アルミの円盤作り


アルミ素材屋さんへ行くと、たいてい切断もやりますよ!と言われる のですが、円盤をやってくれるところは、ほとんどありませんでした。
やってくれても、だいたいは計器取付用の穴程度までで、普通は油圧 かなにかのパンチで穴をあけるようです。(限定寸法のみ)
コンパスみたいな構造のボール盤用のカッタがありますが、作業が危険 なのと、切削中に騒音が出るのでおすすめできません。

ということで、自分で作ることになります。


アルミの板を買う時の注意です。
これから作ろうとしている円盤の直径を考えて 板取りが楽なものを用意しましょう。
たとえば、直径100mmの円盤を作りたかったら、100×300×t2の 板を買うといった具合です。
だだし、鋸にはあさりがありますので切りしろを考えると300mmといって も直径100mmの円板を3枚はとれません。


コンパスやデバイダをつかって、円を書きます。
中心に穴を開けるてしまうと、中心が判らなくなります。
あとで、改造したい時に困ることが良くありますので、この時に30°間隔で円を 分割する線を入れておくと便利です。
できれば、コンパスの針かなにかで線は、けがいておくと良いです。
(マジックは作業によって消えてしまうことが多いです。)


糸のこなどで、板から切り出したところです。
角も切り落として、次ぎのニップラの作業をやりやすくします。



しるしをした円にそって、ニップラで板をカットしていきます。 しるしより0.5mmくらい多めにカットしておくと良いです。


ニップラの作業が終わったところです。
外周部はデコボコでもかまいません。次ぎのヤスリで円にします。


ヤスリがけ、人間の手作業でも結構うまく行くものです。


ヤスリがけを終えたところです。
これでも十分ですが、さらなる真円を求めるかたは次ぎの作業をして みてはいかがでしょうか?


あまり、おすすめできませんが中心に穴を開けてボルト留め、 ボール盤や電動ドリルに付けて、ヤスリがけです。
ちょっと、騒音がでてうるさいですけどね。