[メラピ:フタバガキ科:広葉樹/散孔材
板目写真
<板目>
柾目写真
<柾目>

南洋材に代表されるラワンやメラピというのは特定樹種の名称ではなく、地域で採れるフタバガキ科の樹種の総称なんだそうです。
南洋材といえば、お金にモノを言わせて、他所の森を荒らして伐りとっているようなイメージがあるのですが、それはあまりに偏見が過ぎるでしょうか?
昨今では、いろいろ問題視されてひと昔ほどはひどくないようですが、
すでに致命的なダメージを受けてしまった森も少なくないと思います。
その為、伐採が制限されたり、丸太での輸出でなく製材品、合板等の二次加工(でいいのかな?)品として付加価値をつけて現地収入を増やす傾向にあるようです。
国産材の現状や、地球環境へのグローバルな視点からいえば、できるだけ使用量を減らし、国産材での積極的代用をと思うのですが、現状を見る感じではそうそう言う程、簡単な問題ではないのでしょうね。
ただ、手前勝手な解釈かも知れませんが、地球全体の資源と考え、適材適所という観点で無理のない範囲で使えば、国産材との両立も不可能ではないような気もします。
ただ伐られてしまった木に対しては、国産であろうが南洋材であろうが、できる限り有効に活用してあげたいですね。


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