直流モータ(自動車の冷却ファン用)


車の解体屋さんで格安に入手してきた、自動車の冷却ファン用です。
一応、直流モータなので発電機にもなります。

直流モータの中身を見たことがないでしょう、ということで開けてみました。
モータがきれいなのは、掃除したあとだからです。



ブラシ部分です。まだ十分に使える分のブラシが残ってますね!
電線が本体に入る根元で良く経年劣化で破けてしまうことが多いです。
悪いところを切りとばすか、新しい電線を付けて続ぎなおしてやると良いです。



固定子と回転子です。結構太い電線が使われておりました。



回転子です。整流子の数は12・鉄心のスロット数も12でした。


ためしに1コイルの巻数を勘定しながら抜いてみると、19巻きでした。
巻線は直径0.7くらいかな? 良いノギスを持ってないのでアバウト です。



鉄心のスロット部、結構スカスカですね!
電線を細くして4倍の巻数まいてやれば、・・・低回転で発電できるように なるのではないかと思うのですが、当然電流を流せなくなるので容量 はダウンしますよね。
巻線とスロットの関係をメモしたりなんかしてますが・・・・・


むかしに習った電気機器の本を引っ張り出して見ると、重ね巻きと いう手法で巻かれていて、並列回路数は2です。(たぶんブラシが整流子に あたる部分を考えれば2個のコイルが並列接続に・・・)
その本によると、コイルの巻数なんかは均一に巻かないとこの2回路間を循 環電流が流れて好ましくないと書いてありました。

コイルの巻き直しにも挑戦してみたいと思いますが、手間がかかりそうです。 どうなることやら、この顛末はおたのしみに!