[ハイ&ロー脚]



いわゆる組替え脚のバリエーションとして、デザインしたものです。
三点接地というのが、脚として安定している訳ですが、これを応用することで、そのバリエーションは考えれば考えるだけ、その人なりのカタチというものが見いだせると思います。
今回の場合、三点接地の最たる形である三角形をベースに、その一辺を無くし、木組みの構造として相欠きを用いることで、扇子というか、菱の紋様のような一見和風に感じ取れるようなデザインがうまれてきました。

確かに、今までにあるカタチや手段を選択することは、安心感もあり、無駄な労力を使わなくて済むかも知れません。
ですが、制作者としてなにかをクリエイトできるということは、情報や知識などありとあらゆる引出しにあるものを、組合わせたり離したり、横から見たり斜めから見たり、大きくしたり小さくしたりしながら、イマジネーションを膨らませ、自分なりの答えというものを見いだし続けることではないかと、それをさせてもらえる立場にいる以上、それをし続けることを放棄してはいけないと、心に刻んでいたいと思います。




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