[diary]

ちいさな工房の毎日を綴ります。
題して

「ふつうの木工家?のふつうの日々」up-to-date >>

■2002/2/1〜

2/1
さあ2月、2月。まだまだ寒いですが、春はもう目の前!!今月も頑張っていきましょ〜
「ちいさな木の工房だより」2月号はご覧いただきましたでしょうか?今月も盛り沢山(また、手前味噌な…)な内容でお楽しみいただけると思います。まだのかたは、ぜひご覧ください。
「ローテーブル」の天板木づくり。
電動カンナで平面、厚みをだしたら、手ガンナで電動カンナの通り道の段差を消しながら、より平面度を高くします。(平面度っていうのか?)まず、荒仕込の寸六平ガンナ(アラジコのスンロクと読みます。木づくりに使う、厚く削れる調整をした、刃の幅が一寸六分=4.8cmということですよね?先生)で定規を当てながら、でているところを横ズリで落とします。平面になってきたら、かんなを中仕込にかえて、(僕の場合は、中仕込、上仕込兼用で使っています。普段は木づくりはプレナーを使うので、あまり中仕込という用途がないので。ホントはよくないんだろうな〜。)逆目があるので、裏金をいっぱいまであわせて木目方向で削っていきます。この板、木目が回っているところ(節やこぶ、枝分かれの叉の部分に木口の部分があってその辺の木目が複雑になったところのことだったかな?で、木口のほうが硬くて、削りにくいのです。)があって、刃が切れなくなると、ガンガン刃が当たってしまう。裏あわせているからよけいにたちが悪い。削っては、研ぎ。研いでは、削る。削ったところにつやがでてくる。回転刃物では、このつやが出ない。塗装をするので、あとでサンダーかけるのだけど、カンナ削りしたものと、そうでないものは、仕上がり感が微妙に違う。品がでるというのか、なんかそんな感じ。そう思い込んでいるだけかもしれないが、でも感覚的に違う。もう気持ちも問題だ。自己満足と呼んでくれ!!
でも、こういうことが感じ取れるひとに使っていただけると幸せなんだけどね〜。今日はそんなとこ。(おい、どこまで仕事進んだンや?)

2/2
お昼から、珍しくお客さまが見えた。
カウンタープレゼントの12,345番目をHitされたどんどこさんで、ご実家が僕とこのアトリエのお近くで、こちらへくる用事があったので、遊びに来てくだった。趣味で木工をされていて、かなりこだわりのヒトなので、ネットを介してのやりとりだけで、実際にお会いするのは今日がはじめてだったにもかかわらず、木工談義で盛上がった。社宅でお住まいだそうで、機械が使えないので、ほとんど手加工という作品のお写真を見せていただいたが、すごくこだわってつくられているのが感じられた。じぶんちショールームに場所を移し、お茶を飲みながら、僕のつくった椅子等を見ながら、なんや、かんやと時の過ぎるのを忘れてお話した。ふと時計を見るとすっかり夕方、お名残惜しいがここまでと、お帰りになられました。いや〜、仕事の事をうっかり忘れ、楽しんでしまいました。なかなか、専門的なことをわかってくれるヒトとお話する機会がないもので、つい嬉しくって…。今日はそんなとこ。

2/3
午後から半日、「ローテーブル」の制作。
スケジュールの事を考えると本当は、朝からやりたかったのだが、いかんせん人間が弱いもので…。朝から子供達の顔を見ると、日曜日にいきなり出て行くのも気が引けてしまい、ついつい相手をしてしまう。
ひとりでやっていると、融通がついてしまうので、こんなことになってしまう。つねに自分との戦いだ。それでも子供に加勢されてしまうと、悪魔の自分に軍配が上がってしまう。
強い人間への道もまだまだ果てしなく遠い。
「ローテーブル」納期には必ずやお届けいたしますので、ご心配なく!!今日はそんなとこ。

2/4
「ローテーブル」脚部ホゾ穴を掘っている時のこと、まえにお話したように、トリマーという電動工具に習い加工用のビットという刃物を使って加工するのだけれど、作業の途中で変な音がして、がたがたと刃が当たる感じのイヤな手ごたえがしだした。「うわ〜こんな時に故障かよ!!」と思い、すぐにトリマーを止めて、電源プラグを抜いた。(ここ何気なく書いてますが大事なとこです!!おかしいと思った時には、すぐにスイッチを切って、刃物を交換する時等、刃物と向き合う時には、必ずプラグを抜くのは自分の身を守る為の大切な習慣です。)ビットをみるとベアリングにがたがでている。そういえば、「ベアリングは消耗品です。」って書いてあったな〜。困ったことに交換する予備のベアリングはない。機械屋さんに注文するしかないが、すぐには入ってこないだろう。こっちは今日、明日どころか今すぐの話なので、しようがない、残りは手で掘ることにした。不幸中の幸いで、穴は3分の2ぐらい掘れているので、ゼロから掘るより話は早い。それでも相手はケヤキなので、なかなか手強い。ガンガン掘るが、刃が切れ止むのも早い。
も〜、たいへん!!それでも納期は迫る。今日はそんなとこ。

2/5
「ローテーブル」の制作作業も大詰め。脚のホゾを取り、テーパーに加工して、仮組。部材の素地調整をして組み立てる。
脚のテーパーを三面ずつ取る、墨付けして、バンドソーで墨線残しで荒取りする。この時の墨線は赤鉛筆で付けた、その理由は、アトリエが暗く、手元が影になるので見やすいのと、鉛筆をちょっと太めに研いで、0.5mm〜1mmぐらいの幅の線を引くと墨残しで荒取りすると、ちょうど仕上げしろ分が残り具合がいい。ちょっとしたことなんだけれど、ちょっといい。仕上しろを手ガンナで落とし平面にし、そして次の面の墨付け、以下同じ作業で3面をテーパーにする。
仮組して、調子を見、天板の裏を仕上げて、組み立て。
う〜ん、なんとか組み上がった、納期は間に合う。
あとは大きなトラブルが起こらないことをお空の星に祈るだけだ!!
今日はそんなとこ。

2/6
いよいよ完成。
一ケ所割れが気になるところがあったので、千切りを入れる。千切りというのは、ちきり、ちぎり、契といろいろよばれるのだが、蝶々みたいなかたちをした木片を割れを広がらない方向に埋木する、よくあるあれのこと。結構細かい作業なので、神経を使う。木片を型取って墨付けし、トリマーで荒取りし、ノミで仕上げて、木片をはめ込む。うわ〜文にしたら、こんなに簡単。実際、こんなに簡単にできたらいいのに〜!!
天板を仕上げる前にお湯で拭き、毛羽をたたせる。乾いたら、仕上のカンナをかけて、素地を調整する。小割れ、腐れの補修もこの時にしておく。で、塗装。
あとは、明日の納品を待つだけ。今日はそんなとこ。

2/7
納品してきました!!
夕方から、納入先の大阪市内のデザインオフィスへ。久しぶりに、大阪市内へ、しかもクルマで。都会ってクルマ停められないから、僕の住んでるところだと、大体電車にのって都会へ行くもんだから、クルマで大阪市内を走ることって滅多にない、ほとんど無いといってもよい。都会をクルマで走ること自体は、大都会での生活経験があるので、まあ、大丈夫なんだけど(ほんとか?)、土地カンがない。電車だと駅を調べれば、路線さえ乗り間違えなければ、とりあえず勝手に目的地まで運んでくれるが、クルマとなると、そうはいかない、自分で目的地まで辿り着かないといけない、誰も僕をそこまで運んでくれない。地図で下調べをしていったのだが、地図とほんとの道路じゃ大違い、おまけに都会って、一方通行が多い、大きな道路のくせに一方通行なんてものまでありやがった。もう、地図を片手に大阪市内ぐるぐる回ってしまいましたよ。
なんとか、無事に(ほんとに無事と言えるのか?)目的地に到着し納品することができましたが、辿り着くだけで、すべての気力を使い果たしてしまった感じ。
どうやって帰ってきたのか…。今日はそんなとこ。

2/8
このところばたばたしていたので、なんか細かい仕事がたまっている。
仕事の切り替えをしなくてはいけないのだが、頭が回っていない。
あれこれしなくては、と思えば、思う程気が焦る。
することがあるのは、ありがたいことだが、気をつけないと、無駄な動きをしてしまう。自己管理、自己管理!!
眠い!!今日はそんなとこ。

2/9
午後から、朝日現代クラフト展に出品する椅子を搬入しに大阪南港のATCというところへいってきた。どうも、こういうナントカ展というのには、縁のない人生を送ってきたのだけれど、一度ぐらいは、経験しておこうと思い、応募してみたのだけれど…。さてさて、どうなることでしょう?
せっかく、昼間に市内にでたので、TRACKへいってみた。いまや誰もが知る、大阪発のハイセンス、カリスマインディーズ家具メーカーになっているが、スタートは、僕達と変わらない小さな工房からだ、いろんなファクターが揃って、ここまで大きくなり、まだまだ、進歩を続けている、すごいことだ。最近、また改装したらしく、せっかくなのでいってみた。建物の一階の工場はフル活動、数人の工員が慌ただしく作業している。2階のストックは、発送準備のすんだ荷物がいっぱい。3階のSHOPにも、このテイストを味わおうというお客さまがひっきりなしに出入りしている。この風景を、巷の家具メーカーのオヤジ社長さん達が見たら、びっくりだろう。
理由はともかく、いやはや、なんともうらやましい話だ!!今日はそんなとこ。

2/10
日曜日、一応お休み。
午前中、材木屋の犬の世話をしにいったら、お昼から、Dog crate(犬小屋)の引き取りにお見えになるというお電話をいただいた。いったん、お昼ご飯を食べに帰り、お約束の時間にあわせて、アトリエに行く。
犬小屋をお引き渡しして、帰り道、バレンタイン企画のチョコレートを受け取りに、ケーキショップ「ぱてすりーかいと」さんへ寄る。いつものことだが、お客さまいっぱい!!ここもうらやましいお店のひとつだ。いろんなケーキが並ぶショーウィンドーをみるとチョコだけ持って帰る訳には行かない。僕が、期間限定の「生チョコショート」、カミさんがお気に入りの「ミルフィーユ」、風汰が大好きな「ガナッシュ」、立樹は「チョコバナナロール」をそれぞれ選び買って帰った。
3時のおやつにみんなでケーキを食べる。う〜ん最高!!
あとは、お休み恒例、チビ達と怪獣ごっこ。
なんと、平凡な休日なんだろう。
た・だ・し、休んでいては、仕事は消化されない…。今日はそんなとこ。

2/11
朝いちの飛行機で、カミさんとチビ達が横浜のカミさんの実家へ行くので、関空まで送っていった。今日から、2週間独身貴族!!だからといってなにがある訳ではないのだけれど…。
見送って、その足でアトリエへ、このあいだ納めた「ローテーブル」の画像をホームページに掲載する為の作業。
お客さまから、カッコイイお写真お送りいただいたので、使わせていただいた。ぜひぜひ、ご覧ください。
お昼前、先日メールでお問い合わせいただいたお客さまからお電話が入り、「じぶんちショールーム」を見てみたいとのこと、今日これから。突然のことで、動揺してしまったが、カミさんが出かける前にキッチンを片付けていたのを思い出し、なんとかなると思い、来ていただくことに。あわてて、自宅へ戻り、準備する。準備といっても、みっともなくない程度に片付けて、お茶の用意をするぐらいなのだが…、基本的に生活感のあるショールームが売り物なので。(単にじぶんちの日常生活を見せてるだけとも言うが。)
お客さまがお見えになって、お話を伺う。
お隣の市にお住まいのかたで、よくよく伺うと、僕と同じ高校の出身(少し先輩)だったので、ちょっとびっくり。
また、アトリエへ戻り、バレンタイン企画の携帯ストラップを制作する。今日は、なんか特別冷える、しかも細かい作業で、座りっぱなしなのでよりいっそう。しもやけが悪化しそう。
特別なこともないので、業務の羅列。読んでるかた面白ないやろな〜。今日はそんなとこ。

2/12
バレンタイン企画の携帯ストラップを仕上げて、パッケージング、ラッピングしてクロネコで発送する。
木部の仕上は、研磨布を#240、#400、#1000の順に使って磨く。目が細かくなるに従い、だんだんピカピカになってくる。とにかく一点づつ丁寧に仕上げる。(いつものことながら手前味噌だが、客観的に見ると、ほんと「よくそこまでやるな〜!!」って感じである。)
表面仕上はイボタ蝋という自然素材のワックスを塗る、これ又ひと手間。携帯ストラップひとつにここまで手間をかけてどうする!!
ラッピングの素材にもこだわり、緩衝材にヒノキのカンナ屑(市販の緩衝材が意外にお高いので、自分でつくったとも言う。)、ラッピングペーパーに、知り合いのタオル屋さんからいただいたリサイクルのクラフト紙を使い、(これも市販のラッピングペーパーが高くて買えないからか?)リボンは、ラッピングペーパーとコーディネートした紙ヒモ(これは、ちゃんと捜して買ってきた。)と、ラッピングしたものを一見すると、これを開けたら綺麗にラッピングされたものが出てくるのでは?と思わせる程、ナチュラルテイスト(言い換えると、質素、素朴、貧乏臭い。)でいい感じになる。
すべてにこだわった、今回のバレンタイン企画。手前味噌ですが、大切なかたから、これを贈られたあなたは大変ラッキーなヒトです。
ぜひお返しに、ホワイトデースペシャルコラボパック(企画中)をお試しください。宣伝、宣伝!!今日はそんなとこ。

2/13
3月に「じぶんちショールーム」で展示会を開くことをホームページで発表してしまったので、その案内状をつくる。
今回は、マスコミ向けにプレスリリースなるものも送ってみようと思っている。マスコミといっても、家具、インテリア、建築関係のメディアなので数は限られているが、万が一、手に取っていただけるとラッキーなのと、こういうことをすると、僕自身の気持ちが盛上がるという、極自己満足的な理由で…。
案の定、文章をつくっていると、なんか、もういっぱしの家具工房みたいな気になっている、簡単なヤツ。
一般向けのご案内もご用意しております。道順地図も掲載しておりますので、TOPページより送付をご請求ください。
いっぱい宣伝しないと、こんな片田舎誰も来てくれないや!!今日はそんなとこ。

2/14
どうやら、今日はバレンタインデーだったらしい。
バレンタインデーのご注文いただいたお客さまから、お喜びメールをいただいて、気がついた。一昨日、商品を発送し終えて、僕の中ではすっかりバレンタインデーは終わっていた。カミさんと子供は横浜へいってるし、いまさら他の誰にいただくものでもないし…。高校生ぐらいの頃は、前の日からドキドキしてたもんな〜。でも結局は、肩を落として帰るのだけれど。
でも、お客さまからは喜んでいただけたようだし、昔から、あんまり縁のなかったイベントだけど、こんなふうに、違った角度から関わるのもいいものだ。
まあ、ちょっと大人になったのかな?今日はそんなとこ。

2/15
プレスリリース、本日発送しました。さて、手に取っていただけるものなのでしょうか?
日曜日の木工教室の準備。
今回の木工教室は、節のネックレスをつくることになっているので、ペンダントヘッドの部材をつくる。カラマツ、ヒノキの節を切り落としたものをベルトサンダーで大まかに整形する。限られた時間の中での作業で、特に、節の部分は硬く、研削整形が大変なので、一からだとちょっと時間的に無理がある。だからある程度までかたちを整えておいた状態のものを、あらかじめつくらないといけない。ちょっとした数なので、結構時間を喰った。それでも、楽しみにして、わざわざ参加してくださるみなさんの事を思うと、それもまた、やりがいがある。
せっかく来てくださるのだから、楽しんでいただきたい。その為に、できるだけの準備をしておく。
なんて、カッコイイこといっているが、結構手間です、はい!!今日はそんなとこ。

2/16
夕方、明日の木工教室の会場をセッティングして、木の暮らし研究会の運営メンバー3人で夕食に、そこにメンバーの経営するウッドデッキの工場の若い職人さんがひとり途中で加わり、4人となった。
その若い職人さん(25才)は、仕事にちょっと行き詰まっているようで、僕もちょっとお酒が入っていたので、久しぶりに熱くアドバイスなど、語ってしまった。彼は、工場の現場に入って5年になり、責任のある仕事をしているのだけれど、そこの工場では、機械工具による加工が主で、手道具による木工の基本工作があまり必要でなく、またそれができるひともほとんどいない為、基本的な手道具を使えない(刃の研ぎ、道具の仕込み、などなど)。そのことが、行き詰まりの原因のひとつと思っているみたい。で、そういう話を聞くと、ついつい、熱く木工や道具についての自分の体験談を語らずにいられない性分で、周りの迷惑ももはや眼中になく、ながながと脈略もなく独演をしてしまった。
周りの大人達の、あきれ顔はさておき、当の彼には、僕の熱い心だけは通じたみたいで、僕も調子に乗って、「覚える気があれば、仕事が終わってから僕とこに練習しにくれば?」なんていってしまう始末。
彼は、来る気満々。言ってしまった手前、あとには引けず、しばらくおつき合いすることに。おいおい、ひとに教える程の腕前か?
いや、きっと熱い心で、なんとかなるさ!!今日はそんなとこ。

2/17
午後から「木の暮らし研究会」の木工教室、9名のかたにご参加いただいた。
会場がいつもと違ったことの案内が、きちんと伝わっておらず、近くのいつもの会場にお越しになられるというアクシデントで、開始時間が少し遅れてしまった。ほんとにすぐ近くの会場だったので、案内に同じ地図を使ったのだが、それをパッと見で、いつもと同じ会場だと思われてしまったのだと思う、全く予想していなかった事だが、こういうことが実際に起こったので、全くの不手際だった。こちらが形式的に情報を送ると、受け取る側も形式的に受け取ってしまう、情報伝達の基本をひとつ学習した。今後の情報発信には気を付けなくてはいけない。
ちなみに、作業のほうは、木の節をひたすらに磨くという、恐ろしく単調な作業なのだが、ざらざらの節が、その作業を経て、だんだんとピカピカになっていき、最後に仕上げた時には、その美しさにみなさんご満足のようすで、感動の声も多く聞かれ、その様子を見ると、いつもの事だが、やってよかったと疲れも吹き飛ぶ。
吹き飛んだはずの疲れは、片付けが終わると舞い戻ってくるのだが…。
まあ、それはしょうがない。ええ歳になってきた訳だし、今日はそんなとこ。

2/18
必要に迫られ、スキャナーを導入。
最近、ビック、ヨドバシといった関東カメラ系家電量販店の大阪侵攻が盛んであるが、この片田舎にもその波は押し寄せており、ヤマダ、コジマといった、郊外型量販店の出店している。最近、(よく考えると、そう最近ではないが、僕の中では最近。)隣のまちにヤマダ電器の大型店ができ、一度見に行ってみたかったので、スキャナーを見に行ってみた。
行ってみて思ったのは、家電量販店って、ハッキリ云ってどこへ行っても同じだってこと。ただ、Macを扱ってる郊外店は、このあたりでは貴重な存在だが、G4を2台展示しているぐらいでは、僕を満足させることはできない。それより、なにが驚いたって、スキャナーの値段。基本的に全体的にみな驚く程安い。最近、デジカメがあるので、スキャナーの必要性がなく、僕の中では10年ぐらい前の300〜600dpiで10万円ぐらいしていたあの頃のままだったから、2万円出して1200dpiのスキャナーが買えてしまうなんて、本当にびっくり!!
こんなことなら、もっと早く必要に迫られておけばよかった。このぐらいの値段なら何ヶ月か頑張ればなんとかなる、躊躇せずに買ってしまいましたよ。
自分の知らないところで、いろんなことが起きている。今日はそんなとこ。

2/19
案内発送で、てんやわんや。(てんやわんや?)
せっかくのご案内だから、ハガキでなく、封書にしたもんだから、さあ大変。封筒だって、専用の封筒を使っている訳ではないから、プリンターで印刷する。その時宛て名も一緒に印刷するので、まあ、どっちみち同じか…。ただ、発送元が木の工房KAKUと木の暮らし研究会の2ケ所からになっていて、封筒もご案内の内容も違っているので、ごっちゃにならないようにならないように、段取りよく作業をしなくてはいけない。ただこんな時に限って頭の中が整理されてなくって、他の事が気になり、効率が悪くなる。いつもの事だが嫌になる、頭脳をキレを良くする砥石はないものか?刃物のキレは、最近ようやくなんとかできるようになってきたのだが…。今日はそんなとこ。

2/20
Windowsで、このホームページを見てみました。
実は、はじめてです。
あまりに見にくいので、びっくり!!
頑にMacユーザーなので、Win環境の事を故意に遠ざけてきたが、まあ似たようなもんだろうと思ってタカをくくっていたのだが、あまりに想像と違っていたのでビックリ。そもそも何の根拠もなく想像していたこと自体、我ながらビックリなのだが…。
いや〜、こんなにごちゃごちゃしてたら、見るの嫌になる。
よくまあ、こんな状態でご覧くださいなんて言っていたもんだ。ほんとに、自己満足の境地だ!!
世間一般のOSシェア率からいって、このページをご覧いただいているかたのほとんどは、Windows環境だと思うと、猛省しなくてはいけない。
本当に申し訳ございませんでした。
世間一般に情報を発信している以上、共通語を無視する訳にはいかないという、基本を忘れていました。
くやしいけれど、これだけは世間の流れに逆らえない!!
今日はそんなとこ。

2/21
お年玉プレゼント一等賞のスツールにようやく手をつける。
もうご存知でないかたのほうが多いかも知れませんが、年末にアンケートを募集して、抽選でお年玉プレゼントが当たるという企画で、その一等賞品が、オリジナルのスツールをデザインしておつくりするというものでした。当選が決定してから、ご当選の郡山さまと数回メールでやり取りして、一緒にイメージを固めていき、今月のはじめには、あとは制作という段階まできました。そして、ようやく制作にとりかかれる段取りに。
「スツールなんだけど、ちょっとテーブルみたいにも使えるといいな〜。」というコンセプトで、座面をちょい広めに、座高をちょい低めのミニ座卓という感じにデザインします。
座板はブナの片方耳付きのいい感じの板が、あったのでそれを使い脚はその板に直接ホゾ穴を掘って差し込んで、シンプルでシャープに見せるようにします。
とりあえず、材料を揃えて、木づくりまで。今日はそんなとこ。

2/22
スツール制作中、木づくりがすんだ材料を加工する。
座板にホゾ穴を掘るのだが、今回は丸ホゾを用いる。丸ホゾとは、読んでそのまま丸いホゾ。ドリルで開けた丸い穴に円柱形のホゾを差し込むもので、ウィンザーチェアなどに用いられている。
座板の裏に、ホゾ穴の位置を墨付けし、電動ドリルで穴を4本分、4ケ所掘る。
次に、脚の部材にホゾを取る。角材を穴にあわせて丸く削っていく、正方形から正八角形、16角形〜と角を落としていくと円形に近付いていく。削っては穴とあわせ、あわせては削りしながら、具合よく仕上げる。4本仕上げて、仮組するとなかなかいい感じ。
座面をどう仕上げるか、熟考。角を取るか、取らないか?取るなら、どう取る?丸くするか、するならどのぐらいの曲線にするか?どのぐらいの量を取るか?取り過ぎると座面が狭くなって、ミニ座卓にならないしな〜。etc,etc…。
この仕事って、へたすると、考える時間がつくる時間より長くなってることがよくある。見えないところなんだけど、重要!!このあたりの事って、できたものだけ見ても伝わりにくい。本当にいいものなら、見れば伝わるはずとよくいうが。そんなもんか?いや、これは僕のレベルが、そこまで達してないから伝わらないのだろうか?
見えない部分を伝えるのって、難しい。今日はそんなとこ。

2/23
メルマガで、展示会の案内を送信。
そうこうしてる間に、展示会まで2週間を切ってしまう。気持ちは焦るが、段取りが進まない。情報ばっかり発信しているが、当日誰か来てくれるのだろうか?ヒトには、「自分の中で区切りの意味でやってるから…。」なんて、ええカッコしていっているが、「誰にも来ていただけなかったらどうしよう。」と内心ヒヤヒヤしている。まだ、日にちは残っているから、できることをしよう!!
「スツール」の部材に仕上げカンナをかける。
ちょっと他の事で時間がなかったので、そこまで。
今日はそんなとこ。

2/24
朝日現代クラフト展に出展していた椅子を引き取りに。
何日か前に、自宅にハガキが届いていた、選外だそうだ、残念…。まだまだ、精進がたりない。
昼から大阪南港まで、クルマでひとっぱしり。
引き渡し場所へ行くと、同じ境遇の人たちがぞくぞくとやってくる。
これは、なんとも言えない雰囲気だ。
これはこれで、こういうことなので、おしまいにしておきましょう。
まだまだ、やらなイカン事がいっぱいある。
前向きに歩もう!!今日はそんなとこ。

2/25
夕方、チビ達が横浜から帰ってくるので、関空まで出迎え。
直前まで用事をして、そろそろ出ないといけないな〜っと思い、クルマに乗り込んだところ、ケータイが鳴った。でたらカミさん「今、着いたんだけど。」言ってる意味がわからない僕。なんで今、着いてるの? はっ!!とした。もしや…、「今、着いたんだけど!!」そう、そのもしやなのである、到着時刻を間違えていたのだ。僕は55分に到着すると思って、その時刻にあわせて段取りしていたのだが、よくよく見てみると、出発が55分で、到着が10分だった。最近よくある、この手のミス、ある数字がキーになってそれを思い込んでしまうこと。最近いろんなことを重ねて処理しているから、こういう数字が一度インプットされてしまうと、なかなか、訂正→上書きという処理がスムーズにいかない。ましてや、身内の事となると処理の優先順位が自然とあとのほうになってしまう。
兎に角、もうあやまって、待っててもらうしかしょうがない。出発時刻と到着時刻を、まるまる間違ってなかっただけマシか…?
いよいよやな〜。 今日はそんなとこ。

2/26
2月って28日までだった。
ばたばたと日々過ごしていて、ふと、カレンダー見ると、もう2月終わりやないか〜。あわてて「ちいさな木の工房便り」の編集に手をつける。う〜、もうなにをどうしていいかわからない!!
なんか今週、ろくすっぽ木にも触ってない気がする。展示会も想像はしていたものの、それを上回る手間がかかって、もう引っ込みがつかない、半端なことはできない状況になっている。
人手が欲しい!!でも、ヒトが動くと金が動いてしまう。
ナントカここを乗り切らないと、明日はない…。
今日はそんなとこ。

2/27
ちいさな木の工房便り編集中。
あんだけのちょっとしたページなんだけど、結構ネタをそろえるのが大変。構成はいつもおんなじなんだけど、内容を考えて、写真を揃え、無いものは撮影する。ちなみに、木の写真は、毎回撮影している。当面手元にある木で間に合うが、そのうちネタが切れる。こんなことやっていると、ひと月ってすぐだ。このあいだ編集してたやん、もう次のネタか〜!!って思うぐらい。ただ、その分反響もいただいているので、励みになります。
4月号のネタが無いので、みなさまからのご提案お待ちしています。(笑)今日はそんなとこ。

2/28
なんとか間に合った!!
ちいさな木の工房便り3月号、up終了。
メルマガの発信も完了。
ほっと一息。と言いたいところだが、日付けが変われば3月になっちゃう!!まだまだ、腰が落ち着かない。手も鈍ってきたような気がするし、まいったな〜。こんなんなんで、今日はそんなとこ。


■木の工房KAKU■
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