[diary]

ちいさな工房の毎日を綴ります。
題して
「ふつうの木工家?のふつうの日々」

■2004/3

3/1
弥生

な、な、なんと!!
3月になってるじゃないか!?
このまま春を迎えるなんて、
もう…。

ちなみに、そんなことをいいながら今日は次男、立樹の4歳の誕生日ということで、とっとと家に帰る。
こんな調子なので、僕はなんにもしてやれなかったが、カミさんがケーキをつくったりとささやかながら家族4人揃ってお祝いをした。
今度から保育園だって。
早いんやら、遅いんやら、もう頭ごッちゃごちゃ。
とにかくおめでたい。
今日はそんなとこ。


3/2
二日だというのに

あまり進展してない。
このまま3月終わってしまったらどうしよう…。
いや!!
目処は立ちつつある。
どうにかしようという気持ちが大切だ!!
(そういうなら、HPの更新もどうにかしてくれよ…。)


3/6更新予定!!
今日はそんなとこ。


3/3
三日だというのに

パス!!
…ってなわけにもいかんな。
だいたい整理がついて、こまごまとした道具類の引っ越しもできた。
もう一息。
今日はそんだけ。


3/4
四日だというのに

ごちゃごちゃとした材料もおおかた片付いた。
そろそろ本腰入れて仕事モードに戻れそうである。
いやはや、やっとなんとかなりそう。
材木土場だったことから思えばねー。
仕事できるようになると、今度はそれだけの仕事があるのかと心配になってくる。
ひとつ片付くと、次の心配。
永遠に心配し続けないといけないのか。(ただの心配性ちゃうんか?)
なんだかねー。
今日はそんなとこ。


3/5
少しほっとした

ら、ちょっと気が抜けたというか、疲れがでてきたのか。
仕事も何から手をつけていいもんやら、整理もできていないから、無駄にあっちこっち気を回して、クルクル空回りしてる間に一日終わってしまった。
段取り、段取り。
仕事モードにも少しリハビリが必要か?
今日はそんなとこ。


3/6
更新予定だったのね

そんなことは百も承知なのだが、編集もなにもネタを探すところからできていないので、困ったもんである。(百も承知なら準備しとけよ!!)
木のコーナーも、樹木の種類でいえば、そりゃネタ切れしないほどあるのかもしれないが、仕事で使う用材となるともうそんないう程のネタがないのである。
ここにある木のことは、ほとんど書いた筈だが、もしかしたら見落とした木があるんじゃないかと置き場を探索していると、意外にこんな木を取り上げてなかったんだという木を発見した。
とりあえず、ひとつ見つかったが…とこんな調子なので、更新も何も。(やっぱり段取りの問題だな。完成予定と仕掛かり予定を履き違えてる傾向が往々にしてある気がするね!!)
あっ…、
それはすごいことに気付いたね。
現状を導いている根本的な問題かもしれない。
そっか。
そういうことなんだ。
すごいことに気付いた。(…。)
いやはや、そういうことで、今日はそんなとこ。


3/7
更新しなきゃ

と思いつつ、なかなか作業がはかどらない。
追い込まれないとできないタイプが、追い込まれ過ぎて、居直りに変わったという訳か!?
うー、一日Macに向かってなにができたのか?
考えるだけでも恐ろしい…。
日曜日だというのに、
貴重な一日無駄にしてしまった。
そもそもここにきて無駄にできる余裕もないのにだ。
ちょっと目の前霧が晴れてきた気がしたんだが…。
なかなかそうもいかせてもらえないらしい。
あーあ、今日はそんなとこ。(泣き言もそろそろ飽きたな…。)


3/8
更新しなきゃ2

あれこれしながら、更新作業。
とはいえ、コラムを書くにも気がのらないとキーボードを叩く指も動かない。
なかなかね。
気がのらないので、今日はそんなとこ。


3/9
仕事

しはじめましたよ、ようやく。
午前中に、なんとか更新とメール通信をし終え、ホッとするも束の間。
ずっと滞っていたテーブルを削り出す。
一枚板なので、荒削りから滞ったので、丁度外気と馴染んでいい具合に反りがでてきている。
ここからは手ガンナで削るのだが、これまたいい具合にカラダが鈍っていて、すぐ息が上がってしまう。(情けない…。)
気持ちも滞っていたので、材料に触れると気も晴れてきた。
次の問題は、他の仕事の納期である。
高本君は彼の仕事もあるが、当てにし過ぎる訳にはいかないが、少し手伝ってもらえるので助かる。
挽回、挽回!!
今日はそんなとこ。


3/10
普通の日々

まだそこらじゅう散らかりっぱなしではあるが、なんとなく普通の日々に戻った気がする。
制作は、板削りの続き。
刃を研いで、削って、平面見て、削って、切れ止んだら刃を研いで…。
こればっかりは、近道はない。(あるかもしれないよー!?)
夕方、お客さまと打ち合わせ。
アルコール依存症のかたのクリニックのデイケアプログラムでおもちゃの制作を取り入れたいのだが、なにからはじめたらいいのかというお問い合わせがあり、ご相談にのらせていただくことになった。
お問い合わせの中で、指導も含めてということがあり、そういうことならと、ふとおもちゃ作家の青木さんの顔が浮かび、昨日のうちに連絡しておこうと思ったのだが、他の打ち合わせが遅くなり、今日の今日で連絡して、無理をいって打ち合わせに同席していただいた。(巻き込んだっていうんじゃないの?迷惑な話だ。)
なんでも紹介すればいいってもんではないが、せっかく繋がっているんだから、適切なひと同士をつなげるのも大切なことではないかと思ったりするのは、手前勝手すぎるか?
それが終わって、木工志望の青年が見学してみたいというので、せっかくの新しいアトリエ(もうアトリエというより工場じゃないの?)を誰かに見せたかったので、きてもらった。
うちみたいなところは、まったくの素人を雇用して育てる余裕がないという夢のない現実的なお話しをして、邪魔にならなかったら遊びにくるのは勝手やからね。と、濁して話をしてみたが、どうするかは本人の勝手である。
なんとなく、普通の毎日って感じになってきた。
いやいや、今日はそんなとこ。


3/11
やるっきゃない!!

とりとめて書留めることのない普通の一日であった。
が、仕事のほうはなにかと追い込まれている。
といっても、全部自分の見通しの甘さのせいなので、自分の身にかえってきて自業自得なのであるからして、それを人に話してもどうしようもならない。
やるっきゃない!!のである。(やるっきゃないって、また古い言い回しだ。)
やるっきゃない。(誰が言ってたんだっけ?)
のろまなカメじゃなかったか…?
やるっきゃない!!
心に響くいい言葉だ…。
今日はそんなとこ。


3/12
毛馬の閘門

高本君の顔で仕事の依頼があり、それが水門の補修の木部がどうのこうのというので、図面もファックスのコピーで、場所も
わからない、クライアントも下請けの下請けぐらいで、見積もりするにもイメージがわかない。
曖昧なキーワードでネットで検索してみると、どうもそこは「毛馬の閘門」という明治時代にヨハネス・デレーケが設計した、大阪でも史跡になりそうな水門だということがわかった。
ということで、これは見てみんとわからんということで、現地にクルマを走らせた。(後先考えんなー!!)
その水門は現在は使われておらず、公園に保存されているのだが、公園整備の一環で補修されるようである。
にしても、でかい。(そりゃ、船が通る為の水門だからね。)
木部も半端でなくでかい。
明治時代にこれを加工した時は、ほとんど手作業だったのだろうか?
公共事業として大きなものだから、優先的に先端技術を投入されたとしてもせいぜい製材機ぐらいだったのではないだろうか?
この仕事を請けても、仕事の記録に彼の名前はでてこないが、これはこれで面白い仕事ではないかと思う。
ちなみに彼は、以前の職場で桂川にかかる渡月橋の改修の際、高欄の加工して、字彫りまでしたことがあり、こういう仕事になにかし縁があるのかもしれない。
同じ木工でもいろいろあるもんである、
あらためて思う。
今日はそんなとこ。


3/13
仕事です。

並行で進行する「チャイルドチェア」の図面と木取り表をつくって、木づくりを高本君にやってもらうので、材を選んで木取りのしかたを伝える。
僕の仕事の場合、単一樹種での制作ということが少なく、どこにどんな木をどんなふうに使うかというのは、ある意味オリジナリティーの存在するところで、ここはまだデザインの延長上にあるので、オマカセにできない。
それができると、手離れがよくなり生産性が多少なり上がるのだが、引き換えに結構大切なものを失ってしまうような気がする。
家具と割り切ってしまえば、それでもいいのかもしれないが、それならわざわざ僕に注文をしなくてもいいわけだから、そうもいかない。
ある程度の生産性、それ以上求めるとただの家具工場になってしまう。
持ち味というのはそのあたりにもあると思っているから。
工場じゃなくアトリエという言葉には、やっぱりこだわりたい。(偏屈や!!)
今日はそんなとこ。


3/14
積木遊び

じぶんちショールームのオープンルームで定例の積木遊びのワークショップ。
相変わらず、子供達には押されっぱなしである。
昼からは、ある意味身内だけになったので、なんか気持ち的に開店休業みたいになって、晩飯もお食事会でアルコールも入ってしまったので、結局骨休めみたいな一日になってしまった。
休んでる場合じゃないのだが、実際。
まあ、気力充実できたので、またがんばりましょう!!
今日はそんなとこ。


3/15
またしても

一大事!!
運転免許証の更新に午前中からいってきた。
去年、事故しているので2時間講習、自業自得とはいえ2時間座っているのは辛い。
そんなことが一大事じゃなくて…。
高本君が受けていた技術校の試験に受かっていたのだ。
木工ではなくて、建築技術コースだったので、多少倍率が低かったのかもしれないが、それでも案外狭き門である。(それはおめでたいじゃないか!?)
合格したこと自体は、おめでたいことでいいのだが…。
しかしだが、合格ということは1年間毎日学校へ通うということになり、仕事にはきてもらえなくなる。
それは正直辛い。
試験は受けるということになっていたが、現状の狭き門具合を見ていると先ず合格しないと思っていたというか、勝手に決めつけて安心しきっていた己もまずかった。
意外な結果に、動揺は隠せない。
本人にしてみれば喜びたいところなのに、周りが動揺してしまっているので恐縮してしまっており、それはそれで可哀想で、こっちとしてもできれば快く送りだしてあげたいのだが、こっちはこっちで、これからというときに、どうしようという気持ちのほうが圧倒的に強く、会社的にも事業への投資という現実問題のリスクしょってしまった後なこともあり、僕自身、気持ちの整理もつかないし、そういう不安要素を隠して平常を保てる程大人の精神構造にも至っていないし、かといって決めていた話で結論を決めつけていただけだから、彼を攻める筋合いはないし、もうどういう状態でいればいいのかすらわからない。
困ったというか、まあ、現実を受け止めでどう解釈して対処するか?ということしかないのは確かではあるが…。
しかし、次から次へと懲りずに色々起きるもんだ。
どうなっているんだ、もう!!
今日はそんなとこ。


3/16
追い込み

納品の迫った仕事の追い込みで、余裕がない。
ほかにも、あれこれと仕事が舞い込んでくるし…。
普段からきちんと段取りよくやってれば…。といつもと同じこと思っているということは相変わらず成長してない。
今日も夜なべだ。
うちも帰ってないし…、
なんかにおいが…、
靴脱ぎたくないなー。(汚いー!!)
ひーっ、今日はそんなとこ。


3/17
卒園式

余裕がない。とかいいながら、風汰の幼稚園の卒園式だったので、午前中家族総出で出席した。(そ
ういうことやってるから余裕がないんじゃないの?)
この年になると2年ぐらいあっという間に過ぎるけど、チビ達にすれば、毎日色々あって2年は2年なんだろうなー。
僕の感覚だと、入園式に行って今日みたいに門の前で写真撮ったの、ついこないだやもん。
この調子だと、すぐ小学校も卒業して…。ってまだ入学式もしてないちゅーねん!!
しかし身も心も切迫していて、卒園式だの余韻を味わう余裕もない。(子供の成長ときちんと向き合ってるのか!?)
周りの仲間を見ていると、自分があまりに自己中心的生きざまで、これで大丈夫なのかと思ったところでどうにもならないので、見て見ぬフリをしておこう。
残り時間少なくなってきた…。
焦りー!!!
今日はそんなとこ。


3/18
追い込み

で、やっぱり余裕がない。
もはや昼夜関係なくなってしまっているが、なんとか目処はたった。
納品は土曜日に東京までクルマを走らせるので、前日はきっちり眠っておきたいものだ。
その為に、もう一息。
いやはや、今日
はそんなとこ。


3/19
誕生日

だった、36歳だと。
そんなことお構いなく、作業の詰め。
夜明けと共に塗装をはじめる。
オイルを塗ったところから、トチの木目がキラキラして綺麗。
手間かけて仕上げた真価があらわれるところである。
ここで仕事を始める時にはじめて買った板がようやくモノになった。
乾燥を待つ間、次の仕事の加工にかかる。
今月はもう手が止めてられない。
夜、クルマに積み込んで日付けが変わった頃に出発。
36歳になった今日はそんなとこ。


3/20
納品

に向かう。
子供達も春休みなのでカミさんと一緒に横浜へ里帰りするのでついでに乗せていく。
夜中に出発したので、眠気に負けて途中度々仮眠を取りながら走ったので、横浜へ着いたのがお昼頃。
そこで皆を降ろし、一人で練馬区のお客さまのお宅へ向かう。
環八を延々と登っていったのだが、休日のお昼だからか、やたらとクルマが多く、なかなか進まないので、やたらと睡魔に襲われ信号待ちの度にウトウトしてしまい、非常に危ない状態であった。
道は渋滞であったが、順路のほうは方向音痴が幸いし、偶然お宅の前に辿り着いてしまい、わかりにくいところで大概の人は迷ってしまうそうなのだが、すんなり辿り着いて逆に驚かれてしまった。
早速、お客さまに手伝っていただき荷物を降ろし、セッティングする。
わざわざ板を見に大阪までお越しくださったのが11月、その時に2月の納品の予定だったのだが、年明けからの顛末のせいで、随分お待たせしてしまった。
にもかかわらず、快くお出迎えくださって、本当に恐縮してしまうのだが、それに甘えてしまう僕は僕で、それは善くない傾向である。
色々捜し回られ、現地にも脚を運ばれて、ようやく念願のダイニングテーブル。
そんな僭越な仕事をさせていただけた僕はしあわせものである。
さすがに連日の追い込みの後、東京までクルマを走らせるのは正直しんどい。
でも、こういう仕事をさせてくださったお客さまに直接手渡したいし、喜んでくださる笑顔、喜びを共有させていただきたい。
実際体力的な限界もあるのだろうが、走れるうちは自分で走りたい。
なんて思った今日はそんなとこ。
で終わればかっこいいのだが、帰りもやっぱり信号待ちでウトウト…。


3/21
システムエンジニア(モドキ)な一日

今日は一日、童具館の顧客データベースのメンテナンス。
なんであんたがデータベースのメンテナンスなの?)
僕が童具館で仕事をしていた時に市販のファイルメーカーというデータベースのアプリケーションでつくったものをいまだに使ってくれていて、そのときどきにアレンジされてしまっているので、普通にパソコン触れるぐらいの人では、ちょっと触れない状態になっていて、ちょっと要望があったので久しぶりに触りにいった。
とはいうが、僕自身も今じゃ普段ファイルメーカーを使うこともそうそうないので、頭の引き出しを開けてリハビリするところからなので、なかなか要領よくいかない。
メインのパソコンもWinになっていて、普段Macを使っている僕には、キーボードの位置からして違っているのでよりもどかしい。
もともと販売在庫管理のシステムとして構築したのであるが、僕的には、こっちのデータのほうが将来絶対に活きてくる、きちんと蓄積していって、腕のいいマーケッターと出会えれば相当に価値のあるものになると思ってその時々、業務上必要だと思う機能を追加していった。
そのせいで、システムが渾沌としてしまったという弊害も産んでしまい、販売管理のほうは市販のソフトに席を譲っているが、それでも時を積み重ねてデータには重みが増えている。
僕の仕事では、まだ手帳でできる仕事だが、いつかはこのぐらいのお客さまに使っていただけるようになりたいもんだ。
とはいえ、ひとりでつくって、死ぬまでに制作できる数もな…。
やっぱり手帳で十分か!?
まあ、それぞれってことで、今日はそんなとこ。


3/22
戻っても

夜中にクルマを走らせ、眠くなる度に仮眠をとって早朝に到着。
疲れているが、休んでる場合ではないので仕事をするが、こういうのはかえって効率が悪くなるということはわかっているが、やっぱり休めない。
材木屋の20日〆の請求を出力する為、伝票の入力。
年度末で伝票の枚数は多いのだが、相変わらずの景気のせいで金額が小さい。
いよいよしっかりせんといかんと思うのだが、こういう性格なもんで事業を大きくするより、生活レベルを縮小するほうを選んでしまう。
いっても、つくれる量は決まってるんだから…。
と、同じような〆になってしまった今日はそんなとこ。


3/23
走れや走れ

相変わらず、何に追われているのか、スローライフなんて言葉にはどうやら縁が無い。
そもそもこれ以上お仕事のほうがスローになったらおまんま食い上げである。
走れるうちは、馬車馬のように走れということだろうか?
走れる程、することがあるということ、それ自体が幸せなのかもしれない。
そもそも来月はどうなってるかわからないような不安定きわまりない仕事なのだから…。
ということで、今月中に納品予定の仕事にかかる。
子供用の椅子を3種類、サイズとデザインは違うが工程的に共通しているところがあるので、一度に動く。
学習机も控えているし…。
間に合わせではないが、間に合わせるのも仕事である。
走れや走れ!今日はそんなとこ。


3/24
フリーズ

一週間程先送りしてしまっていた木の暮らし研究会通信の編集をする。
頭の回転が悪いのか、行き詰まってるのか、コメントが書きだせない。
スランプみたいな状況になっている。
言葉をひねり出しようにもひねり出せない。
そんな状態なので、Macの前に座ったまま、まさにフリーズである。
Macだと再起動すればいいのだが、フリーズしたままスリープしてしまうというのが人間の辛いところである。
明け方に再起動して、なんとかカッコはついたが、カッコがついただけで内容は無いよう…。
あーあ、今日はそんなとこ。


3/25
春の気持ち

最近、バタバタしていろんなことに手をだしているが、気持ちが入らず、流してしまっていることは、ちゃんと見る人には見抜かれてしまっている。
見る人で無くても、そういう空気はきちんと伝わって結果として表われてくる。
ついでにやるのなら、やらんほうがマシ。
忙しいことは、手抜きの言い訳にならない。
モノづくりのほうにそれは出さないように、これだけは死んでも守っているつもりであるが、その分余計に他のところにしわ寄せがいってしまう。
仕事があってのことだから、それは仕方が無いとはいえ、中途半端な気持ちならやらんほうがマシ、
関わってる人みんなに失礼だ。
気持ち的なこともあったと思う。
方向性が違っていくのに、あえて見ぬフリをしてだまっている気の弱さと狡さも災いしたのだと思う。
そういうことをきちんと指摘してくれる人が、身近にいるというのはありがたい。
なんとなく気分はスッキリした。
物事はなるようにしかならない。
それなら前向きに捉えるほうが得だ。
裏山のヤマザクラもひっそりとだが満開である。
春だし、気持ちを切り替えて、がんばろー!!(相変わらずげんきんで単純なヤツだ。)
って、
今日はそんなとこ。


3/26
仕事です。

チャイルドチェアーズのうちのひとつと一緒に納めるちびスツールの木取りをする。
座面に耳付き材を使うのだが、サイズ的に丁度いいところというのがなかなかないもので、あれこれ探して、これでというトチの板を選ぶ。
選んでからも、どこをどう使うかで板を眺めながらああでもない、こうでもないと頭の中でトチの板を切ってみる。
小さい故に制約されるところがあり、なかなか決定打がでないのだが、こういう時はだいたい最初に引いた線に近いところが最終的に採用されることが多い。
結局、類にもれずであるが、漠然と引いた線より意味がある。
ちいさいけれどいっちょ前である。
椅子の座面も、座ってしまうとお尻の下だが、ぱっと見の印象づけるところなのでなかなか簡単に選べない。
難しいところで、
今日はそんなとこ。


3/27
今日も仕事です

というと、いつも仕事して無いみたいであるが、そんなことはない。
チャイルドチェアーズの組立前の仕上と面取りをする。
ハイチェアは、お客さまのご希望で少し丸まった印象をということで、背もたれ等々を適度に丸く削り出している。
そういう部分もすべて仕上は手ガンナか小刀等の刃物を当てるので、結構手間がかかる。
もちろんトリマーでとった坊主面にもカンナ仕上というのは言わずもがなである。
そういうところのカンナ屑は糸屑みたいで、ちりちりしていて、それがまとまるとスチールウールみたいになる。
なんとも辛気くさいのだが、手触り感のところで結構重要なので、気を抜けない。
デザインしてとか、木を見てとか、思ったモノがカタチにできたりとか、かっこいい!!と一見派手なように見えるが、いいデザインが浮かばないとノイローゼ気味の情緒不安定になったり、材料管理するのに材料担いだり、刃物切れないと刃を研いだりと、これがなかなか地味なことがらの積み重ねなのである。
まあ、そういうことも合わせてこの仕事だと僕は思っている。
と、唐突に何を言い出すやらであるが、納期遅れの言い訳をしているだけかもしれない…。
きちんとつくってますから…。
今日はそんなとこ。


3/28
今日も仕事

に決まっている。(そんなこと云わなくてもわかってる!!)
チャイルドチェアーズの組み立て。
組立は、とにかく段取りよくて手際よく、組み上がりきっちりとが信条である。(さて、信条どおりできてるのかは謎だな?)
組み立ても小さくたって、いっちょ前なので気は抜けない。
組み立てて養生。
学習机の天板の木取りもしないといけないので、なかなかもう慌ただしい。
夕方、カミさん達御一行のご帰還なので、新大阪まで迎えに行くが、丁度どこも込む時間帯なので、ちょっとイライラしてしまった。(寿命が縮まるぞ!!)
また、普通の生活に戻る。
不規則な生活も1週間まで、それ以上だとカラダ壊しそう。
また無事に留守をのり過ごせた。(…どういうこっちゃ!?)
今日も元気だ、そんなとこ。


3/29
お金の話

になるのでみっともないのだが、夜、一服している時にテレビを見ていて、チャンネルを変えると「マネーの虎」の総集編みたいなのをやっていて、マネー獲得者の今の年収ということで、ちょうど以前出演されていた四国のカントリー家具工房が取り上げられていたのだが、最後にでてきた現在の年収を見て、目ン玉飛び出てしまった。
なんと…、1億越えているぢゃないか!?
一億っていうと、どうよ!?
一億、一億、えーと
えーと、
えーと…、

…ドカーン!!
ワッカリマセーン!!
年商数百万で制作に生活に板挟みでヒイヒイいってる身には、想像できない金額である。
まあ、現実問題、職人さん雇って工場持って、お店構えてスタッフもいて、うんぬんくんぬんの経費を計算していくとそれなりに売上と云うものも必要になってくることは僕にでもわかるが、それでもこういうもんがそれだけの金額を弾き出すということがなんとも驚きであった。
今風の嫌な表現をすると、いわゆる勝ち組だな。
その金額を叩き付けられるまで、テレビ力その他諸々計算しても数千万いってればと思っていたが、予想を遥かに上回る金額に正直驚いた。
だからといって、僕自身が、たくさんつくってたくさん売ってというスタイルにしたい訳ではないが、それなりにつくってそれなりの収入を獲て、せめてお金が無いことで家族(親も含めて)と喧嘩しないで済むぐらいにはなりたいものだと、切に思う。
まあ、他所は他所、僕は僕でがんばろう。
今日はそんなとこ。
一億円だって…、申告書書いてても楽しいやろうなー?(恥ずかしいこというなよ!!)


3/30
並列作業

チャイルドチェアーズの座面を仕込む。
それぞれサイズもカタチも違うので、並列作業になって、ただでさえ段取り悪いのにかえって効率が悪いんじゃ無いだろうか?
曲線削り出すにも、それぞれ別個なので、なかなかにこうっていかない。
次の仕事の段取りもいまひとつだし、もう3月終わってしまう。
使う金物も注文したら、問屋が年度末のたな卸しで月明けてからの入荷になるっていうし、どうしよう…。
段取り悪いとロクなことが無い。
もう、お詫びするしかない。
この頃ずっとお詫びしてばっかり。(自分が悪いんやろ!!そもそも、謝って済むと思っているところが甘い!!)
そう、自分が悪いのである。
学習してないなー、今日はそんなとこ。


3/31
月末じゃないか!?

嗚呼、3月終わってしまった…。
僕がずっと使っているビジネスダイアリーは4月はじまりなので、また1冊終わった。
こっちにきて5冊目になる。
5というのもなんかいい区切りなのだが、総括している余裕はちょっとない。
そういうことをしていかないと、だらだらと年を過ごしていくことになりそうなので良くないのだが、ちょっとしょうがない。
ホームページの更新ももうすっかり無視だし…。
こうやって落ちていくのか。
だ、だめだ!!ここで踏ん張らないと!!
ガンバレ僕、負けるなぼく!!(なんだかなー!?)
今年度はそんなとこ。
来年度もがんばるぞ!!(来年度は、でしょ!?)

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というか…、
コメント求む、すぐに掲示板へGO!!

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