「そのような現象は報告されていません」
家で使ってる、某メーカーのコンピュータ関連機器というかAV関連機器というか、そういうやつで不具合を発見しました。その機能はずっと使ってなかったもので、買ってから半年以上たってそのことに気づいた私でした。
で、その不具合を私なりに検討してみたところ、どうもその機器のソフトウェア(ファームウェア)のバグっぽいのではないか、という結論に達しました。ということで、メーカーのサイトで新しいファームウェアが公開されてないかどうか調べてみたのですが、残念ながらそのようなものは見当たりませんでした。
ファームウェアのバグだったら、似たような現象は他の人でも出ているはずなので「困ったときのインターネット」ということで、検索してみたわけです。かなりマイナーな機器の、それもマイナーな機能に関する不具合だったのですが、出るわ出るわ、その不具合に関する情報が山と見つかりました。某掲示板などではボロクソに叩かれておりました。
で、実際にメーカー側に掛け合った人によると、
となったそうです。その後、別の人が同じような感じでメーカー側に掛け合ったところ、ファームウェアに単純なバグがあることが発覚して、ファームウェアを更新することにより直ったようです。
しかし、この機器にはユーザーがファームウェアを更新する機能を持っていないという今どき考えられない設計になっているらしく、クレームをしつこくつけてきた人にのみメーカー修理という形でファームウェアの更新作業を行っているのが現状ということまではわかりました。
そんなわけで、私も、とりあえずは善良な一般市民を装って(←いや「とりあえず」とか言うまでもなく「善良な一般市民」だってば)、サポートセンターに電話して、
「御社の○○という機器で△△のときに◇◇すると、××になってしまうのですが。本来なら☆☆にならないといけないですよね?」
などと言ってみました。そして、あれこれやりとりをした後に、敵(サポートセンターの係員、詳しい人に替わってもらった後)が言うには、
「そのような現象は報告されていません」
んなわけねーだろー。
「そのような不具合はお客様が初めてです」
おいおいおい、あんだけさんざんあちこちで騒がれていて、ファームウェアの更新までしてもらった人が結構いるっていうのに、「お客様が初めて」って何?
まあ、サポートセンターが、少なくとも最初はこうやって白を切るのはありがちなことで、今までにも何度となくこういう対応をされた経験があります。まあ向こうがとりあえずそういう対応をしがちなのも理解できなくはないのですが、でも現実にそういう対応をされると……ねえ。
あ、そうか、このセリフってつまり、
「そのような現象は私には報告されていません」
「そのような不具合は今日はお客様が初めてです」
という意味なのかも。それなら納得(←できません)。