新・闘わないプログラマ No.500
リビング用PC ハードウェア編
この駄文も今回で500回になりました。秋にはこのサイトも10年になります。前にも書きましたが、(500回ではなく)10年でこのサイトに区切りを付けたいと考えています。その後どうするかはまだ未定です。
さて、先週リビング用パソコンとして買ったMacBook、いろいろと設定をやっている最中ですが、今回はMacBookのハードウェアそのものについてあれこれ書いてみたいと思います。
最近は、この種のものを買うときには大抵通販にしています。けれど今回は量販店の店先で即決した関係上、自分で持ち帰ってきました。まあ大して重いものでもない(梱包された状態で3キロくらい?)のですが、この量販店に行く前に別の店でDVD-Rを200枚も買っていて、そのうえMacBook本体のほかにキーボードとマウスも買ったので、持ち帰るのがえらい大変でした。
それでもMacBookの箱が思ったより小さくて薄かったのでなんとかなったわけですが、しかしこの箱、MacBook本体の写真がどどーんと印刷されていて、妙に目立ちます。もっと地味でもいいんじゃないかと思うわけですが、どうなんでしょ。夜道をこれ持って歩いていたら強奪されたり、とかありそう。
家に帰って、箱から取り出してみた最初の印象は、
- 思ったより重い ←いや、私の基準が、いつも使っている松下のLet's noteなもので、それの2.3倍の重量はやはり重く感じます。気軽に持ち運べる重量ではありませんね。
- 真っ白なのはきれいだけど、汚れそうだし、指紋も付きやすいなあ。傷も付きそう ←もう傷があちこち付いてますし、指紋でべたべたです。
- ACアダプタはイイ ←AC側のケーブルなしでコンセントに直接差し込めたり(AC側にケーブルをつけることも可能)、DC側のケーブルをアダプタ本体に巻きつけられるようになっていたり、MacBookとの接続部分がマグネット式で容易に外れるようになっていたり(ケーブルを引っ掛けると簡単に外れるので、本体を落下させてしまうような危険性が低い)。まあ、マグネット式になっているのは電源ケーブルだけなので、USBやらLANやらディスプレイやらのケーブルを引っ掛けてしまったら救われないわけですが。
- 本体の虚飾を排したデザインは好感が持てる ←いま目の前にあるLet's noteと比較すると、その差は歴然。まあ、Let's noteの場合「軽くする」というのが最重要ポイントでしょうから、デザインに気を配っても重くなってしまったら本末転倒でしょうけど。
- インターフェースは割り切っているかも ←めぼしいところでは、PCカードスロット、モデム、フラッシュメモリ(SDカード等)スロットがありません。PCカードはともかくとして、モデム(←出先でのインターネット接続の最後の砦)とSDカードスロット(←デジカメのデータの読み取り等)はあってもいいと思うんですけどね。「モデムはUSB接続の別売りのを使え」「デジカメのデータはデジカメとUSBケーブルでつなげ」ということのようですが。
- メモリとHDDの交換が容易なのは便利 ←メモリは(たとえばMac miniと異なり)ユーザが自分で交換してかまわないようです。このあたりのアップルのポリシーがよくわかりません。ユーザによるメモリ交換を禁止して、高い純正メモリを売ったり、交換の工賃を得たりして利益を確保したりする(ように見える)かと思えば、このMacBookのように「自分で交換していいよ」と言ってみたり。たまたまMac miniが構造的にユーザによるメモリ交換が難しくて、MacBookが容易だった、というだけの違いなんでしょうか。それはともかく、メモリ交換は自由にできるようなので、そのうち1GBx2にはしたいと思っています。
- 筐体の工作精度はいまいち? ←本体とバッテリの境目の部分がでこぼこして段差ができています。
私はいままでノートPCと言えば「持ち歩いてナンボ」と思っていたので、このクラスのノートPCの相場観がまったくありません。いったいこのMacBook、14万くらいで買ったわけですが、これって一般的なWindowsのノートPCと比較して高いんでしょうか、安いんでしょうか。ちょっと興味があります。
とは言え、比較の対象となるような同一スペックのPCを見つけだすのは至難の業です。試しにDellのサイトで、似たようなスペックになるようにして見積もってみたところ、次のようになりました(カッコ内はMacBook)。
- 本体 Dell Inspiron 1420 (MacBook MB062J/A)
- OS Windows Vista Home Basic (Mac OS X 10.4)
- 天板 ホワイト・Webカメラ搭載 (iSightカメラ搭載)
- CPU Core 2 Duo T7300・2GHz (Core 2 Duo T7400・2.16GHz)
- ディスプレイ 14.1インチ光沢 (13.3インチ光沢)
- メモリ 1GB (1GB)
- HDD 120GB (120GB)
- 光学ドライブ DVD+/-RWドライブ (DVD+/-RWドライブ)
- 無線LAN IEEE802.11a/b/g/n (IEEE802.11a/b/g/n)
- Bluetooth あり (あり)
完全に一致する構成にはなりませんが、こんなもんでしょう。Dellさん、買いもしないのに見積もりだけやってしまいすいません。会社ではいっぱい買っていますので許してください。
で、これで締めて143,780円。ただし7/30までは15,000円引きになるようですので、128,780円ということになります。こうやって見ると、私の買ったMacBook、Windows PCと比較しても、そう高いわけでも安いわけでもなさそうです。まあ、MacBookでWindowsを使う場合には、そのライセンスも必要になりますが、Windows PCではMac OS Xは動きませんから、どっちもどっち、ということで。
ちなみに、国産メーカー各社は、このクラスのCPUを搭載している機種は高級機に分類されているようで、妙にゴテゴテと余計なものが付いていて価格が高く、MacBookと比較対象になりそうな機種がほとんどありませんでした。
[次回、「リビング用PC Boot Camp編」に続く]
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