2号発電機(KM2)と、KUMA1.5号機?
試作2発目(KM2)は、1号機の失敗?から呼び径を100mmに上げて、
磁石寸法を1ランクアップ、それと巻線を120巻(φ0.8)としました。
1000rpmあたりで、8.8V出てきました。(内部抵抗3.6Ω)
内部抵抗が比較的に低い値?なので、発電機6Vとしてトランスでの電圧ステップアップ
も視野にいれても良いと思いまして、実機試験をすることにしました。(^^);
以下、製作&実験風景などなどであります。
(KM2の概要)
構造は1号発電機そのまま、スケールアップです。
巻線の線径を上げたのと巻数を増やしてるので、ごっつい巻線になりました。
コギング対策のため固定子の鉄心は除去してダミーのベークライトを
入れて巻線固定用金物(ステンレス)で巻線を固定しました。
(回転子)
巻線を軸方向に長く取ったので、磁石も長手方向をそれに合わせてます。
磁石は、ネオジ20×15×5を8極配置としました。
(ボンドで接着しただけの構造ですので耐久性が・・・・)
(実機試験編)
KUMA1号機の多翼タービン(直径0.5m)に2号機の尾翼という構造で、KUMA1.5号機
とでも呼びましょうか?(笑)
場所は利根川・河川敷です。
(測定開始)
無負荷で、ケストレルの簡易風速計を片手に電圧を取ってみました。
データもメモするので、結構大変です。(^^);
風速は始終変わるしって(笑)、5m/Sくらいで、この電圧7.15V
くらい出てましたので、800rpmくらいで回ってるようです。
ドリルで回した発電機単体試験では1000rpmで、8.8Vでした。
(測定結果)
風速計の誤差がでかいので、バラついたデータをグラフにプロットして、バラつき
の中心を通る、直線で近似してデータを整理してみました。
風速(m/s) | 発生電圧(V) | 回転数(rpm)計算値 |
4.0 | 5.0 | 568 |
4.5 | 6.25 | 710 |
5.0 | 7.5 | 852 |
5.5 | 8.75 | 994 |
6.0 | 10.0 | 1136 |
6.5 | 11.25 | 1278 |
7.0 | 12.5 | 1420 |
7.5 | 13.75 | 1562 |
8.0 | 15.0 | 1702 |
(まとめ?)
まじめに回転数を計算した?のは初めてですが・・・・(^^);
やっぱ、風車の直径を0.5mくらいにすると結構な回転数で回るよう
ですね。
測定時、4〜7m/sくらいで回ってましたので、この発電機と風車の組合せ
だと、4.5m/sくらいで発電開始で7m/sくらいでは10Wくらい出て
きそうですね。(回転開始はもっと低風速なんですが・・・)
本気でトランスでステップアップ考えちゃおうかな?(笑)
耐久性が問題になりそうですね。