新・闘わないプログラマ No.305


PC関連(に限らないですけど)でなにか製品を買うと、その製品は箱に入ってくるわけですが、この箱をどうするか、というのはいつも結構悩むところです。
中古品店で買い取ってもらったり、オークションに出したりする場合には箱があるかないかで買い取り価格が違ってきたりするようですし、引っ越しや知り合いにあげる場合でも、梱包材として元箱があった方がいいのは確かです。また、最近では「PCリサイクル」なんてしょうもない制度まで始まってしまっていて、調べてみるとこんなことが書いてあります。

お手数ですが、パソコンの梱包はお客様ご自身で行っていただきます。その際、ダンボールへの箱詰めなど、郵送途中で破れない程度の簡易梱包をお願いします。

要するに「PCをリサイクルに出す場合には箱詰めしなさい」ということみたいです。ということは、もし元箱を処分してしまったとしたら、この「PCリサイクル」のために古いPC等を送り出す場合には、梱包材でも買ってきてそれに入れないといけない、ってことになるのでしょうか。ううむ、資源の無駄というか何と言うか。余談ですけど、そのページのはこんなことも書いてます。

梱包は、
●重量は30kgまで
●梱包の縦、横、高さの合計が1.7m以内でお願いします。

私が前に使っていた17インチCRTディスプレイの重量は29kg(まあ、これは例外的に重かったのですが)でしたし、19インチ以上のCRTディスプレイだったら余裕で30kgを超えてしまうと思うのですが、その辺のところはどう考えているんでしょうか。3辺の長さの合計も簡単に1.7mを超えてしまいそうです。
まあ、それはともかく30kgもある、CRTディスプレイのように直方体からかけ離れた形状をしている物体を梱包するための梱包材など手に入れるのには面倒だし、費用もかなりかかってしまうのではないだろうか、と思ってしまいます。「PCリサイクル」などという前に、梱包材の再利用ももうちょっと考えるべきだろう、とも思うわけです。
そもそも「PCリサイクル」などと言うと聞こえはいいけど、部品単位で再利用しているわけではなく、裁断して再資源化しているにすぎないわけです。それに対して、例えばうちの今使っているPCのフロッピーディスクドライブなど、10年くらい前のPCに付いていたやつを取り外して使いまわしているし、SCSIインターフェース(ISAのやつ)もその頃買ったやつをずっと使い続けているし、Linuxで動いている家庭内サーバも大半は廃物利用の部品だし、そういう使い方の方が「リサイクル」という面では優れているはずなんですけどねえ…ぶつぶつぶつぶつ。

話が逸れてしまいましたが、「箱」の話に戻ります。私自身、何か製品を買ってきた場合、箱はとりあえずは取っておくことにしていました。引っ越しやどこかに送るときに便利、もしかして売っぱらう場合に高く売れる、というようなことだったのですが、でも、よくよく考えてみると当面引っ越しする予定も無いし、売っても買値が付かないようなものも多いし、だいたい広くもない家にそんなに箱を置いておくスペースが無い、ということで、この週末に思い切って処分することにしました。
PC関係以外の箱も同時に処分したのですが、それらも含めてやたら大量の箱が出てきました。もともとそんなに箱を保管しておくスペースがあったわけではないので、大きな箱の中に中くらいの箱を入れて、その中には小さな箱を、というマトリョーシカ方式保管法(?)を採用していたわけです。
さて、処分するときの方針としては、

ということで、捨てまくりました。とは言え、大物の箱(iMacとプリンタ)が処分から免れているため、あまり減ったような気がしないのですが、それでも、

と、こんなに捨てる箱が出ました。玄関に出しておいたのですが、ゴミの日まで玄関を通るのが大変かも。いったいどこにこんなに空箱があったのだろうか、と思ったほどです。
しかし、一番の問題点は、これだけ捨てておきながら、週末にDVDプレーヤなどを買ってしまって(以前はPlayStation 2でDVDを見てたのですが、それが知り合いのところに行ってしまったので、仕方なく安物を買ったわけです)、また空箱が増えてしまった、ということだったりします。

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