[diary]

ちいさな工房の毎日を綴ります。
題して
「ふつうの木工家?のふつうの日々」

■2003/8

8/1
8月です。

毎月のことながら、ひと月はやー!!な感じである。
なんとかホームページをupして、メルマガ(あのインチキメルマガのことか!?)を発信し終えて、お昼。(だんだん遅なってるぞ!!!)
お昼から、「ダイニング兼ローテーブル」の続きの作業をしていると、ご近所の木材屋の松下さんから電話があり、アトリエに寄ってくれた。
同い年なのをいいことに遠慮もなく、色々まあ余計なお世話だともいわれそうなことを話したものである。
喋れば喋る程、墓穴を掘っていくような気がする、最近。
しばらく人に会わないほうがいいのだろうか…。(おい、ちょっと病的な発言やな!?)
月の初めから、なにをうつになっているのか。
いいかげんにしてもらいたいものだ。
今日はそんなとこ。(唐突に終わるなー!?)


8/2〜3
すみません、二日分です。(しかも遊んじゃってるし…。)

木の暮し研究会のイベントでサマーキャンプということで、朝から兵庫県佐用郡南光町にある自然大学へ。
ここのところ、土日も休日も行楽もヘッタクレともあまり縁なく過ごしていたもので、いまの時期っていうのがすっかり感覚的にどっかいってしまっていた。(昨年も同じようなこといってたなー!?)
夏休みである。
お盆も目前の休日である。
そうそうから渋滞に見舞われてしまった。
着いたら着いたで、なにをしたかっていうと、何もしないことが企画なのをいいことに、子供と川で遊んでバーベキューという、ほとんど遊びにきたんちゃうんか?というお決まりのコース。
夜は天の川が見えるということで、会代表の飴村社長に星の話をしていただく予定だったが、曇りで星もあまり見えずがっかりではあったが、露天の大釜風呂があり、薪を焚きながら入るお風呂が気持ちよかった。
3日は、参加者で版画教室の講師を勤めていただいた郵便局長の阪本さんにそば打教室を開いていただき、僕もいままで興味がありながらなかなか機会のなかったそば打を初めて経験させていただいた。
そば打ち、とりあえず蕎麦らしいものが一応できるのだが、食してみると、3人3様皆味が違い、見た目悪いが歯ごたえがよかったり、なにせ奥が深くハマるのもわかる気がする。
当初、お昼過ぎ夕方までに解散という予定だったのであるが、買い過ぎた食材を食べ切る為に解散を少し延ばし、帰る間際、夕食には少し早いがもう一度バーベキューをするという、近年稀に見る愚挙に到ってしまった。
帰りもお約束通りの渋滞であったが、一番渋滞のひどい箇所をノロノロ進んでいるときに、前方でちょうど花火大会をやっていた。
退屈を紛らすのにちょうどいいやと思って、ちらちら見ていると、ちょっとこの間見たしょぼい花火と打ち上げの規模が違うことに気付いた。
一度に打ち上げる数と間が桁違いである。
高速道路の側壁にさまたげられ、なかなかじっくりという訳にはいかないが、ちょうど終盤のラストスパートというときに、側壁のない橋の上、並んで走る一般道でも見物する人がいて、ベストスポットであろうというところにあたり、真正面からそれを見ることができたのは、
渋滞さまさまであった。
今回の企画は、端っからイベントというよりスタッフ身内の慰安という要素が強いものであったが、蓋をあければやっぱり家族サービス的な要素が強くなり、骨休めどころか疲れにいったようなものであるが、こんなことでもなければ、皆ここまで割り切って遊びに出かけることもそうそうないので、それはそれでよかった。
(それでも遊び過ぎちゃうか!?)
またがんばって仕事しましょう。
二日まとめて、今日はそんなとこ


8/4
水屋箪笥

二日出かけると、ちょっとあらあらなことになっていて、なんだかんだ片付くのに半日ぐらいかかってしまう。
カミさんとチビ達が横浜へ帰省するので、新大阪までクルマで送ってとやかくしてる間にもう夕方。
夕方は、いまの仕事の次に制作するベンチのお客さまが、お宅のリフォームがすんで片付いたとのご連絡をいただいたので一度打ち合わせに伺う。
お宅に上がらせていただき、ベンチを置く予定のリビングをみせていただいていると、昔の帳場箪笥や階段箪笥や他にもいわゆるアンティークなものが目に付いて、ふとキッチンの方に目をやると水屋箪笥を発見した。
水屋箪笥好きなんですねー、私。
なにがいいって正面に幅広を持ってきてetc,etc…
高いのはもっと高いといわれて、確かにもっと贅をつくしてつくられたものはあるかもしれないけれど、当時の普通というか、こういう水屋がある自体がちょっと庶民よりはリッチだったかもしれないけれど、普段使いをつくる普通の技術でつくられたものが、メンテナンスされたとしても、今も使えるということがいい。
デザイン的にも奇を衒った訳でないのに(最初につくった人は奇を衒ってみたかもしれないよ!?)、箪笥という道具としての美しさをきちんと持っている。
どこかのお店などで展示しているものは見たことはあるが、そういうのはあまりジロジロべたべたと見れないので、ここぞとばかり、裏側までまじまじと見せていただいた。(ジロジロとかまじまじとかなんなんだ?)
用材にしても、見えるところと見えないところをうまく使い分けて、裏の裏など、ろくすっぽ削ってもなかったりもするところまである。
どのくらい前にどんな人がつくったものかもわからないが、こうやって僕がなにかを得ようと重箱の隅を突いている。
不思議な感であるが、なんとなく羨ましい。
僕のつくったモノも、いずれ将来、未来の僕みたいな人が重箱の隅を突っついて「うまく誤魔化してるなー!?」とかいいながら手にしてくれているとなんか嬉しい。
そういうのがいいなー。
って、今日はそんなとこ。(って、仕事はしたのか?)


8/5
普通の一日(Ver.夏)

久々、落ち着いた一日だったような気がしないでもない。
そのかわり暑すぎるって!
毎年のことながら、このプレハブアトリエは、風が通らなくって立ってるだけで汗が滴り落ちてくる。
最近ちょっと体脂肪が増加しているので、この機会に減量ができそうである。
「ダイニング兼ローテーブル」の続きは、ホゾの加工が済んだ部材の仮組と調整。
ひと組、組上げてみると、なかなかイメージ通りで我ながらいい感じである。
高くしても、低くしてもいい感じ。
このデザインで、高低組み換えさせるのは僕の知る限り(おまえの知る限りやろ!?)他に見たことがないので、やったね僕!!な感じである。(なんか総じて表現が幼稚な気がするのは気のせいか!?)
これからしばらく独り身なので、食生活がアバウトになる。
夏バテには注意しましょう。
暑中お見舞い申し上げます。
今日はそんなとこ。(すでに夏バテか?)


8/6
暑は夏いで!!

早速、不規則正しい生活になってしまっている。
家って、家族がいないと帰らなくてもいいと思ってしまうもので、椅子でうとうとしだすと、つい面倒になりクルマで寝てしまう。
こんな調子では、もう夏は乗切れないかもしれない…。(って、そんな弱気なことでどうする。)
仮組した脚部を前に暫し頭を悩ませる。(昨日はエエこといってたのに、なんなんだ!?)
組み替えの時って、やっぱり余計な道具を使わずに簡単にやりたいじゃないですか。
当初、どこかでネジを締めるとか、込み栓打ち込むとか考えていたのであるが、やっぱりほら、思った時に道具探したりせずにすぐできるほうが、おっくうにならず機能を活用してもらえるような気がする。
締めないと締めないでやっぱり緩い訳で、逆に堅くすれば叩くのに道具が必要になってしまう。
丁度いい妥協点をなかなか見出せない。
おまけにこの暑さ、思考もオーバーヒートである。
隣に民家がなければ、日中休んで、夜作業ということもできるのだが、なかなか…。
効率が悪い。(ただでさえ悪いのにな!?)
それは自分のせいか?
今日はそんなとこ。(今夜もクルマでお休みか?)


8/7
夏は想い出

脚部に使う、アジャスターをどこで買うか非常に悩んでしまった。
構造上、差し換え一切無しでいきたいので全部つけっぱなしにする為、結構な数を使う。ということは金額もそれなりになってしまう。
いつもの近所の金物屋さんの値段とメーカーから紹介してもらった大阪市内の金物屋さんでは数百円違う。
数百円×必要数>クルマ走らす手間時間となったので、大阪市内の金物屋さんまで行くことにする。
となると、ついでの用事もつくってよりクルマ代を節約しようということで、随分前に完成してなかなかお渡しする都合が会わなかったステンドグラス額を納品に伺おうと連絡をとるとうまく都合があったので、この機会に一緒に済ませてしまう。
ただ、お客さまのお宅に伺うと、ついついお話し込んでしまう悪いクセがあるので、結局どうなのかはわからなくなってしまうのだが、そこから広がる世界もあって、世の中には金額換算できないことも多いので、それもヨシとすることにしている。(ご都合主義やなー!?)
新しく金物入手ルートもできたし。
今日は、そんなとこ。(なにが夏は想い出なんだ!?)


8/8
夏は…なんやろ!?

「ダイニング兼ローテーブル」の続き。
すべての部材を仮組調整してしまい、アジャスター取付けの部の加工。(まだそんなことやってるのか?)
台風通過
不謹慎な話であるが、台風が接近すると学校が休みになったりした名残りなのか、いまでも心配な反面、妙にワクワクしてニュースばかり気になるのは僕だけだろうか?(被害にあわれた方もいらっしゃるのに、申し訳ございません。)
雨風強いので、帰るのやめた。(別に台風じゃなくても帰ってないやろ!?)
今日はそんなとこ。


8/9
夏の台風か…。

台風は近づくまではゆっくりだが、通り過ぎると早くなるのはなんでだろう!?
おかげさまで台風による直接的な被害にはあわなくて済んだが、雨風による後始末は多少なりやらなければならない。(そんなのたいしたことないやろ!?)
「ダイニング兼ローテーブル」いい加減完成させないと今月もまた…である。
ということで、組立前に仕上げカンナをかける。
なんか結構部材が多い。
しかもひっくり返したりして使うと全方向から見えるので、逃げがない。
刃を研ぎとぎ、削ってけずる。
さて、晩飯喰ってから組み立てようかと一息付いたら、うかつにも居眠りこいてしまった。
目覚めたら夜中、出直そうと家へ帰る。
そういえば晩飯喰ってないなと思い、冷蔵庫を開けるが、そもそも使っていないのだからなにも入っているはずがない。
と思いきや、母屋の冷蔵庫に入り切らないといって、こっちに入れていたどこかしらから送ってもらった自家栽培の野菜があった。
なんか食えないかと思って物色すると、おいしそうなきゅうりがあったので、一本拝借して、マヨネーズつけてかじった。
夏野菜は健康にいいということだが、こんなじゃあんまり意味ないか…。
まあ、今日はそんなとこ。


8/10
夏は帰省ラッシュ

家族がいないと、休みもなにも気兼ねなくて気楽なもんである。(気楽にしてる場合ちゃうやろ!!)
仕事のほうは気楽にしている場合じゃないのであるが、さすがに日中この気温の中、あのアトリエの中にいるのは命に関わる。
組立は騒音を気にしなくていいので夜中早朝でもできるから、昼間ぼーっとして
英気を養う。
それにしても、もう帰省ラッシュのシーズンなんだ。
自分は帰省しなくなったし、こんな生活してると盆や正月だからとバカンスに出かける訳ではないので、あんまりそんなこと気にしないからなー。
そういや飛行機もしばらく乗ってないのは気のせいか?。
まあ、今年の夏休みは先週、先取りしちゃったからいっか。
もうあれから一週間かー!?
はやいなー。
この調子じゃ、今年ももう終わってしまうな。(おい、いきなり夏じゃなくって、今年かよ!?)
今日はそんなとこ。


8/11
夏はスイカ

昨晩もめんどくさくなってうちに帰らなかった。
朝の涼しいうちに、脚の組立を済ませてしまう。
養生させるのに場所をくう
場所のない中、時間もないので天板にかかる。
板を並べて、木取り。
無駄なく、無理なく、美しくをモットーにどこを使うか頭を悩ませる。
板矧ぎするには、さすがに場所がない。
脚の養生が済むまでちょっと動けないので、今日は帰ることにする。
今日はそんなとこ。(なんか力入ってないな−!?スイカは何よ?)


8/12
夏は麦茶

脚をどっかに片付けて天板の板矧ぎの続き。
今回のジョイントは雇い実にする。
木づくりを済ませ、矧ぎ口を取り、ルータで溝をつくという、普通の段取り。
午後からじぶんちショールームにお客さまがお見えになるので、お昼から片付けに帰って、お客さまの到着を待つ。
戻って、溝にあわせてサネをつくる。
接着は結構エネルギーを使うので、夕飯を食べて一息ついてからにする。
場所とクランプに都合により、とりあえずクルミの板から矧ぎ合わせてしまう。
養生して、一旦終了。
今日はそんなとこ。


8/13
夏はお墓参り

お盆なので、朝からお墓参りに滋賀県日野町へ。
賀來という名字の発祥は大分県にあるらしいのだが、何代か前のご先祖樣がこの地に出てきてなんだかんだということで、この地に住まいだしたご先祖さまからのお墓がここにある。
ちょっと遠いので、お彼岸とお盆ぐらいしかいけないのだが、ここに来ると人は時間を越えてつながってきていて、これからもつながり続ける。
そして自分もそのつながりを担うジョイントという役割を持っているんだと、つくづく実感させられる。
今さえ、自分さえ、と人というのはついついなってしまうけど、ここに自分がいる理由というのをちょっと考えてみるいい機会になる。
そんないいカッコをいっておきながら、仕事のほうはちょっとチョンボしてしまって、落ち込んでいる。
寸法を思い込みで間違ってしまい、ちょっと大掛かりに修正をしないといけなくなった。
人間調子に乗ってつい気を抜くと、きっちり落とし穴があるものである。
まったくのつくり直しをしなくて済みそうなのが、不幸中の幸いであるが、それにしてもまだまだである。
こんな初歩的以前のミスをしているようでは、どんな大口叩いたところで、口だけになってしまう。
まったく恥ずかしい…、
自己嫌悪である。
穴があったら入りたいところであるが、穴に入っている場合じゃなく、きちんとするべきコトをするというのが、責任の取り様であるから、落ち込んでいる場合でもない。
(反省はちゃんとしろよ!!)
今日はそんなとこ。


8/14
(今年の)夏は冷夏

世間の流れに飲まれ、すっかり気持ちはお休みモードになってしまう。
あわせて昨日からのミスもちょっと引っ張って、なんとか気分を盛り上げるまでに半日ぼーっと過ごしてしまって、これまた自己嫌悪。
結局、今日は寸法の修正に費やすことになってしまったが、組み付けたホゾを根元からカットし、そこから新たにホゾを取り直すというちょっと強引ともいえる加工をしたので、強度的にも問題なく修正できた。
ただ、間違えた寸法がホゾの長さに十分だったことや、組上げた形のままでも機械の定盤にうまく乗ってくれたということやら、不幸中の幸いともいえる条件がかなり整ってくれて、偶然にかなり助けられたことは確かである。
お墓参りもしておくものだ。(それ以前の問題として、間違わないことだ!!)
それでも、なんとか不始末のつけは払えた。
気を取り直して、完成度でフォローできるようにがんばりましょう。
今日はそんなとこ。


8/15
夏は終戦記念日

うーん、お盆ボケである。
思いきって休んだほうが効率が善さそうな気もするが、この土日は京都でイベント入って二日も空けないといけないので、そうもいかない。
矧いだ天板の長さをカットするのに、こないだのミスの都合で寸法が変わるので、実際に組んで調子を見てみる。
置く場所の都合で、長さが短いほうが良かったのだが、寸法を間違っていたせいで、ちょっと長くなってしまうところだったのが、修正すると、程よい寸法まで落とせそうでこれも不幸中の幸いであった。(そもそも間違ってなかったら、もともと万事うまくいってたってことじゃないの!?)
脚の組み替えの構造は、予想通り問題ない。(予想って!?予想でモノつくってるのか?)
これはもしかしたら意匠登録できるんじゃないだろうか?
かといって、こんなモノつくろうっていうヒトもいそうになさそうだし。(もうちょっとちゃんと調べたほうがいいよ、きっと。)
ちなみに今日は、終戦記念日だったのだが、昨今の殺伐とした世の中、政治の流れに無頓着になっていると、きな臭さをオブラートに包んだような法律が知らない間に成立しちゃっているから、油断がならない。
よその国で代理戦争のようなコトになっているのを黙ってみていることが正しいとは思わないが、自分達はもとより、自分の子供達が己の意志の通じない次元で殺しあいをさせられなければいけないような世の中にだけはなって欲しくないと切に願う。
世界中で戦争がなくなる日を祈って。
今日はそんなとこ。


8/16
夏は送り火

京都で夕方からのイベントなのだが、大文字焼きで有名な五山の送り火と、お盆のUターン&行楽ラッシュで、道路状況が掴めないので、早めに出かける。
大阪出るまでは、ほとんど渋滞がなかったが、京都にさしかかったあたりから渋滞しだした。
まあ、覚悟の上ではあるが、やなもんはやである。
京都の高速出口も長い列ができていたが、第2出口というのがあって、そちらは空いていて、おまけに地元のクルマについていって市街地に入る裏ルートを偶然に見つけることができたので、予想より早く着くことができた。
準備までしばらく時間ができたので、京都見学といきたいところであるが、ちょっとクルマで惰眠をむさぼってみる。
イベントのほうは、木っ端を使った子供工作体験で、参加した子供達の食いつきはよかったのだが、そもそもの人出が少なすぎる。
夏のイベントということで展示場の運営企業もかなり大掛かりな広告を展開したようであるが、これじゃ経費もペイできないんじゃないかと心配になってくる。
そもそも社長騙されてるんちゃうの?とぽろっと悪態のひとつもついてしまいたくもなる。
せっかくだからはじめて送り火が見れると思いきや、燃えてる時間は結構短いようで、片付け終えて、クルマで移動しながら見えた大文字といえば、もはや燃えつきかけた小の字のような寂しげなものであった。
帰りは、やはりの渋滞で京都市内を抜け高速にのるまで1時間以上かかってしまった。
ついたら日付けゆうに変わってるって。
明日もいくのか…。
今日はそんなとこ。


8/17
夏は夜店

きょうもきょうとへ
予想を良い意味で裏切られ、まったく渋滞なく京都まで着くことができて幸先がよい。
天気のほうは、その裏返しか降りそうで降らない灰色な空模様である。
イベント自体は小雨決行なので、雨対策をして対応する。
人出のほうは、昨日よりもにぎわっているのだが、どうやらコンパクトゲーム機が当たるビンゴゲームや、なんたら抽選会という人の集まるっぽいイベントが開催されるからのようである。
それに便乗して、我々のところにも人が流れてきてくれたので、それはそれでヨシであった。
参加費もタダみたいなもんなこともあり、どんどん参加してくれるのはいいのだが、おかげで終始糸ノコ盤で切り抜きっぱなし状態になり、たいがい疲れた。
7時過ぎた頃から小雨が降りはじめ、ビンゴゲームが終われば、人出はほとんどなくなってしまった。
人間ってのは、こういう意味では大変わかりやすい。
帰りも渋滞はひと段楽したあとのようで、すんなりクルマも走ったが、事務所に辿り着いた時点で気が抜けたので、またもクルマでお休みと相成ってしまった。
布団で寝てないなー。
あかん…、疲れが蓄積していく。
今日はそんなとこ。


8/18
夏は夏バテ

二日間も手がとまったのは正直痛い。
今の仕事もいい加減納めないと、何かと都合が悪い。
お客さまにお待ちいただいてることがなによりあれなんだが、納品にいく帰りの足でカミさん達を乗せてくるつもりでもあるのだが、そろそろ幼稚園の夏休みも終わってしまうようなのである。
そんなことで、とにかくテーブルを仕上げて、ベンチに取掛かりたい。
あとは天板を仕上げればいいのだが、テーブルの天板はある意味見せ場でもあるので、あまり急いても気持ちが仕上に出てしまうので、しばし急いでいることを棚の上に置いておいて、ちゃんと時間をとる。
カンナでの仕上が身上なので、刃物をしっかり切らせて、心を落ち着かせてコトにあたる。
クルミの柔らかさは無駄に力をいれて押さえれば、表面を凹ませたりしてしまうので、刃を切らせより慎重にカンナを引く。
クルミの少し濃い茶がいい感じに仕上がった。
とにかくテーブルは完成、塗装はまとめてやってしまおう。
クルマ走らす気力が残るのだろうか…。

今日はそんなとこ。


8/19
夏は残り少なく

完成したテーブルをそこかしこへ片付けて「2wayベンチ」にとりかかる。
なにが2wayなのか?というと、お客さまのアイディアで、90度転がしても座面があって、高さが子供が座る為に少し高くなっているというものである。
思いつきは面白いのだが、実際それをカタチにするのはなかなか大変だった。
プラン提出の際に大枠図面はできていたが、最終調整をして、木取りと木づくり。
時間が少ない、とにかくやるしかない。
相変わらず、こんなことやってる。(成長せんなー!!)
今日はそんなとこ。


8/20
夏は、…しらんもう!!

とにかくつくる。
「2wayベンチ」(この呼び方もなんだなー!?)
とにかく暑い。
もう時間が…。
なので、今日はそんなとこ。


8/21
夏は、どっかーん!!

お昼からの予定がひとつキャンセルになったので、ほんの少しだけ余裕ができた。
とにかく、なんとか完成。
夏は、塗装も早く乾燥するので助かる。
明日は、東京まで走る。
なんだかんだいって、チビ達に会うのも20日ぶり。
もうそんなに経ったのか…。
あと十日程で8月も終わる。
なんか寂しい。


…今日はそんなとこ。


8/22
夏は、走るでー!!

納品は明日になったが、日帰りはさすがに辛いので、今日走る。
最後の仕上にアジャスターをつけて、梱包してクルマに積み込む。
いろいろなんかあった時用の道具もろもろも積み込み、忘れ物をしてもちょっと取りに帰ってってな訳にはいかないので、再三再度の確認をする。
あれこれ持っても心配はつきないが、これもキリがないので、キリのいいところで割り切って、お昼前に出発。
大阪を出るまでのいつも渋滞している箇所を除けば、あとは順調である。
スピードのでないクルマなので、ペースはゆっくり。
飛ばし過ぎると疲れるので、このぐらいが丁度いい。
夕方頃には着きそうなので、この間東京にいった時に会えなかった、平塚技校でご一緒したアオキ家具工房の青木さんに連絡を取り、ちょっと顔を出させてもらうことにした。
共同で工房を使っているこれまた平塚でご一緒して同じ作業台を使っていた神部さんもいるそうである。
工房のある神奈川県秦野市に着いたのが、午後6時。
待ち合わせをして、工房まで案内してもらう。
市街地からちょっと中に入った、古い工場を数人で借りているそうであるが、結構丁度いい広さである。
きれいに整理されていて、どこぞと大違い。
お忙しいようで、あまりゆっくりお話しもできなかったが、順調そうなのはなによりだ。
フリーで仕事をしていると、忙しいにこしたことはない。
大阪にいると、また今度がいつになるかわからないのだが、また次の機会にということで、つぎは横浜のカミさん達のところへ向う。
バイパスの出口を間違えたが、横浜は海に向って走ればたいがいわかるところへ着くので迷走しつつ無事到着。
夜遅かったので、チビ達は寝てしまっていたが、たいがい月日が経つのが早いのでそう久しぶりって気もしない。
長距離走るのも結構慣れてきたが、疲れるもんは疲れる。
今日はそんなとこ。


8/23
夏は、ミンミンゼミ(こっちで鳴いてないから、久しぶりに聞いた)

朝から久しぶりにゆっくりする。
下のチビは、久しぶりに会ったせいか、朝からべったりである。
お昼過ぎに、おじいちゃん、おばあちゃん達とお別れし、東小金井のお客さま宅へ納品に向う。(一家総出かよ!?)
土曜日だというのに、東京はクルマが多い。
それでも思ったより少し早く到着し、お客さまにもお手伝いいただき早速搬入。
梱包をひらき、セッティングする。
先ずは、オーソドックスにローテーブルとダイニングテーブルにセットする。
ローテーブルにはクルミの板
ダイニングテーブルにはタモの板を置く。
クルミのちょっと濃い
茶色が杉のフローリングといい感じで溶け込み、タモの明るめの茶色が、日が差し込む明るいダイニングにマッチして、手前味噌ながらなかなかの雰囲気。
早速、ダイニングテーブルをローテーブルに組替えて、2台を縦長に並べてみる。
これでお客さんが来ても大丈夫モードになる。
2wayベンチも、テーブルにあわせて早速、お子様に座ってもらう。
これでやっと新しいお宅が完成と、お客さまにもご満足いただけた様子。
今回のお仕事は、ご主人の基本プランを僕なりに消化させてもらって具体的なカタチにするという、注文制作ならではの難しいながらやりがいのあるものだったので、お客さまにお喜びいただけたときには、本当にホッとする。
子供達もすっかり仲良く遊ばせてもらってしまい、同じコーポラティブハウスにお住まいの方にもご紹介いただいたり、すっかり長いしてしまった。

まだこれから大阪へ長旅もあるので、程々でお暇させていただく。
帰りは中央道を休み休み走り、着いたら明け方であった。
一息着く間もなく、次のお仕事が控えている。
仕事がなかったことを思えば、本当に幸せなことだ。
いい仕事ができたら、次の仕事へ気持ち的にもいいカタチでつながる。
さあ、がんばりましょう!!
今日はそんなとこ。


8/24
夏は、…引っ込みつかなくなってきた。

早朝に事務所に着いたら、そのままクルマで爆睡。
風汰に起されて、目覚める。
オープンルームのイベントだが、事前のお申し込みはなく、井本氏が家族で遊びに来てくれるだけなので、そのままちょっと事務仕事をする。
お昼前に家へ帰り、ぼーっとしていると、井本氏が登場。
お昼ご飯の買い出しにいってもらっているうちに、あわてて部屋を片付けて工作の準備をする。
ちび達はちび達で遊んでいる中、子供そっちのけで木っ端工作に勤しむ大人二人。
訳がわからない絵面である。
こんなに面白いのに…。
昆虫図鑑を見ながら躍動感溢れるカマキリをつくって独りで悦に入ってしまった。
その後、昆虫標本をつくろう思ったのか、思わなかったのか、子供の頃に憧れた昆虫をつくっては子供に見せて喜んでいる始末。
こんなに面白いのに…。(しつこいって!?)
今日はそんなとこ。


8/25
夏は、東○マンガ祭り

なんだか知らぬ間に一日浪費。
お昼から、ちょっとサボってちび達を約束していた映画に連れていく。
勿論、仮面ライダー555(これでファイズって読めんやろ!!)となんたら戦隊アバレンジャーの2本立てである。(なんで勿論なんだ?)
2時間の映画だが、下のちびは後半持ちこたえられずゴネ出したので、映画を見たい僕はついイライラして怒ってしまったら、今度は泣き出してしまう始末で、手に負えなくなって一旦外に出なくてはいけなくなり、ハイライトシーンを見逃し怒り心頭。(まったく大人気ないなー!?)
映画終わってもご機嫌ななめの僕は、ろくすっぽ会話もせず家まで送って仕事に戻る。
戻っても、あまりに大人気なかったと心苦しくなって、あまり集中できないので、適当に切り上げて家に帰る。
よくよく考えると、3歳児がいくら子供向けの映画とはいえ2時間集中し続けること自体難しいのだから、やっぱり大人気なかった。というか、仮面ライダーなんて3歳児が見ても訳わからん内容になってしまっているからね。
(子供の映画必死で見ているということ自体がすでに大人気ないけどな!!)
しかし、一緒に楽しめるから見に行こうという訳にもいかないのが、辛いところである。難しいねー!!今日はそんなとこ。


8/26
夏は、…(正直、もういいよ!!)

なんかしんどい。
やろう、やろうと思うのだがなかなか気持ちとカラダが乗ってこない。
次に制作する「一枚板の長椅子」は、板とにらめっこしながらつくっていくタイプの仕事なので、気持ちが乗っていないと切るべき線がきちんと見えない。
木って、切ってしまうと元もこもなくなるので、ここという線を切る時にはトータル的に安定しているときにしたい。
のり過ぎてもなく、ちゃんと見ようと思えるその時。
波の上下が少ないのが、安定したプロの仕事なんだろうけど、そこまで辿り着くにはまだまだ精進が足りない。
ほんと、そう弱音吐いてもいられないんだけど…。
今日はそんなとこ。


8/27
夏かー、ツクツクボウシが鳴いてるとちょっと寂しげ…。

あれこれやらんといかん。
急遽、9月7日に京都のイベントが決まり、その案内をつくって送らなくてはいけなくなった。
あわせてお盆のイベントで名前を残してくださった方を名簿に入力する。
そんなこんなしてると、井本氏がやってきて、外構に使うフェンスを塗装するからといってやってきた。
土場の片隅の彼のエリアで店開きして塗りだして、僕も次の仕事の材料を出したりしていたのだが、ちょっとして覗きにいくと馴れない作業で悪戦苦闘しているので、つい見かねて手を出し始めてしまった。
そうなるともう後に引けなくなるのが悪いクセ、日が暮れるまで勝手に付合うことに。
日が暮れて、そういえば火星が最近騒がしいという話をしていて、火星見てみようということになるが、お互いあまり天体系にはうといので、ネットで情報収集してみると丁度見え始める時刻だったので空を見てみると、そういえば最近あの辺にやたらと不自然に目立つ赤い星があるなーと思って見ていたのが火星だった。
今日のこの時間でなくても、しばらくそんなに見え方は違わないらしい(しかも肉眼だし)のだが、一番近づいてる時間帯だっていうのが気持ち的になんとなくいいかな。
天気よくて良かった!!
今日はそんなとこ。(仕事してくれよ…。)


8/28
夏は…、8月もあと三日

材料出すのに他の材料出しっぱなしにしていたが、今晩から雨になるそうなので、積みなおして雨じまいしなおす。
ついでに他にもやりっ放しになっていた分も片付ける。
ちょっと気になっていたことが片付いてすっきり。
(仕事のほうはどうなってるの?)
そっちはぼちぼち…。
今日はそんなとこ。


8/29
夏は…、9月に入っても残暑は続くのかな?

午前中、番犬のフィラリアの薬をもらいに病院へいく。
最近の薬はドックフードの親玉みたいなヤツになっていて、犬も喜んで飲むので、前みたいに無理無理口の中に放り込んでということをしなくていいのが助かる。
「ごろ寝できる長椅子」(いつからそんな名前になった!?)の座板を大まかに平面を削ったので、実際に寝転がりながら、寸法等々検討する。
設置面積の制限があるので、伴い座面の長さも制約ができ、そのため側板というか肘掛け部を枕に横にならなざるえない。
で、その肘掛けの高さなのだが、適当にその辺の端材を組み合わせて高さのシュミレーションをしていると、なかなか丁度いい位置にあたり、板の上で寝転がっているのが心地よく、ついウトウトしてしまいそうになった。
それで、いろいろ調べていると、中国の古家具に寝椅子というものがあり、それが丁度そんな感じだった。
妙な偶然と、ヒントを見つけてちょっと嬉しくなった。
あとは、座面の長さをどうするか?
そもそもベットではないので、ある程度の割り切ることも必要か…。
うーん、頭の痛いところである。
今日はそんなとこ。


8/30
夏は…、朝、夏の終わりの風を感じませんか?

午前中、「ごろ寝のできる長椅子」のお客さまがアトリエにお見えになったので、細かい寸法等々を確認しながら仕様を決めていく。
寝椅子的な要素もアレンジしてということでイメージもかたまる。
あとは板をせっせこと削る。
でかい板は機械に通らないので、木づくりから大変だよ。
8月終わりだが、来月の企画が思いつかない。
どうしたもんだか…。
今日はそんなとこ。


8/31
夏は…、8月終わりだからって、急に夏が終わる訳じゃあないのね。

ってことで、ホームページの「小さな木の工房だより9月号」も編集しないといけないので、事務所に来て作業をするのだが、いまいち気がのらず捗らない。
朝一に、だんじり祭の準備に使う材料を配達にいくが、あと半月で本番、老いも若きも町中お祭り一色である。
結局夕方まで、たいして進行できず、買い物に連れていく為、一旦家に帰る。
夕食食べて、一息ついて戻ってくるも、眠気には勝てなかった…。
こんな調子で月が変わってしまうなんて、なんとも情けない。
嗚呼!!
今日はそんなとこ。


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