Dear my friends 作 PENPEN草
これも・・・これも終局のひとつのカタチなのだろうか・・・・
――時に西暦2029年 昼下がりの喫茶店・・・ 平日ということもあり、客などほとんどいない。 そんな中、窓際の席に座っている青年の姿が目を引く。 年の頃は20代後半といったところだろうか? ひょろっとした風体に似合わず肌は浅黒く焼け、無精ヒゲを伸ばし 髪はボサボサ。 彼はコーヒーを飲みながら誰かを待っているようだった。 時々チラチラと時計を見ている。 コンコン 「 ! 」 窓の外にはいつの間に来たのか女性がにこやかに手を振っていた。 青年の知り合いのようで彼も手を振って答えた。 カラン カラン ドアに着いたベルが鳴り彼女が入ってくる。 「いらっしゃいませ、お一人様ですか?」 すぐに店員が取り次ぎに来る。 「あ、いいの。先に待っている人がいるから。」 そしてそのまま彼女はまっすぐ青年の席へと向かった。 「お久しぶり。」 「やぁ。」 ちょっと挨拶を交わすと彼女は向かいの席に座った。 彼女はミルクティーを頼んだ。 「・・・・そうね、もうあれから10年か・・・年をとるわけね。」 「とか、いいながらアスカは綺麗なままだよ。」 「シンジがお世辞、ねぇ。変われば変わるものね。」 「フフッ、10年もすればお世辞の一つや二つ思いつくよ。」 「それにしてもずいぶんひどい格好ねぇ。」 「ああ、向こうにいるとヒゲとか剃る暇なんて無いから。」 「こっちに帰ってきたんだから剃ればいいじゃない。 ここなら水もカミソリもいくらでもあるわよ。」 「下手に剃ると、戻ったときに僕だってわからないんだよ。」 「ふ〜ん、いろいろあるんだ。 でも、それでサングラスでもかけたらアンタのお父さんそっくりね。」 「ははは・・・、ま、親子だからね。 そいうえば、どう?子供を持った感想は?かわいい?」 「そりゃぁ、もちろん! あんなのを憎めって言う方がどうかしてるわ。 ついつい甘やかしちゃう。 アタシはママが怖かったけどあの子にはそういう思い させたくないっていうのもあるしね。」 「今のアスカなら大丈夫さ。」 「アンタも結婚して、子供持ったら?」 「ハハハ、なかなかいい人いなくってね。」 「せいぜい売れ残りにならないように気を付けなさいよ。」 「厳しいなぁ、アスカは。」 「昔からよ。」 「そりゃ、そうだけど。」 「さて、そろそろ行く?飲み終わったし。」 「そうだね、僕も今日の3時にはまた向こうに行かなきゃ。」 「そう、今度は何処へ行くの?」 「いや、また同じ所。まだあそこ終わってないんだ。」 「あ、なんだ。終わったから帰ってきたんじゃないの?」 「ちがうよ。墓参りのためにわざわざ帰ってきたんだよ。」 「そんなことで休みとれるの?」 「年に一度のことだからね。さすがに大目に見てくれるよ。」 「そう。」 「じゃ、出よう。」 二人は立ち上がり代金を支払って外へ出た。 「花は?」 「いつものところで、いつもの花を。」 「ビールも買って行かなくちゃね。」 「きっとうるさいだろうからね(笑)」 二人は雑踏の中へと消えていったEND
作者の後書き・・・「なんじゃこりゃぁ〜!?」という声が 聞こえてきそうなので補足しておきます。 補足 1,この日はミサト達の命日 2,アスカはすでに別の人と結婚し子供がいる 3,シンジは外国でボランティア的な仕事をしている 4,二人は互いに恋愛感情はなく、 良い友達という関係である アスカとシンジがくっついてばかりなのもつまらんので 書いてみましたが・・・どうでしょう? やっぱダメかな?
ボツの理由・・・たしかこれはどっかのHPへの記念作品のつもりで書いた やつです。(すでに記憶が定かではない) 書いてみましたが、「誰がこんな話し喜ぶのか!?」 と、思いボツりました。 まぁ、一応完成しているのでボツった内では いちばんマシなヤツです。
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