、カーブを切って登坂しようとするジェットカー。

新鋭9300系も魚崎停車のためここから減速。

加速する9000系。

2000系は急行なので魚崎通過。特急が止まる駅を急行が通過するというのは、阪神以外ではあまり見ない光景。

横屋踏切近くから見るこの構図は、筆者の好きなポイントだった。

これを撮影したときは、水道管などの付帯工事が始まっていました。

一枚目、二枚目の写真は、魚崎横屋踏切(歩行者専用の踏切)で撮影したもので、速度制限の無いこの区間で、カーブを切って立ち上がってくる迫力のある構図が気に入っていました。

この一枚目の写真は、朝日をバックに逆光で撮ろうと早起きしていったのですが、夏だったので日の出の方がずっと早く、イメージ通りには行きませんでした。でも通勤路線である阪神電車らしい写真になったのではないでしょうか。

この構図も昔から良く撮ったポイント。

6両編成の急行車も全編成が構図に入る。

6両編成も今となっては短いが、昔は関東の私鉄も同じようなものだった。

何となく郷愁を誘う字体。

震災から復活した町並み。阪神電車は変わらず走るが、それも新しい高架に変わる。

「横屋避溢(ひいつ)橋」 を通過する8000系。

高架になったら洪水の時の「防水堤」にはならないのだが、阪神大洪水も昭和初期のお話し。その名残も消える。

走れ、阪神電車。

 
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