ALCYONE LEGEND For Twin EX


以前に掲載していた2本出しマフラーです。

ノーマルでは左側にデュアルパイプとしてありますがマフラーカッター標準装備で
それなりに見た目は悪いことはないのですがバンパーとの隙間やパイプ径の細さ
を見ているとどうも我慢が出来ないのとたまたま手に入った87年式のシボレーコ
ルベットのノーマルマフラーを見ている内に、持って生まれたカスタマイズ精神?
が首をもたげてきて、これをベースに2本出しマフラーを製作してみました。


これを見ておられる車好きの方ならご存じの通りコルベットはV8エンジンで左右に
振り分けられたノーマルのマフラー形状は水平対抗エンジンのエキゾーストとしても
ベースにするには作業しやすく元々のパイプ径も太いので高速カッターで切り刻み
AX-9の車体にフィットするように曲がり角度や固定部を加工しながら溶接して製作
しました。

左側画像はノーマルとの比較ですが片バンク分の太さだけでもノーマルを凌駕して
いまして、これだけ太いと排気の抜けの良さから低速トルクは細くなると思いながら
結果オーライでそんなに発進加速が悪くなる程の落ち込みはありませんでした。

右側画像はリヤマフラーですが、こちらもコルベットのタイコを一度、切開して中の隔壁
を取っ払って左右にちゃんと排気が振り分けられるように加工してあります。


テールパイプはサービス性を考慮して画像のように分割できるようにしています。

この中に簡易消音器や細いパイプを入れて抜けの大まかな調整も出来るようにな
っています。

パイプ自体は電気工事の時に電線を地中に埋めて埋設するときに使用する電線管
を使用しています。

素材は錆びる事はなく、軽くて安くて差込式が簡単に実現できる逸品です。

右側画像は右側の出口とパイプを収容出来るようにリアバンパーを切っている所です。

カッターナイフでザクザクと切ると衝撃吸収用の発砲スチロールが出てきてビックリ
しましたね。

奥に見える丸い穴の開いた鉄板はサブトランクの破片でありまして、パイプを外から見え
ないようにレイアウトするとどうしてもサブトランクと干渉するのであっさりとボデーから切り
離して使用不可としました。

元々、筆者のサブトランクは水たまりで使用する事もないのでここらは悩む必要も無く
目的達成の為にはそれなりのデメリット?も生じました。


取り付け完成の画像ですがなかなかカッコよくきまったと思います。

VXのバンパーラインにフィットするようにコルベットのテールエンドを多少変形
させて、廻りにストーブの排気管に巻くアルミテープを張って外観の意匠を整えてみました。

後はバンパー側にカーボン調のステッカーでも張ろうかなと思っています。

サウンドの方ははっきり言って、低速やアイドリングでは暴走族のバイクのようですが
高回転ではクォーンという快音で快感です。

参考迄にWAVファイルを置いておきますので興味のある方は聞いてみてください。
サウンドの中でバックでガチャガチャと言っているのが名古屋出撃の際に見舞われたエンジントラ
ブルの音ですがこれを聞いてみるのも御一興かと........。

VX変態サウンド「376KB」


実はこのマフラーが完成して直ぐに名古屋方面への用事で高速を走っている時に
例のトラブルに見舞われたのです。

イカしたレガシィーGT−Bにこのテールを見せつけるがごとくバトルをしたのが敗因
のようでしたね。 無念......


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