[ケヤキ/欅:ニレ科:広葉樹/環孔材]
ケヤキ板目写真
<板目、赤身>
ケヤキ写真
<柾目、源平>

ケヤキ並木など街中でも見かける、日本では桧、杉に並んでメジャーな木材でしょう。
木の工房KAKUのある大阪府岸和田市は地車(だんじり)祭で有名ですが、その「だんじり」が総ケヤキ造りなのです。
岸和田市内に「だんじり」を専門でつくる工務店が数軒あり、そこの大工さんのお話では「ここ(岸和田)は日本で一番ケヤキ(それも高級な)が集まるとこや!」そうです。実際、工務店が利用する製材所の土場には「農林大臣賞」なんて札の貼られたびっくりするようなケヤキの丸太が積んであります。
実際に加工する感じは、よく云われるように硬い木ですが、硬いが故にもろいといった感もあります。(超硬鋼と似ていますね。)ちょっと切れてない刃で削ると逆目は掘るし、欠けは出るし、かといって刃の通りが悪いわけではないというなんか気難しい材です。肥えたケヤキの赤身はヤニっ気がけっこう強くて丸ノコ、トリマーなどの回転刃物で加工するときに刃にヤニがくっついて難義するときもあります。においも独特のケヤキ臭さがあります。
仕上がり感はやっぱりケヤキという品のある、紅く木目が鮮やかで重厚な感じが「本物を知るダンディー(こんな言葉使わん)な紳士」の雰囲気といったところ。
一言でいうとちょっと手強いけれどやりがいありってやつかな?(これはケヤキに限らんやろ!)

■木の工房KAKU■
e-mail : kaku@kinokoubou.com
All Rights Reseved,Copyright Woodwork studio KAKU

[home >>]