佐良直美(SAGARA NAOMI)先生プロフィール


 1945年(昭和20年)1月10日東京に生まれる。本名の山口納堡子を1979年に佐良直美に改名。
母方の祖父は東証一部上場「巴工業株式会社」の創業者山口四郎氏。四郎氏は日本ヨット界の創成期に「天山」を所有。後に石原慎太郎氏の仲介で森繁久彌氏が購入した。

また、明治の漢学者で三大美文家の一人と称される川田甕江氏の直系の曾孫にあたる。甕江氏は現在の倉敷市玉島出身。日本で二人目の文学博士で従三位。墓所の駒込吉祥寺に大きな石碑がある。歌人の川田順氏は大叔父にあたる。

 幼い時から一流のクラッシック演奏家に師事し音楽の素養を深めた。田園調布雙葉学園在学中より日本ジャズ界の草分け水島早苗先生に師事。姓の佐良は水島(トニー・相良)先生の旧姓相良に姓名判断で佐良の字をあてた。(初めに直美が決まっており次に姓名判断で佐良の字が決まり読みをサガラにした。「バイタリスフォークビレッジ」(LF)での本人談)
放送ディレクター志望であったが、日本大学藝術学部放送学科卒業後、1967年(昭和42年)「世界は二人のために」で歌手デビュー。
この曲のヒットで同年のレコード大賞新人賞を受賞。説得力ある歌唱で人気を集め、1969年(昭和44年)には「いいじゃないの幸せならば」が 大ヒットし日本レコード大賞を受賞する。
紅白歌合戦には1967年(昭和42年)から1979年(昭和54年)まで連続13回出場、司会は歌手としては最多の5回行っている。テレビ・ドラマなどにも多数出演し、持ち前のユーモアで人気を集めた。

1993年から栃木県那須(父方の川田家にゆかりの川田邑の近くに居を構えたのもご先祖の因縁?)において家庭犬のしつけ教室『アニマルファンスィアーズクラブ(A.F.C.)』を主宰。1996年には家庭犬のしつけインストラクターを養成するアニマルファンスィアーズスクール(A.F.S.)を設立。実力のある若手インストラクターを多数輩出している。A.F.C.ではアメリカから(米国家庭犬インストラクター協会NADOI前会長)テリーライアン氏を招くなど、世界的なインストラクターによる『セミナー・キャンプ』を定期的に開催している。
米国家庭犬インストラクター協会(NATIONAL ASSOCIATION OF DOG OBEDIENCE INSTRUCTORS,INC)の本邦第一号の会員である
また優良家庭犬普及協会専務理事の要職にあり、平成13年には「NGO環境政策提言フォーラム」(NGO環境政策提言推進委員会主催)において川口環境大臣臨席のもと「動物愛護の意識の高揚、普及、ペットと人間のよりよい共生のあり方の構築」と題した提言発表を行っている。(さすがの名プレゼンテーション、そして紅白の司会並みに持ち時間ぴったりでしたと聴講者談)また優良家庭犬普及協会は平成17年度動物愛護管理功労者環境大臣表彰を受けている。そしてA.F.C.は平成19年、第4回日本行動分析学会実践賞を受賞している。今やA.F.C.は愛犬とともに一度は訪れレッスンを受けてみたい場所となっている。
環境省中央環境審議会動物愛護部会委員。動物愛護管理法を見直す会特別顧問。

歌手時代のファンが諦めて久しい新曲、「いのちの木陰」が11月24日発売されるという報道があり歌手復帰という活字が躍っておりますが、現役の家庭犬しつけインストラクターとしてA.F.C.や全国各地で教えていらっしゃる毎日ですので以前のような芸能活動はなさらないようです。
10月8日のFNNスーパーニュースで佐良先生は次のようにおっしゃってました。「この(犬・動物関係の)仕事は私のライフワークですから(歌手との二足のわらじははかない)一足のわらじです」いのちの木陰については「素晴らしい詞とメロディ、私はこの楽曲のボーカルのパートをお手伝いさせていただいただけ」

私たちは今現在の佐良先生が歌う「いのちの木陰」を聞くことができる幸福を享受致したいと存じます。

(文責:NSFC事務局 2010/11/04)

A.F.C. 優良家庭犬普及協会