[diary]

ちいさな工房の毎日を綴ります。
題して
「ふつうの木工家?のふつうの日々」

■2003/2

2/1
はや2月

あっという間に2月になった。
昨日からのホームページの編集作業が終わりアップして、押し付けメールを配信したらもうお昼である。
昼から気力を失い、なにをやっていたのかすら曖昧。
明日のクラフト教室のイベントの準備もできていない。
どうしよう…。

こまった。
あいかわらず自分に甘い僕。
困ったやつだ!!

今日はそんなとこ。


2/2
少人数制木工教室(結果的に…)

午後から、木の暮らし研究会のイベントでケータイストラップをつくるので朝から材料の準備。
受付のほうで、お申し込みリストを見失ってしまい(なんという不手際!!ちなみに私ではありません…。)、詳しい人数はわからないのだが、せいぜい5人ぐらい(なんと大盛況なんだ!!)だったという記憶をあてに(そのぐらいの人数なら間違うこともないやろ。)段取りをする。
お昼を過ぎて、開始時間が近くなり参加者の方が2名いらっしゃるが、開始時間を過ぎても一向に増える気配もない。
いったいどうしたんだ!!と思ったが、しばらく待ってもどなたも見えないので、始めることに。
このお二人は、この会でイベントを始めた数年前からほとんどお時間があえば参加してくださっている顔なじみのかただったのですが、普段は他にも参加者の方がいらしてゆっくりお話しをする機会もそうなかったのですが、株)木匠の飴村社長(ちなみに今年から木の暮らし研究会代表に正式に就任)も、交えゆっくりといろんなお話しをすることができて、それはそれでよかったような気がします。
たったふたりか!?といってしまえばそれまでで、いつものようにお買得感がなかったこともあり、集客力がなくイベントとしては失敗だといわれてもそれはそれでしかたがない。
ただ側面、もう数年この会や、僕達のあり方に共感してくださりおつき合いいただいているかたと向き合ってゆっくりお話できる機会ができたと考えると、ヒトとの繋がりを大切にしたい我々のあり方としては、単に失敗と片付けてしまわないほうが前向きでいい。(それは、単に前向きすぎるだけじゃないのか!?失敗は失敗としてきちんと向き合っていけよ!!)

僕も飴村氏もせっかくなので、それぞれひとつずつケータイストラップをつくりました。
参加者のお一人が、イニシャルを彫るといって、彫刻刀をご持参されて彫っていたので、それをみて、面白そうなので僕も彫刻刀をお借りして、同じように「K」のひと文字を彫ってみた。なかなかいい感じ!!

突然ですが…、
木の工房KAKUよりバレンタインデープレゼントのお知らせ!!
このサイン入りケータイストラップを抽選で1名様に愛を込めてお贈りいたします。(サイン入ってるんかー、しかも愛も込めらてしまってるんだー!?それはちょっと躊躇するなー!!)
締め切りは2月14日、メールフォームよりお申し込みください。(って、また申し込みないんちゃうか?)

って、今日はそんなとこ。


2/3
豆まき

なんか朝から、もうなにやってるのかわからないうちに一日終了。
仕事のことはさておき、(おいおい、それでええんか!?)
節分ということで、豆まきをの鬼をするので、いつもよりかなり早くうちに帰る。
ホームページの表紙を飾る風汰画伯の鬼のイラストを使ってお面をつくり、準備ばんたん。(親バカやなー!!)
お面をかぶって、戸をあける。恐くもなんともないカラフルな鬼の登場!!
それでも、まあそれなりに豆まきを楽しんだ。
風汰といえば、豆まきひとしきり楽しんでから、自分の絵だと気付く始末、なんなんだいったい。
仕事に戻ろうと思ったが、久しぶりなのでチビ達と一緒に布団に入り寝かし付ける。

仕事に戻ろうと思ったが…、
気付くと朝だった…

ちゃんちゃん♪

緊張感欠如している昨今である。
要反省!!今日はそんなとこ。


2/4
なんだもう!!

なぜだかやっとダイニングテーブルの塗装にかかる。
塗装をしたのはいいが、外で社長(我が親父、マイファザーってことね。)が焚きもん(チップとか)を一斗缶で違法で燃やしているところにクレオソート(防腐油、いまだにこんなもんつかった杭を使う業者がいるのです。)を塗った木っ端を入れて燃やしやがって(不適切な表現をお詫びいたします。)、そんなもん燃やすもんだからススが舞ってしまい、それがアトリエの中にも舞い込んで(なにせプレハブアトリエゆえにこういうときだけ通気性は抜群なのです。)塗装したてのテーブルにススを降らせてくれやがる始末。(度々の不適切な表現をお詫びいたします。)
オイルと解け合ってシミになり、なかなか取れずしかたがないので、塗り直し。
勘弁してくれよ!!
木を燃やすぶんには、多少見つかっても言い訳が立つが(ほんとはだめなんですよ!!)、あんなもん燃やしてスス舞い上げてたら、役場から処分されてもしかたがないぞ!!

その上、夕方、上のチビから電話があって、今日は早く帰れるか?だと。
昨日早く帰ったやん、そうそう毎日はいかんでー!と言い聞かせたところ、カミさんが替わり、「日曜日も休んでないし、どこにも出かけてないからどっかいきたいー!!」と昼間に大泣きしたからという。
昨日のこともあり、仕事も進んでないし、それはちょっとと言って電話を切ったものの、気になって仕事にならない。しかたがないから、今度は寝てしまわないようにして絶対戻ってくるよう固く心に決めて、早くかえって買い物に連れていくことにする。
それにしても、やっぱりこれはルール違反である。
うちは僕が仕事をしない限り収入はないのだから、よっぽどでない限りこの類いのことで電話をしてくるべきではない、ましてや昨晩も時間をつくっている訳だから。
そりゃ、ダメと言ってしまえばいいのかもしれないが、僕の性格的にも気にかけてしまうとそういう訳にはいかないことを、昨日今日の付き合いじゃないのだから、わかっていて欲しい。まあ、彼女のことだからわかってないかもしれない。ああ見えて案外自己中なヒトだからね。(そんなふうに書いたら、知らん人はどんな性悪女かと思うやないか!?)
晩飯食べて、11時過ぎに仕事に戻り、結局ほとんど寝れていない。
あーん、勘弁して欲しい。

もーっ!!今日はそんなとこ。


2/5
お待たせしちゃっておりました。

午前中、ダイニングテーブルの納品にいく予定になっているのだが、朝から小雨で嫌なお天気。
やみそうでやまない。待っていてもしかたなさそうなので、軽トラに積み込もうと準備を始めると、急に雨がきつくなった。コイツ俺の行動をどっかで見てるんちゃうんか!?
(そりゃ、お天道様やから、遠いお空の上で全部見てるわ!!)
まあ、なんてメルヘンチック!!

そんなことはさておき、しばらく待って少しマシになったので、荷物を積んで、雨じまいのシートを掛けてでかける。

うちのご近所(隣の隣ってなんていうんだっけ?)なので勝手しったるもんで、迷走すること無く(そりゃ、そうやろ!!)難無く到着。
一年越しのテーブルの到着に、お待ちかねのご様子。
せっかくなので、カミさんにも見せたくて、電話をかけて呼んだ。
ご主人に手伝っていただき、所定の位置へ運ぶ。
制作前にサイズが少し大きくするしないでご夫婦で話して結局少し大きくしたのだが、ちょっと心配されていた様子だったけど、実際納めてみるとそれほど圧迫感なく納まった。(ちなみに僕は問題ないと思ってましたよ。)
シンプルに木を味わえる雰囲気よくできあがったテーブル(自画自賛の雨あられ)を気に入っていただけた様子。
そうこうしてると、カミさんと立樹がやってきた。
早速、新しいテーブルでお茶をいただく。
前より広くなり、お孫さんが帰ってきてもゆったりとお食事できると喜んでいただいた。
広すぎず、狭すぎず、奇を衒ったところもない、ここのご夫婦のライフスタイルにマッチしたテーブルになった。我ながら嬉しい。
お茶飲んでると、窓の外に人陰、うちのおかん登場!!(おかん=母ということね!?)
軽トラ止まっていたので、見に来たらしい。
図々しくもいっしょにお茶をいただく。(もともとお母さん同士普段から遊び友達なんです。)
それを見て、立樹が窓の外を見ながら、「おじいちゃんいつ来るの?」
一同、笑。(ほんわかやなー!?)
なんせ、融通の聞くことで、後回しになってしまっていた仕事がひとつ納まり、喜んでいただきもしたので、まあよかった!!

かといって、まだまだ課題山積み…。
ホッと一息ともいってられない。
つぎのハイベッドのデザイン設計をしないといけないし、ミニスツールも木づくりしたままだ、納期のばしてもらったのに…。

さあさあ、がんばれ僕!!(馬車馬のように働け、こらぁ!! ペシッ!ペシッ!!)
今日はそんなとこ。


2/6
なんか疲れてるのかもしれない…。

最近、夜明かししてから日記を書こうとするじゃないですか、そんなときにふと起こったことなど振り返ると、これは昨晩のことだったのかもう一昨晩前のことだったのか、わからなくなってしまっていることがあるのです。
もう、毎日がめくるめく過ぎていってしまい、過去がどんどん遠くなっていく。
一年前のことなんて、こないだの事のようなんて思っていたのに、一年前のことがまるで何年もたったことのように思えてしまう。
これっていったい…。(やばー!?)

明日はどんどんやってきて、昨日はどんどん遠ざかる。
ちょっと不規則な生活のせいで時間の感覚がおかしいのかな?

どんなもんなんだろう?
みんなこんなもんなのかな!?

まあ、一日はちゃんと24時間あるので、特別おかしい訳でもないか…。

大丈夫なんだろう、きっと。今日はそんなとこ。


2/7
健康第一!!

朝がた、夜からやっていた「ロフトベット」の図面とそれを元にCADでおこした3D図をベースにイメージイラストを描いてお客さまにメールでお送りする。
ちなみにいまだにMiniCADを使っている。ビンボーなのでずっとバージョンアップできない。

そして「ミニスツール」の続き。(これも遅れてんなー!?)
レッドウッドの屑は肺に刺さりやすいと聞いたので、集塵機をちゃんと廻して作業しようとスイッチを入れるが、入らない。ちょっと見てみるとスイッチから一本線がはずれて見えている。断線だ。
あっちこっちに木を置いていて、それを片付けないと修理できないので、ちょっと後回しにして、取りあえずカラダに悪い屑をまき散らしながら作業する。(寿命がちょっと縮まったな!!)
プレナーとかの場合は、集塵機回しながらでないと、にっちもさっちもいかないが、丸ノコの場合は、それでもなんとかなってしまうので、つい作業を優先ってことになってしまう。ほんとはカラダが第一優先なんだけど、目に見えて悪くなったり、危険だったりしないことだとついこうなってしまう。
こういう小さいことが積み重なってカラダって壊しちゃうんだろうなー。(わかってるんなら気をつけろよ!!)

粉塵って、なめると恐いからねー。
はよ、集塵機なおそ!!
今日はそんなとこ。


2/8
なにがって…!?

夕方から、京都へいってきた。
9坪ハウスの展示会とそのオープニングを兼ねたデザイナーの交流会というのに参加する為だ。
その会自体は大盛況だったようで、狭い会場を居場所がないぐらい人が集まったのであるが、本当に身動きできないぐらい詰め込まれ、まるで満員電車、これで立食パーティーで歓談しろっていわれても、なにがなんだか訳がわからん。
東京から来ていたこの会の運営者で9坪ハウスの住人である、萩原修氏と少しお話しできたのはちょっとだけマシであった。
片道1時間以上かけて、京都まで来る意味があったのかと問われれば、正直『?』である。
たいがいはそんなもんであるが、だからといって、毎日おんなじ場所で、おんなじように時を過していっても、なにも起こり得ない。まったく起こらない訳ではないが、確率は非常に低い(と思う)。
なにか起きる事を期待しているのなら、ただ待っているより、自ら迎えにいきたい(と思う)。そのほうが、きっと確率も高くなる(と思う)。
だから、時には(というかほとんどの場合)結果として『?』のことが多い。
ただたまにそれが後から効いてくることもあるので、案外『?』でなかったりすることもある。(なんだか回りくどいなー!!で、なにが言いたいんだ!?)
要は、単に言い訳しているだけである…。(えーっ!!)
そんな事は実はたいした事でなく、
帰りの電車、夜も11時30分頃である。京都から小一時間乗り、南海電車であと20分ほど乗って最寄り駅に着くというのに、その発車駅である灘波駅のホームがやたらと騒がしい。
嫌な予感がして、アナウンスに耳を傾けると、どうやら途中の踏み切りで事故があったらしい。その為、現在普通になっており、運転再開まで相当時間かかるというのだ。
もう、ここまできてそんなことかよ!!
と思ったが、まあ、しかたがないし、軽トラを駅に置いてきているので他の線で帰る訳にもいかないし、他に方法がないのでここは現実を受け止め覚悟を決めて待つ事にする。
幸い、お酒も入って、ほろ酔い気分で、カラダもほかほかしていたし、程よく眠かったので、うとうとしながら待っていたのであるが、如何せん立っていないといけないのが、ネックではあった。
隣のホームに、回送電車が一台止まっていたのだから、これだけのお客さんを待たせているんだから、せめて暖をとれるように解放するぐらいの事をしてもいいんじゃないだろうか?
気がきかんとは、まさにこの事で、私鉄とはいえ公共交通機関ゆえそういう意識をもつ人々である。
そんなこんなで、どのくらい待ったのだろう。酔いより眠気のほうが強くなったころ、運転再開のアナウンスが流れた。
回送列車であったはずの車両に電気がつき、急遽臨時特急となるらしい。
どうせそんなことなら、もっと早くから開けておいてくれよ…。
なにはともあれ、ようやく帰れると電車に乗る。
うとうとして、最寄り駅を乗り過ごして…、なんて事になるともう一息、話としては盛上がるのだが、僕的にはもうそれはちょっと…なのでそんな事はないのだが、駅に着いて時計を見ると1時30分は優に過ぎていた。
まあ、朝まで待たされなくてよかった。(そんなんよう考えたら1時間程待たされただけやん!!おおげさなこっちゃ!?)

まあ、そうなんだけど…。
今日はそんなとこ


2/9
こだわりってなに…?

朝から、制作させていただくモノの場所の確認とイメージを膨らませる為に(そういうとカッコイイが、要は採寸にいっただけやろ!!)神戸のお客さまのお宅へ伺った。
それの後、せっかく神戸まで来たので、噂にきいた、なかなか売ってくれないこだわりのジーンズshopにいってみることにした。
なにを隠そうこの私(って、別に隠す事でもないやないか!!)、物心ついた頃からのジーンズマニアなのである。(物心ついたっていうのは嘘やな!?)
それはそのとおりであるが、それでも世間がビンテージ、レプリカと大騒ぎする前から、ジーパン好きが嵩じて、マニアモドキになってしまったのである。(ちなみに、一般にはジーンズと呼称するが、ジーパンが正解である。とここではあえて主張したい!!)
最近では、すっかり貧乏が身につき、衣裳にお金をかけられなくなって久しいが、ことジーパンにかけては、中途半端なものは履きたくないので、だからといって買う事もできず、もう何年か前に買った、ボロボロのジーパンを履きつづけている。というか、もう履けない直前である。(悲しい話やのー!!)
そんな僕なので、そこで即購入という訳にはいかないが、機会があれば欲しいものだと思い、実物を見んとお店へ行ってみたのだ。(要は冷やかしやな!!)
微妙に違うんだな、正しくは、見込み客になる確率が高い冷やかし客なんだな、これが。
噂にきいた店構え、外からは一切中が見えない。知らん人からすると一見何のお店かわからない。
小心者の僕には扉を開けるのすら勇気がいる。
せっかくきたのだからと、思いきって扉を開ける。
なんともいえない重い空気の店内、お客さんはいない。
入り口がカウンターになっていて、そこから店内へもうひとつロックのかかったゲートがある。さすがこだわりのお店である。
このゲートを越えるには、約束事がある。こだわりのラーメン屋によくある食べ方のルールみたいなものであるが、お互い気持ちよい時間を共有しようという、主旨で設けられているものなので、それは全然問題ない。こっちだってそういうつもりの仕事をしているのだから、共感すら覚える。
まず、カウンターに立てられた表示を読んでくださいといわれたので、それを読み、そのあと、別のシートを読んでくださいと手渡された。とそこはこっちも演出なのは手に取れてわかるから、ワクワク感が高ぶるので嬉しいもんであるが、それだけの高いハードルをこちらに求めてくるショップスタッフの女性の姿勢にちょっと疑問を感じてしまった。
ポケットに親指つっこんで、リラックスモードである。
えっ!?それって、はじめて逢う人とコミュニケーションとる姿勢とちゃうやん。
いくらアメカジだからって、あんたアメリカ人ちゃうやん!!
こっちはこんなに真剣に出されたもん読んでるのに。
やめときゃいいのに、口が滑って、指摘してしまった。(やめときゃいいのに。)
店のおねいちやん(下品な表現をお詫びいたします。)say.
「これがいつものスタイルですから…、これが気に入らないのでしたら、どうぞお帰りください。」と宣うではないか!?
驚いた!!見事な勘違いヤロウだ!!素晴らしく取り違えている。(失礼な表現をお詫びいたします。)
カチンときて、屁理屈のひとつも垂れてやろうかと思ったが、ここまできたらやっぱり見たいという弱気な僕と、ここで突っ張ってもめてもしようがないという大人の僕がぐっとそれを押さえ込んだ。(単に弱気なだけちゃうん!?)
たぶん、ここで帰っちゃう短気なお客さんもけっこういるんだろうな。
いっても演出なんだから、モノを見てみないとせっかく脚を運んだ意味がない。
それでも、もうひとつ納得できないまま、関門をくぐり、お店に入る。
噂どおりのアイテム、ジーパンもなかなかいいつくりで、アメカジ小僧にとっては涎もんがいっぱいである。
今風にいえば、ぶっちゃけ欲しいもんいっぱいあった。であった。(「ぶっちゃけ」って流行ってるのか?)
でもいえる事は、別に無理して買う気もないや!!である。(まあ、お金もないしな!!)
気持ちの問題なんだね、買い物って…。

御託上等、こだわり上等!!
そんな事は一切構わない。
でもやっぱり、人間関係をどっかに置いていっちゃダメでしょう。
ショップスタッフも含め、すべてがブランドイメージです。
そういいたかったんだと思う、彼女は。こだわり系にかけちゃ、こっちだって素人じゃないんだから…。
でもね、気持ちってそう簡単には伝わらないんだよ、他人には。
だから、言葉があったり、態度や姿勢があったりするんじゃないの。
まあ、そもそも伴っていないと伝わらないもんなんだけどね。

別に、お客さまだからとか、へいこらしろとも一切思わない。(お前がそうやん!!)

でもね、頑固なラーメン屋で頑固で無愛想なのはオヤジだけ、おカミさんは愛想よし。
だから、またラーメン食いにいきたくなる。(何の関係があるんだ!!)

どういうコンサルが絡んでいるのかはわからないが、全部ワクワクさせてくれる為の演出なんだから、マニュアル通りでも構わないとは思う。
プライド持って、自分のお店の商品を販売する事はすばらしい。
でも、勘違いしたらダメだし、上の人もさせたらダメ。
スタッフはブランドの顔かもしれないが、ブランド自身じゃないんだから…。

だって、頑固なラーメン屋で、まだうまいラーメンつくれない見習いさんがオヤジさんと同じつもりで頑固で愛想なしだったらやっぱ違和感感じるよね。

敷き居高くていいと思うけど、それに見合った精神性をもってないとやっぱだめでしょう。
僕が帰ったあとで、バックヤードでまた嫌な客やったなーとか談笑してたりするんやろなー。
そうなんだ、嫌な気分になったのは、僕だけなんだ…。(おいおい、勝手に決めつけんなよ!!)

まあ、単なる愚痴なんだけど…。(ながながとこんなところで愚痴ってか!?)
そう、愚痴ね、ぐ、ち。
なんか了見狭いと思われそう、とほほ…。今日はそんなとこ。


2/10
角丸

「角丸」稜線が丸く手触りよくなってるいわゆる丸面取りっていうやつなんだけど…。
家中、街中見渡してみても、だいたいのモノ(工業製品)の角は手当たり良いようにこうなっている。
かのMacの開発秘話で読んだ事があるのだが、ソフトで描ける基本形を検討した時に、四角、三角、線、丸等は当初より当たり前のように決まったのであるが、ある開発者の提案でその中に角丸が加えられた。その理由が、前述のとおりなのであった(と思う)。で、今あるほとんどのワープロ等で描けるグラフィックの基本図形に角丸は普通にある。
なんでそんな話をするかというと…。
ちょっとまとまった数の部材の仕上をしていて、その角を角丸君で仕上げていた訳。
角丸自体は、ルーターという機械で加工できるのでさほど問題ないのだが、機械で加工されたままではバリ等があって滑らかではなく手触り感も良くないので、そのまま仕上とできない。となると、角丸のひとつひとつをサンドペーパーでしかも手でしこしこと磨いて仕上げないといけない。
それが繊維方向ならまだしも、木口との境目だったりすると、バリが堅くて結構手間だったりする。サンディングする機械でやってしまえるのかもしれないが、僕が持っているのだと微妙なところで落とし過ぎたりして、ラインが崩れるのでちょっと使えないから、やっぱり手でしこしことやるしかない。
案外、こんなことなんだが手間に時間が取られるもんだ。
ただ、こんなことだからといって、適当にしてしまうと手触り感がまったく違い、完成度が数段変わってしまうので、ちゃんとやらにゃあならない。
それが、巷にあふれるプラッチックや金属の型押しなど工業製品の成形品の場合はどうだろう。
加工された時から滑らかなんである。
云ってみりゃ何の苦労もなく(そのモノだけみた場合ね、商品化されるまでのプロセスとかはここでは論外よ!!)、角丸は滑らかなんである。
で、世にある角丸のそのほとんどがそういう角丸である。(もう、なにがいいたいんだ!?)
現代社会の日常生活に置いては角丸が当たり前で、今僕がしこしこと磨いている角丸君も当たり前のこととして、人々にさほど気にされる事もないのであろう。
それは、それでそういうものだからそういうもんである。(どういうもんなんだ?訳わからん!!)
決して、せっかくこんなに気を使って、手間をかけて磨いているのにー!!少しぐらい気にかけてくれよー!!なんて、みじめったらしいことを声を大にして云いたい訳ではない。(いってしまってるやん!!)
角丸磨いてて、ふと思った…。

つまらん戯れ事に時間を取らせてしまって、すみません。
今日はそんなとこ。


2/11
洗濯機

こないだ不調だった洗濯機、頻繁に止まってカミさんがそのせいで不機嫌なので、買い替える事にした。
洗濯機を買うのは十年ぶりのことなので、取りあえず量販店に見にいってみる。
驚いた!!
どれをとっても欲しくないのだ。カッコ悪くて…。
カッコ悪いというのは語弊があるかもしれない。
洗濯機のくせにカッコつけ過ぎていて、うちの雰囲気にあうものがないのである。
一応、うちもじぶんちショールームという事で、洗濯機のある洗面所も人の目に晒される機会も多いのであるが、今はやりの洗濯機ごと隠してしまう式にはなっていないので、洗濯機も洗濯機といえどたかが洗濯する機械という訳にはいかない。
なにせハンサム君はいらない、マイファミリーちっくな器量よしが欲しいのだ。
しかし、世の中に、そういうものがほとんどない。
驚きである。
世のプロダクトデザイナー(というより、これはマーケッターの仕事だな!?)そんなことはどうでもいい、家電メーカー諸氏よ!!
こんな下手にハンサムな洗濯機ばっかりつくるから、みんな無意味な収納つくって隠さないといけなくなるんだよ。
ちょっと目を離すとこんな事になってるから世の中いけない!!(おい、おい、お前は何様だ!?)
木でつくれるのなら、自分でつくってしまいたいぐらいだ!!(おー、もう訳わからんど!!)
競争が激しいと機能に走るのもある意味しかたがないのかもしれないが、なんかちょっと違う気がするんだよねー。
そう思いませんか?

迷いに迷って、一日中電気屋さんで悩んだ(たぶんこの日一番長く滞在したお客さんであろう。)が、これが一番マシと思ったやつが在庫切れで入らないのでどうしようと思い、ふと横を見た時に案外こマシなやつがあったので結局それにした。(どこに目をつけとったんじゃ!?)

下手につくれるとつくれないモノを選ぶ時に大変なのだ…。
たのむでほんま。

一日潰れた…。今日はそんなとこ。


2/12
名古屋へ

昼から、前田大作氏と今年実現せんとする活動の打ち合わせの為、名古屋で落ち合う。
昨年末、横浜にいった時に会う予定であったが、いろいろあって、すれ違ってしまい、ここにきてようやく時間ができた。
そんな僕であるが(どんな僕やねん!?)、名古屋に向う近鉄特急に乗る前に、ちょっと時間があったので地下街でお弁当を買ったのだが、注文してからつくるところで、結構ギリギリまで待たされてしまった。
それでも発車に間に合う時間だったので、ちょっと急ぎぎみでホームへ向うと、なんと電車が走り出してしまっているじゃないですか!?
ええっと思い発車表示を見ると、なぜだか3分早いじゃないか?
なんでだ?と思ったが、理由は簡単、単に自分の思い込みで3分勝手に足されていただけである。(なんだよ!?)
一瞬落ち込むが、なんとしても行かない訳にはならないので、駅員さんにどうにかならないか聞いてみると、なんとか次の特急に乗せてもらえる手続をしてもらえた。いやはや助かった…。
時間のほうは、少し遅れるが、停車駅の少ない特急だったので、ものすごく遅れなくてそれもまた不幸中の幸いであった。
無事名古屋へ着き、大作氏と久しぶりの再会を喜ぶ。
いつ会っても爽やか好青年である。(こっちはどんどんオッサンになっていくというのに…。)
で、ゆっくり喜んでいられないので、移動する。
どこへ向うかというと、秋に名古屋に来た時に会えなかった宮本良平氏の工房である。
せっかく名古屋へきたのだから訪ねてみようと今回は事前にアポを取っておいた。
最寄りの駅から、ガイドウェイバスという、専用の高架軌道を走る変わったバスに乗り(しかもこのバス途中から、道路に合流するのだ。)近くのバス停まで。
そこから少し歩くと記憶に焼きつけておいた建物が見えた。(なんせ一度来てるからね!空振りやったけど…。)
氏が入り口で出迎えてくださった。
ようやくリベンジかなった。(リベンジってのもおかしいんちゃうん!?)
工房を案内していただき、いろいろお話しを伺う。
さすがWWM!!って感じである。
こんな言い方は失礼かもしれないが、アマチュアからの叩き上げっていうか、いろんなネットワークを持って、ご自分のアンテナでいろんなものを集めてきていらっしゃるので、いわゆる木工家とはちょっと違う、ご自身のスタイルを持っているように感じさせられましたね。すごい!!
結構長居をさせていただき名古屋に戻ると、大作氏が帰りのバスの時間まで残り少なくなってしまったので、名物味噌煮込みうどんを食べながら、本題である(筈の)話をする。
メールでできる話はメールでできるので、顔を突き合せていないとできない話をしておく。
これからますます面白くなりそうな予感である。
時間ギリギリになってしまい、デパ地下でお土産にういろうを買って、ばたばたとお別れ。
なんともらしくて、いいでしょう。
なかなか、刺激たっぷりの半日であった。
今日はそんなとこ。(お前仕事どうしたん!?)


2/13
仕事

たまには仕事もしないとね…。(って、いつもなにやってんねん!?)

もうあんた、2月半分終わりかけてるやん!!
どうするよ、全然仕事進んでないやん!?

嗚呼、もう春が来る…。
そして支払いも…。

どうしよう!?
こまった。

困ったところで、今日はそんなとこ。(で、どうすんねん!?って、こんな日記誰も読みたないって!!)


2/14
バレンタインデー

とは関係ないんだけど、このごろまた灯油とガソリンの値段が上がってるね。
やっぱり、中東情勢の影響なんだろうか?
その辺のややこしいところはちょっとわからないが、なんにしろ対岸の火事ともいってられないんだよね、ほんとは。
エネルギーしかり、食品しかり、よその国から輸入して、よその国へ輸出して成り立ってしまっているこの国に住んでいて、少なくとも、関わりあっているよその国の争いごとをよその国のことだと、まったく無視している訳にもいかないのだろう。
かといって、なにができるのかと問われれば、正直、具体的な答えは難しい。
いきなり目の前にある問題を全てほったらかしてそっちに行く訳にもいかない。
だけど、考えてみることぐらい、少なくともやっておこう。
なんなんだろう、戦争って?
これは僕の独断と偏見的解釈なので、ちょっとお許しいただきたいが、戦争って、無くならないんだと思う。
いきなりなんてことを云うんだと思われてしまうかもしれないが、もう少し聞いてほしい。戦争と云わずに、争い、諍い、競争としよう。
なにかを得る為だったり、なにかを守る為だったり、生き残る為だったり…、原始的に考えればそういう事って、生物としての遺伝子の中に深く組み込まれているものなんだと思う。
程度の問題で…、
だから、それ自体は無くならない。というか無くせないんだと思う。
ただ、戦争となるとそこで私利私欲という利権が絡んでくる。たぶんそういう利権で争うのは人間だけなんじゃないのかな?
戦争により、多大な被害を被る人々もいれば、膨大な利益を得る人もいる。
アメリカでミサイル造っているのは、ボランティアじゃないんでしょ?
飛行機つくったり、クルマつくってたりする会社が企業間競争の中でつくってるわけでしょ。
要するに、ミサイルは経済社会のなかで消費されてるわけだ、税金で購入されて。
でそのお金で、普通の社員の人は家族を養ったり、子供を学校に通わせたりしてるんだ。
アメリカが、中東でミサイルいっぱい消費すれば、それで、売上が上がっちゃう会社があって、ボーナスもらえる人達もいるってことだ。
そりゃ、戦争やめたくないわな。
そんで戦争始めるのは政治家で、政治には利権がつきものだし…。
でも、政治家選ぶの庶民だし、ミサイルつくって給料貰うのも庶民だし、ミサイル打ち込まれて死んじゃうのも庶民だからなー!?
戦争って無くならない、でも庶民の意志で止めることはできるんじゃないかなー?
せっかく人として、地球に生まれてきた訳だから、少し相手のことを思い巡らせてみる、思いやってみる。少なくともそれぐらい考えてもいいんじゃないかな?

少なからず、僕達だって、そんな利権にのっかって生きているんだと思うよ。
で、今の日本はどうなんだ!?
いいじゃん、もうお腹いっぱい。
で、少しスリムになりましょうよ!!

だんだん何をいいたいのかわからなくなってきたが、少なくとも戦争なんかで死にたくないし、僕達の子供の命を奪われたくない。人の命を奪うなんてまっぴらごめんだ!!
個人の情報発信力と収集力が過去に比べて数段発達した現代だから、とりあえずみんな言ってみようよ。

『戦争はやめてください!! No war!!』

地球なくなっちゃったら、明日の食い扶持どころの問題ちゃうからな。
今日はそんなとこ。(こんなときはimagineでも聞きませんか?)


2/15
チビ椅子

次の制作にはいる狭間でキリがいいので、ずっと前のカウプレ(ちなみに55,555番で11月の末のことでした…。)のご当選者へお送りする子供用の椅子を制作する。(いまごろやってるんか?)
ミニスツールの脚部をひとつ予備につくっていたので、それをうまく流用してデザインしてみた。(おいおい、使いまわしってことか!?)
いや、流用である。微妙に違うのだ。
デザイン次第で出来上がりはまったく違うイメージにできるので、それはそれでテクニックとしては大切な事だと思う。
で、椅子なので、背板をつけないといけないが、そこもちょっと面白い方法に気付いたのでやってみる。
なかなかカワイイ雰囲気の椅子になってしまった。(でたー!!自画自賛。)
やっぱ天災、いや天才!?(誰がじゃ!?)
僕って…。(それはないな。)

足元すくわれないようにお気をつけください。
今日はそんなとこ。


2/16
お休み

…なんだけど、なんか気が休まらん。
あっ、オープンルームだったの忘れてた。
事前に連絡もなかったし…、
そう毎月毎月、こんな片田舎まで人もこんわなー。
で、お休みって、ちゃんと割り切って休まないとあんまり休養とれないね。

ということで、お休みでした。
今日はそんなとこ。


2/17
巨大テーブル

午後から、とあるところからお話しがあって、とある旅館のリニューアルの際に入れるコの字形の超巨大テーブル(一辺約5mで天板幅900mm)に使うタモの巨大天板を見に大阪平林にあるとある材木屋さんへいった。
とあるところのかたが、その材木屋さんで板を見つけたので、僕はそこの材木屋さんに行くのは初めてだったが、よく前を通っていたところだった。
通りから見ると、土場が見えないので、会社の名前だけネットで知っていたが、ちょっと止まって入れる雰囲気ではないので、いままでずっと素通りしていたのだが、実際入ってみても、通りに面してるほうはなにもなくて(実際なにもなくはないのだが…)、通りひとつはいったところが事務所と製材所、倉庫になっていた。
案外大きなところで、在庫もたくさん持っていて、まだまだ大阪未知数だと我ながら無知を恥じた。
で、早速そのタモの巨大天板を見せていただいたのだが…。
倉庫に鎮座するその板、幅は600から800ぐらいなのだが長さが6mである。なかなか6mそのまんまの板というのは、探そうったってそうない。しかも乾燥材で…。
驚いたとともに、どうしようかいな?と思ってしまった。
この板を平面にして、ニ枚矧いで5m×900mmの天板しかも3枚仕上げてコの字に組まないといけないのだ。
どうすんねん。
図面見ていろいろ想像していたが、実物見るとさすがに考えてしまった。
どうしよう…。

見積もりとかいわれても、こんなの…。
しかも高いんやろうなー、こんな板。
おかげさまで板は支給になるので買わなくていいのだが、それでもなー。
どうしよう…。

人間生きているといろんな困難に出会うものだ。
おもしろい。
今日はそんなとこ。(って、で、どうすんねん!?)


2/18
ああ、仕事せな…

と思いつつ、仕事してない僕。
鬱だ…。
仕事はあるのに、めいっぱい。(ほんとかよ!?)
気が乗らないと、手が動かない。(なにを贅沢な事をいってるんだ。)
なんてヤ○ザな稼業なんだ。
取りあえず、目の前の仕事を片付けようと、チャイルドチェアの写真を撮って、発送の為の梱包をする。
これまた、丁度いい箱がないので、段ボール箱解体してつくりなおす。
さあ、準備万端と宅急便の送り状を書こうとして、気付いた。
メールに住所書いてないやん!!
出端挫かれた思いである。
しかたがないので、確認のメールを送り、返事を待つ。
お返事いただいたのは、夜になってからだったので、結局送れずじまいであった。
不備…。

※おねがい(おいおい、なにを突然お願いするねん!?)
なんにせよプレゼントご当選の際には、こちらからのプレゼントの送付を拒否される場合を除き、とりあえずお送り先ははじめにお知らせください。
ご協力お願いいたします。(って、ここでそんなこといってもなー!!そもそもオマエが確認してなかったのが悪いんちゃうんか?)

よろしくお願いいたします。(だから、お願いすんなって!!)
今日はそんなとこ。(って、今日はそれだけかよ!?)


2/19
和風

ステンドグラスを入れるフレームを制作していたのだが、当初シンプルーなフレームにするつもりだったのだが、ステンドグラスの絵柄と材とでにらめっこしていると、つい遊んでみたくなってしまった。
イメージが膨らんで、考えながら、つくりながら、具現化していく。
おおかた加工もできて、仮組してみる。
なかなかカッコイイ。
でも…、
ちょっと違和感が…。
なんなんだ!?この違和感は?

しばらく、にらめっこする。
あっ、
恐るべきことに気付いてしまった。

和風、Wahoo!!なのだ。
なんか指物ちっくなのである。(そんなことつくってる時に気付けよ!!)
お茶室にステンドグラス…。

それはそれで面白いのだが(えー、ほんとうかー?)、これがクライアントにどう受け取られるか?だ。
ちょっと調子にのってやりすぎたか…。(そんなことやってるから、いつまでたっても仕事進まんのじゃ!!)

結構面白いんだけどなー。

しかし、和風と洋風の違いってなんだ?
それはまた次の機会に考えてみることにしよう。(次の機会っていつなんだ!?)

では、また来週!!(って、なんか違うやろ!!)


2/20
わー、もう20日やん

(って、毎日日付け書いてんねんから、気付いてるやろ!!)
まあ、平たくいえばそういうことになるが、それだと話が膨らまないので、些細なことでも大袈裟にいってみることがここでは大切なのである。
「ロフトベッド」の木取りをする。
今回メインで使うのは、ハックベリーという北米材、日本の木だとエノキと同種である。
(最近、北米材が多いねー!?)だって、安いんだもん。しかも通常家具用材で流通しているものよりワングレード低いので、より安いのである。グレードといっても、節があるとか、傷があるとか、使いようで材としてはまったく問題ない。
そりゃ、こっちだって、保証書付きの国産広葉樹ガンガン使って仕事したいもんだ!!
日本の山にもまだまだ使える木があるなんていっても、そんなもん山から降りてこないし、山に籠った系の皆様
が抱え込んでしまってるんだから、詭弁だ!!
なんとかしてやるー!!くそー!!(おいおい、話がどっかいってるぞ。冷静になれよ。)
ということで、木取り、木取り。
木取り、木取り。
今日はそんなとこ。(それだけなのか…?)


2/21
何仕事した!?

朝から、材木屋の締めの請求なので、たまった伝票をまとめて入力。
2月入ってからの全然手をつけてなかったので、結構たまっていると思いきや、細かい金額で、ほんとぼちぼちの量である。
土木の資材を扱っていると、この時期年度末の公共事業の予算消化の為の工事で、ひと昔前は目が廻る程忙しかったそうであるが、昨今の不景気と公共工事の見直しで、いまは昔の有り様である。
無駄な公共事業で余計なお金、利権絡みのお金の動きが少なくなっているというのはある意味喜ばしいことで、土建国家というあり方が少しでも是正されているのかと思うところであるので、ひとつ役割を終えたのかもしれない。

そんなことで、夕方から、先だっての巨大テーブルを平に削るバーチカルプレナーという
機械を据えている材木屋さんが大阪の平林にあるということで、ちょっと紹介してもらい見積もりの依頼とそのすごい機械を見に(実は本当の目的はそれなのである。)でかけた。
でっかい機械で、フライス刃が5本(だったような…)並んでいて、幅1m、長さ9mまで削れるらしい。長さのほうは場所さえ許せばエンドレスなわけであるが…。
その機械で、平面と厚みを出して、ワイドベルトサンダーで仕上げて一丁上がりで、木端の矧ぎ口をとるのが、これまたすごくて、台車の帯ノコにフライスを据えてあり、台車に載せて帯ノコで挽い、フライスで面をつくるという。ちいさな木の工房では考えられないような設備である。
ちなみに天板一枚の工賃を聞いてみたら、驚くべき安さであった。
電動カンナと手ガンナ駆使してせこせこと天板削ってるのが悲しくなる。
でも味気ないよなー!!(そろばん弾くとそうもいってられないよな!!)
その後、ちょっと変わった材木屋さんも紹介してもらい、金に糸目をつけなければ、いい材料を入手できる経路を発見してしまった。(やっぱ世の中金じゃー!!)
その後、(その後その後って、もう。)今度独立してインディペントの家具メーカーを起業するという、若い職人さん(キャリアあり)にちょっとうちで手が廻らない仕事をお願いする為に会って話す。
26才で仲間と起業するそうである。
僕が26才の時といえば、雪の山形金山で杉の板担いでた悲しい過去ぐらいしか思い出せない。

嗚呼、また一日過ぎていった…。
今日はそんなとこ。


2/22
新年会?

お昼から、お客さまがお見えになったので、じぶんちショールームで打ち合わせ。
リフォーム会社の営業の方がネットで僕のことをしって、お客さまにご紹介してくださった。
この会社、自然素材にこだわったリフォームを中心にシフトしているそうで、まだ自然素材に関するノウハウというのが少ないらしい。
こういうときこそ、木の暮らし研究会のノウハウも活躍の場ができてくる。
なにか広がればいいのだが…。
夜、同級生の中村君ちにおよばれされているので、早めにしまって家に帰り、カミさんとチビ達連れて出かける。
同じ町内なので、ぼちぼちと歩いてでかける。
中村君ちに着いて、玄関にはいると、このあいだ納めさせていただいたエントランス3点セットがすっかり馴染んでそこあった。

嬉しいもんだ。
中村君とは、ほぼ一年ぶり、今日は奥様にお好み焼きをご馳走になった。
美味しかった。
今日はそんなとこ。(脈略ねー!!)


2/23
風汰の晴舞台

お昼から、上のチビ風汰の幼稚園の生活発表会を見に近くの公民館へ家族総出(といっても3人なんだが…。)ででかけた。
そもそも生活発表会などという大仰なお題目だと、なにをするのだかわからんが、要は演芸発表会である。(演芸発表会っていうものなんだなー!?)
彼は、合唱とピアニカ演奏とオペレッタ(オペレッタだぞ、オペレッタ!!な、なんなんだいったい?で、なにをするんだ、これは!?)をクラスのお子さま達と一緒に演ずるらしい。
本来なら、今日は木の暮らし研究会のイベントで見に行ってやれなくて、口にはしないがかなり残念がっていたようなのだが、これもなにかの思し召しなのか、都合により日にちが変更し、見に行けるようになったのだ。(なんかそういうふうになってるんだよね!?)
まあ見にいってみりゃぁ、あの幼稚園のイベントなので、いろいろつっこみどころはあるのだが、子供達はそれなりに一生懸命やっている(ちょっと言わせてもらえば、子供は常に一生懸命だからこそ、その指導方針なり大人のありかたってのは、やっぱり問われるところだとは思うんだよね。)ので、素直にそこに目を向けることにしよう。(って、なんだ、お前は教育評論家か!?)
まあ、しいて問題をあげるとすれば、他のクラスの発表時には、すっかりうたた寝状態な僕の親バカぶりであったかもしれない。(だから大人のありかたが問われるんだね!?)
で、ビデオ撮っていたカミさんが、「ビデオ撮ってるとちゃんと見れないから、三脚欲しい。」といっていたが、周りを見れば三脚立ててビデオ撮ってる皆さまがた大勢…。そのの場所取りの為、何時間も前から並んで、開場の時には混乱するらしい。なんだか…!?
確かにおっしゃる通りかもしれないが、ビデオに何を撮ってるんだ!?記録映像か?
そりゃ一部始終残っているほうがいいかもしれないが、だらだらとそんなもん残したところで編集する訳でもなし、誰が見るともしれない膨大なビデオテープの山が残るのだから…。
そんなもんなかった時は、写真の一シーンを見ていろいろ思い出を語るのがそれはそれでいいものだったというのはオヤジの戯れ言か!?
記録を残すことと、思い出を残すことは微妙に似て異なると思うんだよね。
なんでもありゃ、いいってもんじゃないだろ!!っていいたい訳だ。(はいはい、わかった、わかった!!)
そんなことは、さておき。(って言いながら、そうとう書いてるぞ!!)
風汰も、風汰なりによく頑張っていた(気がするので)、帰りに美味しいケーキを買ってみんなで食べた。(いつものように、お前が食べたかっただけやろ!!)
なんとも、ささやかな一日である。
今日はそんなとこ。


2/24
普通に仕事。

今日は珍しく普通に仕事をしていた。(おいおい、普段は何をしてるっていうんだ!?)
さし当って、書くこともない…。
「ロフトベッド」の木づくり。(まだこれからなんか?)
柱と側の長材をバンドソーでラフの幅取りする為、一度手押しで木端のむら取りをする。
で、幅取りしてから、手押しとプレナーで厚みをだすのだが、人乾材のクセ取りの為、少し厚みを残しておき。で、養生させる。
考えてみると、ニ度手間、三度手間なんだが、これやっておくと、無駄も少なくなるし、後の狂いも見えてくる。木という素材を相手にしていると当たり前のことなんだけど、経済活動としては、ロスということになってしまう。むづかしいところだ…。
わかってくださいダンナさま。(もー、また訳わからん!?)
今日はそんなとこ。


2/25
まあ仕事だな

アトリエ(っていうなよ、こっぱずかしい!!)の横に桟積みしている材料が、乾燥で暴れてバランス崩してしまい、後ろに積んでる列にもたれかかり、あわやなし崩しで、隣の民家の壁崩壊の危機になっていた。前々から気になっていたのだが、さすがにもたれ掛かってしまっては放っておけず、あれやこれやどけながら積みなおし、朝から面倒だ。(面倒っていうなよ!!)
まあ、おかげで使えそうな材も出せたので、ヨシとするか…。
その中で、おもろいスツールにできそうなケヤキの板を発見したので、急遽予定を変更しお年玉プレゼントのスツールの制作にかかってしまった。
まあ、思い立ったら吉日という言葉もあるので、今の仕事の兼ね合いもあり、完成までとはいかずとも、骨子ができれば後は合間でなんとかできる。
虫食いの耳付き材だが、あえて表にださず、裏見てビックリなんだこりゃ?ってのでどうだろう!?(どうだろうって、どうなのよ?)
脚は角材に丸ホゾ。目安をバンドソーで落しているが、角材から丸ホゾまでのつながりのテーパーを反り台ガンナで削り出しているので、結構めんどう。(面倒っていうなよ!!)
丸棒削ると、刃口の真ん中ばっかり凹むので、台なおす時にいっぱい削らないといけないので面倒。(面倒っていうなよ!!)

仕事って面倒の積み重ねか?(なんて自堕落な制作者なんだこいつは…。)
今日はそんなとこ。あーあ、日記って面倒。(面倒っていうなよ!!)


2/26
巡り逢い(ロマン歌謡かよ!?っていうよりロマン歌謡ってどうよ!?)

朝から、ロフトベッドの机の天板に使うタモの板(ロシア産だろうなー。)を引き取りに近く(クルマで5分程)の広葉樹専門の材木屋さんにいく。そこで、たまたまキハダの板が在庫の残りで数枚あるのを見つけた。
結構いろんなところで、半端もんを見つけてはお手ごろ価格で分けてもらったりしているが、キハダというのはこれまで巡り会ったことがなく、しかも、これ又いい値段だったので、これも縁かとまとめて唾をつけておいた。(オマエはマニアか?コレクターか!?)
そう、半端材コレクターとでも呼んでもらおう。(呼べへんちゅーねん!!)
ひとつのモノにいろんな木を使って、いうなれば雑木林みたいなモノづくりをする(なにを大仰に御託並べてんねん!?)僕にとっては、手持ちのバリエーションが増えるのは嬉しいことだ。(そろそろ木の話もネタ切れだしな…。)
キハダ、キハダ、何に使おうかなん!!
わくわく!!今日はそんなとこ(バカ…。)


2/27
月末やん!?

気付けば、(気付けば、気付けばって、いかに毎日ぼーっと過ごしているかってことじゃないのか?)2月もいよいよ終わり。って、ちょっと早すぎないか?(早すぎるもなにも、二日か三日少ないんやから、そりゃ早いやろ!!)
そっか、それで…。
って、そういうことじゃなくて、気持ちの問題!!

そんなことはさておき、もう月末ですよ、ホント早すぎ。
ハァー、もうどうしていいかわからない…。
この一月何をしてきたんだ!?って感じ。(そんなの日記読み返してみればわかるやろ!!)
そっか、ふむふむ、あんなことやこんなこと…。
えーっ!!あれは今月の出来事だったのか?
もう随分前のことのようなのに…。
やっぱ、早すぎる。
こいつは走馬灯のように、死期が近づいていおるということではないか?(そんな大袈裟な!?)
そいつはやばい。(だから…。)
(またそうやって、一日何もしなかったことを誤魔化そうとしてるんちゃうん!?)
そっ、そんなことは、けっ、けっして…、めっそうもございません!!
ささ、今日はそんなとこ。(慌てて締めんなよ!!)


2/28
あいやー、大変!!

もう今日で2月も終わり。
毎度お馴染み、「ちいさな木の工房だより」の編集。
兎にも角にも編集、編集。
風汰に頼んでおいたイラストをうちに取りに帰らないといけないのだが、ちび達起きてるうちだと、また引き止められてしまうので、寝てしまっているであろう時間を見越してうちに帰る。
時間的には、そんなに遅くはないのだが、カミさんが寝かし付けてくれてるのだろう、すっかり静まって明かりも消えたうちに入る。
晩飯食べたいので、カミさんを起こしにいくと、なんとまだ下のチビが起きていた。
しかたがないので、晩飯食べて、下のチビ寝かし付ける。
するとどうでしょう、気付いた時には…。
すっかり日付けも変わってしまっているではありませんか?
そうして、今月も発行が遅れてしまうのでありました。
めでたし、めでたし。(って、単に緊張感がないだけやろ!!)

今月はそんなとこ。


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