新・闘わないプログラマ No.481

新品同様


私の場合、原稿その他の書き物は基本的にノートPCを使っています。私の持っているノートPCは、松下のCF-R4というB5サイズのモバイルノートPCなので、キーボードははっきり言っていまいちです。「なんとかタッチタイピングができるかなあ」というくらいのキーボードです。それでも出先や電車の中で使うならば仕方ありませんが、家ではもうちょっとマシなキーボードを使いたいわけです。
そんなわけで、家では外付けのUSBキーボード(とマウスも)をノートPCに接続して、それを使っています。どんな感じかというと、下の写真のような感じです(珍しく写真を載せてみました)。

ノートPCとキーボード

写っているキーボードは、Happy Hacking Keyboard Lite2です。Happy Hacking Keyboard(HHK)の最も廉価版になります。上位製品に比べて打鍵感がいまいちと言われていますが、省スペースキーボードとしてはそう悪くないのではないか、と思います。値段も安めですし。私の場合、テンキーはまったく使わないので、テンキーが無くて、可能な限り小さくて、でもまともに打鍵できるやつ、ということで4年近く前にこのキーボードを買いました。ちょうど、本の原稿を書き始めた頃です。
それ以来、このキーボードはかなり酷使したはずですが、いまのところまったく不具合はありません。本1冊の文字数は、いま原稿で調べてみたところでは20万字(漢字で)くらいのようです。すると原稿を書くためにこれまでに入力した文字数は、雑誌の原稿等も含めますと、だいたい100万字くらいでしょうか。私はローマ字入力していますし、変換キーの押下等も含めると、このキーボードでの打鍵数は300万回程度ということになります。
もちろんこれはすべてのキーの打鍵数の合計ですから、それぞれのキーの打鍵数はずっと少ないわけですが、この程度の打鍵数ではHHKはびくともしないようです……いや、キーボードの機能としてはなんとも無いのですが、よくよく見るとすごく汚れています。それはまあそうでしょう。4年弱にわたって酷使してきたのに、いちども掃除していませんから。どんな状態かと言いますと、こんな感じです。

キーボード(掃除前)

お見苦しいものをお見せいたしました。申し訳ありません。キーにほこりがびっしりこびり付いています。あまりにも酷い状態なので、キーボードを掃除することにしました。まずはキーを外します。マイナスドライバーを2本使って抉ると、キーは簡単に外せます。キーをすべて外した状態はこんな感じです。

キーボード(キーを外したところ)

ますますお見苦しいものをお見せいたしました。申し訳ありません。埃やら髪の毛やらがびっしりです。見るのもおぞましい光景です。あわてて掃除機で吸い込みました。その後、キーボードの筐体を拭いてきれいにしました。
外したキーは洗剤を使って歯ブラシでごしごし。水ですすいで日向に放置。天気がよかったので30分ほどで乾燥しましたので、あとは元通りにキーを取り付けて終了です。
ここで注意。キーを外す前に、キーボードの写真をデジカメかなんかで撮影しておきましょう。さもないと、どこにどのキーをはめたらいいのかわからなくなってしまう危険性があります。

キーボード(掃除後)

というわけで、1時間半ほどで、キーボードは新品同様に生まれ変わりました。これであと何年このキーボードが使えるでしょうか。
それにしても、これがまだ5000円くらいのキーボードなので、1時間半かけて掃除してもそれなりに納得できたわけですが、1000円くらいのキーボードだったら……買い換えたほうが早いですね。

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