ALCYONE LEGEND For TAMIYA XT2
ここで紹介するタミヤ模型製ALCYONEは筆者が以前から欲しくて欲しくてたまらなかったものなのですが
HPで不当な値段を付けて販売している所もありましたが、いくらプレミア?が付いていてもそこまでお金を
出してまではいらないと思っていました。
東京モーターショー出品車のVX
98年の年末に筆者が東京モーターショーに出品されたJUNKO
SHIMADAのVXを横浜の方から譲渡させて
頂いた時に前オーナーが「プラモデルなら家にころがっていますのであげます。」という神をも恐れぬお気軽
な言葉と共にJUNKO SHIMADAのオプション扱い?みたいな感じでゲットしました。
パッケージを開けた所です。
プラモデルの醍醐味は作る喜びもありますが、模型屋で蓋を開けて中身を確認する作業も楽しい所です。
1/24のボディーですが世界のタミヤらしく成形の技術はピカ一です。
製造時のヒケ「流し込んだ材料が不足して窪んだりしている部分」やボディーの捻れも全くありません。
リアトランクのスバルの6連星もちゃんと再現されていて嬉しくなります。
もし、このモデルが再販されるならこのエンブレムは現代風にエッチングパーツを使用してほしいですね。
タイヤですが溝のモールドは彫りも深くこの辺りのタミヤの技術は戦車のキャタピラで培われたもの
でしょうかね。
タイヤのサイドウォール部はASPECと入っています。
右のデカールはしっかりと国内、アメリカ、ディーラー用?と入っています。
当然、デジタルメーターの再現用のも含まれております。
デカールの左端にあるリボン模様みたいな長いやつはシートに貼るチェック柄再現用のものです。
残念ながら筆者のはデカールが経年変化で表面に無数の細かいヒビがあります。 無念じゃー!
大まかにこれだけの部品点数で構成されていますが、シャーシの裏の彫刻には力が入っています。
マフラーやタイコも別部品で再現されてリアリティーを高めています。
フロントとリアの下廻りですがターボエンジンのエキゾーストマニホールドやオイルパンもあります。
インパネと室内ですが、空調のルーバーやサイドブレーキレバーも再現されていて早く作ってくれー
と叫んでいるようです。
インパネの上にはALCYONEの特徴でもあるコントロールウィングが見えます。
室内のリアシートサイドの小物入れにも注目!
ステアリングホイールのセンターパッド横のクルーズコントロールのスイッチもしっかりあります。
アルミホイールは純正オプションの14インチのものみたいです。
筆者が初めて作った本格的なプラモデルはタミヤ模型のタイガー戦車が初めだったと思います。
当時は軍用物の1/35のミリタリーミニチュアシリーズが流行っていてむさぼるように作りました。
現在でもラジコンや工作シリーズ等のアイテムでお世話になっていますが、昔から一環して企業スタイルが変わって
おらずに箱の中身を確認しなくても素のままで安心して模型屋から持って帰る事が出来るメーカーだと思います。
小さい頃から買っていて、今まで部品の不足があった事はゼロです。
それと部品が壊れた時の請求用の紙が組み立て説明書に印刷してあり、便利だと思ってそれが当然だと思っていた
のが、他のメーカーにはなくて連絡しても出来ませんとか言われて泣きそうになった事もあります。
タミヤ製のプラモデルを作っていて感じるのがポイントを押さえた作り方で、ビギナーからベテランまでの誰もが特別な
技術を必要とする事なく一定以上のレベルでの仕上がりが出来る事に尽きます。
無理な可動部を設けたりせず、強度的に不安があれば無理してやらない、コストが高くつくエッチングパーツをむやみ
に使用しない事等、購入者を裏切らない事に尽きます。
確かに模型内容によっては1/24の他のメーカーのシリーズで内部を再現しすぎてモデル内容が一部の偏った人向け
といった物もありましたが確かにこういうモデルは慣れた人にはいいかもしれません。
タミヤ模型でもやろうと思えば金型技術を駆使すればそれ以上のレベルで出来るとは思います。
プラモデルの楽しみ方は人それぞれですが、模型は肩肘張らずに気軽に組み立てて、最後は破壊するもよし、インテ
リアにするもよしで、どちらにしても完成した時の満足感が達成できる喜びは大人になっても変わる事はないと思いま
すのでタミヤ模型にはこれからもそういったユーザビリティーの高いスケールモデルを作っていってほしいと思います。
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