L型金具の製作
部品と本体を取り付ける時に、L型の金物が欲しくなる時って良くありますよね。
自動車のフォグランプとか付けるなら、ホームセンタに金具のラインナップが結構
ありますが、超・小型風力発電機にちょうど良い大きさや取付穴のものは、なかなか
手に入らないし、そういう部品自体は存在してなかったりします。
ということで、自分で作ることに・・・・
部材に部品の寸法をマジックなどで書きます。
取付用の穴の位置も忘れずに、それと穴明け作業のためのポンチを打ちます。
穴明け作業を先にやってしまいます。
私が作業する時は、もう作業のセオリーになってます。
今回は、曲げの部分が存在しますので、まず曲げる部分にノコ刃を入れますが、
切り落とさないように部材の1/3くらいのところで刃を止めます。
これは次のヤスリがけ作業で、ヤスリが摺動しやすいようにスジ道を付けると
いうことなのです。
▽か□型のヤスリで、前の作業で作ったスジ道にヤスリがけして、曲げる部分をV字
に削るます。つまり折り曲げやすいようにするということですね。
これができたら、部品1個を切断します。(あとは必要な数だけ繰り返し作業)
ニップラでRを付ける部分をカットして、あとはヤスリがけで仕上げます。
端部を仕上げて、曲げて問題ないかをチェックします。
よく、曲げてしまってから、そこに穴を開けたいとか切断したいとかいうことが
ありますので、ここで良く考えて次の作業にかかります。
ここまで準備すれば、もう曲げるのは簡単ですね、ラジオペンチなどで押さえて
指の力でも曲げることができるはずです。
ここからが、アルミの溶接作業になります。
部材には、いいかげんキズがついてますので、曲げ部分の強度を溶接で確保します。
溶接用のフラックスを水で少量、クリーム状になるように溶いて、溶接する部分に
塗ります。
私は、この小さな貝殻と綿棒を良く使います。
部屋の中でバーナを焚く訳にいかないので御風呂場で作業です。
片手にバーナ、片手にアルミ棒を持って適当な温度を見計らって棒を差します。
温度さえあえば、ハンダを溶かす要領でアルミの溶接ができるはずです。
温度の感覚は難しいので経験しかないですね。
(初めての方は、クズの材料で練習してからやってみてください)
※温度が高く半端じゃないですから、ヤケドにはくれぐれも注意ください。
アルミの硬ロウと、短くなった時に使用する治具の小さなパイプです。
出来上がりです。
みなさんも、試してみてください。
くれぐれも、火事とヤケドには注意してくださいね!