[diary]

ちいさな工房の毎日を綴ります。
題して

「ふつうの木工家?のふつうの日々」

■2002/9/1〜

9/1
輪〜、羽〜、わ〜、9月、9月9月、わ〜、輪〜、わ〜!!(しつこい!!)

なんとかホームページの更新を終え、なんとかメルマガ(あれをメルマガといわれても困るな〜!?)も発信し、なんとかかんとか9月を迎えることができてよかった。
今日は、チビ達連れて映画を見に行く約束をしていた、タイトルはもちろん「ハリケンジャー&仮面ライダー龍騎」(なんでもちろんなんだ!?)、じつは本人が一番楽しみにしているのだが、上映のスケジュールをネットで確認したところ、大変ラッキーなことを発見した。「毎月1日は1000円です。」なんだそうだ!!ここの映画館は、夜9時以降は1200円で見られるので、ひとりで行く時はそれを狙っていくのだが、ちび連れて行く時はその時間はちょっと無理なので、いつも普通料金か、200円割り引きのネットクーポンで見ている。これは、ラッキーだ!!(いっても700円のことなんだけどね〜。)
で、夕方4時からの回を見に行くことにし、念のため先にチケットだけ買いに、帰り道に映画館に寄った。さすが、安い日だけあって、ここにしては珍しくチケット売り場に人が並んでいる。並びながら他の映画のスケジュールを見ていると、ちょうど見たかった映画がギリギリ間に合うか間に合わないかのスケジュールだった。そこで、ひとつの賭けにでた、「売り場窓口に到達した時に上映に間に合えば、この映画を見よう。」どうせ見るつもりだったから、200円でも安いほうがいい。(しかしおまえ、賭けちゅ〜割りにはたいしたことないな〜!?)
こうなると時間との戦いである、刻一刻と時は迫る。
順調に列は進んでいるのだが、それでも遅く感じる。ひとりでそわそわしてる僕。
窓口はもう目の前、案内のお姉さんの段取りが悪い。
『そこ空いてるやないか!!あんたはそこ、あんたはこっち。』心の中の僕が叫ぶ。心の中で叫んだところで、いっこうに現実は変わらない。
そわそわ、そわそわ。(いい大人がなんともみっともない。)
ちょっと時間がオーバーする。『まだ大丈夫、予告編とかするからな。』自分に言い聞かせ、平静をたもたせる。
窓口に到着!!
「リターナー(あ、これ映画のタイトルね。)まだ間に合います?」と僕
「今、予告ですから、間に合います。」とお姉さん。

…やった!!
やったんたんだね、僕!!(またもう大袈裟な。)
ドーパミンが脳の中に充満している、爽〜快〜。(どう読むんやこれ。)
危うく、あとから見る映画のチケットを買い忘れるところであったが、そこはそこ、大人の役割もきちんと果たし、館内へ走る。
映画の内容は…?だが、そんなことはどうでも良かった。
たわい無い喜びにみち満ちた1日を送れただけで十分だ。
あとのことは知らん。
やはり、「人生、山あり谷あり。」だ。(しっかし、小さい起伏やな〜。)
今日はそんなとこ。(は〜、9月も始まっちまった。) 

9/2
早いもんで、もう二日だわ。

なんか、いっこうに仕事が前に進んでないような気がする。
「手押し車」もいつまでもつくってられない。
失敗したな〜!!
こんなに手間かかるとは…。
いまさら、値上げしましたとは言えないし。
まあ、こんなところで泣き言をいってもしかたがないのだが…。
(ここぐらいでしか泣き言もいえないのも悲しいもんだが。)
はじめてつくらせていただくお客さまなので、新規サービスということにしておきますか!?
これも何かの縁、どこかに繋がっていけばそれもよし。
繋がらなくてもそれも縁。
なるようになるさ。
(そんな悠長なことは、いっぱし飯食えるようになってからほざけ!!)

うぅ〜、はやくニンゲンになりた〜い!!
今日はそんなとこ。

9/3
いや〜、普通の一日だった。うん。

フツ〜に仕事した。
(仕事するのが普通ちゃうんか?)

そんな日もたまにはいいんじゃないの。
(たまにはって…)

普通かぁ〜、いいね〜。
(おいおい、そんなに普段普通じゃないのか!?)

普通過ぎて書くネタもないな〜。
(普通でも書くことぐらいあるやろ〜!!面倒くさいだけちゃうんか?)

ないならないで、それもまた善し。(笑)
(そんなまとめたって、誤魔化されないぞ。)

今日はそんなとこ。
愛読者の皆さま、つまらない日記で申し訳ございません。
(‥‥って、愛読者いるのか?)

9/4
ふつ〜の一日、二日目…。

「手押し車」の塗装も乾燥し、パーツを組み立て、隅々までチェック。
可動部もスムーズ、押手も引いてもいい感じ。
座面の三枚の板を革ヒモでつなぐのだが、左右の結び目の位置をあわせるのに一苦労。
昔ッから、結んだりするのってにがてだったんだよな〜。(なんせ蝶々結びできるようになったのは、小学校の3年生ぐらいだったっけ!?
会社はいった頃、エプロンのヒモ結んだら蝶々立ってるって、笑われたことあったもんナ、それまで、そんなことも知らんかったぐらいだからな。)
デジカメで撮影して、発送の為梱包。
これまた丁度良い箱がない、箱を二つばらして丁度いい大きさの箱につくりかえる。
(なんという面倒な…。)
そうはいっても、梱包しっかりしとかないと、せっかくつくったモノがお客さまのお手元で壊れていたなんて、笑えない。
箱無くなってきたな〜、またどっかもらいに行かないかん。
マスター柴田から、昨晩電話があり、イーゼルのことを聞かれた。(これまた唐突だ。)
じぶんちショールームので使っている小丸太でつくったイーゼルの話をすると、見てみたいってんで、持ってきておいたのを、見にきたのだが、これまた突然「これ500個とかって、つくれますかね〜?」「こんなもん500個もどうすんの?」
どうやら、なにかの販促用でチェーン店の店頭に置くモノの見積もりを依頼されてるらしい。
う〜ん、またこいつ頭の痛いことを持ってきたな〜!
僕の知る限り(某メーカー開発マーケティング部勤務経験あり)こういう販促物は、安い単価で叩かれて、期間が終わればゴミになるというのが相場で決まっているからな。
モノをつくる人間としては、できることなら関わりたくない。というか、自分が手をかけたモノがそういう目にあうのは堪えられない。
まあ、詳しい話を聞くと、そのお店のイメージと小丸太のイーゼルは相性が合わないだろうから、この話はこっちには廻ってこないだろう。
でも、金額にするとちょっと美味しいな〜。
でも、ゴミつくるのはちょっと…。(それはきれいごとちゃうんか!?)
う〜ん、考えちゃうな〜。(お前が考えたって、話が決まるもんちゃうやろ!!)

決まっちゃったら、う〜ん、どうしよう?(←アホ、捕らぬ狸の‥‥)
今日はそんなとこ。

9/5
ふつ〜の日、三日目(って、日常生活というのは、普通の日の連続ということじゃないのか!?)

次のにかかる『へらブナ釣りの道具入れるケース』(う〜ん、何のことだか想像できない。)のデザインを考える。
ちょっと具体的にいうと、黒柿でできたトレー(時価数十万らしい)を持ち運ぶ為の、アタッシュケースみたいなケースなのだ。
普通に箱をつくってもいいのだが、これも見せる仕様なので、ちょっとぐらいは気の利いたデザインにしてみたいし、頭を悩ませる。
だいたい煮詰まってきたところで、木取りの事も頭に入れて、図面におとし寸法を決めていく。
ふたに使う板(鏡板)は、とっておきの栃の縮み杢の板を使うのだが、寸法とれるかわからないので、先に大まかに木取りをしてみる。
板自体は大きいのだが、杢がある部分は限られており、一部ふけっている箇所もあり、また貴重な材なので無駄なく木取りたいので、これまた板を前に頭を悩ませる。
ブックマッチにして使いたいので、杢の流れも意識して、赤鉛筆で墨をつける。
とりあえず木取ってみたが、あとは割ってみないと結果はわからない。ここから先はヒトの意志の届かない領域だ。(なんか神聖な雰囲気がいいね。)
割る前にバンドソーの刃を交換、ちょっと息抜きに目立て屋さんへ丸ノコの刃などと一緒に持っていく。
目立て屋さんのお隣の木工屋さんと、久しぶりに時間帯があったので、お邪魔した。
いろんなお話をしてると、ついつい長居をしてしまう。いけないな〜。
時間が無いナイといいながら、時間を浪費しているのは自分だということに反省しかり。
かといって、時間、時間と追われているのもなんなんだけど…。
難しい問題だ、うん。
まあそういうことで、今日はそんなとこ。

9/6
今日も一日Macの前に座ってたのだ、う〜腰痛い。

木の暮らし研究会の季刊通信の編集作業。しっかし、前のやつ編集してたん、ついこないだやないか〜!?
3ヶ月ぐらいホントすぐ過ぎてしまう。節目節目の作業があると、ホントに月日の経つのがはやく感じられる。
紙面構成して、記事を書いて、写真をレイアウトして‥‥。
A3両面なんで、できたものを読む分にはどうって事ないのだが、編集するとなると、なかなかこの紙大きいのだよ。
発行する以上、読んでくださる方に楽しんでもらいたいしね〜。
文を書くっていうのが、なかなか大変、書き出しが決まらないとあとがついてこない。
書き出すまでが結構時間がかかる。
えっ、もしかして、こんなこと3ヶ月前にも話してないか?
ちょっと話を変えましょう。
唐突ですが、ムッチャ凹んだ!!
某テレ東のTVチャ○ピオンに出損ねた。
ちょっと前から電話で新しい企画の出場者の候補になって欲しいとオファーがあり(申し込んだのではない。)、プランの提出と、スケジュールの確認等あって、いよいよこれは…と内心ほくそ笑んでいた(なんか嫌らしいヤツ)ところだったのだが、今日、担当の方から電話があり、最終選考で残念ながら…ということになった。
そりゃ凹むって!!
なんにせよ、全国ネットのテレビにでりゃ少しぐらいはね〜。そりゃ、美味しいことも想像しちゃうからね〜。
名もない駆け出しなんだから、「テレビなんて、マスコミなんて…」などと、余裕かましてられない。
正直いって、心底残念だ!!
だだ、僕も、もう意外にいい年なので、こういう経験は何度かあり、そのときどきの結果のつながりで今の自分のありかたに至っていることも薄々理解しつつあるので、結果の必然性というものは極力受け入れることにはしている。
で、こういう時は、「未だ、その時ではない。」と自分に言い聞かせる(というか慰めてんだな。)。逆にいえば、その時がくれば必然的に事が起こる。
まあ、その為には、ただ待っていてはいけないし、なんらかの活動というものへの注力を怠ってはいけないのであるが…。(エライ大きいこというてんな〜、ちゃんとできてんのか?)
まあ、今回の「未だ、その時ではない。」は、このことが何を意味するのか?
のちのちの楽しみである。
理屈っぽいが(屁理屈やろ!!)、今日はそんなとこ。

9/7
なにしてたんやろ!?今日いちにち…。

えっと、通信編集してて、(って、まだやってんのか!?)
煮詰まったので、「アタッシュケース」に使う、栃の杢板挽き割って…、ってこれが、うちのバンドソー貧弱で、その上稀少材なので、気に気をつけて挽いたもんだから、むっちゃ時間かかった。(余談)
そうそう、年末に版画教室の講師をお願いしている、某郵便局長の坂本さんが、お近くにこられたからといって、わざわざ打ち合わせにきてくださり、打たてのお蕎麦(このかたそば打もご趣味)をおみやげにもってきてださった。(僕は自称そば喰いなので、これはうれしい!!)
そんで、夜は『北の国から』を見て涙し、続きをするかとMacの前に座ったものの撃沈、結局朝まで寝てしまった。
毎度の事、我ながら情けない、トホホ…。今日はそんなとこ。

9/8
遊んじゃった〜。

前々から、今日は『削ろう会』を見に行くことにしていたんだからしょうがない。
朝一に、アトリエの近所の中村さん(同級生の中村君ではない。)がピックアップしに来てくださり、出発!!(便乗なので、横に座っているだけで運ばれていく、ラクチン、ラクチン。)
道中一時間チョイ、途中少々雨が降ったが、会場のある「グリーンピア三木」に少し早めに到着。
オープン30分ほど前だが、会場に向かうと、もう既に出場者と見受けられる兵(つわもの)達が、ドアの前に…。中には前にテレビで見たことのある方もお見受けする。
もう待切れない状態の空気がなんとも言えない。
そんな間にも続々と愛用のマシンをたずさえ、人が集まって来る。いろんなところから来ているのだろう、遠いところのナンバーもクルマもちらほら。
ここから先は、話すと長くなり過ぎるので端折り。
しいて言うなら、鉋削りのF1グランプリみたいなもんで、やるとこまでやらんと、こんな薄い屑はでん!!というとんでもない大会でした。
併設の三木刃物総合展を見て、並ぶ刃物によだれがたらたら、う〜、有り余る程のお金があったら…。(でも、そんなにあったら研ぐのも大変!!)
近所で売っていないノコの替刃を見つけたので嬉しくて購入。(このぐらいの買い物はいいでしょう。)
会場の雰囲気を満喫し、お昼前には、会場を後にする。
途中、三木の道の駅に寄り、売店で刃物をみて、昼食。
帰り道、神戸を通ったので、高速を途中下車(途中下車って言うか?)し、木工家の岡田光司さんのお店を見に行くことにした。
何しろ思いつきの寄り道なので、なんとかランドのファッションマートとしか記憶になく、それを頼りに探すことに…。
なんとかランドをポートアイランド、ハーバーランド、と思い当たる順に廻ったが発見できず。
残るは六甲アイランド、最後の望みを託し、確認の為コンビニで地図を見る(もっと早くこの手段を取るべきだった…反省。)、発見!!ファッションマート。
喜び勇んで、クルマを走らせる。(正しくは走らせていただく。)
念願も叶い、(大袈裟やな〜。)帰途につく。
もうアトリエに到着という頃に、ケータイが鳴る。(正しくは鳴らない、バイブレーターがぶるぶるです。)
でてみると、チビ達の騒ぐ声をバックにカミさんだった。
「ウルトラマンのところいきたいんだって。」
忘れていた訳じゃないが、忘れていた。今日は日曜日、家族とのひとときを過ごす大切な休日。
しかたがない、もうちょっとやりたいこともあるが、自分だけ楽しんで来たのだから、これを無視する訳にもいかない。
アトリエへ着くや否や、お礼もそこそこに急いで家に帰り、すぐお出かけ。
それで帰れば、余韻のごっこ遊びで、ひと暴れ。
怪獣パパは、「やられた!!」といって倒れたまま深い眠りに…爆睡。
なんとも目まぐるしい一日だった。ふぅ〜、今日はそんなとこ。

9/9
なんとか送れた。

「木の暮らし研究会通信秋号」をイベントの案内等の兼ね合いから、今日中に発送までこぎ着けたいと思い、朝からなんとか編集を終わらせ、アンケートハガキ、封筒等印刷をし、本紙の印刷をしだしたとたん、マシントラブルに見回れた。
一部分シアンが乗らないのだ。しかたがないので、色の乗らないところだけモノクロとM,Y系の色で印刷できるように、レイアウトを急遽変更する。
印刷再開、ところが、しばらくするとエラーが表示され、電源再投入しろというではないか!?いわれたとおり電源を再投入し、印刷が始まるが、しばらくすると同じ表示がされる。しっかし、よくトラブるマシンだ!!なにもこんな切羽詰まった時に限って…。もう正直参ってしまう。
サービスに電話をするが、いつものとおり、出張料がなんたらかんたら、こっちは時間がないのだ。何でもいいからどうにかしてもらえるように頼んだが、待ってられないので、無理無理印刷を続ける。
印刷しながら、できたものから封筒に詰める。今日は井本氏が忙しく来れないので、ひとりで全部やらなくてはいけない。糊つけてると、マシンは止まり…、もうバタバタである。
なんとか必要枚数印刷し、封筒に詰め終えたときには、郵便局の受け取りギリギリである。慌てて荷物をまとめ郵便局へ向かう。

ふぅ〜、無事発送終了。
今日はもう何もする気が起きない。
終了〜、今日はそんなとこ。

9/10
ちょっといいもの見た。

まあ、基本的には普通の一日だったのだが…。
昼前にお袋から社長(オヤジ)に電話があり、僕にちょっとスーパーまで迎えにいってやってくれとのこと、何か大変なことでもあったのかと思いきや、原チャリ(原動機付自転車の別称)のキーをスーパーの店内で落してしまって帰れないのだそうだ。しかたが無いので、クルマで迎えに走った。
本人曰く、ちゃんと持っていたつもりらしいのだが、無いもんはないのである。
歳とってくると「つもり」が多くなるから、ちょっと自覚してリスクヘッジに努めていただきたいものだ。
夕方から、造園屋井本氏を誘い、レザーワーク作家の河野甲さんの展示会を梅田阪急まで見に行った。河野さんは僕が東京で同じ職場にいた方からご紹介していただき、3月のじぶんちショールームでの展示会にわざわざ遠方より脚を運んでくださったのだ。キャリアのある作家さんなのに気さくに接してくださり、ぜひ作品を生で見てみたいと思っていたのである。
車検が切れてる事を井本氏に話すと、奈良の現場からわざわざアトリエまで迎えに来てくれ、井本氏宅(堺市)にクルマを置いてそこから地下鉄で梅田へ向かう。
我々、泉州系のにんげん(要するに田舎者だな。)には梅田という土地は結構疎遠なところ(都会に出るならミナミと相場が決まっている。…うちだけか?)なので、井本氏だけが頼りである。
最終日の終了間近ぎりぎりに会場の6階美術画廊に着く。
展示している作品を見る。話には聞いていたが、すごい!!すごすぎる。
革でできているとは思えない、なんともいえないリアリティーのある作品達。
小動物なんか、今にも動きだしそうな雰囲気だ。
小さな作品も、大きな作品も、隅々まですごい緊張感をもっている。
これが本物だよ!!(僕がいうのもなんですが…。)
やっぱ、ホンモノ見ないかんとつくづく思う。
いろんなもの見て、モノの醸し出す雰囲気のレベルの違いというのを肌で感じたほうがいい。
河野さんも会場にいらして、芳名帳の名前を見て気付いてくださり、お声をかけてくれ、お話を聞かせてくださった。ホントに気さくな方である。
いってよかった。(そのかわり仕事進んでないやろ!!怒)今日はそんなとこ。

9/11
あれから一年か…。

昨年の今日、いつものように仕事から帰り、晩飯を食べながら何気なくテレビを見ていると、画面の向こうでビルに飛行機が突っ込んでいった。
あれれ…?
あまりに非日常的な光景を目にすると、人間は思考を失う。そんな一瞬だった。
僕が見ているのはニューヨークのビルに飛行機が追突して、確かそのことを報道している臨時ニュースだよな。しかし、そんな瞬間をタイミングよく撮影していたな〜!?
え〜、でも、もうビルから煙りでてたよな〜?
うっすらでている答えは、あまりに非現実的で我ながら認めることができない。
そんな一瞬にも画面の向こうが慌ただしさを増した。
「二機目の飛行機が追突したようです。」画面の向こうから聞こえてきた。
はっきりと答えがでてしまった。しかも最悪の…。
その後の事は、周知の事象である。
いとも呆気無く、国籍、人種、宗教を問わず、何千人もの命が失われた。
なんなんだこれは?
どういうことなんだ?
ちょっと簡単すぎやしないか?
あの人にも、この人にも、日常があり、家族があり、
もうすでに明日のことも考えていた人だっているだろうに…。
もう明日がないなんて、それも突然、日常の延長で奪われてしまうなんて、想像するのもいやになる。
確かに人が二人以上いると多少なりとも諍いは起きる。
それでも、なんとかやっていこうとコミュニケーションを取る。
どうしても合わない人だって確かにいるさ、それをなんとかやっていく為に知恵を使うんじゃないのかい?
ここまで、成熟した文明がなにをやっているんだろう。
地球なんて、大きいかもしれないが、それでもひとつの星なんだから、血を流す以外の手段をそろそろ身に付けられないものなのか?
この星の上では、明日生きられるかわからないほど、貧困に苦しむ人達だって存在する。
こんな暮らしをしている私達には想像しにくい、まったく持ってこのような発言にもリアリティーがないかもしれない。
それでも、今起こっていることがおかしなことだと直感できる。
おかしいよ、やっぱり。

う〜ん、主題がぼやけてきた。
とにかく、いろんなことを素直に感じられるように、感性はニュートラルにしておこう。
日記じゃないけど、今日はそんなとこ。

9/12
気持ち的に中だるみやな〜。

う〜ん、仕事が進まん。
なんや、月に一回ぐらいこんなこと書いてないか?
周期早過ぎ!!
スランプ率が高い。

しっかりせい、まったく…。
次々せなアカンことあるんだから。たのむで、ほんま。

う〜ん、そんなこといったって〜。

スランプは気持ちの問題!!
ちょっとがんばってや!!今日はそんなとこ。

9/13
亀の歩みだ。

「アタッシュケース」の箱の部分の部材を仕上げて組み立てる。
だらだらやってちゃいけないのだが、細かいディテールを考えながら制作しているので、煮詰まり出すと、前に進まなくなってくる。
本体の箱になる部材、側板のナラ、蓋になる鏡板のとっておきの栃を仕上げる。
特に鏡板の栃は見せ場にふさわしい、美しい杢の板だから、仕上にも気を使う。
カンナで削ると、キラキラと光が縮み模様を浮かび上がらせる。これこそ人智を超越した自然の美である。この板になった樹が何百年と生きた証。
「見て、見てこんなに綺麗なの見た事ないでしょ?」って、見せて廻りたいぐらい、ほんと綺麗な板だ。
はたして、これを活かし切ることができているのか?自分の未熟さを問われる。
そして箱に組み立て養生する。
さてこれからじゃ。
蝶番、把手、留め金をすべて木でつくってしまおうと思ってしまった。
いらん事思わんかったらよかったと後悔しても後の祭り。
どうしたものかと頭をフル回転。
ぐるぐる廻してみたところで、でないものはでない。
いや〜、我ながらいらん事思いつくなといいたくなる。
また停滞か!?
既に予算オーバーである…。(これも性かと、言い聞かせるしかないか!?)
完成がまた遠退く、亀の歩みである。(だめだこりゃ!!)今日はそんなとこ。

9/14
足止め喰らってます。

まだ「アタッシュケース」制作中。
留め金のプランがうっすらと見えてきたので、つくりながら考えてみる。
モノづくりというのは、往々にして、つくってみないと解らないもので、しかもこういう可動部分のある仕掛けというのはなおさらだ。頭と平面では、ああやってこうなる(筈)と思っている事が、ちょっとした誤算で、まったく見当違いなことになったりすることがある。その差を極力無くすのが経験値なのだが、はじめてつくるものの場合、どこかしら見えないところもでてくるので、ある程度のところからは、つくりながら考える。
しかしそうやって結局辿り着いたモノが、大昔からある仕掛けに酷似だったりして、ちょっとがっかり。
反面、へぇ〜こうやって考えたんだと思考のプロセスが解明できたりするのは、ちょっと嬉しい。
ちょっと気分転換に作業を変えて、組み立てた箱を昇降丸ノコ盤で本体と蓋に切断する。
合わせ目にノコがぶれた痕ができたので、きっちり閉まるように切り口を削りあわせる。
両側に保護用の板を取り付ける為の仕口を加工。
本体はカタチになってきた。
あとは細かいパーツ達だ。
まだまだ頭を悩ませそうである。
う〜ん、今日はそんなとこ。

9/15
いや〜、疲れた。

じぶんちショールームのイベントで積木遊びのワークショップ。
たくさんの子供達を相手にすると疲れる。自分とこのチビ達と遊ぶのでも疲れるのに、何人も一度に相手するとなるとなおさら。よその子だと気も使うしな〜。
それでも、新しい遊びを発見して楽しむ子供達を見ていると、こっちも刺激を受ける。
子供と接すると、いろんなタイプの子供がいるし、子育ても千差万別だとつくづく思う。てめぇんとこの子もろくすっぽ…なくせにこんな事をいうのもなんだけど、子供の言動、性格は親の育て方、家庭環境の影響大だなって子供達見ていると思ってしまう。
『子は親の鏡』よくいったもんである。改めて我々大人の日常の言動、生き方というものに責任、自覚を持たないかんと反省する。
今、ニュースになっている大の大人の起こす事件や事故、様々な不祥事の数々は、見、感じた子供達にどのような影響を与えるのだろう。
決して、無菌無臭の綺麗ごとがいいといっている訳ではない。なんにしろ程度の問題だからね。
ただ僕が感じるのは、なんか最近の大人の行いは、その程度を越えちゃってるんじゃないかってこと。ええかげんにしな大きなしっぺ返しに見舞われる。(もう既に見舞われかけてる気もするし…。)
なんか最近かたい話が多いな〜。(いいのか?悪いのか?)

話が変わるが、掲示板の最新の書込みが消えていました。
訳わかりません…。
サーバー側のトラブルではないようです。
推測するに、プロバイターのWebサーバーのレンタル容量が最近限界ぎりぎりになっていて、結構無理むりで使っているので、少しページを更新した時に過って上書きしてしまったのかも知れません。
もう数回掲示板消してしまった前科があります。その都度気を付けているのですが、掲示板のデータはサーバーに置いてあるのですが、毎日バックアップ取っている訳ではないのでそこが今回の敗因でした。
毎日ダウンロードしてバックアップか〜?
やはりそこまでやってないと管理人とは名のれ無いな…。
書込みくださる皆様には、なんといってお詫びしてよいものか?
管理とは名ばかり、申し訳ございません。

これじゃ、もう掲示板は閉鎖か!?
どうしよう…。今日はそんなとこ。

9/16
寝てしまったよ、一日…。

遅々として進まぬ仕事をしようかと、仕事場へ足を運んだものの、昨日からの疲れのせいか、頭がぼ〜っとして、いっこうに冴えない。(もともと冴えてはおらんやろ!!)
取合えず、メールの返事やらなにやらやっているが、自体はいっこうにすぐれない。
うとうと、うとうと…。
昼過ぎても、こんな調子なので、一旦帰投する。
昼飯まだで、腹を減らして家に帰るが、誰もいない。
おまけに冷蔵庫はからっぽ…。
もう外に出る気力もなく、そのまま横たわった。
…爆睡…
いや〜、疲れが取れない体質になっちゃってるね、まいった。
休日モードなんで気も弛んだんだと思うんだけど、若さがないよ、若さが!!
しっかりしてくれ。
何もしていないので、何も書けない。今日はそんなとこ。

9/17
どしゃ降りの一日

相変わらず「アタッシュケース」を制作している。(もう、儲けもなにもあったもんじゃない。しっかり「へらブナマニア」のお客さん連れてきてもらわないと…。)
試作した小物を本チャンサイズに落しこみ加工する。
だいたいひとまわり小さくしても強度は大丈夫だろうが、小さい分加工に気を使う。
丸ノコに送るのだって、ちょっとすると跳ねてどこかに飛ばされてうわ〜ん!!ってことになるし、もっと気をつけないと、指先うわ〜ん!!になってしまう。(不適切な表現をお詫びいたします。)
割に合わんでこりゃ。(もう既に合ってないやないか!!)
そんな調子で、一日ちまちまやってたら、肩がこってきた。
こんな時は、チェーンソー振り回してダイナミックなカービングでもしてなんか気晴らしを…って、そんなコト一度もしたこともないやろ!!
いつ終わるんや?なんか不安になってきたぞ。(おいおい、しっかりしてくれ。お尻をきめろ、お尻を!!)
不安なところで、今日はそんなとこ。

9/18
素敵なひとときだったな〜。

日中は相変わらず、「アタッシュケース」に手こずる。し、しかし、ゴールはもうすぐそこまできている。(ような気がする…。)
だが、じつは今日はそれどころではなかった。(それどころって、なんてことを…!!)
大切なお客さまを夕食にご招待することになっている。
遠方に住むメル友(メル友っていうのもなんだな〜?)が所用で大阪、神戸へ来るということで、「それじゃあ、ちょっと寄ってってよ!!」というのがコトの運び。
とある(とあるなんて回りくどい言い方もないんだが)指物師の4代目の若者なのだが、その育ちのよさというか、爽やかさというのか、そういう雰囲気がメールの文面を通しても感じられ、なんら不安を感じることなく、いきなりKAKU家恒例のお好み焼きパーティーにウェルカムなのであった。
前の用事が長引いたようで、少し(じゃないか!?チビ達待ちくたびれて眠ってしまっていたし)遅れてのご到着。こんな大阪の片田舎まで、よくぞ足を運んでくれたものだ!!
早速、上がっていただき、恒例のはじめましてのごあいさつ。
どうぞ、どうぞ、と4人(彼の奥様もごいっしょ)で食卓を囲み、新しい出合いにビールで乾杯。
カミさんのお好み焼き(横浜風味)を肴に話が弾む。
僕は、待ってる間にすこし飲んでいたので、既にテンションが高い。
実物もメールから感じたとおりのナイスガイ(ナイスガイって?)、奥様も素敵なかた。
実際には知らないことばかりなのに、なんか馴染みのような感じが不思議でいい。
人の出合いって、素晴らしい。(なんじゃ!?この道徳の教科書のような台詞は。)
時が経つのが惜しい、気付くといい時間になっていた。宿泊は神戸で、明日の予定もあることなので、宴たけなわお開きに。
去っていくクルマを見送り、部屋に戻ると、
爽やかな風が通り過ぎたあとのような心地よい空気を感じた。(なんか文章つくりすぎたな。ちょっといやらしいか?)
まあ、いいひとときだったってコトで、今日はそんなとこ。

9/19
うって変わって普通の日

昨日の余韻もわずかに残るが、いたって普通の一日。
「アタッシュケース」も残るは細かい作業の積み重ね。
ケヤキでつくった蝶番を仕込んで、開閉してみるとようやくアタッシュケースらしくなった。
ロック(これも木製オリジナル)の位置をあわせて取付ける。ますますそれらしい。
しかしなにかが足りない…。


そう、お気付きの方もいらっしゃるでしょう。
今の今まで、把手の話題がでてこなかったのです。
なにを隠そう、まだ手が着いていないのです。
う〜ん、どういうこっちゃ!?
よう考えると、把手つかな鞄にならんやないか!?
はあ〜あ、まだまだだな。

明日は、山歩きの会の下見に井本氏と京都の美山まで朝一からお出かけ。
起きられるのだろうか?不安が過る…。
今日はそんなとこ。

9/20
仕事なのか?遊びなのか…。

木の暮らし研究会の秋のイベント「森歩きの会(昨日は山歩きだったじゃないか!?)」の現地の下見に、京都府美山町にある京都大学芦生演習林へ井本氏と朝一から出かけた。
大阪からクルマで走ること、約3時間。方向音痴の二人、途中大きくルートを外れるが、なんとか修正。
峠を越える度、どんどん広がる田園風景。うちの周りもたいがい田園風景なのだが、ここまで山深くなると、その景色も半端じゃない。
今では珍しい茅葺き屋根の民家も残っている。
美山町に入り、それから更に奥へクルマを走らせる(なかなか着かないので、二人して内心ハラハラ)。ようやく、近付いていることを示す標識を発見、ほっとする。
そこからしばらく走り、入り口まで到着。
クルマを近くの駐車場に停め、まずはあたりを散策。
廃校になった分校を利用した木工組合の作業場があったので、見学。
分校の建物なので、大きすぎず、小さすぎず程よい規模だ。
こんぐらいの場所が近くにあったらいいね〜。と少々うらやましく思った。
うちの場所は借地なので、社長の引退と共に引き払わないといけないが、それもだんだん遠い話で無くなりつつある。『移転』次の少し大きなテーマだ。
そんなことはさておき、
早速、森を歩いてみる。
入り口で入林申請書に記入するがそこで、問題発生(って程でもないのだが)!!
利用する場所という項目のところで、僕達は取合えず来たがルートまで考えていなかった。もちろん、時間がないので本格的に山登りというつもりではなかったが、それにしても何も考えていなかった。(遭難したらどうするんだ!!)
井本氏が持っている本を参考に掲示しているルートマップを見て、運動不足の僕達の足と限られた時間でどこへいけるか検討する。
たぶんもっとも歩きやすいであろうトロッコ道を一時間程歩いて同じ道をまた戻ってこようということにした。(線路にそって歩いていれば、いかに方向音痴な二人でも大丈夫だからね。)
トロッコ道なので、緩急なく歩きやすい。
程なく木々に囲まれる。トロッコの入ったあたりはすべて杉の植林地であるが、あとから生えた下草や雑木も数多く、横には沢が流れていてなんとも心地よい。
こんなところ歩いたの何年ぶりだろう。やっぱ裏山とはちょっと違う。
小一時間程歩き、引き返す。
情けないことに、ちょっとしんどいじゃないか!?
二人とも日頃の不摂生を痛感。(こんなことで本番は大丈夫なのか?)
山をおり、昼食を食べようとお蕎麦処と書かれた茅葺き屋根の民宿に立ち寄る。
まさに田舎の古民家である。季節の良さと風景の良さすべてがタイミングよく揃いすごく心地よかった。
名残惜しいが、予定もあるので帰途につく。
クルマを走らせ峠を越えるごとに、今度はだんだんと街並が派手になっていく。市内で高速道路の渋滞に巻き込まれた時にはすっかり興醒めであった。
結局、井本氏に往復運転してもらい横に乗っていただけだが、3時間の距離そんなに遠くは感じなかった。
これからまた段取りが大変だけど、なんとか企画を実現させてまた来てみたいと思わせるいいところであった。
これは仕事なのか?遊びなのか…
今日はそんなとこ。

9/21
そんな毎日いろいろ無いわな〜。

昨晩は机の前で思いきり寝てしまったので、午前中に残りの仕事を片付け、材木屋の締め日なので請求書を出力する為、たまっている伝票を入力する。そんなこんなしてる間にあっという間に昼になってしまう。うわ〜ん、時間過ぎるの早過ぎ。
昼から「アタッシュケース」(これもなんだね〜!?)把手をケヤキの板に穴を開けてつくり、取り付け溝をほり、早速取付けてみる。
ちょっと不具合発見。鞄を平においた時に把手が畳めないのだ。ちょっと把手の幅を落し、当らないように調整する。
取合えず部品が揃ったので、アタッシュケースに組み立ててみる。
開閉の調子も良い、ロックもできる。持った感じもいい。
ご依頼主に連絡し現時点で一旦見に来てもらう。
しばらくして、ご依頼主があらわれたので、現物を見ていただく。
全体を隅々まで、上から下から裏からとナメ廻すように見ている。
デザイン学校にいっていたとき課題を和久洋三先生採点してもらった時を思い出した。
もうひとつなのだろうか?もうひとつ顔色が生えない。
一部分アールをもう少し取って欲しいといわれた以外は、特に問題はないようだが、全体としては、いいのか悪いのかはっきりしない。まだ完成していないので、最終的なイメージが掴めないのかもしれないが、なんともスッキリしない。
塗装する前なので、縮み杢にもうひとつインパクトがなく、ケヤキの赤とのコントラストもはっきりしないので、見た目の派手さが今一つ伝わらないからかもしれない。
取合えず、完成まで仕事はすすめるのだが、これ以上自腹を切ってまでつくろうという気は正直失せてしまった。おかしな話かもしれないが、覚めてしまったのだ。
パーツをすべて木でつくろうが、なんだろうが、細かいこだわりの部分は、あまり関係なかったようだ。
要するに見た目(他人に見せた時、)、派手で兎に角、目をひけば良かったのである。(そういうのは、生意気なようだが僕のつくるものとは世界感が違う。手前味噌だけど、このアタッシュだって十分シンプルでカッコよくって、お洒落だと思うんだが。)
本質的なことはどうでも良かったんだよ。というより、外見が派手だというのが本質なんだね。
どうやらすれ違ったようだ。そういえばこの人僕がつくったモノ(作風、テイストみたいなもの)ろくすっぽ見てないで僕に仕事頼んでいたような気がする。
もう、自分で使おうかな〜?にしちゃ〜、ちょっと大きすぎるしな…。
なんだかな〜。
これじゃまったくの自己満足じゃん。
このまま寝かしといて、熟した頃にまただしてくるか?
あ〜あ、やだやだ。これじゃ、来月飯食えないじゃん!!
どうしょう?マジで…。今日はそんなとこ。

9/22
こんな日は休み、やすみ!!


十時から、じぶんちショールームにテーブル見たいというお客様がお見えになるので、朝からチビ達連れてゴンの散歩をしに仕事場へ。もう病院連れていけないので、お腹に水が溜ってパンパン、息苦しそうで見ていて痛々しい。
お昼まで、お客さまのお相手をし、
昨日から、下のチビ立樹とウルトラマンのところへ連れていく約束をしていたので、昼飯食べて、昼寝して、夕方ウルトラマンのところ(某円谷ジャングル)へ行く。
ソフトクリームでもご馳走しようかと、チビ二人連れ売り場へ向かう途中、上のチビ風汰が、「いろんな種類のあるアイスクリームがいい。」とぬかしやがった。要約いたしますと、180円の普通のソフトクリームより、ちょいとお高い某三十一アイスクリームのほうがいいというのだ!!贅沢なガキ。
たまのコトなので、まあいいでしょう。ということでちょっと散財。(って何百円のことだろ、大袈裟な。)
うちに帰って夕飯食べて、日曜ロードショーでジェラシックパークやってたので、恐竜好きの風汰と見たが、途中で二人して寝てしまった。
ささやかな一日でした…。今日はそんなとこ、おしまい。

9/23
きょうは木工教室でした。


午後から、木の暮らし研究会(恒例?)の木工教室。
今日は、チビの公園友達のご一家も参加してくださるので、いつもと違い一家総出で出動。
チビ達はいつも置いていかれるので、一緒に出かけられるのが嬉しそう。
今回は、お彼岸と重なったせいか(ほんとか?)参加人数は6組とやや少なめ。
木匠のほうで準備してもらった部材が余ってしまった。(職人さん申し訳ありません。)
ここ数回、おかげさまで多くの方にご参加いただいているが、対応するスタッフがついていかず、バタバタしてしまっていたので、今回のように、少ないとすくないで、アットホームな雰囲気でやれるので、個人的にはやりやすい。
しかし、現実的な話でいけば、木工教室の会費で通信、運営費等を賄っている(手弁当なので人件費は無視)ので、次回の通信の発行に響いてしまう。(なんせ自転車操業な会なもので、)
11月の山歩き、12月の版画教室とあるが、案内も送れないじゃないか!?
あっちもこっちもどうにかせなアカンことばかり、頭が痛い。
アハハ…、
今日はそんなとこ。 誰か〜!? ヘルプ、ミ〜!! 

9/24
気分転換も大切さ!!

午前中、材木屋の締めの請求書を出力し、昨日の木工教室の参加者の皆様に集合写真付のお礼のお葉書を印刷しようとしたところ、プリンターの定着オイル(なんだかわからんが、カラーレーザープリンターというのは消耗品が多くて困る。)というのがないと言い出して印刷できなくなった。
しかたがないので、注文したが夕方のお届けになってしまうらしい。スタイルブックも印刷しようと思っていたのだが、それは後回し。
「アタッシュケース」も仕上げないといけないのだが、今週末に納品の「一枚板のフォトスタンド」を先にやってしまうことに。
同じ手間で何枚か一緒につくるとして、材を選ぶ。
シンプルな板と、耳付きの板のバージョンでつくりたいので、あれこれ物色する。
なかなかこれといったのに巡り会わない。(ないというか、インスピレーションがね…。)
そんなこんなしてると、この間木取りしたトチの縮みの残りが少しあったのを思い出し、引っぱり出して木取りしてみる。なかなか丁度いい大きさじゃないか!?
ここから数枚取れそう。
あと、耳付きの板のめぼしいモノも見つけて、木づくりする。
縮みの材をプレナーにかける時は、慌てて送るとすぐ目を掘ってしまう(しかも深い)ので、薄くゆっくり押す、掘ってしまうと眼も当てられないので、兎に角気を使う。
厚みをだして、長さを切る段になり、今度はどこで、どの長さで切るかで迷う。
写真の大きさくり抜いたときに、残った木目が綺麗で、全体のバランスのいい大きさを考える。これまたなかなか答えが見つからない。
答えが見つからないときは、ちょっと時間を開けてみる。オイルも届いて印刷できるので、後回しにしていた事をやってしまう。
あれこれしてる間に、一日も終わってしまった。
なんてこった!!ふぅ〜、今日はそんなとこ。

9/25
くり抜きくり抜き

プロバイターのサーバー容量がいっぱいなので、レンタルサーバーを利用することにし、せっかくだからドメインも取ることにした。最初、日本語ドメインで「木の工房KAKU.jp」にしようとしたのだが、そこのサーバーは日本語ドメインに対応してないので断念。それじゃあ、英語しかないな〜!?木の工房を英語に直すと…、工房って、なんだ?w
orkshopか?(辞書引けよ!!)なんか英語にするとかえって訳わからん。いっそのことローマ字読みで「kinokoubou.com」でどうだ!?あまりにストレートすぎるし、なんだか長くていっぱい文字を打たないといけないから、もひとつか?
ちょっとドメイン検索してみると、使えるじゃない!それじゃあこの際、思いきりストレートでいってみるか。ということで、申し込み。(おいおい、簡単にきめ過ぎちゃうか?)
しかしサーバー移転するとなると、またひと仕事増えるやないか!!
検索エンジンの登録、リンクサイトの登録変更、リンク先への連絡…、あ、あたまが〜。
そんなことはさておき、「一枚板フォトフレーム」の作業の続き。
長さ決めも、うだうだ悩んでいてもキリがないので、思いきってカット。
切り抜く位置を墨付けし、トリマーにテンプレートでくり抜き加工する。くり抜いた残りの部材もあとで足に使うので、極力落さないように6mmのビットで加工する。細いビットなので、あまり一度に掘込めないので、結構面倒。
都合7枚くり抜いて、先に送る2枚を仕上げる。
足の加工までしてしまいたいが、隣が民家なので夜遅くなるとちょっと機械を廻せないので、手作業を優先。
はたして明日の発送に間に合うのか?
ちょっとピンチ!!今日はそんなとこ。

9/26
バタバタと焦りまくり

今日中に「一枚板フォトフレーム」を2ケ発送しなければいけないので、朝からちょっとバタバタ。(段取りもっと早くしとけばいいのに…。)足をつくって、仕上げて塗装。そのあとガラス、裏板をカットし、とんぼを仕込み、なんとかかんとか間に合いそうで、ひと安心。
中略。何もしてなかったという訳ではありません。あれして、これして、あんなこともあったし、こんなこともあったのですが、たわいの無い出来事なので…。(って、いつもたわい無いこと書いてるやんけ!!)
乾燥を待って、梱包。
足の使い方の説明用の写真を撮り、簡単にレイアウトして印刷。フレームを空で送るのも愛想ないので、雰囲気のいい写真を印刷して入れておく。
伝票と一緒に梱包、箱がないのでいつものように段ボール工作。
近くのクロネコに持っていき。発送完了、あとは荷物がちゃんと配送されるのを祈るしかない。(祈るとはまた大袈裟な!)
ちょっと安心して気が抜けた。(気を抜いてる場合じゃないヤロ。)今週もう1件「フォトフレーム」2ヶ発送しないといけないのだ。緒事情により、土曜の昼から、婆さん(母)還暦お祝旅行に連れていかれてしまうので、今週はもう時間がない。ほかにあれもして、これもしなければいけないし…。
しかし、眠い。
う〜ん、時間も欲しいが、寝なくていい体も欲しい。
しかし眠りという根源的な喜びを失うのはちょっと…だな。(くだらんこと云ってる間に寝ろよ!!)
そんなことで、寝る。今日はそんなとこ。

9/27
バタバタと焦りまくりPart2

諸事情(昨日の日記参照のコト)により明日、明後日ほとんど仕事ができないので、今日中にいろいろ片付けないといけない。
木の暮らし研究会の次のイベント「紅葉の芦生の森を歩こうよう(笑)」「木版画 DE 年賀状」の案内のDMをつくって発送。
「ステップアップ木工教室」の参加者の方への参加案内をつくって発送。
「一枚板フォトフレーム」を2ヶ仕上げて発送。
主にこの3点は明日の昼までに済ましてしまいたい。
ナニから手を付けていいものやら、頭の中がごちゃごちゃなので、効率良く動けるように段取りを考える。写真立ては明日発送すればいいし、細かい仕上と塗装なので、夜でもできる。木工教室の案内は落ち着いてからのほうがいい。ということで、イベント案内のDMから先に片付ける。
DM制作といっても、単にレイアウトするだけじゃなく、内容から考えないといけないのでやっかいである。スケジュールなどは決まっているが、案内にしていくと細かいところが抜けてたりするのだ。今回なんか、歩くコースを勘違いしていたことに気付いたりするから恐ろしい。
内容まとめて印刷、宛て名も印刷し終え、郵便局で発送し終えるともう夕方近く。
そういえば最近日が落ちるの早くなってきたね〜。そりゃ、もう9月も終わり、9月も終わり、9・が・
つ…。え〜、大変なことに気付いてしまった!!9月が終わるということは、10月が始まるということか!?(あたりまえじゃ!!)そして、明日と明後日は仕事ができない。残すは30日のみじゃないか!?え〜ん。(感の良いかたはお気付きでしょう…。感が良くなくても気付くってか。)
まあ、今はそのことを嘆いていてもしかたがない、とりあえずつづきを。
「フォトフレーム」を仕上げる。
なんか昨日と同じことしてるやないか!?と思う気持ちを抑え、同じことをする。
塗装を済ませ、養生。
さて、木工教室のあ・ん・な‥‥ばたっ!!ぐ〜、ぐ〜。(やっちゃったのね。)
はっ、どうしたんだ!?僕は。
い、いま何時?(あんたもう日付け変わって、夜中のおやつの時間やで。)
た、たいへん!!と案内をまとめはじめる。
コーヒー一杯で無理ムリ頭を働かせる。
う〜ん、かたかたかた。(キーボードの音ね?)
う〜ん、かたかたかた。(キーボードの音ね?)
なんとかかんとかまとまった、そして時刻は…。
昼まで時間は残りわずか、そしてまだやることが…。
や、やばい!!今日はそんなとこ。

9/28
のんびり旅行でも‥‥のつもりが‥‥part1

まずは昨日からの続き。
木工教室の案内を仕上げ、木匠の社長に内容確認してもらう為にファックス。
チョイ朝早いので、お返事いただけるまでの間で、フォトフレームの発送準備をする。
これ又、一昨日とおんなじことしてるやないか!?という気持ちを抑え…(しつこい!!)
しかし、ほとんど同じ段取りなので要領はいい分ちょっと早い。
梱包してると電話がブルブル、見るとカミさん。なんだなんだ!?とでてみると「お金が足りなくておむつ買えなかったから、帰りに買ってきて。」だそうだ。
何もこんな時にと言いたい気持ちを十分な予算を渡していないという反省の気持ちで抑え、「はいはい。」と二つ返事で答える。
そんなこんなしてると、木匠の社長からも連絡が入り、万事オッケ〜。(万事って、万事って!?)
案内印刷して、送付準備する。
昼前には、クロネコヤマト、郵便局と発送を終え、おむつを買いに近くのドラッグスーパーまで行く。丁度、チラシの品で安かったので、小喜び。(あ〜あ、小市民的だな〜。)
タイムオ〜バ〜(仕事は片付いたのか!?)で、仕事を片し帰宅。
一家勢ぞろい、チビ達6人そろいも揃って、騒がしい盛り。
クルマ2台で南紀白浜へ向かう。
僕の一家は姉一家のクルマに便乗、自分で運転している訳ではないのに、途中、というか出端から自分の町内で高速の入り口に行くまでの道に迷う。僕の名ナビのせいである、トホホ…。(どういうこっちゃ!?)
どうやら迷走からは免れられない運命のようだ。
その後は順調に白浜まで走り(お前、乗ってただけやろ!?)。そう、爆睡してる間にほとんど着いてしまっていた。(お義兄さんお疲れさまです。)
ホテルに着き、夕食までの間にチビ二人連れて大浴場へ。
うちのチビ達は大きいお風呂は初めてだ、僕もこいつら連れていくのは初めてだ、さてどうなることやら。
下のチビは、ママが来ないので途中ごねたがが、なんとかなだめすかし、連れていくが、大きなお風呂を見た途端おおはしゃぎ。プールか何かと間違えてるのではなかろうか!?
案の定、いとこのチビを見つけるや否や水遊びである。ほとんど他のお客さんがいなかったので良かったが、よそのガキが(あ、不適切な表現をお詫びいたします。)やっていたら、
たいがい迷惑な話だ。
さすがに二人連れてると、こっちはゆっくりお湯につかる余裕もない。上のチビもしっかりはしてきているのだが、しばらく眼を離すとまだまだエライことをしでかしてることがあるので、安心できない。
こんなところで日頃のカミさんの苦労を思い知るコトになるとは…。
こっちはのぼせるぐらいの時間チビ達はお湯遊びを堪能し、風呂をでる。
風呂に入ってどっぷり疲れが溢れだしたところで寝てしまいたいところだが、夕食の時間である。もうなんとも忙しない、いつもとたいしてかわらんやないか!?
個室の大広間で一家揃っての夕食。
ある意味戦闘開始である。
5才児男女二人、2才児男二人女一人、0才児女一人。わかる人にはわかっていただけると思うが、もうゆっくり飯喰ってる場合じゃないのだ!!
ここに書くのもつらくなるので、もう書かないが、「もう勘弁してください。」と何度でも頭を下げても構わないぐらいの状況であった。
やっとこさ部屋に戻るや、一直線でベッドに横たわり、そこからの記憶はない。
のんびり一家旅行の筈が…。今日はそんなとこ。

9/29
のんびり旅行でも‥‥のつもりが‥‥part2

唐突に始まる、旅行二日目。
朝食はバイキング。
質より量に徹して食べる。(とはいえ、普段の食生活から較べると質のほうも十分以上満たされているのである。)
「こんなもんお腹一杯食える機会はそうないぞ!!」(これ又ビンボ〜臭い発言やな〜!)とチビ達にいうのだが、まだその意味が理解できる処にいないので、いつものとおりの量しか食べない。なんとももったいない話である。
わからんヤツは放っといて、僕はありとあらゆるものを捕ってきて食べる。
朝から、フルーツやぞ、コーヒーだってインスタントじゃないぞ、卵だって、ソーセージだって…(な、情けない…。)。
しかし、モノには限度と言うものがありそうなものであるが、こういう軽食のバイキングというものはテーブルの前に座っている限り食べ続けられそうな気がして(現に相当食べている。)怖くなってきたので、キリのいいところでごちそうさまにする。時計を見ると結局1時間ぐらい食べ続けていた。
今日の予定は、(朝食だけで相当書いてるやないか!?この調子で一日分書くんか?誰も読めへんぞ!!)ホテルの近くの『白浜アドベンチャーランド』というサファリランドへいとこ一同(僕の姉妹の子供達)プラス親どもをお婆ちゃん(母)が招待してくれたので、そこで遊ぶ。
祖父さん祖母さんは、これ以上は付き合い切れないということで、チケットを親達に託しチェックアウトを済ませると、とっとと帰っていった。
で、我々一団は『アドベンチャーランド』へ向かう。
細かい話はキリがないので、省略。
アシカのショーを見ている時(これまた唐突に話が始まるな〜。)、前説で観客の中から一人を選びショーに参加できるというので、チビ達に手を上げさせた。僕はと云えばチビ達よりも自分がアシカに触ってみたい一心で手を上げた。司会のお兄さんと何度か目があったので目配せをして気を引く(大人ってイヤらしい。)、これはいけそういうと思ったところ、僕の前に座っていた姪(姉の娘5歳)が指名された、ついでに横に座っていた上のちび風汰も一緒。とたんに親バカモード全開である。
普段はろくすっぽ撮らないビデオカメラを構え、シャッターチャンスを(この場合シャッターチャンスとはいわんやろ!!)狙う。
ショーが始まりしばらくすると、お姉さんに呼ばれみんなの前に出て行く少し緊張気味の二人。
アシカと一緒にクルマに乗って走らせてもらい、中央へ。
「どこからきましたか?」司会のお姉さん。
姉の娘5歳曰く「…、マンション!!」
観客「…?」間を置き爆笑。
姉貴ご満悦。(こういうところに喜びを見い出すところが関西人である。)
素晴らしいセンスである。少なくとも狙って言った訳ではない(ハズ)、マジぼけであろう。子供ってすごい、侮れまじ…。

そして、アシカ恒例の輪投げをし、握手をする。(わぁ〜、アシカに触ってみたい!!うらやましい。)
うちのチビはおまけにチュ〜もしてもらっていた。(これは生臭そうでイイヤ!!)
アシカをバックに記念撮影、その間もアシカが後ろからじゃれついてきている。
出番が終わって戻ってくるも、少々パニクっているのか、こちらの場所がわからない様子。
なんともいえない表情の二人が戻ってくると、あたりになんともいえない生臭い臭いが漂う。うちのチビなんか後ろからじゃれつかれていたので、その後一日、頭から生臭かったのである。
アドベンチャーパークでの出来事を総じて云えば、僕は一日中、下のチビと追いかけっこをしていたようなものであったが、上のチビはいろんな動物見て、アシカに触っていい思い出になっただろう。
帰りは、ひ孫揃ったところで、帰り途中の母の実家にいる曾ばあちゃん(僕の祖母)にちょっと顔を見せによる。なかなか揃って遊びにいけないので、短い時間だったけど喜んでもらえてよかった。
帰り道順調で帰途につく。またも乗っていただけであるが…。
はたまた総じて云えば、子供って回復早くてうらやましい。クルマで30分も寝れば、家についてもまた遊び出す。もうつきあい切れない、お前ら疲れなさすぎ。
そのパワーちょっと分けてくれ!!
つ、疲れ果てた…。今日はそんなとこ。

9/30
つ、つけが廻ってきた…。

1日半ゴージャスに遊んだせいですっかりつけが廻ってきた。
もう9月も終わりというのに、ホームページの更新の段取りが全然できていないじゃないか!?
疲れも取れぬまま、日が登る前に事務所に入り、そこから延々と次の日が登るまでMacの前に座っていました。もう何も書くことが浮かびません。
思考を使い果たしました。10月号はちょっと出来が悪い。というか、サイトの引っ越しも同時にやったので、ネタもろくすっぽ考えてない。まったく持ってお粗末様でございます。ちなみにホープペービのアヂレスがかあわりました。(もうレロレロやないか!!)
http://www.kinokoubou.comです、かこいいでしょ。
そんなかんじで、きょうはこんなとこ。


ご意見、ご感想は掲示板でお待ちしております。

■木の工房KAKU■
e-mail : kaku@kinokoubou.com
All Rights Reseved,Copyright Woodwork planner KAKU

[home >>]