タイトルは「非常時」接続ではありません、非「常時接続」です。「間髪を容れず」は「かん・はつをいれず」と読むのと同じです(←なんか違う)。
さて、年末年始に3日ばかり実家に帰ってきました。実家に帰ってもあまりやることがないので、今書いている原稿の資料をノートPCに全部突っ込んでおいて、あとは録画したまま見てなかった大河ドラマのDVDを何枚か持って帰ったわけです。
実家は、世間で流行の(っていつの流行だか)「ぶろ〜どばんど」とやらとはまったく無縁なわけでして、
非「常時接続」環境でした。そんなわけで、原稿を書いている最中に何か調べたいと思っても「サクっとインターネットで検索して」というわけには行きません。そんなわけで「もしかして、ここは見るかも」という資料はあらかじめダウンロードして行ったわけです。
まあ、いざとなればウィルコムの電話機をノートPCに接続して使えばいいわけで、パケット通信が定額の料金プランなのでいくら使っても余計なお金はかからないのですが、なにせ64kbpsの「なろ〜ばんど」。しかもいちいちUSBケーブルを接続しないといけない面倒さ。
そんなわけで、ときどきメールを読むためと、書いた原稿のバックアップのために接続しただけで、他の用途ではつなぎませんでした。
あと接続できると言えば、Yahoo!無線LANスポットとかいうやつ。月々数百円くらい出せば公衆無線LANサービスがいろいろあるようですが、私自身の使い方としては、外で接続するような用途は、平均しても1ヶ月1回もあるかどうか(それも、あるときにはまとめてあるけど、無いときには半年くらいそんなことしない)なので、数百円と言えど、毎月のように料金がかかるのはどうも……ということでずっと契約していませんでした。
ところが、このYahooのサービス、Yahoo!プレミアム会員限定で今年5月末まで無料なんだそうで、ちょっとした都合でYahoo!プレミアム会員になっていた私は「まあ、タダならとりあえず契約してみてもいいか」と、いうわけで、こちらも使えるような状態になっていました。
これだけ準備して、帰省したのが31日の夕方です。東京駅でまずは無線LANサービスで接続しようとしたのですが……何せ帰省ラッシュ中。座るところの確保ができません。ノートPCを立ったまま使うのはかなり大変なので諦めました。で、新幹線に乗って一路北へ。着いた駅の待合室は大晦日の夜ということでもうがらがら。ここでやっと無線LANの接続ができました……ふう、やっとあれこれでき……ってメールの受信とウィルスバスターの更新くらいしかやることないじゃん。
で、実家では予定通り、ノートPCとポータブルDVDドライブで大河ドラマを見まくり、あとは原稿書き。やっぱり調べたいところが出てきて、ブラウザでブックマークを選択して……あれ? つながらない? なんで?
「ああ、そうか。いまはインターネットに接続されてないんだった」
なんてお約束のことを、やっぱり何度かやってしまいました。もう身体が常時接続に慣れてしまっているようです。この環境が無いと調べ物も出来ず、原稿もロクに書けなかったり。
話は変わりますが、常時接続されているはずのうちの職場でも、何か技術情報を調べようとして、Googleあたりで検索して、なにやらそれっぽいページが発見されたのでクリックしてみると……「このページはブロックされました」。なんか最近、職場のプロキシサーバで掲示板やブログっぽいURLを見つけると自動的にブロックされてしまうような設定になってしまったようです。しかし、そういうところに技術的なトラブルの回避策とか、そういう有用な情報が載っているんだけどなあ。ぶつぶつぶつぶつ。
世間では、ブラックリストに載っている単語のあるページはすべてブロックする、なんてアホなことやっているところも多いようで、自分の見たい本来の内容にその単語が載っているならいざ知らず、横のほうに出てくる広告にそんな単語があって見れなかったりした日には……。
そういえば、先日あるトラブルがあって、根本的な原因を探っているヒマが無くて、とにかく復旧させるのが先決とばかりに回避策を探っていたところ、ぴったりの情報らしきものが載っているページがGoogleで見つかりました。で、クリックしたところ「このページはブロックされました」。
だから、こっちは急いでいるんだってば。常時接続されてるっつーたって、この非常時に有用なページに接続できないんじゃ意味無いじゃん。仕方が無いので、私用のウィルコムの電話機で接続して、なんとか回避策を入手した私。
というわけで、こういう場合に備えて常日頃から「非常時」接続環境は整えておきましょ……って、あれ?