冷却ファンモータ改造・その1


冷却ファンモータを改造する前に疑問が・・・、いったいコイルをどれくらい巻けば良いのか?
とりあえず、適当な巻数のコイルを巻いて、起電力を計ることにしました。


外した巻線がもったいないので、これを流用して適当に手巻きしてみました。

よく考えたら、スロットが半開放型で作成した巻線機がぜんぜん役にたってません。
(なんてこった!あの苦労はなんだったのだろう?)
こんどは、陶芸の”ろくろ”のように回るやつを作って、回転子をろくろの上に 置いてグリグリ回しながら巻いてやろうと思います。



発電機・無負荷での測定結果は・・・

巻線数N=19(巻)
回転数n=2130(rpm)
起電力V=0.73(V)ただしAC


発電機の起電力e(V)は、e=ωNφ
ω:電気角速度(rad/s)
N:巻数(巻)
φ:磁束(WB)

風車の回転数は、自作風車・友達の日下部さんから教えていただいた手法で 400(rpm)とします。
12(V)発電するには巻数n(巻)は、
n=(2130/400)×(12/0.73)×19=1663(巻)
とても巻けそうにない巻数になってしまいました。

こりゃぁ、とっても無理だぁ!ということで電圧を6Vに下げることにします。
巻数は半分になりますので、831.5≒835(巻)
巻線は細くして、0.7→0.4(mm)とすることします。

元のモータの巻数は、19×11=209(巻)、スロットの隙間から2倍 程度はOK、そして約半分の太さとすることで、さらに2倍程度は巻けるはず ということで、209×2×2=836(巻)という”たぬきの皮算用”です。