新・闘わないプログラマ No.188

暑い


今年の関東地方は梅雨があったんだかなかったんだか、とにかく速攻で梅雨が開けてしまい、暑い日が続いている今日このごろだったりするわけですが、暑いのが苦手なトーホグ人(←東北人)の私としては、これからの2ヶ月(3ヶ月?)はどうやって過ごしていこうか、などと憂鬱になったりもします。
さてさて、去年までの夏と違って、今年は家に常時稼動のサーバなどを立てた関係で、家の中の発熱量が去年の五割増し(←適当)になったりしているわけで、暑い夏がより暑くなったのではないか、などと思ったりしているところです。
とりあえず常時稼動させるコンピュータ関連機器を最低限に抑えたい、ということでいろいろ努力はしてみたのですが、それでも、

これだけはどうしても常時動かしておかないといけない、という結果になりました。まあ、中には自宅で数台、下手すると10台以上のPCを常時動かしている(夏は発熱が酷いのでエアコンは24時間つけっぱなしらしい)という酔狂な人もいるようですから、それに比べればかわいいものかも知れませんけど、でもサーバ機の置いてある部屋(書斎兼機械室兼物置)は夏の間はサウナ状態と化していまして、出来れば入りたくないなあ、などと思ったりもします。
あと、これは常時稼動はしていませんけど、通常使うデスクトップPC、こいつの発熱量も結構すごいというか、後ろから熱風が吹き出しています。このPC、なんでこんなに発熱するのか、と調べて見たら、ビデオカードがやたら熱い。CPUなんかよりはるかに熱を持っていました。このビデオカード、MatroxのMillennium G200っていう今となってはかなり旧世代に属する製品ですけど、なんと言うか、これがとにかく熱い。何か危険そうなので、拡張スロットに取り付ける冷却ファンを買ってきて、ビデオカードの隣のスロットにつけたりしていますが、ここから噴出す風がまさにファンヒーター。
その上、ディスプレイもかなり昔の17インチCRTで、こいつがまたやたら発熱する、というわけで、このデスクトップPC、夏の間は(CD-Rを焼くとか、どうしてもこのPCでしか出来ないこと以外は)ほとんど使わない、という状況がここ数年続いています。
それに比べて、あまり発熱しないノートPCはいいですね…とはいえ、エアコンを入れない状況だと、ノートPCですら熱く感じてしまいますが。まあ、いずれにしても、夏はやっぱりノートPCだなあ、と思ったりするわけです。
まあ、サーバ機もノートPCにすれば、発熱も少なくなって、さらに騒音も少なくなって、いいことずくめなので、今使っているノートPCが現役引退した折には、そいつをサーバにしようとは思っています。まあ、来年の夏ごろになるかな?

さて話は変わりまして、その昔(と言っても10年くらい前のことですが)、「ダウンサイジング」などという今や死語となった言葉が流行ったころのことです。それ以前はコンピュータと言えば、空調完備の機械室に鎮座しているメインフレームが主だったわけですが、それが「だうんさいじんぐ」ということで、UNIXワークステーションやらパソコンやらに置き換わろうとしていました。
で、こういった機器はユーザのそばに置いたりすることも多いわけですけど、そこで問題となるのが、普通の事務フロアって、電源容量や空調設備が、そういった機器を大量に置くようには考えられていない場合が(当時は特に)多かった、ということだったりします。
私の近辺でそのころ構築していたシステムでも、電源容量については、事前に誰か気付くやつがいたようで、あらかじめ増設していて事なきを得たのですが、空調設備までは考えが及ばなかったようです。しかも、そのシステムのカットオーバーは真冬。その後、何事も無く(←いやいや、実際にはトラブルが山ほど出たんですが、それは今回の話とは関係ありません)冬が過ぎ、春が過ぎ…そして夏が…。
まあ、あとは言うまでも無いでしょう。ユーザからの「暑くてたまらん」というクレーム、そして突然ハングする機器。空調設備を増強しようにも、そんな予算も無ければ、そもそも急に増強工事など出来るはずも無く…その年の夏は、機器の半分を使用禁止にしてなんとか乗り切った、という 情けない結果に。

さすがに最近はそういうアホなミスをすることも無くなってきたようですが…と言いたいところなのですけど、それにしては、この職場の暑さはいったいなんだ? 最近まで使っていたノートPCが、かなりデスクトップPCに置き換わったけど、まさかそのせいではあるまいな? でも、そういや、先日職場のこのフロア一体が停電したけど、あれ、電源容量不足とか言っていたような気が…。もしや、空調の能力も不足している、なんてことではあるまいな。
しかし暑いぞ。暑くて我慢できん。これは適当な理由でもつけて、一日中、空調で20度台前半に維持されている機械室にでも篭っているしかないな。

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