[diary]

ちいさな工房の毎日を綴ります。
題して
「ふつうの木工家?のふつうの日々」up-to-date >>

■2004/1

1/1
元旦

明けましておめでとうございます。
今年も一層のご愛顧の程、よろしくお願いいたします。

…と、それらしく始めてみたものの、
結局今年もまた、メリハリなく新年を迎えてしまった。
いいんだ僕の一年は4月はじまりだから…。(だからといって4月になってもいっしょやろ!?)
しかし今年は年賀状ができてないぶん、もうすでに去年より出遅れている。
幸先ワル−!!

お正月がなんだっていうんだよ!!
今日はそんなとこ。(新年そうそうそんなんかよ!!)


1/2
正月ぼけ

あっという間に2日すぎました。
昼前に洗濯をしに一旦家へ帰るが、うすら寒い我が家よりすっかり住み慣れた事務所のほうが余程過ごしやすい。(なんと物悲しい…。)
実家の両親にお雑煮をご馳走になり、戻って年賀状を印刷していると、ハガキの枚数が思ったより少ないことに気付き、慌てて郵便局へ買いにいったはいいが、戻ってプリンタにセットしようとすると、かなりの枚数がセットされたままになっているのを見つけ愕然。
年末、カミさんが帰省する前に慌てて印刷したときに余分にセットしておいたのをすっかり忘れていた。(お正月ぼけ)
夜は、去年も同じ日に会ったこっちに帰省しているタカラの時の同期と食事をする。
年に一度、一年を総括するようで、こういうのはなんかいい。
結局、年賀状は出せずじまいであった…。
(なにしてんだか?年始早々大丈夫か!?)
どうしよう?
今日はそんなとこ。


1/3
正月ぼけぼけ

うー、もう三日も終わってしまった。
やっと年賀状を出した以外、何もしてないやん…。
ひとりなのをいいことに自堕落に過ごしているだけである。
いってる間にお正月なんて終わりで社会復帰しなくてはいけない。
とんでもないな。
どうしよう?(って、今日もかよ!?)
今日はそんなとこ。


1/4
なんともう四日

である。
お屠蘇気分も程々にしたいところであるが、なかなかそうもいかなのが相変わらず精神の弱いところである。
年末にやりっ放しでなったアトリエをちょこっと片付けて使えそうもない木っ端等を燃していると、そっちにはまってしまい、結局ろくすっぽ片付かなかった…。
実家のほうで、姉、妹の一家が遊びにきて新年会をするというので、別に顔を出すつもりはなかったが、ふとここ数日まともなものを食していないコトを思い、なにかご相伴に預かれないかと家に帰るが、もう既に鍋はほとんど空であった。
お袋に「あんたいらないっていってたから。」といわれてしまえば返す言葉がないのは、自業自得である。
それでもちょっとぐらいと思うのは、虫がよすぎか?
甥や姪の相手をしてると、ちょっとだけ寂しくなった。
だからいらないっていったのだ。(食欲には勝てないけどな!?)
でもまあ2、3日もすれば帰ってきてまた元の生活なんであるが…。
ねぇ、今日はそんなとこ。


1/5
嗚呼、勘違い…

今日から事始めだったのだが、朝から僕と高本君しかこないので、どうしたのかと思っていると、どうやら明日からだったらしい。
年末に社長が5日と言っていたのを二人で聞いていたのだが、どうやら5日“から”ではなく5日“まで”だったようである。
しかし、二人してそんな思い込みするのもおかしな話であるからやっぱり“から”だったんじゃないだろうか…?
それともめっぽうな仕事好きだから、一日でもはやく仕事を始めたいという心がそう思わせたのかもしれない。(お前の場合は、寂しかっただけぢゃないの?)
とりあえずそんなんなんで、午前中は仕事をして、お昼に株)木匠の社長以下スタッフの皆さんと会食をし、それで業務終了ということにした。
僕は、戻って仕事の続きをしていたら、夕方、掲示板に書込みをいただくどんどこさん(仮名ちゃうなんとかネーム)がひょっこり顔をだしてくれた。
あまりにひょっこりで、ひとりでアトリエにいた時だったので誰がきたのか一瞬まじでビビった。(気が小さいねー!!)
そんなことで、今日はそんなとこ。(なんだ、なんだ!?唐突に尻切れやぞ!!)


1/6
真・事始め

なのであるが、もう年末年始から事務所に住みついてるようなものなので、状況的にはさほど変わらない。
とはいえ、周りが動き出すとそれなりに動き出さないといけないという気持ちになってしまうのが、流されやすい僕の悲しい性である。
ということで、気持ちをあらため事始め。
簡単ですが、今日はそんなとこ。(って簡単すぎるやろ!!)


1/7
日常へ

年末から仕事を引きずったまま段取りがずれこんでなにから手を付けたことやら…。
夜、ご家族の皆さまが長き帰省より帰ってくるというので、新大阪まで迎えにいく。
せいぜい遊んできた方々を迎えにわざわざクルマで下道1時間半の道のりを走る僕もたいがいお人好しである。
帰ってきたら帰ってきたで、もううるさく感じてしまうのも現金なもんであるが、それはそれで幸せってことなんだろう。
日常へ戻ってやっとお正月が終わったって感じ。
今日はそんなとこ。


1/8
普通の日常です。

普通に戻ったので、普通に仕事する。
といいたいところであるが、年末から引きずってきた「スピーカースタンド」を急いで完成させないといけない。(まだ年越してないやないか!?)
全体の加工は済んでるが、上下接点を曲面にけずらないといけない。
豆ガンナでせこせことアールを削り出す。
見た目地味であるが、一番手間のかかるところである。
寒の入りが過ぎても晴れで日中暖かくていいのだが、日が暮れ出すと一気に冷え込んでくる。
座って手先だけ動かしているので、足元から冷えてくる。
辛抱足りないので、今日はそんなとこ。
今日はそんなとこ。


1/9
棟上げpart1

この週末で延び延びになっていた新工場(なんてカッコイイもんか!?)の棟上げをしてしまおうと決めたのだが、結局僕の手があかなかったのでヘルプをお願いすることにしてしまった。

おかげで日暮れには、もう柱が立っていた。
いよいよ明日、ほったらかしにされていたトラスの小屋組が上にのって棟が上がる。
もうすっかり人任せである。
今日はそんなとこ。


1/10
棟上げpart2

いよいよ棟上げも本番、梁をかけて
小屋組を上げていく。
今日の午前中は昨日お願いした柿花さんが都合が悪いので、大工仕事にかけては玄人裸足の電気屋の大塚さんにもヘルプをお願いした。
僕も午前中は少し時間が取れたので小屋組をあげる作業を手伝う。
とはいっても、できることといえばリフトの上げ下げぐらいであとは口を開けて上を見上げているぐらいであった。
午後から、今日中の発送もあってその準備に追われて棟上げ作業は3人にオマカセになってしまったが、かえってそのほうが作業がはかどったかもしれない。
電気屋さんとはいえ大塚さんは場数を踏んでるので手際がいい。
プロの大工抜きによくもまあやってくれている。
潜在能力の高さには正直関心してしまう。
日暮れが早いので、母屋の途中で時間切れになってしまったが、棟上げ的にはほとんどできたようなもんである。
小屋のシルエットが見えてくると、なんかもうできあがった気分でなんだかワクワクする。
勢い皆で新年会を兼ねて祝杯を上げにいった。
ほんとまあ、たいしたもんでありがたい。
無事に上がってよかった。
ほっ、今日はそんなとこ。


1/11
寒京都

木の暮し研究会の京都イベント。
京都に着いてクルマを降りた瞬間、ピシッとくる冷たさを感じた。
これが噂に聞く京都の冬の寒さってもんか!?
同じ関西圏であってもこうも違うのかと若干の驚き。
この寒さの中でも少しばかりの人出がみられたのは、住宅展示場の冬のイベントで無料イベントめじろ押しだったためか。
かといって、こっちのイベントががらがらなのは有料だからだろう。
隣で、ロートアイアンの実演をしていて、炉を焚いていたので暖をいただきにいっていたら、ちょっと体験させてもらうことができた。
以前ここでもご一緒したときは見るだけだったが、実際やってみると、熱された鉄が面白いように形を変えていく。
はじめ訳もわからずおもしろがってただ鉄を叩いていただけなのだが、基本的な小さい葉っぱのつくり方を教えてもらいやってみると、小さいながらこれがなかなか難しい。
やっぱりなにごとも基本をきっちり押えてとなると一筋縄ではいかない。
それでも下手なりにこなしてみると、なんとなくだが何をすればいいのかがわかる。
そうするとそれを活かして、次に応用ができる。
それはいろんなことに通じる。
自己流というのもそれはそれでいいのだが、その以前に基本というものがあって然りな気がする。
基本というのは、先人達が長い時間をかけてつくりあげたノウハウの蓄積である。
時には無駄なこともし、失敗もし、そうして今に至る知恵の結晶といっても過言でない。
案外、楽なほうに流れて、基本基礎というのをおざなりにしてしまいがちであるが、ひょんなことからそういうことの大切さを思ってしまった。
準備したもんはちょっと無駄になって、京都の冬が更に厳しく感じたのは気のせいか?
今日はそんなとこ。


1/12
休日

年末からチビ達を約束をしていた映画を見に行く。
冬といえば、ゴジラと決まっているのだが、今回もなんたらハム太郎が同時上映であった。
小一時間、ハム太郎を見るはめになるのだが、結果あわせて2時間半大作並みの時間座りっぱなしで、下のチビが落ち着きなくなられてしまったのが、いちばんかなわなかった。
映画を見て、お昼に回転寿司を食べてと、極々一般家庭並みの休日を過ごし、なんとなく久しぶりに休んだ気がした。
コトもあろうに業務でパソコンに向かわなかったのが、いちばん休んだ気になれた気がするのは、不謹慎だろうか?
そのかわり、すごく罪悪感を感じているのは単なる労働病か?
まあ一息入れて、また仕事ガンバロー!!ってね。
今日はそんなとこ。


1/13
高所

新工場建設の棟上げ作業の残りをする。(まだ新工場っていうか!?)
今日はヘルパーの皆様がいないので、自分で高いところへ上がらなければいけない。
正直な話、高いところはあまり好みではないので、骨組みだけのところに上がって作業するというのは精神衛生上あまりよくない。
足場があるといっても、梁の間を渡してあるだけでユッサユッサ揺れるし、その上、寒波とともにこの冬一番の北風が吹いて、まったくどうにもこうにもである。
母屋を数本かけるだけなのに、へっぴり腰でまったく効率が悪い。
どう考えても、あんなとこに立って歩くなんて考えられない。
まして、掛けや振り回すなんてもってのほかである。
僕にはちょっと大工はできないと思ったひとときであった。
ほんとに膝ガクガクってなった。
みっともないところお見せしたところで、今日はそんなとこ。


1/14


新工場の建て方はまったくのしろうと考えなので、棟が上がってから柱の立ちを決める。
小屋組のトラスで形が決まっているので、棟ごとフォークリフトで持ち上げて柱を一本ずつ動かしていく。
これがなかなか決まらない。
ひとつ動かせば、ひとつ狂いになってしまう。
よくよく考えれば、棟も若干狂っているんだった。
あんまり突き詰めても、もともとがもともとなんだから仕方がない。
なりにしておくしかない訳だ。
なかなか建物っていうのは難しい。
まあ、遠目に見ておかしくないところまではきてるし。
こういうところの妥協は早い。
仕事はこうはいかないが…。
ねぇ、今日はそんなとこ。


1/15


とはいっても、下地である。
下地とはいえ、角材を等間隔に側面に貼っていくことで囲われてより空間らしくなってくる。
骨組みから一歩進んで、なんとなくそれらしく見えてくるから不思議である。
建てようと決まってから随分経つような気がするのだが、なんとか形になりつつあるのが感慨深い。(ちょっと気が早すぎるんじゃないの?)
残す問題は、強度である。(って、それはかなりのウェイトを占めた大きな問題だろ!?)
まあそうかもしれないね。
なるようになるさ…。
まあ、今日はそんなとこ。


1/16
壁part2

開口部を除いたすべての壁面の下地を貼り終える。
大工さんだと柱の上を歩いたり、足場を渡したりするところなのだろうが、こちとら要領が悪いので、柱を何度も登ったり降りたりして普段使わない肉体を酷使してぶら下がる腕が疲れた。
最後のほうは登るのがおっくうになり、ひと息つきながらになるのでより効率が悪くなる。
壁のぼりは壁面の桟が梯子がわりになるので随分高さにも馴れたが、梁より上に登るのはまだちょっとイヤな感じである。
屋根を貼る時を考えるとゾッとする。
嫌がおうでも屋根を掛けない訳にはいかない…。
そのときはそのとき、
今日はそんなとこ。


1/17


出かけに窓を開けると雪が降っていて、うっすら積もりかけていた。
今年はじめて見る雪かもしれない。
朝早く起きてMacに向かっていると、少々冷えると思っていたらこのためだった。
雪の中、冷え込みもきつく高いところに登るのはちょっと辛いものがある。
にしても、屋根の材料がくるまでにきりのいいところまでやってしまって早く稼動できるようにしないことには仕事にならない。
ということで、雨合羽を着込んで防水防寒装備で作業にかかる。
なれない連日の作業で疲労がたまったのか、インパクトドライバーですら重く感じる。
小屋組トラス補強の筋交いの足場丸太を利かす為に番線をシノで締め直す。
番線の締めかたもコツがあるようで、ねじり過ぎると金属疲労で切れてしまうので、テコを使って根元から巻取っていく感じかな?(かな?ってどうよ!?)
ここ数日結構締めているので、だんだんそのコツも掴めてきた。
骨組みも固まってきたでー。

こうやって些細なことに気付いたりしながらも生きていられることを冬の一日に感謝しよう。

今日はそんなとこ。


1/18
お餅つき

じぶんちショールームのイベントでお餅つきをしてみた。
餅つきなんて、いちから自分達でやるのなんて恥ずかしいことにはじめてだった。
前日にネットで「お餅つき つきかた」のキーワードで検索すると、案外ヒットしたのでそれを見て情報を仕入れ、道具一式はレンタルで揃え、かまどは井本氏が手持ちの石窯を、薪は材木屋の杭の先の落しを使ってと、準備のほうはとりあえずやってみたものの、いざやるとなるといったいなにをやっていいのやら不安全開である。
そんな中、井本氏のお姉さんの旦那さんの健太郎くんが昔やったことがあるので少しはわかるというので、まさに昔とった杵柄に頼ってみる。
かくしてカタチだけはいっちょ前の餅つき大会は始まる。
石窯の火の番は井本氏の十八番なのでおまかせし、そこにかけた蒸籠で餅米を蒸す。
蒸し上がった餅米をとにかくまあ一回試しについてみる。
何ごとも経験である。
ネットで仕入れたつき方マニュアルでやるべきことは頭に入っている。(なんせマニュアル世代だからねー!!)
段取りどおりに練ってつぶして、頃合いを見てつきはじめる。
杵は玄翁が大きくなったようなもんだから、まあ要領的には変わらないはず。
まっすぐ振り上げて、ヘッドの重さで素直に落せばいいのだ。
思ったよりそれなりにお餅らしくなった…。
数回ついた頃には、それなりにカタチになってきて当初のことを思えば少しばかりの余裕もでてきた。
ただ、少し余った餅米を餅つき器でついたそのお餅を見ると、その滑らかさときめの細かさに中途半端に伸びた鼻がへし折られた気分になった。
まあ、少しばかり荒かろうと、なんかまあ、まったく未知の段階からやってみたってプロセスを思えば、こういうお餅も美味しいってもんでしょう。
美味しいっていうか、うまいって感じかな。
まあナンダカンダとかこつけて、自分がやってみたかったこと、大人が本気で遊んだようなもんではありますが、こういうことをみんなでやってみるということが、今の時代、結構大切なんじゃないでしょうか。(それは単なるこじ付けじゃ!?)
まあいいじゃないってことで、今日はそんなとこ。


1/19
なんてことない。

朝から、一日中眠かった。
仕事的にも、もうひとつ乗り気にならない。
なんてことない一日だった。
ほんと普通の一日だった。
こんな日もたまには…。
どうよ?
まあ、今日はそんなとこ。


1/20
またもなんてことはない

そんな一日を過ごしてしまった。
あれやこれやと用事に取りかかっているとあっという間に一日が過ぎていく。
新工場のほうは、屋根の波板の入荷待ちで、補強の筋交い丸太の残りを入れたのみ。
そして又一日が過ぎた。
たわいない日記でどうもすみません…。(誰に謝ってるんだ!?)
そんなことで、今日はそんなとこ


1/21
はたまたなんてことはない

というのもちょっと新工場の作業が手待ちになっているので、中途半端に他の仕事にかかるのが精神的にできないタイプだからか。
次の仕事のプランを練ったりすることはいっぱいある筈なのだが、いかんせんもうひとつ区切りがよくない。
屋根と壁が貼れたら結構きりがいい。
屋根の材料がはいったので、明日は屋根貼り。
また高いところにに登らないといけない。
まあそこそこ馴れつつあるが、実際登って下を見るとやっぱりちょっとである。
で、今日はそんなとこ。


1/22
屋根葺き

やっと屋根がかかる。
僕も高本君も波板の屋根葺きなんてやったことがないので、フリー大工の柿花さんにヘルプをお願いする。
井本氏もお休みだったので、駆け付けてくれた。
彼も普段、枝の剪定で足場の悪い高いところに登っているので心強い。
しかも、食材片手にやってきたと思えば、粕汁を作りはじめた。
最近、インドア派の彼が「男のアウトドア料理」に凝っているので、その流れか。
今日は大寒、その名のとおりこの冬一番の寒さで、これは非常にありがたい。

屋根葺きの作業は波板を笠釘で打ち付けていくだけである。
書いてしまえばそれだけであるが、足場はあるものの不安定な高いところで玄翁を振り回すのは、慣れないとなかなか辛いものがある。
午前中、ナンダカンダの段取り等々もあったが4分の1を葺き終えた。
お昼過ぎても、気温は一向に上がらず、粕汁が冷えたカラダを芯から温めてくれた。
午後も引き続き屋根葺きといきたかったのだが、風が強くなりだし、波板が風を受けると高所でかなり危険な状況になるので、とりあえず一旦中止する。
屋根葺きができなくなったので、せっかく井本氏がいるので柱をコンクリートで固めることにする。
ここは井本氏の出番、コンクリートの練り方からオマカセである。
皆それぞれにノウハウを持っていてほんとに助かる。

大阪阪急百貨店にて静岡の工房悠の杉山裕次郎氏の個展があるので、ご近所の松下木材の松下氏とご一緒する約束をしていたので、夕方、井本氏も誘いでかける。
松下氏が杉山氏と面識のあることもあり、夕食をご一緒させていただけることになった。
これは僕が感じたイメージなのだが、杉山氏ご自身が木工家としてのスタートが年齢的に遅かったということもあってなのかと思うのだが、その分いろんなことを積極的に柔軟に取り入れられていて、知識や情報力も豊富で、その姿勢には学ぶことが多い。
かなり刺激的で有意義なひとときであった。
松下氏にはご馳走にもなってしまったし…。
いやー、今日はそんなとこ。


1/23
屋根葺き Part2

屋根葺き二日目。
昨日よりはマシだが、やはり寒い。
風はないのが、救いである。
とにかくどんどん釘を打って屋根を葺いていく。
こういうことをやるといつも思うことだが、終わる頃になると熟れてうまくなってくる気がする。
勢いもうひと棟建ててしまおうか?(それは調子にのり過ぎ!!)
夕方前になんとか全部葺き終えることができた。
まだ棟隠しが残っているが、一応屋根らしくなってなんとも感慨深い。
一面ガリバリウムのシルバーに夕暮れの陽射しが反射して思惑どおりカッコイイ。
これに同じガリバリウムの壁がついたらもっとカッコイイ筈である。
が、その為には今回の約1.5倍の面積の波板をまた貼らないといけないのだが…。
それはまた来週。
電気やら、機械設備やら、その前に開口部の扉やらまだまだやらんといけないこと目白押しである。(その前に仕事のほうはどうなってるんだ!?)
それはまあ…、今日はそんなとこ。(誤魔化すなよ!!)


1/24
打ち合わせ

お昼から打ち合わせで京都府長岡京市まで走るので、午前中サンプル等の準備もあり、新工場の作業はお休み。
打ち合わせのほうは、
とある筋からのご縁で建築家の河添さん設計の新築のお宅にダイニングテーブルを年明けから制作させていただくことになっていたのであるが、ちょっとしたコミュニケーションの行き違いで制作のほうが棚上げになっていたのであるが、改めて施主さんのほうよりご依頼をいただき続行できるようになった。
そこで、施主さんとお顔合わせと仕様の確認の意味を含め完成したお宅を拝見させていただきに伺うことになった。
しかし最近、仕事柄いろんなところへいくので、地図片手に大概のところに辿り着けるようになった。
ただ、細かいところでの方向音痴はいま一つクリアーできてはいないが…。
帰り道、高速代ケチって下道走ったら週末の夕方なので3時間以上走るはめになってしまった。
まあ少しぐらい早く戻ったからって、高速代稼げる程効率の良い仕事ができれば苦労はないんだけど。
そういうところはケチでいいんじゃない。
…今日はそんなとこ。


1/25
お休み

久しぶりのお休み。
…と思ったが、先週も休みみたいなもんだし、先々週の祝日も休んでるか。
まあ、休めるので休める時に休んでおく。
朝から立樹と久しぶりにお風呂に入り(お風呂に入るのが久しぶりという訳ではない。)、なんだかんだ遊んで、マックで外食して買い物にいってと極々普通のお休みを過ごした。
新工場がもうひと段落で、ここ数日分の仕事のフォローということもあり、また休日、睡眠時間、プライベートオール返上モードに戻るので、こんな一日もいいんじゃないでしょうか。(って、なんか言い訳がましく聞こえるのはナゼ!?)
オ、オレだってたまに休んだらアカンのかよ!!(逆ギレか?)
ハァ、ハァ…、今日はそんなとこ。


1/26
屋根完成

屋根のてっぺんに棟隠しを取り付ける。
波板を貼って屋根っぽくなると、今までの骨組みより精神的に上に登りやすく感じる。
屋根の上からの眺めはなかなか。
棟隠しがつくと一段と屋根らしくなる。
風でめくれないように端っこのほうを留めて屋根の完成。
雨樋はまた後で考えよう。
これで雨はしのげる。
次は壁の波板貼りだが、また入荷待ちである。
屋根できた、屋根できた。
でも時間かかりすぎだ…。
今日はそんなとこ。


1/27
左官(っぽい)仕事

床が土場のコンクリート打ちっぱなしのままなので、雨水が屋内に流れ込まないようにコンクリートを少し立ち上げる。
床を持ち上げるか迷ったのだが、工期とコストと相談するとちょっと無理っぽかったので、苦し紛れの解決策として周りを囲ってしまうことにした。
立ち上げるといってもただコンクリートを盛り上げていく訳にもいかないので、それなりに型枠なんぞをつくってみた。
コンクリートの練りかたで疑問が発生したので、井本氏に電話で聞いてみたところ、ちょうど後から顔を出すつもりだったとのことで、タイミングよく手伝ってもらう。
さすがに手際が良い。
最後に僕が練ったコンクリートがちょっと砂っぽかったのがちょっと気掛かりではある。
着々と完成に近づいてる。
…のか!?
とろ舟2杯コンクリート練っただけで腰が痛い。
運動不足か年のせいか!?
まあ、今日はそんなとこ


1/28
左官(っぽい)仕事2

床面の端っこのほうにコンクリートが切れてる部分が1m×12m程あり、その部分にもコンクリートを張る。
生コンを買うか量的に悩んだのだが、見た目なんとかなりそうだったので自分達で練ることにしたのが大いなる誤算であった。
最初に練った一杯を枠に流し込んで、その量に愕然とする。
少ない…。
残された面積を見て、あとどのくらい練るのかと思うと一気に気が重くなった。
重かろうがとにかくやるしかない。
はじめ高本君と交代で練っていたのだが、数回で僕は息が上がってきた。
ここは少し若い人にがんばってもらうことにして、交代の比率を徐々に少なくしていただく。
あと少しというところで、日が暮れてタイムオーバーであるが、二人で練った手間賃を考えるとたとえ余らせたとしても生コンを買ったほうが安かった。(ちゃんとコスト計算しろよ!!)
まあ、とろ舟に十数杯のコンクリートを練る機会なんてそうないもんだ。
最後のほうは腰に力が入らなくって、足元ヘロヘロだし。
少しは痩せたかも?
疲れ果てた…、今日はそんなとこ。


1/29
いよいよ壁貼り

午前中、床のコンクリートの残りを張ってしまう。
お昼前に待望の壁に貼るガルバリウムの波板が届いたので、お昼からいよいよ壁貼り。
波板貼りは屋根でちょっとは馴れたが、屋根と壁では微妙に違う。
なんとか貼りはじめたものの床がもともとあったなりで微妙にでこぼこなので高さを合わせるのに四苦八苦し、夕方までで正面を貼っただけであった。
打つ釘の量も半端でないし、そろそろ筋肉痛もでてきそう。
それでも、少しばかり壁ができるとより建物らしくなってきて嬉しいものである。
しかしそんなことしてる間に1月も終わってしまうことに気付いて愕然…。(そんなこと今頃気付くなよ!!)
仕事してないやん…。
どうしょう、
どうしようもない…、


…今日はそんなとこ。


1/30
壁貼り天国

もうこうなりゃ、仕事ベースに戻る為にはとっとと建ててしまうしかないってもんで、今日も壁を貼る。
せめて今日中にひと回り壁を貼りたいと、ひたすら波板を貼っていく。
これもだんだんと手際が良くなってきて…、なのだが、調子にのると例外なく良くない。
最後の面を貼っていくと、だんだんと誤差が積み重なってこのまま進んでも元の高さに仕舞えないことに気付く。
地面なりに貼っていったのと、調子にのってイケイケどんどんで進んでしまったので、基準を見失ってしまった。
数枚剥がして、調整してる間に日が暮れてしまってノルマ達成できず。(って、いつノルマなんてもんができた?)
悔しー!!
疲れたー!!
今日はそんなとこー!!(関係ないよー!!)


1/31
ジャングルジム

残りの壁貼りをやってから、小屋組の三角部分の壁面にポリカーボネイトの透明波板を貼るのだが、壁面が埋まって手が掛けられる部分がなくなり、足場が必要になってきたので、フォークリフトと足場丸太で簡単なヤグラを組んだのだが、登って不安定なところを行き当たりバッタリに有り合わせの小丸太で三角形に組んで補強していくとジャングルジムみたいになってしまった。
登ったり降りたり結構楽しい。
丸太と番線で組んでるので強度面で多少なり課題があるが、間伐材の有効活用の促進とまではいかないが、なにかのイベントで、ランダムなカタチのインスタントジャングルジムということで一度試してみたくなった。
というか、今月も終わりだというのにサイトの更新もヘッタクレも棚に片付けたままなにをやってるんだという感じである。
更新どうしよう…!?
あれもどうしよう…!?
これもどうしよう…!!
なにもかもどうしよう…!!!
もうどうしようもない…。
今月はそんなとこ。(もへったくれもない…。)


■木の工房KAKU■
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