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ペイジ Page からワーウィープ・マリーナへはグレン・キャニオン・ブリッジ
Glen Canyon Bridge を渡り、ビジター・センター Carl Hayden Visitor Center
を右側に見てAZ98を少し行った所から右に折れる。 ビジター・センターからは9kmほどだ。 途中グレン・キャニオン・ナショナル・レクレーション・エリアの料金所
Fee Station で車1台$10.00の入園料を支払う。 もちろんナショナル・パークス・パス
National Parks Pass を持っていればここでも使える。
料金所をすぎると右側に何箇所かビュー・ポイントの駐車場があり、レーク・パウェルのすばらしい眺めが堪能できる。
交差点を右に曲がり(左はもう一つのフィー・ステーション経由でUS89号線へ、直進するとボート・レンタルへ)しばらく行くとボート・ツアーの表示があるのでそこを左折する。 ここがワーウィープ・ロッジとボート・ツアー利用者用の無料駐車場だ。 この先端にワーウィープ・ロッジ(右写真)がある。 このホテルはこのあたりで最も人気のあるホテルで予約が難しいと言われる。
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ボート・ツアーのチケット・カウンターはワーウィープ・ロッジのリセプションに隣接する。 2003年度のスケジュールは下記の通りで、料金は国立公園の中にしてはいやに高い。 なお下記の料金は税込み。 「A」は大人、「C」は子供料金。 子供料金は3歳から12歳に適用。 2歳以下は無料だがボーディング・パスをもらっておかないと乗船できない。。
コース名 |
時間 |
運行期間 |
料金 |
備考 |
レインボー・ブリッジ1日コース |
09:00 - 17:00 |
5月 1日 - 8月31日
(火木土曜のみ) |
A $115.29
C $75.79 |
ランチ・ボックス付き |
レインボー・ブリッジ半日コース |
08:00 - 15:00 |
4月 1日 - 10月31日 |
A $86.47
C $60.84 |
ランチ・ボックス無し
食べ物の用意を忘れずに |
10:00 - 17:00 |
6月 1日 - 8月31日 |
12:30 - 19:30 |
8月 1日 - 9月30日 |
13:30 - 20:30 |
6月 1日 - 7月31日 |
アンテロープ・キャニオン |
10:30 - 12:00 |
4月15日 - 10月15日 |
A $29.82
C $22.37 |
通常イメージしているアンテロープ・キャニオン探訪ではないので注意
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14:30 - 16:00 |
16:15 - 17:45 |
17:15 - 18:45 |
8月16日 - 9月30日 |
18:15 - 19:45 |
5月 1日 - 8月15日 |
ワーウィープ湾 |
11:00 - 12:00 |
6月 1日 - Labor Day |
A $11.72
C $8.52 |
12:30の便は最小催行人員に達したときのみ。 |
12:30 - 13:30 |
不定期 |
ディナー・クールーズ |
17:00 - 19:30 |
8月16日 - 9月30日 |
A $64.98
C $64.98 |
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18:00 - 20:30 |
5月 1日 - 8月15日 |
エクステンディッド・ナバホ・タペストリー |
09:30 - 12:30 |
5月 1日 - 9月30日 |
A $52.50
C $30.89 |
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13:00 - 16:00 |
料金を払い、色のついたプラスチック製のボーディング・パスを受け取る。
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ツアー・デスク奥、プール・サイドの桟橋へ下る坂道のゲート前が集合場所だ。 出航10分ほど前からチェック・インが開始される。 上甲板の良い位置に席を取るためには早めに並んでおくことだ。 チェック・インはそのボーディング・パスの色によってアナウンスされる。 すなわち「白のボーディングパスをお持ちの方、お集まりください。」と言った感じだ。 ゲートを通過したところでグループごとに記念撮影がある。 そしてかなり急な坂道を桟橋まで下りてゆく。 足の弱い人にはシャトル・バスも用意されている。
上写真はプール・サイドから桟橋を望んだもの。 ここが地球上なのかと疑いたくなるような景観はここで「猿の惑星」が撮られたことでも納得できる
右の写真がロッジ下の桟橋である。 前方右側に木造の小屋が見えるが、ここに先ほど撮影された記念写真が帰港時に展示販売される。
ボーディング・パスは船側まで持参し、乗船時に船員に手渡す。
船内にはトイレがあるほか、水、コーヒー、そしてレモネードが置いてあり、自由に飲める。 食べ物は船上では一切販売されていないので長時間のツアーの場合には必ず事前に用意しておくことにしよう。
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ガイド・ブックの中にはロワー・アンテロープ・キャニオンを安全に探訪する方法としてボート・ツアーを推奨しているものがある。 どう考えてもボートであのアンテロープ・キャニオンの特別な景観を見ることができるなどとは信じられない。 しかしペイジまでくるのには相当のエネルギーを要する。 次回はいつ来ることが出来るか定かでない。 私の推測が間違っていることもありうる。 ということで念のためこの1時間半のツアーに参加することにした。
乗船したボートはかなりの大きさだ。 このボートは左写真のように1階船室の上に上甲板が乗っており、操舵室は1階にある。 レインボー・ブリッジへ行くボートは上甲板上に操舵室があるため、進行方向後方に上甲板があり、そこにベンチが設置されていたが、ここのボートの場合は操舵室が1階にあるため、上甲板全体にベンチが設置されている。 そのため上甲板からの眺めはすこぶる良い(下写真)。
アンテロープ・キャニオンはマリーナの南東のアンテロープ・アイランドの南側、ダムからも10kmに満たないところに位置する。
レイク・パウェルに連なる峡谷の中にはアンテロープ・キャニオンの北側すぐ近くに位置するナバホ・キャニオンのようにその入り口から先端まで20kmにも及ぶものもあるが、このアンテロープ・キャニオンは規模がすこぶる小さい。 船はゆっくりと幅20-30mほどの渓谷をさかのぼる。 キャニオンの壁の色がくっきりと分かれているが、 上の茶褐色が本来のこの渓谷を形成する岩石の色で、その下の白い部分は湖水により変色した部分だ。 その白い部分の上端部がかつてのこの湖の最高水位を示している。 このことから現在かなり水位が落ちていることが容易に理解できる。
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ボートはアンテロープ・キャニオン湖終端部まで行き、そこでUターンしてワーウィープ・マリーナへと舳先を返す。 予想していた通りアンテロープ・キャニオンの非常に狭い渓谷の中に形成された幻想的な世界を見るためのツアーではなかった。 単純にフィヨルドのようなキャニオンを遡るだけのツアーだ。
したがってこのツアーはアッパーまたはロワー・アンテロープ・キャニオンを見、またレインボー・ブリッジを見てなおかつ時間が余ったときや、レインボー・ブリッジにはいけなかったがぜひレイク・パウェルの湖上遊覧をしてみたいと言う場合に試してみるとよいと言うくらいのツアーである。

上の写真は夕暮れ時のレイク・パウェル。 |
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