栗原@simple さん 2004年 05月 08日 07時 44分 19秒

私もあまり気にしていません。  近所で展示会があれば出かけていきますし、ネットでも面白いデザインがあればしげしげと眺めています。

KAKUさんの言われるように、例えばテーブルなんて甲板と脚の組み合わせですから、どのように作ったところでその基本構造は変わりませんよね。  芸術とは違って、家具は実用品ですから、世の中に完全なオリジナルなどなく、誰しも前の作品から何らかのインスピレーションを受けているものだと思います。

素晴らしい作品にアウト、どうしてもその呪縛にとらわれてしまいそうになりますが、その網から抜け出す努力をするのもプロの資質としては大事なことなのではないかと思ったりしてます(カッコつけすぎ??)


KAKU さん 2004年 05月 06日 12時 50分 43秒

どっちでもあって、どっちでもないと思います。

なんとも曖昧な意見ですみません…。
真似するつもりで見れば、真似してしまうのでしょうし、何が自分の表現するモノかというところがきちんとあれば、真似する必要もないわけですから、何を見たところで動じることはないと思います。
独自性を見い出す行程では、私的にいろんなタイプのモノをみて、己の位置や類似性を確認する意味でも、結構必要ではないかと思います。
そんな堅いことを言わずとも、好奇心や興味で見たいものは見に行くようにしています。

そもそもテーブルなんて甲板があって脚があって、椅子は座るもん、なんて千年より前から、同じな訳ですからねー。
そっくりそのままデザインを真似てつくる訳でなければ、細かいことはあまり気にしなくても、自分の考えかたを大切にされるのが、ベターではないかと思います。

hatch さん 2004年 05月 05日 20時 01分 56秒

 ゴールデンウィークは、いつもと変わらず仕事です。
以前サラリーマンだったころが懐かしいです。
 しかし、4日にどうしても行きたい展示会があって福知山まで行ってきました。
これは、何人かのグループで自宅展をされるというもので、1度にいろいろな工房に行くことができてとてもよい刺激をうけることができました。
 同業者ですが、皆さんやさしく接していただきありがたかったです。
私は、とにかくたくさんの作品をみたいと思っているのですが、他の方で、人の作品は見ないほうがいい、どうしても真似をしてしまうから、ということを聞きます。
みなさんは、どう思われますか?

栗原@simple さん 2004年 05月 04日 08時 46分 28秒

ゴールデンウイークって、なんでしょう?

長い休みのことらしいですが・・・私の辞書にはこの単語は登録されてないようです トホホ

みなさんはいかがでしょうか?

KAKU さん 2004年 05月 04日 08時 09分 44秒

なんだかんだで、ゴールデンウィークも後半ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?


KAKU さん 2004年 04月 26日 01時 58分 26秒

hatchさん、秘密裏に削除しておきました。
ちなみに、私も技術校をでて自分のアトリエを開いた口ですので、色々ジレンマをかかえつつやってますが、結局どんな経緯を経たところ(例えば、著名な先生の元で修行したとか…。)で近道なんていうのはないような気がしてます。
仕事もキャリアもなきゃ、どのような仕事であれ喜んでやらせていただくことも経験を積む上でいえば大切なことのような気もしますし…。
エレベーター昇っていくような訳にはいかないと思っているので、まあ、その辺はねえー。
がんばりましょう!!

hatch さん 2004年 04月 25日 23時 25分 14秒

 皆さんこんばんは。
いろいろなご意見をお聞きすることができ、とても参考になりました。本当にありがとうございました。
いいですね〜、皆さんの考えとられることが聞けるのって。
1人で考えていると、他のかたはどのように考えとられるのか、どのようにされてるのか、さっぱりわかりません。
やはり、訓練校を卒業してすぐに独立してしまったので、他のかたより余計にわからないことが多いいような気がします。
 それにまだまだはじめたばかりですし。
 皆さんの御意見をお聞きして自分なりにかんがえたのですが、やはり、自分の作風だけでは注文がままならない状態ですので、お客さまの考えを、自分の中でかみくだき、その後御見積もりをだして、注文をしていただければやってみようとおもいます。
また制作させていただけるようになりましたら、制作後の感想書き込みます。

GAKU さん 2004年 04月 25日 22時 35分 41秒

こんばんは、パソコン復旧後、初の書き込みです。ご無沙汰してしまいました。

私の場合、hatchさんと同じように、できるだけお客様の要望には応えたいと思ってますが、幸いカントリー調のような極端に作風の異なるものを依頼されたことはありません。KAKUさんの言ってたように、最終的に双方の意向がマッチしたお客様だけが注文してくださるということになってます。使う材の種類もあまり増やしたくないので、カントリー調の依頼が来たら、できればお断りしたいです。実際に断れるかどうかわかりませんけどね・・・。

ただ、リピーターのお客様からの場合は、それが自分の作風と異なる場合でも受けようとは思ってます。以前、注文していただいたお医者さんが、自宅近くに開院することになって、その待合室のベンチ等を相談されたことがあります。集成材を使った電車のシートのようなベンチでした。最終的には没になったので作りませんでしたが、こういう時は力になろうと思ってます。

いずれにせよ、喰うための仕事、やっぱり少なくしていきたいですよね。何かやったとしてもホームページに載せることもせず、そのような仕事が増えないように対処していくって感じですかね。

KAKU さん 2004年 04月 24日 11時 30分 42秒

そもそもアドバイスできるような立場か!?って…。

KAKU さん 2004年 04月 24日 11時 27分 45秒

喰う為の仕事というのは、我々(該当しないという方はお許しください。)駆け出しものにとっては、余程好条件で仕事を始めていない限り、切っても切れない必須課目みたいなものですよね。
ただ、やっぱり最小限にしておかないと、私の先生に昔言われたのが、「それで食えちゃうと、下手にそこで落ち着いてしまって、本当にやりたいことで食えるようになる為の努力をしなくなる。」という感じ(スミマセンきちんと覚えてなくて…。)の言葉でした。

私自身、本当にやりたいことには、まだまだですが、例えば下請けでの制作はせず、直接お客さまからご注文を取れるようにしようというハードルを決めた時には、年に数件しか制作できなかったりしたこともありましたが、それ故、どうすればいいか常に考えたりしながらやってきて、以前よりはマシになってきつつあります。

その時期によって、クリアーしなければいけない問題というのが必ずあるような気がします。
自問自答しながら、前に向かうしかないのかな?

アドバイスもヘッタクレにもなってませんなー、こりゃ…。

栗原@ さん 2004年 04月 23日 14時 31分 10秒

KAKUさん、GAKUさん、ご無沙汰してスミマセン。
hatchさん、はじめまして。

自分のスタイルと違ったものと言うのは、ジレンマがありますね。 とは言っても、やはり日々の糧を稼ぐというのも大切なことですので、基本的にはお受けする方針でやってます。

ただ、それが口コミで広がってしまうと、あまり好ましくないことになりそうですので、できるだけ、自分の作風と違う仕事は比率を減らしていこうと思ってます。 

いろいろな考え方がありますが、仕事を発展させていくためには、仕事を選んでいく、ということも大事なのかな?

何だか、何を言っているのか自分でも分からなくなってきましたが、常に自問自答しながら、徐々に理想の姿に近づけて行きたいと思ってます。

それにしても、ウィルスメール・・・なんとかなりませんかね?  毎日毎日、いやになります。

KAKU さん 2004年 04月 22日 13時 02分 29秒

hatchさん
私もまだまだですので、あまり参考になることはいえないかもしれませんが…。
お問い合わせの時点では、いろいろなお話しをいただくことがありますが、お見積もりをしたりなんかかんかして、最終的にご依頼いただける方は、お互いの意向がマッチしたお客さまということになりますね。
私の場合、ホームページを見てお問い合わせいただくことがほとんどですので、だいたいこいつはこういうことをするということをご理解いただいて上で、お問い合わせいただいていることが多いです。
ただ、自分では、こういうスタイルしかやらないというのでなく、どのようなスタイルであれ、あるまま、いわれるままでなく、一度自分のフィルターを通したものを、ご提案させてもらえればとは思います。
とまあ、そんなとこでしょうか。

皆さんどうです!?

hatch さん 2004年 04月 20日 19時 47分 22秒

 皆さんこんばんは。
GAKUさん大変でしたね。わたしも再インストールして、ウイルスバスターをいれました。
これで、ひとまず安心です。
 皆さんにお聞きしたいことがありメールしまた。
今日お客さんがこられたのですが、もろカントリーの水屋が作ってほしいというそうだんでした。
カントリーと言うと、普段作っている家具のテイストとはかなり違うのですが、私はできる限りお客様の言われる雰囲気の家具を作るべきだと思っているのですが、みなさんは、普段作っとられる家具とちがうものがほしいといわれたら、お断りされているのでしょうか、それとも自分のスタイルで作られるのでしょうか、それともお客様のいわれるままでつくられるのでしょうか?
わたしは、お客さまのいわれるがままに作ろうとおもうのですが、こっれってこだわりがない事になってしまうのでしょうか?



KAKU さん 2004年 04月 20日 06時 39分 15秒

GAKUさん、大変でしたね。
この頃、とくに多いようです。
うちにもその類いのメールが一日何十件と舞い込んできてしまいます。
いまのところMacでは大丈夫なので、特に問題ないのですが、大量のメールを削除する時に必要なものまで間違って捨ててしまわないか、気を使います。
昨日、携帯で外からメールを見る時に、ダウンロードする時に相当時間がかかったので、それには閉口しましたが…。
ネットがあることで便利になることもあれば、こういう弊害もあるので、困ったもんです。

すこしネットの活用についてネタ的にどうですか?

GAKU さん (nakashin@wind.sannet.ne.jp) 2004年 04月 19日 08時 44分 06秒
URL:http://www.wind.sannet.ne.jp/nakashin/

おはようございます。ご無沙汰してしまいました。
と言うのも、ホームページの掲示板にKAKUさんが書き込んでくれた後、スパイウェアなるものに書き込まれてしまい、その掲示板をインターネットエクスプローラで見ると感染して、外に情報が漏れてしまうという事態に陥ってました。対処をしたものの、それを機にノートパソコンは調子がどんどん悪化し、再インストールするはめに。
これはなんとかせねばと、セキュリティソフトを新たに導入したら、今度はデスクトップがネットにつながらず! ネットワーク系のトラブルかといろいろ調べたが異常なし。結局、そのセキュリティソフトのガードが固すぎて、自分もネットにつなげないという事態になったということがわかるまで4日もかかってしまいました。昨晩やっとインターネットが復活し、メールも読めるようになりました。自宅内LANはまだ参照できてませんが。(^_^;)

こんな事情でご無沙汰してしまいました。KAKUさん、遅くなりましたが、先日はごちそうさまでした。
hatchさん、これからもよろしく。

p.s.すいません、木工ネタじゃなくて。

KAKU さん 2004年 04月 15日 20時 25分 41秒

週に一度と言ったはものの…。
皆さん、春はお忙しいですか?

KAKU さん 2004年 04月 07日 06時 31分 50秒

hatchさんこんにちは。
初参戦ありがとうございます。
だぶり秘密裏に削除しておきました。
我々もまだまだ若輩者なので、的確なお答えができるかわかりませんが、ディスカッションの中で、なにか見つけていただければと思います。
皆で学びあい向上していければいいじゃないですか。

GAKUさん見てますか!?
このあいだは、わざわざ脚をのばしていただきありがとうございます。

もうちょっと盛り上げて勢いでなんとかオフ展示会にまで持っていきたいですねー。(まだこの言葉を出すのは気が早いですね…。)

今年度の目標!!
「週に一度はここによる」


hatch さん 2004年 04月 06日 21時 43分 24秒

皆さんこんばんは。
GAKUさんとは職業訓練校の先輩で、親戚が鳥取県にあるということで里帰りの時に2回工房にきて頂いたので知り合いです。
kakuさんとはメールでの交流のといっても、まだ日が浅いです。
栗原さんはじめまして、鳥取県で家具工房をしています岡村聖史といいます。どうぞよろしくお願いいたします。
みなさんどうぞよろしくお願いいたします。
私はまだ工房開設して2年弱ですのでみなさんにお聞きすることがほとんどだと思いますが、なんとか少ない知識を振り絞ってがんばります。

KAKU さん 2004年 03月 02日 07時 50分 42秒

すみません、ご無沙汰気味になってしまい。

栗原さん、展示会お疲れ様です。
GAKUさんネタふりありがとうございます。

ヤマト便はたまに宅急便でNGなときに使いますが、引っ越し便というのは、引っ越しに使うものだと思って使ったことがないですね。
梱包までやってもらえるのでしたら、多少割高でも手間賃考えると良さげですね。
今度試してみます。
(って、前のネタ引っぱり出してどうする。)

インテリアコーディネーターの資格ですか…。
確かに「1級建築士」みたいな一般に認知された、これっていう資格といえば「インテリアコーディネーター」になるんでしょうね。

資格が有る無しにしろ、それを綾駕した知識、情報というのは持っている必要はあるとあるような気はします。

すみません、ざっとになりますが…。
栗原さんのお話しのとおりで、もう身辺が落ち着かない状況ですので、なかなかゆっくりと書き込めなくて、内容的にも辻褄があってないかもしれませんが、申し訳ありません。

ご心配おかけしますが、ご心配ありません。(ってのもどうなの!?)

栗原 さん 2004年 03月 01日 17時 49分 14秒

ようやく展示会が終わり、ほっとしてます。
GAKUさん、ご無沙汰してます。

ヤマト便、引越し便、悩むところですが、私も梱包の手間を惜しむがため、引越し便ばかり利用してます。  送料はお客様負担なので、ちょっと申し訳ないかなとも思いますが、自分で梱包すると、もっと高くなりそうですので・・・

なるほど、インテリアコーディネーターですね。 確かに、我々のように個人でやっていると、会社の看板と言う信用がないですから、その分信頼をいただくためには、いろいろなことを勉強する必要があるように思います。

わたしのところにも、民芸、李朝、北欧、カントリー、シェーカー、ミッション、モダン、アールデコ・・・・などなどなど、様々な問い合わせがきますので、それらに対して、「それって、一体なんでしょう・・・??」などと間抜けな対応をしていると、全く信用されなくなりますので、勉強って大事ですね。

また、最近の主婦の方は、やたらめったら詳しいのです。 様式だけならばともかく、最近はエコブームですので、雑誌もかなり突っ込んで書いているみたいで、うかうかしていると、こちらが情報についていけなくなりそうです。

定期的に本屋の女性雑誌コーナーへ行き、めぼしい女性雑誌と、インテリア雑誌には必ず目を通すようにしております。  こんな程度ですが、結構大変だったりします

ところで、KAKUさん、工房が大変なことになってしまったようで・・・大丈夫でしょうか? 一刻も早く復旧が成ることをお祈りしております。

GAKU さん (nakashin@wind.sannet.ne.jp) 2004年 02月 23日 01時 37分 52秒

約1ヶ月のご無沙汰です。

私もヤマト運輸の小さな引越便を使っています。自分で梱包した場合は少し安いヤマト便扱いになるようですが、梱包する資材代と手間を考えたら、ヤマトに任せた方がいい気がします。これで宅急便のように配達時間指定までできると良いのですが・・・。(配達日指定は可)

では、たまには私からも違う話題を。
木工の資格というと家具技能士ですが、このたび、インテリアコーディネータの資格を取得しました。登録証の発行が4月なので、表に出せるのはそれ以降ですが。
理由を尋ねたことはないのですが、先輩の木工家がインテリアコーディネータ資格を持っています。で、お客さまから相談を受ける際、信頼と安心感を持ってもらえるんじゃないかなと思い、受験しました。家具技能士資格を持っていてもいなくても、プロとして家具を提供していく以上、きちんとしたものを提供しなければならないし、お客さまもそう思っているでしょう。家具を作ること+αとしてこの資格はきっと役に立つんじゃないかなと思ってます。

栗原 さん 2004年 02月 18日 19時 05分 31秒

展示会前でばたばたしており、ご無沙汰してすみません。

遠方の納品、悩ましいですね(しみじみ)
4本脚のものなど、梱包が大変です。  角の部分を補強したり、なんだかんだと結構な時間がかかりますね。

私の場合、大体はエアーパックでぐるぐる巻きにするパターンがほとんどですが、エアーパック代もバカにはなりません。 

宅急便サイズを超える場合は、ヤマトの小さな引越し便を使ってます。  料金は少々高くつきますが、引取りに来て、梱包まで全部やってくれるので手離れはよいです。

途中破損の不安を考えると、自分で梱包したほうが良いのかもしれませんが・・・う〜ん、手抜きです。  ただ、今までのところトラブルはなく、まあ、ヤマトさんは信用してもいいかな・・・なんて思ってます。

皆さんはどうしてますか??

KAKU さん 2004年 02月 07日 09時 16分 33秒

遠方の場合、悩ましいことのひとつは納品方法ではないでしょうか?
小物の場合、宅配便でも問題はないのですが、規格品ということはほとんどないので、梱包にかかる手間が結構なものです。

少し大きくなると、宅配便では運んでもらえなくなるし、梱包の不安もでてきます。
これまでメールだけでしかやり取りしていない分、できれば直接お届けしてお顔を拝見したいと欲もでてきますし…。

今のところクルマで一日の範囲は直接走っているのですが、今後、体力的に無理な時はどうしようかちょっと方法を考えないといけないと思っています。

こんな悩める小羊に良きアドバイスをお願いいたします。

栗原@simple さん 2004年 01月 29日 08時 14分 19秒

GAKUさん KAKUさん ありがとうございました。
近隣で直接納品できるところならいいのですが、ネットでも受注をしているので、遠方の顧客をどのように考えていけばよいのか、頭を悩ませる日々です。

カード払いの件、とても参考になりました。
比較的簡単に手続きができるのですね・・・早速検討してみたいと思います。  今は、郵便局、銀行への振込みということでお願いしているのですが、手数料をどう考えるかとか、いろいろと些事ながら悩ましいこともあるので、いくつかの支払いのバリエーションを増やすと、お客様にとっても便利になるかもしれませんね。

受注(契約)の成立について、やはり何かしらの書面を取り交わした時点になるのでしょうが、その後お客様の気が変わってキャンセルになった場合、法的には契約不履行という解釈になるのかもしれませんが、実質上は、それに対して損害賠償などが取れるわけでもないので、仕方ないとあきらめるしかないのでしょうね。

結局は、たとえ一年待っても、こいつの作る家具がどうしても欲しい・・・というくらいの魅力を持つ商品を提供できるようにならなければいけないのだろうな、と考える今日この頃です。

とりとめもない話ですみません。

KAKU さん 2004年 01月 26日 10時 18分 48秒

私の場合も、今のところネット中心で受注しているので、メール以外の手段を考えてないのが、ぬるいところです。

不払いやキャンセルというこちらのリスクということですが、お客さまの立場になれば、こいつに頼んで大丈夫なのかという不安感も多少なりあるでしょうから、前金100%というのもかえって不安を煽りそうなので、半金ぐらいお預かりするのが、お互いそのあたりフィフティフィフティな精神状態になれるのではないかと思っています。

受注については、実際にお仕事にかかれる時点で事務的なお取り交しをさせていただきます。
それまでは、材料を特別に手配しなければいけない場合を除き、お客さまにとってもリスクの少ないようにと考えています。

それでも、なかなかお客さまそれぞれのところがあって難しいですね。

ネット通販でカードおよび分割払いができるようにはしていますが、悲しいことに自転車操業なのであまり積極的に公表していません。
営業的にいえば、分割払いができるとかをセールストークとして使えるのでしょうが、ちょっとそこまで気がまわせていないのが現状です。

まあ事業家としての側面もありますから、それはそれでやっていかないとしかたがないんでしょうね。

GAKU さん (nakashin@wind.sannet.ne.jp) 2004年 01月 25日 11時 21分 29秒
URL:http://www.wind.sannet.ne.jp/nakashin/

こんにちは。
私の場合、みなさんに比べるとまだまだ無策な感じです。納期については、お客さまが期日を指定された場合は別ですが、およその時期(何月初旬・中旬・末)程度をお知らせすることで了解を得ています。本来は藤本さんのようにしっかりと納期を決めてやるべきだと思うのですが、お客さまもオーダは時間がかかるということを理解して下さるのに甘えているのが現状です。
納品までのコミュニケーションについてもお客さまに確認したい内容があるときはいいのですが、用もないのに電話やFAXするのはご機嫌伺いみたいで気が引けてしまいます。
受注の成立については注文書等の書面を取り交すことではないでしょうか。取引のある工務店から家具の注文が来る場合、発注書が送られてきます。直接お客さまから注文いただく場合も注文書にサインをいただくことが受注の確定ということなんだと思います。
ただ、これでは不払いのリスクには対応できませんね。
リスク回避+お客さまの支払い方法を増やすという意味で、クレジットカード払いを可能にするというのはどうでしょう? もちろんお客さまがカード払いを希望された場合にしか使えませんが。知り合いの陶芸家が加盟していたので、私も最近VISAの加盟店になりました。加盟店になるには最初に加盟料3000円程度が必要ですが、比較的簡単です。月会費や年会費は必要ありません。お客さまのカードで家具の代金について承認が取れれば、リスクはカード会社が負ってくれます。手数料が引かれた商品代金がカード会社から自分の指定口座に振り込まれます。

それにしても独立してやっていくということは、家具づくり以外に考えなきゃならないことが山積みですよね。

栗原 さん 2004年 01月 23日 13時 07分 57秒

KAKUさん、藤本さん、ありがとうございました。

コミュニケーションって難しいですよね。  最近つくづく感じます。

私の場合も、納期が3ヶ月を超えると、その間どうしよう? と考えてしまいます。
ネット経由の場合はメールが使えるため比較的容易に発信できるのですが、FAXの場合、または電話しかない場合などもあり、そうなると何も進行していないのに電話でご機嫌を伺うのも変な話ですし・・・・

KUKUさんのいわれるように、バックオーダーが多いと安心な反面、納期短縮と言うこととは逆行してしまいますので、痛し痒しというところがありますね。 お待たせしている間にキャンセルされるかもしれないと言う不安は付きまといますし、一人でやる限界が納期三ヶ月程度なのかな?

ところで、もう一つの質問なのですが、受注成立をどのように定義されていますでしょうか?  私の場合は、仕様書のようなものを提出して、それをご承認していただいた時点を受注確定と考えているのですが。  遠方の場合は、キャンセルや、納品後の代金不払いの危険もあるので、できるだけリスクを回避するための方策で何かよい知恵があれば是非ご教示いただきたいのですが。

実は、現在、一件ひっかかったかな?? という事態になっております トホホ!


藤本 さん 2004年 01月 22日 21時 26分 02秒
URL:http://wis1999.at.infoseek.co.jp/

こんにちは

納期についてですが、私の場合は最初の段階で“完成日時”を約束してから受注と言う形にしているので、これまでは問題ありませんでしたが、やはり途中に1〜2度は連絡を入れておかないとお客様も不安になると思うので「図面の確認」や「製作開始」の折には連絡して確認を取っています。
お客様がメールを使える場合は、私も2〜3週間に1回は
進行状況など報告しています。

まあ、ほとんどのお客様は最初に説明をすると時間が掛かるのは仕方ないと納得してくれるのであまり受注後は不安になりませんが・・・。


KAKU さん 2004年 01月 21日 06時 15分 40秒

すみませんご無沙汰してまして。
ネタを振ろうにもネタが思いつかなかったので…。

栗原さんネタ振りありがとうございます。

そうですよね。
どうしても納期の問題ってでてきますね。
私は最近3ヶ月くらいまでしかバックオーダーをお受けしないことにしています。
以前、こちらの不手際でお待たせしていたお客さまからご注文をキャンセルを受けてしまいました。
やはりコミュニケーションが原因でした。
どうしても現行の仕事が優先になりますし、できるだけそこに集中したいので、その間はどうしてもコミュニケーションが稀薄になってしまい、その期間が長ければ長い程、不安感が溜まって不信感に変わってしまわれたようです。
お客さまの性格にもよるのでしょうし、難しいところなのですが、それ以降3ヶ月以上お仕事にかかるまでお待ちいただく場合、仮注文という感じにしておいていただいて、ひとつふたつ仕事が納まってから改めて確認させていただくことでご了承いただいています。
バックオーダーが多いと、精神的には安心なのですが、キャンセルになってしまうと結局同じですし、お客さまにもご迷惑をおかけしてしまいますので、今のところあまり先の受注はお受けしないことにしています。
それでもお待ちくださるという場合は、今の仕事に集中したい故、こちらからは積極的にご連絡はさせていただけないこと、またなにかご質問等があればお気兼ねなくご連絡いただいて構わない旨、お話させていただいています。

こちらから連絡する場合、ご返信いただきたい場合を除き、進捗報告ということでご無理に返信いただかなくて結構です。という一言を添えるようにしてはいかがでしょう。

お客さまにしてみれば、どうなってるんだ?って思われますし、こちらはこちらで今の仕事に集中したいわで、なかなか難しいですね。

どうなんでしょう?


栗原@ さん 2004年 01月 19日 18時 35分 28秒

ご無沙汰しました。

ちょっと寂しくなりましたので、今回はご相談と言うことで書き込みをさせてもらいます。

注文を受けて、例えば納期が3ヶ月以上かかるような場合、その間にお客様とのコミュニケーションはどのようにされていますでしょうか?

私の場合は、どんな話題でもよいので、二週間に一度程度はメールでご機嫌伺いをしているのですが・・・  でも、メールを送っているのは相手の返事を促しているような、ちょっと押し付けがましいような気もしますし、かと言って、全く音信普通にするのも相手をふあんがらせはしないかなど・・・傍から見るとつまらぬことで気をもんでいたりします。

ここでこんなこと聞くのが適切かどうか分かりませんが、よろしければよいアイデアなどいただければと思っています。


GAKU さん (nakashin@wind.sannet.ne.jp) 2004年 01月 04日 21時 30分 29秒
URL:http://www.wind.sannet.ne.jp/nakashin/

あけましておめでとうございます。

この掲示板を通じて、さらに意見交換できればと考えていますので、今年もよろしくお願いします。

栗原@simple さん 2004年 01月 04日 18時 32分 39秒

あけましておめでとうございます

今年もよろしくお願いします。
木工界が盛り上がるように、がんばりましょう。


KAKU さん 2004年 01月 01日 16時 16分 15秒
URL:http://www.kinokoubou.com

明けましておめでとうございます。

新しい一年になりましたが、今年もよろしくお願いいたします。

是非、いろんな皆さんからの書込みをお待ちしております。

KAKU さん 2003年 12月 29日 12時 04分 44秒
URL:http://www.kinokoubou.com

藤本さん、初参加ようこそです。

先ずはじめに…
文字化けですが、理由は不明です。(って、説明になってない。)

あと職人という言葉に対する尊厳性は私も同じように思っています。
逆にいえば、職人っていう言葉にはある意味憧れますねー。
僕みたいなの捕まえて「職人」なんて呼ばないで!!って思います。

肩書きというのは、対外的なこともあるので、一応人様が自分はなにをやっている人か理解できるような普遍的な肩書きということで「木工家(?)」というのは使わせていただいています。
(?)とうのは、「みたいなもの」のような意味で付けているのですが、ちょっと優柔不断で小心者の自分をより形容していて気に入っています。(これは余談です。)

作風というか、キャラクター性というのは、問われるところなのでしょうね。
ただでさえ椅子は椅子ですから、そこでどうやって自分のつくるモノを選んでいただくか?
私的には、つくったモノはもとより、私自身の考え方、哲学的なこと、精神性などのバックボーンに対する共感を持っていただくことも大切な要素ではないかと思います。
捉えようによっては、弁が立ちすぎとか、口ばっかり、腕のないやつに限ってよく喋る等にも思われてしまいますが、そのあたりはきちんとわきまえて結果を出した実績も見ていただければいいと思っています。

下衆な言い方をすれば、ビジネスでやっている以上、ブランド戦略というのも大切な要素なのではないかと思ったりしています。
お客さまはモノだけを買っている訳ではないというマーケティングの基本も大切なことだと思います。
座る為だけの椅子であれば、別に高いお金だして自分達につくらせなくてもいいわけですから、そこになにかを見い出させるだけの説得力は必要になってくるのではないでしょうか。

例えば作家というのであれば、作品そのものに人の心をうてるだけの表現力が必要になるし、家具としての商品というのであれば、総合的な商品力というものが必要になってくると思います。

自分がなにをしたいのかをなんかしら表現しきれていないと、なかなか他人には伝わらないような気もします。
ただ、無理に気を衒う為に、そういうモノをインスタントにつくってみても、口うまく詭弁を唱えてみてもそれは「お客さま」には見抜かれてしまう。
ちょっと苦言っぽいですが、そんな気はします。

栗原@simple さん 2003年 12月 28日 21時 35分 54秒

藤本さんはじめまして。  

作家、職人、先生、木工家 などなど、いろいろな呼称がありますが、たぶん、場面場面において、それらの側面が入れ替わり立ち代わり出ては消えている・・・そんな感じもします。

私も時々先生などと呼ばれ、気恥ずかしい思いをしたり、ある時などは、アーチストと呼ばれ、しばらくぽかんとしていました。

私の場合は、自分では木工家・・・などと呼んでおります。  当たり障りがないところかな? と思っております。

作品(商品?)についてですが、展示会に持っていくものは、本当にシンプルなものではインパクトが弱く、多少なりとも方向性を決めて、それに沿って作家性を付与するようなことが必要だと感じますね。 実際に注文が入るのはシンプルなものでも、展示会で目を留めてもらうためにはそれでは弱い・・・ジレンマですね。

その折衷案ではないのですが、私の場合は細かい部分の造作で遊んでいます。  KAKUさんもHPで日記に書かれていますが、例えば面取りをトリマーではなくて、手ガンナで行うといったようなこともその一例です。

まだまだ試行錯誤が続いていますが、作家であろうと、職人であろうと、お客様が必要とされる物を作りたい・・それを第一に考える日々です。

藤本 さん 2003年 12月 25日 22時 26分 25秒

今、送信したのですが、文字バケしてました。
∈邁函廚覆里・嵜・諭廚覆里・ゥ
は「作家」か「職人」か?と打ったのですが・・・。
失礼しました。
(なぜこうなるの?)

藤本 さん (wis1999@hotmail.com) 2003年 12月 25日 22時 18分 27秒
URL:http://wis1999.at.infoseek.co.jp/

どうも 
初参加のウィステリア家具工房の藤本です。
年齢34歳、既婚、男、木工歴プロになって約7年です。
もっと詳しいプロフィール等ご興味のある方はHP見てください。って特別な経験や特技がある訳じゃありませんが。

これまで、この掲示板ちょくちょく拝見させて頂いていたのですが、展示会で忙しかったりして入り込むタイミングを逃していました。すいません

さて今の「話題」?の
∈邁函廚覆里?嵜ス諭廚覆里?ゥ
ですが、“私の場合”もやはりどちらとも言えない感じですね。
「職人」といえるキャリアもないし、徒弟として経験を積んだ訳でもないので恥ずかしいというか、本物の職人、例えば指物師の方などにたいして申し訳なく思います。
それでは「作家」なのかと言えば
作る作品(家具)は装飾の少ないシンプルな物であり、これもちょっと当てはまらず気恥ずかしい感じです。
でも展示会ではオーナーや販売の人に「先生」と呼ばれる訳で、そういった関係者には「作家さん」と思われているみたいですね。
でも、私のめざすものはそのどちらでもなく最初、スタートが単純に家具を作りたいと言う思いで始めたので「家具屋さん」と言って頂ければ嬉しいし、またそう名乗っています。
それと最近思うのは材質感を活かした伝統的でシンプルなだけの家具ではイケナイのでは・・と感じています。
どこかに個性みたいなものがないとお客さんが気付いて、振り向いてくれないのでは?と思い、展示会で発表する作品は意図して個性を強調しています。
がその反応は・・・・?
「なかなか世の中甘くない!!」が実感です。
なんか脈絡なくなってきましたが、世間で言う「作家」に
近づきつつあるのでしょうか?
まあ「他人の思い」や「自分の思い」いろいろありますが
とりあえずはこの商売永く続けていけば双方の思いが近づいて行くのではないのでしょうか。




KAKU さん 2003年 12月 24日 06時 10分 36秒
URL:http://www.kinokoubou.com

「作品」なのか「商品」なのか?
「作家」なのか「職人」なのか?

そもそもこういうことに普遍的というか、絶対的というか、みんなでおんなじ答がないことは、ある程度生きていれば、なんとなくわかって来ることではないかと思います。
ただ、こういうスタンスの仕事をしているのなら、自分なりの見解というのは持っているほうがいいのではないかと思いますし、そういうことについて考えてみることもいいのではないかと思います。
いろんな人の見解もやっぱり興味がありますし。(とはいえ、まだここでいろんな人の見解が伺えないのが残念だな。というのが本音ではあります。)

結構傾向的には、作家と呼ばれる傾向の方は多いように思います。
私自身も、「作家、先生」と呼ばれたいという自分も心の中にいると思います。
だって偉くなったみたいで、キモチイイじゃないですか!?
反面、天狗になったらアカン!!みたいな戒めは常に持ってないといけないとは思います。
っていうか、まだまだそこまで辿り着いてないわけですが…。

ちなみに、自分としては「作家」でも「職人」でもないと思っています。
他人が私のことを「作家」「職人」と呼ぶのはそれぞれの印象でしょうから、それはもう仕方がないことだと思いますし、そういう印象を与えるのですから、そういう面も確かに持っているのだと思います。
ただ自分の中の「作家」「職人」という定義が自分自身の活動に対する定義としてストレートに当てはまらないと思っています。

それじゃなにか?となりますが、多分、他のなにかなんだと思います。
今の時点では、「こうです」とまで言い切れず、まだまだぼんやりですが、なんとなくこういうことなのかということが見えつつはあります。
そうなってくると仕事的にも、そういう風になってくるみたいです。

って、また話し出すと長くなって脈略がなくなってしまうのでこの辺で。
「作品」か「商品」かについては、また次の機会に。(って、勝手に話してるだけやろ!?)

ほんといろいろ聞かせてくださいよ!?

栗原@simple さん 2003年 12月 22日 19時 10分 50秒

「作品」なのか「商品」なのか?
「作家」なのか「職人」なのか?

昨日も、近くのクラフトマン達と忘年会をしたのですが、このようなことが話題になりました。

みないろいろと悩んで、考えているようですが、たぶん答えなどないのだろうなと思いますし、答えを出すような命題でもないのかもしれませんね。

ただ、木工家の人たちというのは、総じて作家的な感じの人が多いのではないかとの印象を持っているのですが、いかがでしょうか?  グループ展などでも、家具作家はどうも会場の隅のほうに引っ込んで、お客さんがきても愛想の一つもない・・などといった評判を良く聞きます。

私もいろいろ展示会に行きましたが、確かにそのような感じの人が多いな・・という印象を受けました。

お客さんを自ら遠ざけることになってはいないか?  人の振り見て我が振りなおせ・・・といった心境です。


管理人@KAKU さん 2003年 12月 17日 09時 57分 18秒

GAKUさん
しばらくぶりでしたね。

「作家」か?「職人」か?
なかなかそのあたりも難しいというか、各々の捉えかたというのもあるでしょうね。
そのあたり、どのように皆さんがお考えなのかというのは、ちょっと興味はありますね。

どうですか?
そのへん…。

GAKU さん (nakashin@wind.sannet.ne.jp) 2003年 12月 15日 00時 14分 03秒
URL:http://www.wind.sannet.ne.jp/nakashin/

ご無沙汰してます。今日までちょっとヤボ用があって、書き込みできませんでした。
我々の作る家具は、お客さんに満足してもらうことが最も重要だと思うので、やはり「商品」なのではないでしょうか。「商品」というふうに意識して作っても、それぞれの作り手の色がやっぱり出るので、それによってに作り手の意思は現れると思います。結果的に「作品」と言えるのかもしれません。
栗原さんの言われるように、「作品」に手間ひまがかかり、結果として高額になってしまうことは、お客さんのことを考えて作ってないこととイコールだと思います。必要以上に複雑な仕口や装飾は、作り手の自己満足(言い過ぎ?)ではないでしょうか? それで価格が上昇するなんて、やはりおかしいと思います。
いい家具を提供することは重要ですが、価格もお客さんの満足を得る要素のひとつととらえ、より求めやすい価格にする努力が必要だと思います。
作っているものが「作品」「商品」と同じように、我々自身は「作家」なのか「職人」なのかというとらえ方もありますよね。私自身は一職人として頑張っていきたいと思ってます。

KAKU さん 2003年 12月 09日 20時 00分 14秒
URL:http://www.kinokoubou.com

「作品」か?「商品」か?
そのあたりは、個々のコンセプトによるような気がしますね。って、つい書込んでしまうのもよくないのかもしれませんね。

どうなんでしょう?
皆さん。
お声をきかせてくださいませんか?

栗原@ さん 2003年 12月 07日 23時 36分 32秒

物の値段を考えるときに、象徴的な話がありますのでご紹介します。

アラブの商人という話ですが、中東では定価という感覚はなく、物の値段は売り手と買い手の交渉で決まるそうです。

例えば、砂漠の真ん中で死にかけている人に、コップ一杯の水を持っていくと100万円でも売れるだろうが、綺麗な川の横でくつろいでいる人に水を持っていっても見向きもしないだろう・・・という話。

もう一つ、友人に陶芸家がいるのですが・・・彼曰く「僕が作った徳利はせいぜい3000円だけど、僕の師匠(人間国宝)が作ると100万円になる。 技術、手間は同じなのに・・・」 とため息をついていました。

これらの話は、物の価値というものを端的に象徴しているように思います。

これに関連して、最近よく考えることがあるのですが、我々の作るものは「作品」なのか「商品」なのか・・・ということです。  作品とは作り手の意思が大部分を占めますが、商品とは、お客さんが望むものでなければなりません。  

作品に手間ひまがかかり、結果として高額になってしまった場合、それが商品になるのか? と言うことは、かなり疑問です。

理想的には「作品」=「商品」であるのがベストなのですが、そうならない現実が我々を悩ませます。  

物の価値とは、作品とは、商品とは? このあたりをどう消化していくかということが、私の目下の課題です。  皆さんはいかがですか・・・と、いろいろと意見を伺いたいのですが、ちょっと寂しいですね、この掲示板。

ROMしている皆さん、どんどん書き込んでください

KAKU さん 2003年 11月 30日 09時 40分 17秒

展示会の難しいところは、展示するモノを制作する期間、展示会の会場費、会期中の経費諸々の資金をどう調達するかということがあると思います。
どっちにしろ先立つものが必要になるので、なかなか展示会というものをする機会を持てませんでした。
過去に一度、それまで納品させていただいたモノをお借りして、自宅に展示してということをしましたが、どちらかといえば受注を目的というより、プロモーションと自分の方向性を確認する為の展示という感じでした。

基本的にオーダーをいただいて制作するという性質上、つくったものを売るということはちょっと…、という気もあり(というかやっぱり資金的な要因も大きいのですが…)、展示会というのは、相変わらずなかなかできないですね。

値段はことは現実問題難しいですね。
確かに物価の高い国で、設備して生活してとなりますと、かかった手間を考えれば、それなりのお値段になってしまうのは仕方がないところだと思います。
ですが、モノの値段というのもあり、あまりべらぼうに高すぎるのどうかとは思います。
確かに妥協をしないことは大切だと思いますが、だからといって、すべてお客さまに押し付けてしまうのも(お客さまが受け止めてくださるのならいいのでしょうが)問題だと思います。
事業としている以上、企業努力ということは必要だと思います。
それは価格を下げるということだけでなく、「どうしてこれだけの値段がするのか」ということを理解していただいたり、より魅力を伝え価値を高めてもらうというような、訴求活動的なことなのではないかと思います。

確かにプラス付加価値というのは、各々のアイデンティティーによることが大きいと思いますし、そもそもそれがないと話にもならないのですが、各々でできる範囲というのも限られてくると思いますし、それ以上の活動をするにはうまく協力しあってというスタイルがやはり必要なのではないかと思います。

例えばメディアマスコミ、異業種等との関わりということを考えると、いろんな色を持っているがひとつの方向性を持った塊というほうがメリットを感じてもらえそうな気がします。

うーん、またも話がまとまらなくなってしまいましたが、どうなんでしょうねー。

相変わらず具体案がなさ過ぎかな…?

栗原@simple さん 2003年 11月 29日 08時 18分 53秒

KAKUさん、こんにちは。
今年はちょっとやりすぎました。 考えていても埒があかないので、とりあえず動いてみたのですが、結果としては作品を持ちまわるだけになってしまいました。

売れたものはなくなり、売れ残ったものが持ち回りとなりますので、後半に行くほど売れにくくなるという結果となりました。  

しかし、あちこちでやってみると、お客さんの反応も場所や土地柄によって様々ですし、ディスプレイの仕方などによっても変わってくるということが実感できました。 そのあたりの呼吸が少し見えてきただけでも、成果はあったのかなと思っています。

昨日、近所でやはり木工家の方が個展を開いていたので出かけてみました。  初対面でしたので、挨拶をして、小一時間ほど話をしたのですが、職人気質の方で、良いものは高くなって当然・・・・というニュアンスでした。

確かにそれは事実なのですが、一般の方から見るとかなり天文学的な価格でもあり、それを売っていくためには、商品的な魅力プラス「何か」がいるのだろうなと感じました。  

何を答えとするのか?  う〜ん 難しいですね。
ただ、価格競争に巻き込まれるのだけは避けたいですね。  そうなったときは、資金力の勝負になりますので、個人の木工家などひとたまりもありません。

最近、中国や東南アジアなどで製造された、一応無垢材の家具が破格の値段で売られています。 つまらないものなら気にもなりませんが、これが結構侮れない・・・・
それらを横目で見ながら、危機感を感じている今日この頃です。

KAKU さん 2003年 11月 26日 06時 30分 47秒
URL:http://www.kinokoubou.com

栗原さん、展示会お疲れ様でした。
今年は、かなり活発に活動されたようですね。
なんにしろ動かないことには、見えてこないような気はしますね。
私も、できるだけ動くことでなにかを見つけていこうと思っています。
結果は、その時その時良い時もあれば、芳しくない時もありますが、どんな時でも成功事例を見つけてポジティブに解釈するように心掛けています。(元来ネガティブなほうなので。笑)

>もはや、無垢材を使っていると言うことだけがセールスポイントになる時代も終わったような気がします。

まだ流行りで無垢無垢いってる傾向はありますが、そういう時流が起っている時点でもう終わってるんでしょうね。
ネコも杓子も無垢無垢いってたら、もう価格競争しか残らないですからね。
私なんか先ず生き残れないです。(笑)

無垢という素材のよさ、シンプルなデザインの美しさというのは、もう普遍的なものですから、それ有りきだけではなかなか難しくなってくるのでしょうね。

なにを答えとするか。
うーん。
それは、秘密です…。(って、見つかってないだけちゃうん!?)

栗原@simple さん 2003年 11月 25日 23時 16分 58秒

昨日、今年最後の展示会が終わりました。
ちょっと、今年は展示会をたくさんしすぎて反省しているところです。  とは言っても、数をこなしていけば、売り上げが良くても悪くても、なんとなくお客さんの反応というものを実感することができますので、それが作品作りのヒントにつながることも多くあります。

やはり、私の場合は現物主義というものを第一に考えて行きたいなと思っているしだいです。

ネットについてですが、以前書いたように、無垢材の質感を伝えるのは限界がありますので、どちらかと言うと、自分のパーソナリティーや考え方などを前面に出し、まずは木工家として、あるいは、一人の人間としてお客様から信頼していただけるような、そのような感触が伝わるホームページを目指して行きたいなと思っています。 これも、ホームページを立ち上げてからほぼ一年になりますが、その間でいろいろ試行錯誤しながら出した結論です。

もはや、無垢材を使っていると言うことだけがセールスポイントになる時代も終わったような気がします。  となると、これからはどのようなことが差別化になるのか??  
まだまだ暗中模索の日々が続くのかもしれません。  しかし、その先には必ず光があると信じていますし、信じることができるのかどうか? それが駆け出しの木工家にとって最も重要な資質なのではないかなどと思ったりしてます。  カッコつけすぎかな??

中村 伸一郎 さん (nakashin@wind.sannet.ne.jp) 2003年 11月 22日 08時 22分 44秒
URL:http://www.wind.sannet.ne.jp/nakashin/

ご無沙汰しています。
私も栗原さんと一緒で、基本は現物を見てもらうことと考えています。見てもらうことの出来ない場合のためにホームページを作りました。が、最近は更新もさぼりがちで、KAKUさんや栗原さんのホームページを見て、もっとまめに情報発信しなければと思っています。
ただ、頭のどこかで「どんなものを作っているのか、やっぱり現物を見ないと買ってもらえないのでは?」と考えているところがあって、受け身のホームページになってしまっているのが現状です。
だからと言って、展示会で現物を見てもらってもすぐに注文というわけにも行かず、お客への働きかけという意味ではホームページを更に活用していく必要を感じています。
私の場合、展示会自体も今年から始めたばかりで、まだまだ自分のスタイルというものが見えてません。いろんな方のやり方も参考にしながら、自分のスタイルを考えていくつもりです。

KAKU さん 2003年 11月 18日 08時 51分 16秒

私の場合は、とにかく販売で行き詰まっていた時にネットで高額のウッドデッキの販売に成功している同い年の実業家に出会い、彼の活用しているマーケティングとその方法論を知って、それを自分なりに消化して活かせばなんとかなる。というかなんとかしなければ、どうしようもないという背水の気持ちでリニューアルを始めました。
もちろん、完全にネットだけでは片手落ちになるので、「じぶんちショールーム」として自宅で月に一度オープンルームとイベントを開き、住宅関係の仕事をしている有志で「木の暮らし研究会」というグループを運営し、ユーザーの掘り起しとコミュニケーションのとれる活動もしています。
そういうことを行き当たりバッタリにやっている訳でなく、自分なりに踏まえてやっているつもりです。
結果としては、まだまだ順調とはいえませんが、段階は踏んでいるような手ごたえはあります。
それが独自のスタイルかといえば、結構ありきたりな組合せなのかもしれませんが、ない知恵絞って時間もつかって、ようやくカタチが見えそうなところにきています。
カタチをつくるのは自分自身かもしれませんが、やっぱりいろんな出合いのなかで、影響を受けたり、協力したり、参考にしたり、切磋琢磨をしたりしていることは事実です。

各々は、主観で発言せざるえないのですから、異論反論でも一向にかまわないと思いますよ。
仲良しグループをつくって自己満足に浸ろうということではないつもりです。(そういう風に捉えられてしまうようでは、まだまだこちらの発言内容に問題があるのだと思います。)

栗原@simple さん 2003年 11月 13日 13時 08分 22秒

私の場合、主はあくまでも現物であり、ネットはいわばカタログ代わりとして始めました。 
展示会などでお客さんと知り合いになれた場合、自分という人間や、作品に対する考え方を確認してもらうために、ネットを見てもらう・・・そういう意図ではじめました。

しかし、やるからには単なるカタログ的なものでは面白くなく、できるだけ楽しんでいただけるようにエンターテーメント的な要素を取り入れていかなければならないとも考え、試行錯誤を繰り返しながら一年が経過しようとしています。  この間、アクセス数もそれなりにいただき、問い合わせもたくさんいただきましたが、反応があると、人間というものは欲が出てくるものらしく、二次的に展開しているネットを、もっともっとうまく使えないだろうか・・・という考えになっています。

ネットでもいろいろな形態があり、それは木工でも同じで、KAKUさんは一つのスタイルを築いたといってもよいのではないかと思っています。 もちろん、ご本人としては
いろいろと考えるところもおありだと思うのですが、木工とネットを組み合わせた形態を考えていく際に、ひとつの大きな実例になっているのは間違いありません。

このような個性的な木工サイトがどんどん増えてくることを期待しています。
もちろん私も自分流のスタイルを築くことができるよう力を尽くしたいと思っていますが、いろいろな個性を持った方と切磋琢磨してこそ、お互いの向上もあると考えています。

それらの個性が絡み合ったとき、新しいものも生まれてくるでしょうし、それら個人の力の集合で、木工の世界に何か一つ風穴を開けることができれば本望ですね。

何はともあれ、しかし、木工家自身が盛り上がっていかないと話になりませんので、いろいろな方のご意見をお聞きしたいと思っています。  皆さん、せっかくの掲示板
ですよ、どんどん書き込んでみられてはいかがでしょうか

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