新・闘わないプログラマ No.378

林檎のマーク


私は、昔から林檎が苦手でして、いやまあ食べられないことは無いのですが、あれってそのまま食べても美味しいものなんですか? ジュースにしたり、何らかの加工をすれば美味しいと思うこともありますけど、そのまま食べるのはちょっと……ちなみにミカンもあまり好きなほうじゃなかったりして、やっぱり食べるなら夏の果物だよなあ、と思ったりしておりまして。って、そんなことはどうでもいいのですが……。

私が最初にApple製品を買ったのは、今から13年前の1992年の初夏のことでした。MacintoshのQuadra 700という、CPUがモトローラの68040、メモリは増設して20MB、ハードディスクが240MB、VRAMも増設して2MBだったと思います。今では当たり前のようなことですが、24ビットカラー表示が可能(解像度は832×624)で、写真のレタッチができて、なおかつこれほど安価なコンピュータはこれしかなかったのです。いや、いま「安価」と言いましたが、実際には軽自動車が軽く買えるほどの値段がしたわけですが。
当時、Windowsはまだ使い物になるようなレベルにはまったく達しておらず、またそのWindowsでまともに使えるような24ビットカラー表示の可能なグラフィックカードなども皆無だったわけで(無くはなかったのですが、むちゃくちゃ遅くて使い物にならなかった)、ほぼそれだけの理由で軽自動車……じゃなくて、このQuadra 700というMacを買ったわけです。
このMacは、それから6〜7年間、家のメインのコンピュータとしてあり続けました。そういえば、この「闘わないプログラマ」の最初のほうはMacで書いたりしていました。その後、PC(ノート+デスクトップ)に徐々に移行して、途中でiMacを買ったりしたものの、結局、Macをメインで使うことも無くなり、今に至っているという感じです。Windowsでフルカラー表示も安価にできるようになりましたし、Photoshopだってまともに動くようになりましたし。

いまやAppleは、MacintoshよりiPodのメーカーって感じになっていますけど、私も一昨年、iPodを買おうかどうか悩んだことがあって、結局、東芝の別の機種を買ったことがあります。今なら、デジカメに繋いで写真の表示やバックアップもできる機種もあるらしい(←よく調べていない、いまのところ買う予定がないので)ので、次に買うならそういうのもいいかなあ、とは思っています。けど、買い替えは、いま使ってるやつが壊れた、たぶん数年後でしょうね。
さて、家にあるiMac、CRTの例のおにぎり形のやつなんで、結構邪魔なんですよね。いまさら売り払いたくても、売れるんですかねえ、この5年前のiMac。とりあえずまだ動いていますし、引き取り手があれば、Mac miniあたりに換えたいなあ、とは思っているのですが。
いまさらMacが必要な場面は、(本を書くときに、この間の本でやったようなMacOS Xの画面コピーをむりやり載せるようなことを除けば)あまり存在しないのですが、とは言っても、とりあえず1台くらいは持っていたいなあ、と思っています。でもデカいのは邪魔だし、理想としてはテレビラックの中にでも入って、テレビにでも繋いで、とか思っています。
しかしMac mini、この間初めて見ましたが、本当に小さいですね。あれなら場所も取らないし、どこにでも置けそうです。内部の拡張性がまったく無いですが、いまさらMacで拡張することも無いだろうし、「とりあえず1台手元に置いておきたい」という人には理想かも知れません。値段もそこそこ安いようですし……あ、でも、最低限メモリを512MBくらいにして、無線LANを増設しておかないといけませんね。あのケース、開けるのが結構大変そうだということなので、あらかじめ増設された形で買うとなると……Appleのサイトで見積もると、何のことはない、8万くらいになってしまいました。ううむ。
その上、Mac miniを買ったら買ったで、テレビに繋ぐつもりにしてますけど、今の古いブラウン管テレビにはコンピュータなど繋ぐコネクタがありません。とりあえずテレビは、次に買うなら32インチくらいの液晶のやつがいいかな、とは思っているのですが、テレビと一体になる専用ラック込みで買うと、現状では30数万円。あははは、そんなにお金が出ません。たかがMacを新調するだけのために、昔買ったQuadra 700の値段の半分近い金額はとてもとても……って、あれ? あのときの半分のお金で買えるのか。なんだ、安いじゃん。買えないけど。しかし、いかに昔のMacintoshが高かったかわかりますね。

しかし、それよりもなによりも、そのQuadra 700の少し後に買ったブラウン管テレビ、いまだに壊れる気配すら見せません。だから、テレビの買い替えもいつになるのか見当が付きません。壊れないことを指して「困ったものだ」というのもなんなのですが、でも困ったものだ。なんでこんなに長持ちするんでしょう、このテレビ。しかもソニー製なのに。もしかして「ソニータイマー」が壊れていますか?

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