建築時の思い出のページ


はじまり

 家を建てろというのは、突然の話でした。なんでも平成元年に公団で買った土地は、買戻し特約付きで、その期限が迫っているので家を建てて住まないといけないというのです。一軒家に住むなんてそれまでまったく考えたこともなく、お金なんか用意してるわけもありませんでした。それでも、建てなきゃいけない。

 最初は、当時住んでいたところの近くの新百合ケ丘展示場へ行きました。まず初めに目に付いた展示場の建築物を600万円位でという古河林業のモデルハウスを申し込みました。手付金10万円を払い抽選というものでした。またいくつかハウスメーカーを見て、パンフレットの仕様などの比較や値段を比べました。その中で、木下工務店三井ホームがいいなということになりました。が、三井ホームは高くて手が出ませんでした。

そこで、木下工務店と10万円の予約金を払った古河林業に具体的なプランの作成等を依頼することになった。

 展示場では、いろんなことがわかりました。当時の予算では、板の間は合板にしないとだめなこと。内壁は、安っぽい石膏ボード仕上げになること、100m2程度の小さい安い家は割高になること、などなどでした。
 うちの実家は、子供の頃から板の間なので、楓か桜あたりの板の間が絶対に欲しかったのですが。(そういう仕様は、ハウスメーカーでは、坪100万以上になるらしかった。)

 この時点でのだんなの考え:
1)家は純和風かな?
 評価:純和風は高くて無理。田舎の地元の工務店なら可能かも?でも東京在住じゃ探せない。値段的には、洋風になるみたい。
2)床は無垢の板の間だよね。
 評価:高くて無理。ぶわぶわしない合板もあるみたい。
3)お風呂はユニットバスはやだよね。
 評価:ユニットバスは、プラスチッキー。

 ある日、違うグレードの住宅展示場の木下工務店の家も見てみようと南町田駅前の住宅展示場に行きました。以外にも木下工務店に決めかかっていたのにそこで目に付いたのが藤和不動産のSEAという家だった。24H換気が標準装備で断熱気密がカナダのR2000規格のリーズナブル仕様というふれこみだった。とりあえず営業に話を聞いてみると、目的としている地域は、営業範囲外ということだった。がっかりであった。
 また、SXLの高級仕様もあった。それは、国産大メーカーの輸入住宅仕様で、すばらしい出来だった。そこで初めて、輸入の木製サッシというのがこの世にあることを知った。しかし、お値段も高く、「営業がうちは坪100万からですから」とさらっというようなものだった。
 SXLの外国風の家を見て、ふと考えたのが、新婚旅行でいったある島のことでした。
 建てるのだったら、これをモチーフに考えよう!そう思ったのでした。ふと思い出すとその当時住んでいたアパートの近くに気になる住宅がありました。ある日、その家のベルを勇気を持ってたたいて聞いてみました。なんでこんなに素敵な家なのか。するとそこは、サンタ通商が建てた輸入住宅だったのです。しかも築10年ほどでした。しかも、窓があのSXLで一目惚れした窓と一緒でした。
 ちょうどそのころ月刊ハウジングを買っていたので、サンタ通商のことは知っていました。
 月刊ハウジングには、輸入住宅コーナーのようなページがあり、その中でもメープルホームズインターナショナルのものが良いような気がしたので、電話で連絡を取り、六本木の本部まで出かけて見ました。
 これから話は急転直下になり建築した工務店を決めました。(でも今から考えると後悔しきり。)

一番最初にプランと簡易見積もりを頼んだハウスメーカー:

 見積もり時のプラン(左から木下工務店三菱地所ホームメープルホームズインターナショナル本部
 現在の家と全然違いますが、三菱地所ホームメープルホームズインターナショナル本部を足して2で割った感じになってると思います。

 輸入住宅にした理由:
1)無垢板の板の間
 評価:輸入の安い無垢板は、色が不ぞろい、仕上げが雑、節があるが、それでも無垢。
2)高気密・2重サッシ
 評価:国産に比べかなりの低価格で作りの雑さを考えても安い。
3)見た目がかわいい
 評価:純和風は高くて手が出ない。せっかく作るんだから、遊んでもいいかな。
4)地元企業
 評価:何かあったらすぐ来てくれる、展示場やCM代が無い分安いだろう。

建築時に思い描いたもの


 以下は、画像ばっかりです。かなり重いかもしれません。それに10年前のSONYのノーマル8mmビデオからの画像キャプチャーなのであまりきれいではありません。が、雰囲気だけでも味わえるかなとは思います。



よかった点


 急いで、建てた割にはまあまあだったかな。

失敗&後悔


 後の後悔先に立たずとはいいますが、ほんと後悔ばっかりです。

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