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									 「タモ」と一口でいいましても、ヤチダモ、アオダモ、シオジ、トネリコと、いろいろあるようです。 
										うちのあたりの材木屋さんで年輩の方は「タモ」ではなく「シオジ」と呼んでいるのをよく聞きます。 
										この材は堅木といわれる広葉樹のなかでは、比較的癖も少なく、軟らかいほうなので加工しやすい部類でしょう。環孔材なので木目もはっきりしていて、木工の初心者の方には、ホームセンターで売っている針葉樹からステップアップするのにお薦めだと思います。 
										素直な反面、ちょっと個性に乏しいという印象も否めませんが、木目がはっきりしているので、シンプルなデザインで見せたい時に用いると、その木目が程よいアクセントになります。 
										なんとなく、そこにいないと寂しいっていう人物っているじゃないですか?特に主張するわけでもなく、いなくなってから気付くような。なんかそういう印象なんです、私にすると。 
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